2013年8月31日土曜日

231「研修1」2013,8,30

 仙台天命塾の活動を母体にして7年前にNGO仙台テンメイが活動を開始しました。活動の中核をなすのは会員ですがその中でもお世話役、役員の方々です。会の目的理念を共有してその実現に協力し、各自の能力を活かして楽しい場と人類自然に必要とされる存在を目指してきました。しかし皆さんで研修会を開催した事はありませんでした。
 今回、8月24,25日で天命塾研修旅行会を初めて開催しました。テーマは縄文と宮沢賢治の世界で、講師ははせくらみゆきさんです。以下が研修会案内文の一部です。

 これからの理想世界へと実践して行く為に必要な、先導してくれる先人の叡智の代表である宮沢賢治氏に焦点を当て、賢治を育んだ、陸奥に残る縄文の精神、文化、賢治のイーハトーブ世界を体験して各自の本質のテーマに気付き、能力の覚醒を目指し、縁する皆さんと新たな出発、スイッチオンする為の研修会です。

「銀河のというのは、賢治さんの農民芸術概論にある銀河の透明な意思に沿う祈りであり、加えて、祈りは通常の意味の他に、意宣りが含まれているとのこと。そして、出発とは、個人個人の再出発だけではなく、銀河の意思に沿いながら、集合意識として出発する雛形をつくる旅となりそうです。もちろんのこと、あわのうたもうたってほしいとのことです。 …賢治さんは、今回の旅をとおして、どんなメッセージを発するのでしょうね・・?10代のころからの賢治ファンで、この仕事にはいったのも賢治さんの導きなので、とうとうこの時がやってきたのだと思うと、ドキドキします。  〜はせくら みゆき〜 」
「我ら皆共に虚空に旅立ち、銀河を包む透明な意志(石)と共に、皆を引き連れ歩もうではないか!」〜宮沢賢治〜

 24日は良い天気に恵まれました。仙台駅に9時に集合し、みゆきさんを仙台空港に迎えるべくバスは出発しました。しかし実は今回、バスのことで些か前日にやり取りがありました。
 いつも前日にバス会社から確認の電話があるのですが夕方になってもないので私から担当のSさんに電話を入れ了解の返事がありました。程なく本社から電話があり、今回は小型バスでなくマイクロバスで手配しているとのこと。えっ〜、それは困ると外注を含めて再度手配を検討お願いしました。30分後くらいでしょうか他社の中型バスを配車するので宜しくと連絡がありました。まずは事なきを得たと一安心です。
 仙台駅で待っていたバスはスカイブルーの一際目を引く車体です。宮沢賢治の銀河鉄道が連想されるバスです。これは後で分かったことですが、直前のバス変更はどうやら賢治さんの計らいだったようです。 
 みゆきさんを空港で皆で喜びいっぱいでお迎えして直ぐ名取農場に向かいました。O農場長以下数名の方々が、朝から農作業をしていましたので彼らをピックアップです。当然、みゆきさんにも農場を見学して下さり、心地良い農場の気、エネルギー、植物達との再会を楽しんで頂きました。
 全ての準備が万端整い、作りたての漬物、採れたてトマト、キュウリをバスに積み込んでいざ出発です。参加者18名を乗せて銀河鉄道スカイブルーは高速道路を北上開始しました。

 みゆきさんは今回巡るところは全て初めての地です。バスの車中で研修にあたってみゆきさんからご挨拶を頂きました。
「今回の研修旅行では何が起きるか分かりません。真っ白な状態で今日来ました。大阪は雷雨でしたが、その中でワクワクしていて、いよいよあなた達も本気ねと言ったら雷がドンと来ました。 
 今日24日から26日まで天からの波動が強くなり、ピークが明日25日です。ダビデの星の形、六芒星にある宇宙的エネルギーを使う時です。今回その形を使います。
 今いろいろな複合波が来ています。その為、今思う事、感じる事は100倍になって増幅されて返って来る状態です。善き想念も、悪しき想念も共に増幅するので要注意です。
 この時に感動と喜びを皆さんと共にしたいと思います。宇宙の人には感情や感動はあまりありません。しかし私達人間には感情があり、神の好奇心を持っていて、どこを膨らませるかでそれが加速します。
 今回はアセンデットマスターの宮沢賢治と縄文の遺跡を巡ります。かつての縄文時代は前期縄文と言え、今は後期縄文で、まだ縄文です。前期縄文のレムリヤ、ムー的なものがエネルギー的に劣化してきたのが現在で、それが極まると更に良いものに変容し変態するのが今、これからです。
 今度の旅では、大切なこの東北の地で深いメッセージを頂き、私達の中心にある縄文のスイッチをオンして、DNA12本を活性化して行きます。いろいろな気づきを得て行くことで多くのバイブレーションが入って来ます。しかし、不安、恐怖があるとそれが壁になり入りにくくなります。アホになって楽しむことです。この旅で魂の仲間達と合いたいと思います。
 今回の旅を行うきっかけになったのが宮沢賢治さんです。最後に賢治の言葉を紹介して旅をスタートしたいと思います。
「我等皆共に虚空に旅たち、銀河を包むこの透明な石(意志)と共に、皆を引き連れて歩もうではないか。」」

 高速道路を下りて大和町の中心部を抜けて、石神山精神社を左手に見ながら大和農場に向かいます。広い道を左に曲がった時にみゆきさんはエネルギーが変わったと言いました。そして橋を渡りここでも、何段にも結界があるのですねと。
 農場に着いてまずは大和亭を見学して頂き、この農場を私達が使わせて頂く経過を説明しました。そして畑を通り、まずは沢のお不動様に参拝です。 

 みゆきさんには沢から流れ落ちる小さな滝にある不動尊の奥の林に、しし神様が見えているといいます。しし神様のししは水の呪文で水の神、瀬織津姫のことで縄文神だそうです。しし神様は猪の毛皮を被っていて、皆さんを歓迎してくれているとのことです。御挨拶をして喜び感動を共鳴共振したいので何か響かせましょうという事で、あわの歌を歌う事になりました。





最初「あいうえお」を歌ってから皆さんであわの歌を歌いました。終わって皆で滝の水を頭、体にふりかけて清めさせていただきました。みゆきさんはこのようなあわ歌は初めて聞いたと感動して下さいました。以前聞いたものには違和感を抱かれていたようですが、1音、1音発する響きは自然に共鳴共振が出来たようです。
 禊ぎがなされ清まった私達全員が今、麻で出来た貫頭衣を着ているとみゆきさんは言います。
 しし神様は縄文の神のスピリットで、もののけ姫に出てくるような神ですが、そのしし神さまが「冠山で待っています」と言っていると言います。どうやら明日の冠山が重要ポイントの様です。清められ貫頭衣を纏い、これからの旅の準備が出来たようです。




 沢から戻ってまほろば舎では全員が中に入り、丸く輪になって座り、銀河と繋がるメディテーションの呼吸法を練習しました。
 銀河の中心、地球の中心へ呼吸と連動させながら意識を向けて行くものです。これを繰り返すうちに、身体の中心軸がジンジンして来ます。へそを意識しながらハートを感じ、愛のバイブレーションで身体を満たします。繰り返すうちに銀河と地球が自分になって行きます。これは賢治が銀河を自分に内包していたものだと言います。
 この銀河と繋がる方法は明日の大事な儀式で必要なものでした。ここでも明日の準備が全員に為されました。

 畑の中の白い石は私達を待っていました。みゆきさんはこの石に触れて情報を読み解き、メッセージを下さいました。
「この石はレムリアの記憶を持っていて、もっと大きい石の中の一つをここに収めたものです。縄文の時に分娩台として使っていたバースストーンです。長の娘など種族長の縦の血を継承して行く大事な物で、大事なところでした。
 石の形がムー大陸の形をして、記憶の石として崇められていました。継承するものはその精神、形です。そして石は掘り出されるべき人に掘り出されて喜んでいます。
 石に水をかけてほしい。(沢のお不動さんの水を汲んできて石にかけました)
 皆さん一人ずつ石の東北の角の辺りを触ってほしい。各自の固有情報が違うので一人ずつに転写したい。西の処には宇宙意識に目覚めた人に触ってほしい。しかし現世に不安がある人は触ってはダメです。西南の端の部位には長の大久保だけが触ってほしい。
 石はまだ完全に目覚めていませんので、徐々に目覚めさせて行く事が大事です。この石はピラミッドのキャップストーンと同じです。そして秋には畑の収穫物を献上し貢ことをして下さい。
 石の名前は「ますらおの鏡」です。思いの力が強く、増幅する力があります。男性の強い力でお産をすることでバランスがとれていたようです。オルメカ文明やマヤ文明などネイティブアメリカンの色々なスピリットが残っています。エネルギーが強いのでこれまで人を寄せ付けなかったし、ここには穢れた人は入れません。
 ここを覆っているのは良いことです。そして白い石の中に入れる人は選ばないとダメです。単なる興味本位の人だとその人が危ない。禊がなされないで入ってはいけません。
 バンブーハウスで覆っていますが竹や麻はプレアディスの贈り物です。
 今は白い石は2%だけしか目覚めていません。これを開ける事が出来る人、そして場が整ったらもっと目覚め開いていきます。万が一、地球がどうにかなってもこれは残るでしょう。ここは異界の入り口です。」
 




みゆきさんのお話に驚きと納得の私達です。今更ながらこの農場を使わせて頂けること、更にこのお与えを如何に活かさせて頂くか真剣に取り組む必要があります。
 農場での時間は2時間も過ぎています。しかし、今回の研修はこの地でのイニシエーション無くして諸々の準備、そして目的達成は不可能だったようです。時間を気にすることなく全てお任せの旅です。
 銀河鉄道スカイブルーは賢治が愛した種山高原物見山のモナドノックスへ向けて出発しました。