2016年7月16日土曜日

636「日本再生4」2016,7,16

 藤原さんの講演の最後にこれからの時代の変化を読み解くにあたり、配布資料の「米国が変わる、英国が変わる、いよいよ日本も変わる ~時代の大転換を乗り越える本格的日本再生戦略~」を使って説明がありました。
 その資料の始めに次の様にと記されてあります。
「米国では今までの政策を継承しない新しい大統領が選出されようとし、英国ではEUから離脱するかどうかの国民投票が行われる。こうした米英の根本的変化は日本に重大な変化を及ぼす。日本はこの時代に谷間で漂流しないために、自らの選択で未来を切り拓く必要がある。それは本格的な21世紀社会を先取りした戦略でなければならない。」
 
 そして言葉でこれまで時代の主たる価値観から、これから目指す新しい時代のキーワードの提示がありました。
(言葉の変化にみる時代の変化)右側がこれまでの時代 →左側がこれからの時代
 競争      → 住み分け
 利益      → 継続
 人工知能    → 人間の知能
 ビジネスモデル → 熟練
 経済優先    → 命>生活>経済の順に優先順位を確立
 統制      → 民主主義
 収奪      → 育成
 依存      → 自立と連携
 情報技術    → 人のコミュニケーション
 投資家     → 民衆
 巨大化     → 平準化
 効率化     → 持続可能
 移民      → 故郷に定住
 購買力     → 自給力
 短期的利益   → 長期的発展
 一極集中    → 分散
 均一      → 多様性
 外形的幸せ   → 内面的幸せ
 教条主義・原理主義 → 現実重視
 売買ゲーム   → 御用達とお役立ち
 グローバル   → 個性を力に
 戦争      → 対話と共生
 労働力     → 全員参加型社会
 収奪型農林水産行 → 育てる農林水産業
 知能の発達   → 頭と体のバランスが取れた発達
 富の源泉は資本 → 富の源泉は大自然
 労働が付加価値 → 付加価値は人と大自然が協力して産むもの
 等価交換の追及 → 等価交換と贈与
 敵と味方    → 進化と統合
 中央集権    → 地方分権
 生産者主権   → 消費者主権
 構造改革    → ボトムアップによる活性化

 そしてその時代のキーワードを文章にしてその考え方を纏めると以下の様になります。
(今までの時代の考え方)
 日本はグローバル競争に打ち勝つために経済優先、利益拡大の大方針のもと、情報技術による進歩と人工知能による知能の発達を促進し、富の源泉は資本にあることをよく自覚して、短期的利益を求める投資家の声を重視して世界的な売買ゲームに打ち勝ち、属人的な能力ではなくビジネスモデルに依拠した強さを伸ばし、思考や生活をシステムにより強く依存させ購買力の集中を図り、日本の国際競争力向上の為に生産者主権の立場から日本社会の構造改革に努め、政府に於いても中央集権による一極集中と統制を強化し、等価交換の追及と志向の均一化による社会の効率化と市場の極大化を図り、そういう体制に従わない世界の国々は原理主義、教条主義の国であると非難して敵と味方を峻別し、戦争も辞さず、労働力も農林水産業も極限まで高め、そのために収奪と言われることも恐れず、計測可能な外形的幸せの増進競争にどこまでも邁進してまいります。

(これからの時代の考え方)
 世界各国地域民族がそれぞれ個性的な強みを生かしながら住み分け、故郷に定住し、自立し、お互いに連携していく世界の中で、日本は命>生活>経済の優先順位を確立し、持続可能性の高い世の中をますます発展させるべく人間の頭と体のバランスの取れた発達を促進し、特に技術の進歩で衰退が懸念される人間の知能や人間のコミュニケーション能力の欠落を防止し、富の源泉は大自然にあることをよく自覚して、長期的発展を求める民衆の声を重視して個性を力に熟練の強化による世界的な御用達とお役立ちに邁進し、消費者主権の立場から日本社会のボトムアップによる活性化と全員参加型社会の実現に努め、政治においても経営に於いても民主主義、地方分権そして個性の尊重による多様性の拡大を強調して分散を強化し、等価交換を超える贈与をよく活用して富の平準化を図り、継続的な社会の進化と統合を大事にして現実重視の対話と共生によって世界の平和を守り、付加価値は人と大自然が協力して生むものであるという原則を忘れずに、より活力の高い労働力の育成、自給力の高い育てる農林水産業の発展を図り、人間の内面の幸せを追求して参ります。

 とても興味深い内容です。新しい社会を創る為の具体的な改革案も資料にありましたが時間が足りなく、そこには触れずに終わりました。これからの実践の中で具体的に提示されて行く事でしょう。


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