2016年9月1日木曜日

683「健康7」2016,9,1

 後半は恒例の文字の変化、その展開の中に含まれる言葉の意味を解説して下さいましたが、先人の智慧が文字として表現され、そこにしっかりした物語、ストーリーが込められているのです。今年は「癖」の字を中心のお話ですが資料を参考に展開してくださり、奥深い学びを頂きました。

「「癖」は部首がやまいだれです。やまいだれは病気持ちのことです。これの元の字は「辟」のへきです。これは居、いるの字から+を取った𡰪に辛いと書きます。(音読みは、つみ、のぞく、ひらく。辟の意味は、罪。重い刑罰。避ける。)
 この「辟」の字の意味の、家に居場所が無く、辛くなる。そうすると人間には2つの道がある。
1つ目の道は「避」の逃げることです。そうすることが楽なので逃げ「癖」くせが付く。40歳から50歳は逃げるが勝ちでやっているが、能力が身につかないので段々と周りに比べて「僻」ひがみっぽくなる。「辟」→「避」→「癖」→「僻」となるこれが1つの道。
 2つ目の道は逃げないで挑む。「壁」になり前に立ちはだかる。中を守り、自分が壁になり犠牲になる。そうして色々な辛さを体験して人間が出来てきて、心に「襞(ひだ)」が出来てくる。そうすると周りから認められて「璧」へきの完璧になり人間の完成になる。つまり「辟」→「壁」→「襞」→「璧」となる1つの道になる。
 人間は僻みっぽい人間でなく完璧な人間を目指し、徳化をすることを目指す道を歩む。(徳化とは、徳によって感化すること。また、徳に感化されること。相手に徳によって影響を与えて変化させること。)
熊本震災も徳化をと思ったが、祈りの言葉で震災の収束を祈りたい。」

 最後に新著の「イラスト決定版 真向法体操」の本の紹介がありました。毎日新聞社から出版されたものですが、佐藤会長は、「皆さんは既に修練をしていますから買わなくて良いですよ、本屋さんで立ち読みをして下さい。但し、良い本ですからお友達や、知り合いの方にプレゼントしてください。そして真向法を話題にして声がけをして下さい。」と話されました。何とも上手な薦め方です。
 お陰様でこの新著は評判の様で大分に売れているようです。

 毎日新聞社会長で、毎日新聞グループホールディングス社長の朝比奈豊氏は真向法の愛好者です。6月16日の真向法協会の定時総会にも参加され懇親会の冒頭でご挨拶頂きました。
「新聞記者の頃、鈴木俊一東京都知事の担当で知事が真向法を修練されていることは知っていたが、当時はまだ若く、自分に必要という認識が無かった。しかし数年前からゴルフなどで腰痛が出てきてどうしようかと思って知らべて、真向法に再会して自宅近くの佐藤会長の教室に生徒として通い始めた。本部でも個人指導を受けてその効果を確信している。佐藤会長のご縁で毎日新聞紙上に、サンデー毎日(2016年6月26日号」でも特集記事として真向法を紹介させて頂いているが、今回、真向法のイラスト版を出版させて頂き、お陰様で好評な販売状況だ。私はお会いした経済界や各方面の方々にこの本を進呈しているが皆さんから喜びの返信を頂いている。」
サンデー毎日記事
 真向法の新たな広がりの機運が出来て来ているようです。8月28日に宮城真向法体操会の中央修練会があり私が指導して来ました。今回は初参加の方が8名来て下さり嬉しいことです。
 イラスト版真向法体操を読んで参加したという83歳の男性の方もおられて、色々な病気を抱えているようですが、少しでも自力で健康に日常生活を過ごしたいとの一念心で居られました。
 また女性の方は2年前から膝が痛くて正座が出来なく成り、仏壇にお線香を上げるのに座れないのが申し訳なくて、と話されていましたが、きっと壁を越えて嬉しき良き未来が訪れることでしょう。
 スペシャルメニューで指導しましたが皆さんとても喜んでくださいました。最初に部屋に入った時と修練が終わって部屋を出る時は、全く別人の様に元気に若返って明るい笑顔でいっぱいに成っていました。自らが持つ身体能力の可能を体験して頂けた様です。
 私も最近、あることに気付いて腰を含めて頗る良好な身体反応を起こす方法を会得できました。私とのご縁の方々に必要な情報、技術を指導、提供していく中で、これからも自助努力で健康な自分になることを発心し修練する仲間が増えていくこと念願しております。