2017年6月7日水曜日

963「祈り旅4」2017,6,7

 高楯城跡を後にして今日最後の目的地は大鰐町の宿川原と言います。大鰐には何度か訪れていますが何があるのか分かりません。どうやら大鰐町を流れる平河の川原のようです。丁度、奥羽本線の鉄橋の下の辺りです。   
  皆さんで川原に下りますが、ここはレラさんも初めてのようです。そもそもここに辿り着いた経緯は以下のようです。

「今回の旅のハイライトは、キムユキさんのチャネリングで降りてきた、ベケレマツ(朝日姫)という名のアイヌの女性シャーマン。西暦672年に、このすぐそば(川原のこと)で、とても残虐な八つ裂きの刑で処刑されたという。この地には、怒りと恨みの想念がべったりと張り付いて東北全体に影響を与えているらしい。
 この写真は、夕日を眺めている映像が欲しいという吉岡監督のご要望でポーズをとったのだが、どうせならと、インディアンの祈りを始めてしまった。すると、この地を覆うネガティブなエネルギーは、虐殺された人々だけではなく、むしろ虐殺したサイドの人々のスピリットが主体であることに気づいた。今までの祈りの旅では、虐殺されたサイドのみに焦点を当てていたので、これはとても大きな気づきだった。」 (「日本列島祈りの旅、青森編」①)
 
 川の土手にレラさんが座り太鼓を打ち鳴らして、川原に向かいお祈りをしています。
 天外さんは川原までおりて笛を吹いています。舞踏家のゲストのOさんが裸足で川原に下りて行き、川の中に残っている鉄橋の橋脚の土台のコンクリートの上で舞を奉納しています。映画のカメラもその気迫の舞を追っています。
「アイヌの女性シャーマン、ベケレマツ(朝日姫)への奉納舞。舞姫は大村憲子。笛を吹くのは天外伺朗。一生忘れられないシーンとなった。この写真をプロフィール写真にしたよ。」
 と天外さんも語っています。








「これは初日のクライマックス。高知の高名な舞姫、大村憲子さんによるベケレマツ(朝日姫)に捧げる舞の奉納。恰好な石舞台があり、アシリレラさんが太鼓をたたき、天外が笛を吹いた。 75年生きてきたが、これほど鬼気迫る舞を見たのは初めてだ。」
(「日本列島祈りの旅、青森編」②)



「アイヌの強力な女性シャーマン、ベケレマツ(朝日姫)は、今の大鰐町で処刑され、いまの石戸神社まで運ばれて埋葬された。多くの女官も一緒に埋葬されたらしい。正確には、埋葬したのち、怨念を封印するために石戸神社を建立した。
 アイヌはどこに埋葬したかまで知っている。」(「日本列島祈りの旅、青森編」④)
とあります。しかしかなりの距離があります。天外さんの後の記述で些か疑念が期されていましたがそれは後で紹介します。

 舞の奉納を終え、レラさんの所にOさんが挨拶に来ましたが素晴らしい奉納に皆さんからも喜び、感謝の声が送られました。しかし、レラさんはベケレマツ(朝日姫)はまだ上がっていない。その事は明日になると分る、と言っていました。