2017年10月15日日曜日

1093「青龍7」2017,10,15

 次の目的地は酒田市下黒川にある「不動の瀧」です。天気は雨が上がったものの曇天です。瀧として県下1の大きさで有名な「玉簾の瀧」へ向かう県366号線の途中にあります。県道から左手に細い道を入り、右手に川を見ながら程なく進むと左側に御瀧神社があります。その社の直ぐ奥に瀧が見えます。
 この不動の瀧は「開運出世の瀧」とも呼ばれています。名前からするとこの瀧の勢いが悪運を洗い流して開運に繋がるエネルギーをいただけるのでしょうか。あまり有名ではないのですが存在感のある瀧です。
 御瀧神社を参拝して裏手に回り、落差約15mの末広がりの滝をみました。台風の影響でしょう、水量も多く、せり出した岩肌を幾重にも流れ落ちる白水、青龍の姿を身近に見れる迫力は一見の価値があります。



  次は定番の「玉簾の滝」に向かいます。約10分程で着きます。台風の影響でお店も閉店していて、訪れている方も数名です。



 以下の様に紹介されています
「およそ1200年前に引法大使が神のお告げにより発見・命名したとされる、山形県随一の高さ63m、幅5mの直瀑です。かつては山岳宗教の修験場であり、滝の前には「御嶽神社」が祀られています。駐車場から滝へと続く遊歩道が整備されており、滝までは徒歩10分ほど。周辺には杉の大木が群生しているなど自然の豊かさを感じる事ができ、パワースポットとしても人気です。
 四季折々で様々な顔を見せる玉簾の滝は、寒さ厳しい1月中旬から2月には滝全体が凍る「氷柱」を見ることができ、春には雪解けの豊富な水量のダイナミックな滝、夏には多くの人が避暑に訪れ、秋には紅葉に染まった滝を見ることができます。
 平成11年から地域おこしの一環としてライトアップ(ゴールデンウィーク、夏休み)が実施され、昼の滝とは違った幻想的な世界が広がります。」
 
 瀧への進むと途中に巨石が出迎えてくれました。更に進むと御嶽神社があり、その後ろに直瀑の瀧が見えます。神社の由来書には次のように書いてありました。
「平安時代初期大同3年(808)第51代平城天皇の御代弘法大師(空海上人)が神のお告げによって大聖不動明王の鎮座する霊地を求めて日向川をさかのぼり発見したと言い伝えられております。
 昔は白糸の滝とも呼ばれておったと言われてもおります。滝の中腹の神座に大聖不動明王の石像があり、その前を流れ落ちる水が玉の簾の様であったというところから名付けられたと言い伝えられております。」

 瀧は巨大で圧巻です。63mの直瀑の勢いは強く、かなり離れたところにも水しぶきが飛んできます。自然の力、霊力を感じます。その神がかった力を持つ玉簾の瀧はご神体として信仰され、かつては厳しい山籠もりの修行が行われる修験道場となっていたようです。
 境内にある樹齢800年の杉のご神木も強烈なパワーを発揮しています。暫し自然の威力を圧倒されながらパワーを頂きました。






 午前の瀧巡りもここで終わり昼食会場の西川町に向かいます。