2018年5月4日金曜日

1294「爽快1」2018,5,4

 4月を向かえ新年度がスタートしました。私が代表を務めているNGO仙台テンメイも12回目の年度となり総会を迎えました。10年一昔と言いますが、あっという間と言う感じです。創設時のお世話役の役員の顔ぶれも半数以上が入れ替わり、今なお楽しみを継続している方は私と、副代表で農場長のOさん、Tさん、Kさん、Iさんの5人でしょうか。何事も新陳代謝は必要でそれが活性化に繋がります。
 そもそもNGO仙台テンメイの設立の機縁は木内鶴彦さんとのご縁で、木内さんが全国の目的を同じくする方々との連携を計り活動を開始する時に、賛同して仙台天命塾の面々が手を上げたのです。NGO仙台テンメイは2007年3月3日にスタートしています。

 第12回総会は4月14日15時からありました。議案は原案通りに可決承認頂きました。ありがとうございました。110名ほどの会員の皆様の協力、ご支援で今年も楽しく活動ができます。

 毎年、総会後には研修会を開催しています。是までは代表の私と副代表、農場長のOさんのお話でしたが今年は若者達の登場で新鮮な研修会になりました。その様子を紹介します。

 最初はテンメイの若手ホープNさんです。演題は「農業への夢と実践」です。


「テンメイ名取農場の高柳亭に住みだして1年半になります。午前は農場の手伝いで、午後は自分の畑の農作業やヤマトの宅配の仕事をしています。
 大学を卒業してサラリーマンをしている中でこの世の真実に触れる機会があり、今のピラミッド社会から脱出したいと思い始めました。サラリーマンを8年ほどやっていた2012年頃です。
 天命塾のはせくらみゆきさんの講演会に2013年に参加し、O農場長とお話をして農場に遊びに行きました。大和農場のじゃがいもの植え付けを手伝いましたがその時に雷が落ち、リアルな自然を体験しました。それに比べてサラリーマンはエネルギーが枯渇していて、何か嘘を感じていて農業に興味を持ちました。
 自分で実際に農業をしたいと思い、仙台市内の六丁の目に5m四方の農地を年15000円で借りて、家庭菜園を始めました。翌年テンメイの農業勉強会で生体エネルギー農法の指導員のTさんの研修を受けました。
 農業は生きる上で1番大事なことです。土が大切で土作りを人間が出来ていないと駄目です。それは生体エネルギー準拠位置で決まりますが、栽培者の思いが大事で、素晴らしい先生に教えられました。2年ほどテンメイ農場の手伝いをしながら学ばせて頂き、最終的に脱サラをしました。
 2016年8月に会社を辞め、農業へ本格的に取り組み始めました。最初は会社を辞めてやっていけるのか不安でした。当初は農場長の紹介でテンメイ農場の近くに800平方メートルの畑を借りました。秋作から始めましたが、畑の状態が駄目で、水捌けが悪く、冬に藁をすき込み、クローバーを植えて土壌改良しました。それで6月から収穫でき、どうにか出荷出来る様になりました。今は知り合いの飲食店の中華屋など5店、個人10件に提供しています。
 村社会の中で繋がっていて、最初は風当たりが強かったのですが、今は馴染んでやり易くなって来ています。2016年冬からしていたヤマトの宅配の仕事を2018年5月で辞めて、農業に専念するつもりです。収入は減りますがカバー出来ると思っています。
 今の目標は農業をして、趣味のサーフィンをやりたい時にやれる環境を作ることです。やりたい方向性が決まったら手の届くことを先ずやることだと思います。小さい所から始め、夢を掴んで行く。そうして必要なものが必要な時に手に入ると思います。お陰様で畑も広く出来てきました。必要な畑を借りられて、手伝いが入って来て、心配しなくても準備がされて行くと思います。
 無農薬の野菜を多くの飲食店、そして個人の方でも求めている人が多いです。美味しいと言われます。しかし野菜は駄目になるものも多く栽培に時間がかかります。今4000平方メートルありますが5000平方メートル位にしたいと思っています。大豆、小豆を植えて収入上限に行ったら、そこで拡大は止めるつもりです。そこでクオリティーを維持して行きたいとおもいます。
 今、一緒にやってくれるパートナーが欲しいです。ヤマトをやめて余裕が出来ますが1人だと後、2,3年位かと思います。今の納入先に欠品を出さない様にすること、期待される事は責任が大きいです。
 堆肥作りに生体エネルギー資材を使っていますが堆肥の発酵が早いです。腐葉土に油かす、籾殻を混ぜていますが嫌気性発酵をすると駄目です。そこに生体資材のAECを1握り入れて100リットル加えると硫黄の匂いがして発酵が2,3日で驚くほど進みます。今年は圃場に底力、真和X、AECを使い、しっかり目標を立ててするつもりです。畑の環境を良くする事で身体の調子も良くなるし、取り組みの姿勢で出来ると思います。
 精神世界のことは、最初はバシャールの本でした。そこからエハンデラピィを知り、それからはせくらみゆきさんに至り、仙台テンメイに辿り着きました。
 仙台テンメイは居心地が良く、考えの方向が同じですが、必要な所を取捨選択している状況です。横の繋がりが大事で、1人1人が必要な事に取り組み、続けて行くことで、元気な人になり、エネルギーが高く成っていくと思います。個人が独立して参加し、ゆるい形で繋がり、輪を形成して行くことが大事だと思います。」
 これからも我々の思いを繋いでいって欲しいと思います。