2018年5月16日水曜日

1306「扉開き10」2018,5,16

 もう一つ違う切り口で妙見信仰の記載を紹介します。
「天智天皇や持統天皇が大和朝廷を確立しようとした頃、アラハバキ神や瀬織津姫などの縄文神を封殺しようとしたのと同時に、古来からの縄文人やスサノオ、ニギハヤヒ、出雲族を抹殺しようとし、また、いわゆるスキタイ(騎馬民族)系など源氏系統の人々を関東以北まで追い払っていきました。
 後に大和朝廷と闘うアテルイたち蝦夷(エミシ)や、源頼朝などの関東武士(武士のルーツはアテルイです)たちにも妙見信仰がありました。
 幕末の戊辰戦争で敗れた旧幕府軍である新撰組の土方歳三や榎本武揚たちも、開陽丸に北斗七星の旗を掲げていました。
 新撰組が甲斐甲府城に憧れたのも関係があります。
 空海、修験道、武士…これらに密接に関わる北辰妙見信仰とは、とてもとても簡潔に説明することは不可能どころか、未だ様々な方が研究されており、何冊も本が書れています。

 北辰の辰=ヘビ=竜=艮の金神
 北辰妙見菩薩=弁財天=瀬織津姫=アラハバキ
 艮の金神=アラハバキ=宇賀神=宇宙根元神
 実にシンプルじゃないですか!元々、北極星・北斗七星信仰とは、宇宙根元神信仰なのですから、渡来人政権である。
 大和朝廷にまつろわない縄文の系譜や、その人々と調和していたユダヤ、スキタイ系統の人々は、名前は変われど同じ神を信仰していたことになるのですね。いや、神と言うと誤解が生じる可能性がありますので、真理・法則と言いかえることができます。
 それを縄文アミニズムとも言います。
 人は宇宙根元神の分御霊(わけみたま)でありますので、私=神。また、神は万物に偏在しますので、山にも草木にも、動物にも等しく神を見出すことが出来る訳ですね。
 つまり、私はあなたであり、あなたは私であり、私はウリ坊であり、ウリ坊はあなたでもあると。(縄文アラハバキが世界を変える)
「北斗七星を象った七曜紋は妙見菩薩の象徴とされ、妙見信仰の霊場では七曜紋や九曜紋の星紋が多く用いられています。
 また、七曜紋の七つの星は「日・月・火・水・木・金・土」を表し、「日輪・月輪・光明輪・増長・依怙衆・地蔵・金剛手の七菩薩」を意味するといわれています。」
「九曜紋は七曜に「羅ご(ラゴ)・計都(ケツ)」の二星を加えたもので、土曜(聖観音)、水曜(弥勒)、木曜(薬師)、火曜(虚空蔵)、金曜(阿弥陀)、月曜(勢至)、日曜(千手観音)、計都(釈迦)、羅睺(不動明王)の9つの星を「九曜曼荼羅」として信仰した。」
 神社などで神紋、家紋が七曜紋や九曜紋は妙見信仰と考えて間違いありません。伊達政宗も細川家から九曜紋を頂いていたようです。」

 黒石寺の本堂の左手奥の高台に妙見堂があります。この地は将にアテルイの本拠地であり、大和朝廷がこの地を統治するにあたり数々の教化政策を成したところです。これまでもその封印されたエネルギーが強烈で、その為に中山さんも何度も足を運んできていました。


  
 以前よりはエネルギーが軽くなっているようです。妙見堂であわ歌を響かせました。その時のお言葉です。
「しゃりぶつ、たさらうんた、いむおう るる、らりらるられら、
 くらさろ、とろん、たんたんた、ゆらるりらんたる、らるらりろ、
 い~せうえよ~、うるらりらりらる、
 くみあいうるるら、はんたらさろる
  (拍手)
 届けたる元なるの息なり。それこの地のものと為さりて、
 光りて、讃えて、大きなる地へ参り、共に進み行かれませ。(拍手)
 尽きせぬ大きなるこの事は嬉しき。」 15:07

 元なる息が届けられ、いよいよ新たなるへ進み行く用意が整った様です。お陰様で明るく晴れ晴れとした感じです。そしていよいよ巡りも最終になりました。最後の目的地は平泉町にある達谷窟毘沙門堂です。