2018年5月28日月曜日

1318「祈り8」2108,5,28

 サイコセラピーで死は究極の癒しと言っていました。死神と呼ばれた女医が「死んで良い人が死ねない,人の心残りがある。その人が死ぬ直前に統合する。」と。今日参加して下さっている船戸クリニックの船戸崇史さんは看取りの名人です。自然死の100%は統合されて亡くなっているのですが、それ以外は統合されないでネガティブなエネルギーが残るのです。それが自縛霊です。

 祈りでしていることは生きた人にやっている事と同じことです。生きている時に統合出来たら楽になります。それが「明け渡し」です。浄土真宗で「妙好人」という方がいます。唱名で悟りを開く方々です。鈴木大拙も妙好人には叶わないと言っていますが、知識が入ると明け渡しが出来ないのです。

 湯河原に「ご縁の杜」という所があります。以前は旅館深沢と言っていました。そこは料理で人気でしたが、旅館の主が料理人と上手く行かなくなったのです。その主は天外塾に参加していましたが、料理人に辞めてもらい、2016年1月4日に宣言して、2月4日からリトリートに変えたのです。その結果、一切の不安がなくなり全てが良い流れで進みました。このように葛藤を手放し、明け渡しをすると上手く行くのです。そして2018年1月のホワイト企業大賞を受けました。
 しかし私(天外)は全然明け渡しが出来ていないです。明け渡しは天外塾では女性しか出来ていません。男性で妙好人は要ますが、まだ明け渡しは出来ていないのです。

 母なる大地を分離から統合へ向かうようにする。文明人は土は単なる土くれと思いますが、インディアンは母なる大地と言います。大地を生命の源と言います。しかし私たちはそこと自分は統合していないのです。そこを統合にもっていかないと人間も統合しないのです。
 これまで私たちは分離する必要があったのです。明治以降、教育で戦士を育てることを行ってきました。終戦後は復興に戦士を育てる事が必要だったのです。そして日本は成功し、復興してきました。今は富国強兵からテーマは変わっています。そして教育も分離から統合へ向かってきています。祈りの旅をおこなうことで、母なる大地も分離から統合へ向かっています。」

 天外さんのプロフィールです。
 天外伺朗:本名、土井利忠。1942年、兵庫県生まれ。工学博士(東北大学)、名誉博士(エジンバラ大学)、元ソニー上席常務
 東京工業大学で電子工学を専攻した後、ソニーの研究所で先端技術の開発・研究に携わる。フィリップスと組んだコンパクト・ディスクの共同開発者。近年はエンターテイメントロボット・アイボ、ヒューマノイドロボットの製作責任者としても知られている。その経験より技術評論、人材開発論にも健筆を振るう。 
 ソニー・インテリジェンス・ダイナミックス研究所(株)所長兼社長などを歴任。現在「ホロトロピック・ネットワーク」、「天外塾」、「フロー・インスティチュート」、「ホワイト企業大賞」、「日本列島祈りの旅」などを主催。

 1997年より、理想的な死に方につながる光り輝く日々を追求する人たちのためのネットワーク「マハーサマーディ研究会」を主宰するが、活動の展開の中で、2004年2月「ホロトロピック・ネットワーク」へと名称を変更し、「魂と意識の成長」「ホロトロピック・センター構想」を掲げる。全国各地での講演活動の他、ケーナ演奏を導入した瞑想指導を行なっている。趣味として、ジャズクラブではサクソフォーンを演奏。  
 2000年8月、米国ミネソタ州パイプストーンで開かれたサンダンス会場でチョクトー族の長老セクオイヤ師より聖なるパイプを譲り受け、儀式を経て正式なパイプホルダーとなる。2004年8月、カナダ・マニワキ居留地で開催された「Circle of All Nations Spritual Gathering」(先住民の聖なる集い)に招待され、大長老ウィリアム・コマンダ氏よりパイプの祝福を受ける。またパイプホルダーとして日の出のセレモニーに参加し、長老としてのスピーチが高く評価される。  
 著書に『人材は不良社員からさがせ』『「超能力」と「気」の謎に挑む』『意識は科学で解き明かせるか』(以上、講談社ブルーバックス)『ここまで来た「あの世」の科学』『未来を開く「あの世」の科学』『般 若心経の科学』(以上、祥伝社)『理想的な死に方』(徳間書店)『意識学の夜明け』(風雲舎)『宇宙の根っこにつながる生き方』『幸福な人生の秘密』(以上PHP研究所)『「あの世」と「この世」の散歩道』(経済界)『大きな森のおばあちゃん』(明窓出版)、『深美意識の時代へ』(講談社)『宇宙の根っこにつながる瞑想法』『光の滑翔』『運命の法則』(以上飛鳥新社)他多数。