2019年6月10日月曜日

1700「転ばぬ先の杖1」2019.6.10

 2019年4月20日はNGOグリーンガイヤの新年度定時総会でした。木内鶴彦さんが代表で2007年4月にスタートした組織ですが、今年度で13年目を迎えます。
 定款にある会の目的は、特徴、事業は以下です。
 
(目的)
第3条 このNGOは、「人」という種が、自然環境のバランス及び生命体を存続させる役割を担っているという視点から、地球生態系が維持される環境共生型の産業構造と経済システムを研究・実験することを目的とする。
(組織の特徴)
第4条 この組織は、これまでの既成概念に囚われず、事業を通して検討し合い、組織の理解度に応じた事業を行いながら、前条の目的達成可能な組織に育つ、新しい考え方の組織とする。
第5条 この組織は、第3条の目的達成のため、次の事業を行う。
(1)①~③の研修会の開催
  ①『「人」という種が、自然環境のバランス及び生命体を存続させる役割を担っている』についての研修会
  ②地球生態系が維持される環境共生型産業についての研究会
  ③その他研修会
(2)傘下NGOの情報収集・管理・情報発信を行いネットワーク化を図る。
(3)傘下NGOの自立支援
(4)その他必要な活動

 総会での木内代表の挨拶がありましたので紹介します。
「先立つものをどう作るかを考えて、知的所有権で太陽光の特許を取ったが、グループですると怪しい団体と思われるので、今後は会社として進めて行く考えだ。今、話し合いの中で研究部門、発電部門などチャンスが出て来ている。
 元々の発想に戻り、グリーンガイヤで村で活用していくのが良いのではないか。家電での活用アイディアも知的所有権としてやったら良いのではと考えている。
 これまで色々と事業の邪魔をされてきている。ゴミ処理で炭素化をしようとして産廃業者の人にやられた。野辺山の天文台長に太陽光発電を勧められたが、しかし太陽光発電も潰された。行き着くところに問題が出て来ていた。
 今考えている事は、ペットボトルの処理で密閉した炉の中で熱分解させる。それをカーボンに変化させること。そして石油製品は気化し冷却させて石油に戻せる。そのシステムの研究をすることを会社の中に作りジョイントしていくやり方だ。
 2000年に宇宙船地球号でスタートしやがてグリーンガイヤになった。某元首相が私の考えに賛同してくれていて、可能性が出て来ている。段々と準備が出来て来た。これから本格的にやって行く必要がある。某元首相も背中を押してくれている。
 私も今、一生懸命動いてやっている。皆さんも未来へのアイディアを出してくれると予算の付け方が考えられる。今年も宜しくお願いします。」

 これまで木内さんの基本的な考え方、生態系を守り、循環型社会の社会実験の村作り構想を中心に活動していくという会の目的に共感し、仙台でも設立時から手をあげて会員の皆さんと共に連携してこれまで活動してきています。願わくはより具体的な実績、成果が出来ればと思うのですが、木内さんの挨拶の様にこれまで中々に進展していないのが実情です。
 総会は議案は原案通り可決承認頂きました。私は今年度も理事長で木内さんのサポートをしお世話をするお役を頂きました。
 グリーンガイヤの12年は色々な変遷がありました。木内さんを中心にした会ですので木内さんの事業の進展が大きく関係します。今年は少し明るい兆しもありそうです。
 私達、仙台テンメイも13年目を迎えますが着実に成果を上げていて答えが出てきています。グリーンガイヤの委託事業の水耕栽培を行い、今年度はバケツ苗でのお米の栽培実験も始めます。これから来るであろう異常気象、食糧難に備えて準備をしておくことは必要です。何時でも木内さんの村作り構想に連動できる活動準備も出来て来ています。
 生態系の回復、食の重要性は語られるのですが実践が伴わない現実があります。転ばぬ先の杖は大事なことです。技術を会得し、仲間と共同で活動できる事も不可欠です。これからも仙台テンメイは横の繋がりを大事にして積極的に提案をして行きたいと思っています。