2019年7月23日火曜日

1743「福島巨石17」2019.7.23

 信夫山を後にして次の目的地の花見山へ向かいます。車中でKさんの幼少の頃の話しを伺いました。彼女は福島の信夫山の麓で生まれ3歳ごろまで過ごしたと言います。一度は訪れたいと思っていたそうで念願が叶い喜んでいました。小さいころ泣くと「信夫山に連れて行くぞ」とお父さんに言われ泣き止んだとか。信夫山には何か力があるのでしょう。


 花見山は15分ほどで着きました。以下の様に紹介されています。
「花見山              福島市渡利字原17
花見山は、花咲じいさんの生まれ故郷
花見山は日本を代表する「桜」の名所ということで、一度、行ってみたいと思っていました。福島に着いて、いろんな方(旅館の方、タクシーの運転手さん、レストランの店員さんなど)とお話してわかったことは、
1.ここ花見山は、日本昔話にでてくる「花咲じいさん」の生まれ故郷であること。
2.花見山は花見山公園内にあること。
3.花見山は私有地であり、戦中の貧しい時代から、花木生産農家の方が、長い年月をかけて、雑木林を開墾し、生活のために花を植えたのが始まりではありますが、その美しさが人を呼び、昭和34年から無料で一般開放されている場所であること。
*現在、3代目の方が、その意思を継いでおられること。
4.土地の所有者である阿部一郎氏が「花見山公園」と命名し、善意により無料開放を始めた。*私有地であるので、宴会は禁止です♪
5.日本を代表する写真家 故 秋山庄太郎氏が「福島に桃源郷あり」と毎年訪れていた場所で、さらに人気が増したこと など
 まさか、私有地だったとは知らなかったので、本当に驚いたのですが、入園者数が20万人を突破する現在に至っても、無料開放し続けてくださっているそのお気持ちに、いたく感動いたしました」

 紹介の投稿記事にある様にここは近年、福島市の春、花見の観光名所になり大変な賑わいを見せるところです。個人所有の山を整備して皆さんに無料で開放して下さる奉仕には感謝です。

 今回は花の見ごろは過ぎていますので来場者は左程でなくゆっくり30分コースを散策しました。先人の発意が今こうして受け継がれ、更に多くの方々に感動を与えて下さることはありがたい事です。環境の保全、いのちを育む自然の恵みをこれからも享受頂けるように各自のフィールドで尽力していく事が必要と思いました。