2019年7月25日木曜日

1745「福島巨石19」2019.7.25

 鳥居をくぐり「五輪石稲荷神社」に入りました。皆さんから驚きの声があがります。


 先の紹介した文章と同様に、えっ!これが自然の造形・・・?と思わざるおえません。暫く多方面から巨石を見回しました。


 五輪石の正面には稲荷神社があり一段下の右側には諏訪大明神の小さな社が祀られています。神社の右側からイヌガヤの古木が伸びあがり左前に長く枝を伸ばし、稲荷神社を覆う様な具合で存在感を示しています。
 下から積み上がった巨石3つと上の2つは少し違います。1番下の巨石も3つの石で出来ていて中心の巨大な箱石の両側に2つがバランスよくは位置されその上の2番目の石を支えています。2番目と3番目はほぼ同じ大きさの石が密に重なり、その上の2つは後ろに支えの巨石があり幾分隙間を持ちながら積み上がっています。脇には多くの少し小さめの巨石が落ちたようにあります。
 私には自然の造形には考えられません。ある未知なる存在が意図的に作成したものではないかと思います。

 以下は説明板の内容です。
「福島信夫ライオンズクラブ」製作の説明板より~
 五層にうち重なった巨石の量感に圧倒させられるが、この巨石を五輪石と呼んでいる。
 福島の神社帳(明治十一年)には小倉寺稲荷田のこの稲荷神社は蒼稲魂命(ウカノミタマノミコト)を祭神とする小倉寺村々社八幡神社の境外末社であるという。
 また稲荷神社より一段下がった右手に狩猟神・農業神・武神として信仰をあつめている諏訪神社がある。
 鳥居を過ぎると左手に昔風に言う「お籠堂」に該当する建物がある。現在は祭礼の際の「直会(ナオライ)」の会場として使用されている。
 平成の現在にあっては講中は二十数名である傍らに約七十センチの碑が立っている。「昭和八年四月」「奉納五輪石稲荷神社籠堂敷地」「鳥谷野 羽田保口」と刻まれているので、多分籠堂建設に際して敷地を寄付したことを伝えているものと思われる。」

 五輪石の名は後世の人間が付けた名でこれを作った作者はその理を意図していたのかは不明ですが、辞典には次の様に記されています。

「五輪
「五」は五大、「輪」はすべての徳を具えるの意。仏語。五大が一切の徳をそなえ、円輪周辺して欠けるところがないこと。
① 宇宙の万物を構成するもととなる五要素、地・水・火・風・空の五つをいう。五大(ごだい)。五智輪(ごちりん)。
② 地・水・火・風・空を人の体に配して、空を頂輪、風を面輪、火を胸輪、水を臍輪、地を膝輪とする。その五つ。
③ 五体。両臂、両膝、頭の五か所はすべて円形であるところから、その五つをさしていう。
④ 五本の指を小指から順次に地・水・火・風・空に配していう。五指。〔大日経‐四〕
⑤ 「ごりんそとば(五輪卒都婆)」の略。
⑥ =ごりんじょうしん(五輪成身)

「五輪塔
 密教で説く五大を方,円,三角,半円,宝珠の形で象徴し,それを下から上へ塔の形に積上げたもの。下方より,地輪,水輪,火輪,風輪,空輪を表わす。木,金属などでも造るが石製が最も多く,平安時代後期以来日本石塔の主流となった。元来密教系の塔であるが,鎌倉時代から宗派をこえて用いられた。」

 知ってはならないもの、でも知って欲しいもの。存在は宇宙論的証明で言うと神的な存在を肯定しています。UFO、宇宙人、太古の地球の有り様を現わすヒント、事象は各所に認められています。その1つの証拠がこの五輪石の様に思えます。