2019年7月26日金曜日

1746「福島巨石20」2019.7.26

 次の目的地は重石です。15分ほどで着きますが以下の様に紹介されています。

 重石  福島市松川町関谷向畑
「松川町関谷、重石  スフィンクスを連想させる見事な3段重ねの巨石 
嫁いだ女性が、働きが足りないとの理由から不縁となり、里に帰る途中悔しさのあまり大きな石を重ねたという伝説があり、嫁入りの際にはここを通らない風習が残っています。」

「この重石の在所は、福島県松川駅を降りてコンビニのある左方に行き、通りに出て左折し、道なりに2km直進すると信号ありのT字路(諏訪神社前)4号線に突き当たる。左折し2つ目の信号を右折する。直進し右手に雇用促進住宅が出てきたら間もなく初めの右曲がり道路を右折し、高速道路の下を潜り、直ぐ右折し300m程行くと右道路脇にある。
 地元の方に伺っても写真を見せなければ先ず分からないと思う。“高速道の脇にある大きな重なった石”と言って、駅前のタクシー運転手さんに聞けば分かると思う。」


 遠くから見るこの重石は、一寸見、スフィンクスを連想させる。
 見事な3段重ねの巨石である。又、宮城県志津川入谷の重ね石の様に7段中3段しか顔を出してない事もあり、もしかしてここも見えない部分が想像され更に重なった石が埋もれているかもしれない。
しかし、何故、何の為に、どうやって重ねたのか!
 ヤフーネット「重ね石/けんぽく大辞典」を検索すると、福島市 風間さんの説明が載っているので引用する。
「・・・嫁いだ女性が、働きが足りないとの理由から不縁となり、里に帰る途中悔しさのあまり大きな石を重ねたという伝説があり、嫁入りの際にはここを通らない風習が残っています。」とある。それにしても伝説とは言え、女性がこんなムデな石を重ねられるという昔の伝説発想が分からない。昔は何でもあり!だったのだろうか。伝説が残っている位だから相当昔の話であろうと思われるので、現代の重機を使った積み上げでは無いと断言できる。・・・・であるなら、どうやってこの巨石を動かし重ねたのか、方法が分からず感嘆し驚愕する。不思議さからも当然三役で関脇に番付けする。」

 五輪石を見た後ですから3重、三輪の重ね石は小さく見えます。しかし巨大な石です。何故このような所にあるのか?皆に見て欲しいからか?自然造形とはこの重石も考えにくい印象です。
 木内さんも色々と説明してくださいました。360度全周をくまなく観察できるありがたい配置です。北東側はくぼ地で何故かそこから水が湧き出ています。









 意味があるのか、存在しているだけで良い。そんな巨石です。三つ石が重なり、三輪です。その主な意味は以下です。

「仏語。
㋐この世の地下にあって世界を支えているという金輪(こんりん)・水輪・風輪の三つ。
㋑仏の身・口(く)・意の三業(さんごう)。転輪王の輪宝にたとえていう。」

「「みわ」とは、神を意味する言葉であり、「みわ」の語源としては、苗字研究家の丹羽基二は「ミワの『ミ』は美で美称であり、『ワ』は輪で丸形の物、つまり神に捧げる酒器(みき)、瓶(かめ)のこと。転じて神自身の呼称となった」と仮説を立てている。」

 石と会話が出来て読み解ける方がいると次元が変わりますね。