2019年8月5日月曜日

1755「真向法令和5」2019.8.5

 後日、真向法協会の月刊機関紙「健体康心」が届きました。令和元年定時総会の記事が1面に掲載されています。そこに佐藤良彦前会長の退任の挨拶がありますので紹介します。


「ありがとうございます  公益財団法人 真向法協会 佐藤良彦
令和の新しい時代がスタートしました。公益財団法人真向法協会では、人心の一新を図り、私事 吉崎幸孝新会長に後事を託して引退させて頂くことになりました。
 昭和32年4月7日に入門、これまで62年間の来た道を顧みて、ただ恥じ入るばかりです。どうかご宥恕下さいますようお願い申し上げます。
 この間、何とか大過なく真向一途に務めを果たす事ができました。これは偏に各位のご支援の賜物です。改めてありがたく厚く御礼申し上げます。
 殊に、昭和56年元旦午後2時、二代目洞先生の急逝は、正に天地動顚、あれほどの驚きと悲しい出来事はありませんでした。10名足らずの本部職員は、心をひとつにして難局に当たりました。
 この時、洞先生の御意思を「我々の力で守り継ごう」と立ち上がって下さった方々がいます。
 北海道帯広では「六花亭」小田豊四郎社長様、青森の丹内正一先生、山形の大槻亨範士、静岡の長岡弘司様、名古屋の加藤徳彦範士、京都は高橋巌様、大阪の牧野直隆先生・和田幸一範士、四国は日亜化学工業(株)の小川信雄社長様、北九州の亀田勝巳範士、大分では羽田野利治範士、沖縄の大濱方丈先生などです。
 皆さん鬼籍に入られましたが、ここに芳名を列記して感謝申し上げる次第です。
 また、東京では渡辺弥栄司先生(故人)と平原一雄理事(93才)のお二方様には、公私に亘りお導きを賜りました。人生の師と仰いでおります。
 もともと軽量の身です。だが、軽さにはフットワークの良さという特長があります。洞先生が亡くなって38年この方、フットワークを生かし、ご縁を頼りに新たなご縁を求めて行脚させて頂きました。
 結果、島根一県を除き、全国津々浦々に真向法(拠点)が誕生しました。ご賛同ご協力を頂いております会長様や先生方に心から感謝申し上げる次第です。
 長井家の内弟子として入門させて頂きました。創始者には徹底して真向法の「志」を教えられました。洞先生からは「寛容の精神」を学びました。浜子夫人には古き良き時代の「日本女性の美しさ」を見ました。
 こうして真向法に育てられ、いまでは私ども親子四人が夫々真向法に関わり、先生方への報恩の道を歩んでいる積りです。
 この度、令和元年の総会では最後の議長を務めさせて頂きました。そして会員の皆様から祝福されての引退です。これ以上の喜びと幸せはありません。本当に長い間ありがとう存じあげます。
 どうぞ、これからも真向法の普及信仰の為一層のご支援を賜りますようお願い申し上げ御挨拶とさせて頂きます。」

 令和元年、真向法も新たな船出になりました。時代と共に真向法も進展しますが、変えてはいけない事と変えて行く事が必要なことがあります。創始者から連綿と受け継がれ、佐藤良彦先生に継承されて来た精神を深く噛みしめながら、真向法の目的は健体康心をあまねく普及させることが大事です。
 各自、志を抱き、寛容の心で修練を重ね、健康、長寿、社会貢献を重ね、ピンピンコロリと往生、安楽死でこの世ておさらばできれば良いと思います。
 ありがたいご縁に活かされ、生きる日日を大切に過ごして行きたいものです。