2019年12月9日月曜日

1880「真向法全国大会2」2019.12.9

 15時に大会は開始されました。最初に私から開会宣言です。事務局から挨拶めいたことは無しで、宣言だけでという事でしたのでお役目はあっという間に終了です。
 最近の全国大会の写真撮影は宮城真向法体操会の仲間のSさんが担当していますが、あまりに直ぐに終わったのでシャッターチャンスを逃したとぼやいていました。ですから機関紙「健体康心」の写真はうつむいていますが、記念講演を行われた平軍二先生から後日いただいた写真は正面を見ているグッドな写りでした。




 主催者を代表して吉崎会長が挨拶をされました。前段を省略し後半の部分を紹介します。
「さて、本大会は私にとりまして皆様方に初めてお目にかかりご挨拶させて頂きます機会でもございます。長年真向法の普及、発展に人生をかけて尽くしてこられ、真向法の顔でもあられました佐藤良彦会長のご退任により、後任をおおせつかりました。
 私の任務は、これまで積み重ねてこられました事を踏襲しながら、多様化する時代の流れの中で会員の皆様方のご意見を充分に踏まえながら前進させて行く事にあろうかと存じます。どうか前進の為の忌憚なきご意見とご支援ご協力を賜りますように説にお願い申し上げます。
 この大会のテーマは「つながる つなげる」を掲げております。真向法の心は永遠であります。この心を多くの方と共有しつなげていく事が大切です。どうかこの大会が意義あるものとなりますように心からお願い申し上げご挨拶といたします。ありがとうございます。」

 来賓祝辞は滋賀県副知事の西嶋栄治様、株式会社毎日放送最高顧問の山本雅弘様のお二方に頂きました。
 記念講演は公益財団法人日本野鳥の会元評議員の平軍二先生で演題は「生きる力を・・野鳥と真向法から」です。そのお話しの内容を簡単に紹介します。
 平先生は81才で真向法5段、教師で真向法を愛好されています。結婚と同時に新潟に勤務し、直ぐに20才台半ばで腎臓病を患い1年半ほど入院加療しました。大学病院では新薬の投与で副作用が多発、ようやく退院し養生しながら職場復帰をします。
 当時の腎臓対策は「塩分を少なく」、「体を動かせ、しかし過激な運動をするな」の2点でした。新潟から大阪本社に転勤し、先ず歩き始めました。やがて公園で野鳥に出逢います。徐々に元気になり、程なくして大阪万博が開催されました。その跡地が万博公園として森となり植物、野鳥の宝庫になります。やがて野鳥観察に魅入られて行きます。健康のためのウオーキングと鳥に魅せられて気が付いたら野鳥観察40年間、万博探鳥会35年間続けてきていました。
 奥様が昭和59年10月朝日新聞の天声人語で真向法を知り、やがて真向法教室に通われます。その奥様の影響で平先生も真向法を始めます。やがて奥様は指導者として真向法教室を始め、夫婦で健康を確立してこられています。
 新幹線500系の車両のデザインはカワセミの嘴が参考になったというエピソードは初めて聞きました。その他、夫婦そろって真向法研修全国大会には19年連続参加されているとのことです。これは驚きです。平先生ご夫妻は大阪在住で元会長の牧野直隆先生、現会長の吉崎幸孝先生のお弟子さんです。野鳥観察の趣味を生きがいとし真向法を通して元気仲良し夫婦です。

 記念講演会の後は真向法実技指導、段級審査が行われました。1度部屋に入りましたが、部屋からの琵琶湖の景色は素晴らしいの一言です。


 そして懇親会です。私は主テーブルでご来賓の方々の応対です。オープニングセレモニーは和楽器演奏集団「独楽」の太鼓の演奏です。吉崎会長は乾杯の後、50テーブルのすべてをお酌して参加者の皆さんにご挨拶されました。感謝と労い、これからのお願いでしょうが頭が下がります。
 私は平先生ご夫妻、山本毎日放送最高顧問、毎日新聞グループホールディング会長の朝比奈隆氏などと歓談です。朝比奈会長は真向法を実践されていて、現在は真向法協会の理事をされています。朝比奈会長の隣席でその道の貴重なお話しを伺える恩恵を楽しめました。



 各支部会の余興はセミプロの腕前ですが、中締めは朝比奈会長でお開きとなりました。
 二次会は宮城から参加の仲間と部屋で琵琶湖の夜景を眺望しながら酒を飲み干し久々の懇親会になりました。

 翌朝の日の出の琵琶湖の景色もまた格別です。