2020年8月18日火曜日

2127「経緯」2020.8.18

 8月16日の夕方に大和農場に行って送り火を焚きました。保管していた護摩木を全部焚き上げました。多くのご縁の霊存在がお還りになったようです。お陰様で晴れ晴れしてスッキリと出来ました。火に託す次元変換の様は、見ていて飽きることなく、不思議世界に通じる点事象です。





 両親始め先祖からの綿綿と続く肉体的遺伝子の継承、霊系統の流れの経(たて)糸。ふと思うだけでその始まりは何処から続くのか未知の世界です。経糸として根源体存在から始まる時系列の世界に、緯(よこ)糸は今の時空での織りなすご縁の世界でしょうか。
 そしてこの大和農場、仙台、陸奥、日本の沢山の有縁、無縁の方々が一堂に会してエール交換でしょうか。全てを託されたバトンを担うリレーランナーの私達は、引き続きこの世界の駆け抜けて多くの恵みを頂く、経糸と緯糸を織りなす役割を果たす感恩報謝です。子供の頃、両親の下、お盆を過ごした思い出が蘇りました。

 そして親から受け継いだ教えの以下の言葉が浮かびました。
「御恩徳様、ご勿体のうございます。日日厳しい御照らしの中にお助け頂きありがとうございます。」
 あまり気にせずいましたが、恩徳とは以下の様にあります。
「恩徳 おんとく《「おんどく」とも》
1 恵み。情け。恩恵。
「母の御恩徳七生(しちしゃう)むまれかはりても報じがたく存ずる折節」〈浄・嫗山姥〉
2 仏語。三徳の一。仏が世の人を救おうとしてたれる恵みの徳。」

 御恩徳様とは今を活かして下さる恵み、情け、恩恵、その大元の存在、宇宙根源神と思えます。仏語で三徳がいわれますが、恩徳は如来の徳とあり、他の二つは智徳、断徳です。
「仏教,インド哲学,儒教における3つの徳。
(1) 仏教用語では如来の徳を恩徳,断徳,智徳に,また修行の立場から諸仏の徳を因円徳,果円徳,恩円徳の3つに分ける。
(2) 『涅槃経』の説く大涅槃の不一不異の法身徳,般若徳,解脱徳のこと。
(3) インドのサーンキヤ学派の純質,激質,翳質という3つの根本原質。
(4) 朱子学における智,仁,勇の3つの素質。」
更に仏語の三徳は以下の様に記されています。
「㋐仏果にそなわる三つの徳。衆生に恵みを与える恩徳、煩悩(ぼんのう)を断ち切る断徳、智慧をもって平等に見る智徳。
㋑涅槃(ねはん)の三つの徳。真如としての法身、智慧としての般若(はんにゃ)、煩悩からの離脱としての解脱(げだつ)。」
 両親始め多くの徳があり、縁に生かされ、因縁恩の円徳に生かされる。ありがたい事です。

 17日は福島県南相馬市に真向法体操の指導に出向いて来ました。年に1度8月に伺う恒例行事で8年目でしょうか。20数名の方が参加されましたが、お世話を頂くHさん、Sさんのご縁があればこそののありがたい世界です。とかく生きにくい時代で、社会の劣化も進んでいます。
 懐かしい方にも再会しましたが、2年前に癌で手術をされたとのことです。5キロほど痩せ、弱弱しく寒々としています。良く一念発起して足を運んで下さいました。体温を上げ自然治癒力を発揮出来るように自発磁化の回復力をお伝えしました。
 又、新しきご縁の方も同様に3年ほど前に癌を手術されましたが、その後抗がん剤治療を止めて今ある様で、83歳には見えない頼もしき御仁です。
 膝を痛め歩くのもままならない方もおられました。立つと左右の肩の高さが優に5センチは違います。モデルをお願いして簡単な体操を指導しました。椅子の座り方、立つ方を教えたら直ぐに立ち上がりの要領を得て、にこやかです。やがて姿勢が整い肩の左右差が無くなり、脚の運びがスムーズです。驚きの嬉しき世界ですが、自然の理に従う事で起きる当たり前の事です。その理を、術を知らないだけです。

 老い、病い、暗澹たる中に光を見出し、人は可能を信じられた時、未来が開けます。顔がほころび赤味が戻り、勢いが出てきます。縁して出逢わせて頂き、活かして下さる機縁に感謝です。かれこれ5時間弱の楽しき時間を過ごして帰路に付きました。

今朝も朝風呂を楽しみましたが、お湯の汚れがいつになく多く、身体を1夜で回復させていただく自然の叡智、肉体機能、能力、環境に感謝です。