2020年12月31日木曜日

2199「仕合せ」2020.12.31

 2020年も大晦日です。時間が経つのが早く感じられ、1年前には想定できなかった状況が続いてコロナ感染拡大による非日常生活が日常化してきていて、いのち、生活が脅かされています。どのような選択をしていくのか各人の決断、行動が問われています。

 今日は「いっぷくからありがとう」さんの2020年12月25日の記事を紹介します。


幸せになるために

2020年、弥勒の世のスタートの年と言われた年も終わろうとしています。お正月には予想もできなかった、大変化が起きました。

ブッダは私たちの苦しみの原因を「思い通りにならないことを、思い通りにしようとすること。」 そうおっしゃいました。 

この1年間で、いろんなことが起こり、その渦中で、私たちの心は揺れ動き、様々なことに遭遇したことかもしれません。

物事が、思い通りに運ぶ順境の時もあれば、何をやってもうまくいかず、周りの人も、自分の期待通りには動かず、悶々とした逆境の時もあったかもしれません。ですが、その大変化の年もいよいよ終わります。

逆境の中でも恨まず、憎まず、文句を言わず、人のせいにせず、じっと耐え、魂を鍛えてくださる神々の働きに感謝の気持ちを持ち続け、忍耐を手に入れた人には、良き恵がもたらされることでしょう。 

どのような苦しみ、悲しみが降りかかろうと、それはを生まれる前にそうなるように設定して来たのは、誰でもなく自分自身です。今の状況を「あの人のせいで・・」と人のせいにするわけにはいきません。

・今置かれている状況は

・困った出来事は、

・悩みの種は、

真っ直ぐに自分に向かって、起こっています。誰かのとばっちりではありません。

自分が苦しみに感じるのと同じだけのパワーで、自分に対して、生き方や、考え方の見直しを求めて起きてくれている「出来事」です。

 今、時が熟したことによって、やっと目の前に、その現象が現れてくれました。それは、私たちの魂が、この人生の歩みで、少しずつ進歩して、やっとその問題を感じ、そして解決する時が来たという証でもあります。

 その事を斎藤一人さんがお話してくださっているのでご紹介します。

<転載開始> 転載元


 生きていると、いろいろなトラブルや問題が出てきます。そして、問題が出てくると、たいてい、人は悩んだり、苦しんだりします。でも、問題というものは、自分の魂を成長させるためのものなんです。

人間は、自分に起きた問題を利用して魂のステージ、いわゆる「霊格」をあげていきます。

ただ、ほとんどの人は、自分の魂をどうやって成長させるかを知らない。

それどころか、目の前に起きた問題が自分の魂を一つ上にあげる階段だということも知らない人も多いんです。だから、苦労したり、悩んだりするのです。

 でも、私はなぜか、昔から知っていました。問題が起きたときこそ、「魂を成長させる方法」というのがあることを。魂を成長させると同時に、その問題を解決してしまう方法があるということを。

 その方法はたった一つです。たった一つの方法で、全部の問題が解決できます。

それは、感謝です。

なにか問題が起きたとき、多くの人は「なぜ、こんな問題が起きたんだろう」と考えます。理詰めで考えると、いろいろな原因が思い当たるでしょう。

でも、魂的な視野からいうと、自分に起きるトラブルや問題は「自分の感謝のなさ」を教えてくれるものとして出てきています。だから、上司が自分にいやがらせをするのだとしたら、いやがらせをしない同僚やなんかに感謝が足りなかったのです。

 感謝の反対は「当たり前」。同僚たちがいやがらせをしないのは当たり前だと思っていた。

ということは、感謝を知らないのです。だから、病気になったのだとしたら、からだに感謝することを知らなかったんです。

それの「気づき」のために、どこかからだの具合が悪くなる。それに気づき、他の具合が悪くないところ一つひとつに感謝すればいいのです。

必要な治療を受けながら、感謝すればいい。そうやって、問題のないところに感謝して、感謝して、最後に、問題そのものにまで感謝できたとき、その問題は消滅するようになっています。

 これはお約束ごとです。この世は、そういう仕組みになっています。

 ということは、問題が起きたとき、「これは自分が感謝を知らなくて起きたんだ」と思い、

最初から問題そのものに感謝するのが、一番いいんですよね。

でも、最初から問題そのものに感謝するという流れには行かないものなのです。だから、最初は問題を起こしていない周りに感謝から始めるのです。

 周りへの感謝から始めると、やがて、その問題にも感謝できるようになります。

 そして、魂が上にあがります。

<転載終了>


 何か自分の意に沿わないことが起きた時、私たちは不平や、不満、愚痴を口にし、何とかそこから逃れようとジタバタします。今までのぬるま湯につかったままでいたいと思います。

 ですが、そのトラブルや問題と言うのは、私たちに「感謝の心」を思い出しなさい と言うチャンスの時期が到来したと、伝えているのだそうです。

 困ったことに対して、不平や不満、愚痴を口にせずに、今まで「当たり前」だと思っていた

周りの方々の優しさや思いやりに目を向けて、感謝すること・・

そして最後は、その問題自体にも、気付かせてくれたキッカケとなってくれたことに感謝すること・・

 すると、一人さんの仰るように、もう問題点は消滅してしまいます。そして同時に私たちの魂は、また一歩進歩していきます。


今感じている、

・困ったことは何ですか? 

・不安に思うことは何ですか?

・不満に思っていることは何ですか?

 以前の記事にも書きましたが、中間世記憶を持つ子供たちの天国での神さまとの相談の様子からすると、私たちは生まれる前に、両親を選んで生まれてきました。

 そして健康な体になるのか、病気の子供として生まれるのか、どんな経験をこの人生でするのかを、決めたうえで生まれてくるのだそうです。

 そして容姿や性格までも、その人生の目的達成のために決めて生まれてくるのだそうです。性格もです!これが何を意味するかお分かりですか?

 つまり、

・目の前のどうしようもない人、

・自分の思い通りにならない、夫や子供、

・性格の悪い上司

それらは全て、その役割を全うするために、今世において、その性格になることを嫌われるのを覚悟であえて選んで生まれて来たということです。

 元々、その方は、陰険な意地悪な性格の魂だったわけではありません。今世において、あなたとの関わりにおいて、そのような決められた役回りをする必要に駆られ、その性格を選んで生まれてきたと言うことです。

 私たちの身近にいる人と言うのは、一番ご縁が深く、大切にしなければならない人です。

自分が嫌だと感じる一面だけを見て判断するのではなく、感謝の気持ちで、優しさと思いやりでお付き合いしたいものですね。

 その方たちは、私たちに「感謝の心」の大切さを教えるために、あえて悪役を演じてくださっている魂たちだからです。


 最後に作家の三浦綾子さんのお話をご紹介します。

三浦さんは学校の先生だったのですが、24歳の時に突然の高熱で入院。その入院が13年にも及びます。結核自体が、当時不治の病だったのですが、脊椎カリエスを併発。動かせるのは首だけで、寝返りを打つことも、排泄物を自分で処理することも出来ない毎日。それが4年も続きました。

 その後も、ご本人が「病気のデパート」と呼んでいるぐらい、ありとあらゆる病魔が襲ってきました。紫斑病、喉頭がん、三大痛い病といわれる帯状疱疹が顔に発症、鼻が潰れる。

「お岩さんみたい」と三浦さんが言うと、お手伝いの女性が「そんなこと言うと、お岩さんに失礼ですよ」と言ったという話をご本の中で書いていらっしゃいました。そして大腸がん、パーキンソン病と続きます。

普通の人間だったら、絶望のふちに追いやられるのに、三浦さんはいつも明るく、ユーモアに溢(あふ)れていたそうです。

「神様が何か思(おぼ)し召しが会って、私を病気にしたんだと思います。

 神様にひいきにされていると思うこともあります。

 特別に目をかけられ、特別に任務を与えられたと・・・。

 いい気なもんですねぇ(笑)」


 人間の精神は、どこまでも闇に行ってしまうこともあるけれど、何かきっかけさえあれば、反転しどこまでも高みに行くこともできるのですね。

 皆さんがご自分の内に居らっしゃる神さまに気付き、お幸せになれますように。