2025年8月3日日曜日

3973「縄文スピリッツ」2025.8.3

今回は「いっぷくからのありがとう」さんの2025年07月27日の記事を紹介します。


「縄文スピリッツ」


今世界を見渡せば、最終戦争のような様相を呈しています。

地球の進化にそぐわないものがあぶり出され、

まさに魂の振り分けが行われているような状況です。 

そのような中で、ますます希望の光となるのが、

神々が地政学的に何万年もかけて育て、

日本人のDNAの中にしっかりと根付いた「縄文スピリッツ」かもしれません。 

物理的な戦力やパワーはなくとも、 

その真の日本人の精神性は、例えば羽生選手の例のように、

世界中の人々の胸を打つものがあります。 

戦後この力を恐れた占領軍の敗戦処理によって、

日本人の精神性は一見、切断されたかのように見えますが、

1万年以上の文化に培われたそのDNAは、そう簡単に破壊することはできません。 

文化は異なっても、同じ神様からの神聖火花を頂いている人類同士、

高い倫理観と、神々とともに生きてきた、その生きざまは、 

世界中の魂の共鳴を起こすのでしょう。

今日はそんな日本人の心に眠る「縄文スピリッツ」のお話です。 

日本人には、はるか縄文の時代から、

1万年以上も続く、ものの考え方の基本があります。

自然を敬い、全ての物にスピリッツ、魂を感じ、

大切にするという、いわゆる古神道の考え方です。 

そこでは、神々はもちろん、死者でさえ敬い、

その幸せを願い、喜んでいただくことこそが、 

生きている私たちの幸せに繋がると信じられてきました。 

このような考え方、生き方こそ、私たち日本人のDNAに息づく尊いものであり、

まさにそのことにより、日本は世界のひな型と言われるようになりました。 

2011年には、神々に近い魂として、破壊の時代の予行演習がなされました。 

今の時代はまさに、 私たちのDNAの中に眠る

縄文のスピリッツの遺伝子をONにする時代が訪れています。

私たちの祖先の縄文の時代は、

1万5千年間も日本で続いた平和な時代でした。 

その時代には、争いの形跡が一切見つかっていません。

争い、いさかい、過度の所有意識が始まったのは、弥生時代からです。

つまり弥生族が大陸から、日本に渡って来てからのことになります。 

どうして縄文人は争いをしなかったのかというと、 

その理由は、

縄文人は外に「神」を作らなかったからでした。

「神」は人それぞれの「自分の中にある」と信じて、

お互いの「神」を尊重しあったからです。

自分の中の「神」が尊重されるには、

相手の中の「神」を尊重しないといけません。

このように、すべての対象のうちにある「神」を尊重しつつ、

自分のうちにある「神」に感謝した時代が縄文時代であり、 

古神道の基本的な考え方でした。

これは、まさに、ブッダグループが、人類の精神性の進化のために、

時を超え、今の時代に、取っている方法論と全く同じです。 

まさに縄文回帰、 

「縄文の心を取り戻せ」のスピリット。 

これこそが、私たちが、私たち一人一人の心の中にこそ、

神さまを見出し、お互いを尊重し認め、

助け合い、お互いさまの気持ちで生きて行く、精神的な支柱となります。 

今の時代に言われている「国常立尊の復権」とは、そう言う意味を持っています。 

地上の変化は、まず目に見えない世界で起こります。

上なる如く、下もまた然り・・です。 

そして神々は、人間の精神性の復活を通じ、この地球を変えて行きますが、 

その変化は、多くの人が期待するような

・派手で、

・ドラマチックな、

・天変地異のような 

やり方ではないと思われます。

大事な物は見えない・・・ 

いつの世でも、やり方は同じです。 

単なる好奇心を満たすような、人目を極端に引く

サーカスを見せるような方法は取りません。 

地味ですが、着実な方法です。 

私たちのハートの中には 

・先祖を大切に思う敬心

・死者の幸せさえも願う優しさ

そして、生きている人々に対する、 

・お互いさま

・お陰さまの心 

相手の個性、尊厳を大切に思う、温かな心、優しい心でありました。 

ただ、明治の文明開化、戦後の敗戦処理によって

その大切な心が強制的に、忘却させられていただけです。

その美しい神のような心を取り戻せば、 

きっと、気付いたら、いつの間にかミロクの世が始まっていた・・  

そのようになっていることでしょう。 

今は、建て替え、つまり破壊の時を過ごしていますが、 

これを耐え忍べば、いよいよ美しき世界への建て直しの時期です。 

希望を持ち、周りの人々と助け合いながら、 

笑顔と感謝の気持ちで暮らしていれば 

きっと、その美しき世で暮らすことができるでしょう。


2025年8月2日土曜日

3972「新しい地球へ」2025.8.2

今回は「いっぷくからのありがとう」さんの2025年07月24日の記事を紹介します。


「新しい地球へ」


今、本当に世界が混とんとしています。

正しい情報が隠され、プロパガンダが幅を利かせていますから,

真実を見極めるのは困難な時代です。 

今までの古い価値観に生きてきた勢力と,

新しい時代を担う勢力との大きな世代交代の時です。 

それは戦争のように目に見える形だけでなく、目に見えない形、神経戦でもあります。 

・正義の名のもとに他者を非難し攻撃したり

・肌触りの良いワードを使い、人心の分断を図ったり 

恐怖と怒りのエネルギーを増幅させようとします。

そして人々だけでなく、地球も・・・ 

地球が変わろう! 変わろう!としています。

もう少し時がたてば、それが何であったのか、誰の目にも明らかになることでしょう。

私たちが生きている、この地球には、隠されている、重大な事実があります。

それは、私たちの意識が、現実を作る、と言うことです。 

これは、神さまが人間を作った時、はじめから、私たちに与えてくださった能力ですが、

その能力は、人々を支配し、利用しようとする邪悪な意思によって隠されて来ました。 

隠す方法は簡単です。

・私たちに不安と恐怖を植えつけ、

・伸びやかな魂の活動を、阻害するだけです。  

ですが、神々の計画により、今、時の流れが変わり、

霊主体従(れいしゅ、たいじゅう)の世界、心や魂の在り方が重視され、

お金や物や、肩書などは、その次に置かれる、そんな時代になろうとしています。

国常立尊(クニノトコタチノミコト)がけん引すると言われる霊主体従(れいしゅ、たいじゅう)の世界。

地球の創生期には龍蛇族が深く関わったとされますが国常立尊も龍神です。

日本書紀では天地開闢の際、最初に現れた神様とされています。 

そして同時に変わりたくない人々は、新しい世界を拒否して、

旧態依然(きゅうたい-いぜん)として、昔ながらの、

・お金

・地位、名誉、権力

・資産(物、土地、車、家など)

に執着し、恐怖と不安を煽られ

常に戦々恐々とした世界にしがみつこうとする人もいます。

それが彼らのエネルギー源だからです。

「いやだ、いやだ」と言いながらも、

結局は、その世界が、性に合っており、心地よいからです。

魂は永遠です。

そして波長の異なる者は、同じ時間・空間を共有することができません。

ですので、それぞれの波長に合った、地球が準備されているそうです。

あの霊的な巨人、出口王仁三郎によれば、30年周期で行われる建て替え・立て直しで、

今回、神々が目指している変化は、人間の精神性の復活なのだそうです。 

恐怖や不安で、心を縛られるのではなく、安心して、伸び伸びと、、

助け合い、お互いさまで生きて行ける世界、全ては繋がっている、そう理解される世界、

そのような世が来れば、私たちは魂の持つ本来の創造性を発揮し、

必要な時に、必要なものを創造し。利用できる社会になることでしょう。 

それが、本来、私たちが持っている力だからです。

ただ、今はまだ隠されているだけです。

私は知っています。

無意識のうちに、もうその世界を、生きていらっしゃる方もいらっしゃいます。 

その方々は、 

・神さまの前に 真摯な態度です

・まわりの人に 優しくしています

・全ての行動の基準が、人が喜ぶことをする・・になっています 

そういった人々は、神さまを信じていますから、不安や取り越し苦労がありません。

自分を取り巻く状況の変化も、あるがまま、来るがままに任せ、 

それに抵抗したり、悲しんだり、過去を悔んだりしません。

その状況を呪うこともありません。 

淡々と、自分の置かれた状況を受け入れて、生きています。 

何か人より能力が飛びぬけている必要もありません。 

神々の姿が見える必要もありません。

声も聞こえる必要はありません。

神さまの前に平等である私たち人間にとって、そのような能力は、必要ないからです。 

なぜなら、霊的な現象は一般大衆にとって驚き以外の何ものでもなく、

人々はそれを引き起こす人を、

無条件に恐れ、崇(あが)める傾向を強く持っているからです。 

(教祖を頂く、新興宗教のパターンです)

ですが、その関係性こそが、依存と執着であり、今、地球という惑星が求めている、

伸びやかな魂、自立した魂とは正反対のものだからです。 

私たちが、神さまを感じるとは、周りの、普通の人々の、行動や言葉の中に、 

見えない神さまを感じる感受性を持つことこそ、 

本当に「神を見る」ということに他ならないからです。 

家族や、友人や、同僚の言葉やしぐさ、行動の中に・・ 

優しさや、思いやり、愛情を感じられたのなら・・ 

その時こそ、そこに、神さまを見た時です。 

神さまは、どこか、遠くの空の彼方に居らっしゃるのではありません。 

何気ない日々の暮らしの中にこそ、神さまは現われ、たちに宇宙の奥義、

調和された、世界の美しさを示してくださっています。

神さまは、一部の選ばれた人にだけ、現われるのではありません。 

生きている私たちは全員、神さまの前に平等に愛されています。 

私たち全員の中に神さまはいらっしゃいます。

私たちが身近に接する、 

・病気の人

・年老いた人

・子供たち

・苦悩の涙にくれている人

・罪びと

・貧困の人

全ての人の中に居らっしゃいます。 

それらの人の 口、そして行動で、私たちに、神さまの存在を示してくださっています。

もし、周りの方々の中に、神々の姿を見つけることが難しいのなら、、

まずは、ご自分の心の中を、「ありがとう」の感謝の心で満たしてみてください。

類は友を呼ぶ、波長の法則の通り、同じ波長の人が周りに集まってくることでしょう。 

もし、感謝の気持ちを持つことも、難しいのでしたら、言霊を使ってみてください。 

それは、ありがとう という言葉です。

感情を込める必要はありません。

ただ呪文のように唱え続けてください。 

それは、いつか実を結ぶ時が来ます。

涙ひとつ流れる時が来ます。

その時こそ、感謝の心を持つ時が来たことを教えてくれます。 

私たちの意識が、現実を作る、この真実をご自分の身体を使って実験してみてください。

この思い通りにならない地球で、その真実を、身を持って経験すること以上に 

大切なことは無いからです。 

私たちは平等です。 

自分たちの置かれた場所で、今、身近な周りに居らっしゃる方々に自分のできる範囲で、

優しさと、思いやり、そして笑顔を向けること、たったこれだけですが、

神々は、きっと私たちに、そうして欲しい

お互いさま、お陰さまで、助け合って、仲良く生きて欲しいと 

願っていると思うのです。 


2025年8月1日金曜日

3971「青空ひろば」2025.8.1

 今回は立花大敬さんの「大敬ワンデーメッセージ「青空ひろば」」の最新の内容を紹介します。


1515 2025.07.13 

<大悲心陀羅尼(だいひしん だらに)> 千手千眼観音さまのお経。シヴァ神の異名がたくさん本文に出てくるので、シヴァ神が仏教に取り入れられたのが千手観音だとされている。よって、とてもパワフルで、霊障や業障を打ち砕いて下さるお経。 

大悲心陀羅尼

ナムカラタンノウ。トラヤーヤー。ナムオリヤー。ボリョキーチー シフラーヤー。

フジサトボーヤー。モコサトボーヤー。モーコー キャールニキャーヤー。エン。

サーハラハーエー シュタンノウトンシャー。ナムシキリー トイモー。オリヤー。

ボリョキーチー。シフラー。リントウボー。ナームーノーラー。キンジーキーリー。

モーコーホードー。シャーミーサーボー。オートー ジョーシューベン。

オーシューイン。サーボー サートー。ノーモーボーギャー。モーハーテーチョー。

トージートー。エン。オーボーリョーキー。ルーギャーチー。キャーラーチー。

イーキリモーコー。フジサトー。サーボーサーボー。モーラ-モーラ-。

モーキーモーキー。リートーイン クーリョークーリョー。

ケーモー トーリョートーリョー。ホジャーヤーチー。モーコーホジャーヤーチー。

トーラートーラー。チリニー。シフラーヤー。シャーローシャーロー。

モーモーハーモーラー。ホーチーリー。イーキーイーキー。シーノーシーノー。

オラサン フラシャーリー。ハーザーハーザン。フラシャーヤー。

クーリョークーリョー。モーラークーリョークーリョー。

キーリーシャーローシャーロー。シーリーシーリー。スーリョースーリョー。

フジヤー。フジヤー。フドヤーフドヤー。ミーチリヤー。ノラキンジー。

チリシュニノー。ホヤモノ。ソモコー。シドヤー。ソモコー。モコシドヤー。

ソモコー。シドユーキー。シフラーヤー。ソモコー。ノラキンジー。ソモコー。

モーラーノーラー。ソモコー。シラスー オモギャーヤー。ソモコー。

ソボモコ シドヤー。ソモコー。シャキラー オシドーヤー。ソモコー。

ホドモギャ シドヤー。ソモコー。ノラキンジー ハーギャラヤー。ソモコー。

モーホリシンギャラヤー。ソモコー。

ナムカラタンノウ トラヤーヤー。ナムオリヤー。ボリョキーチー。シフラーヤー。ソモコー。シテドーモドラー。ホドヤー。ソーモーコー。

<大悲心陀羅尼 現代意訳>

(経題)大慈悲心をお持ちである千手千眼観音菩薩の出動をお願いする陀羅尼 

(本文)仏法僧の三宝に帰依します。聖観自在菩薩、大菩薩、大悲尊に帰依します。 

 充満する恐れのただ中にあって、彼の尊に帰依すれば、聖観音が出現して救って下さいます。

 青孔雀尊よ。あなたに帰依します。

 私はあなたが心の奥に秘めておられる「本源の願い」に身を投げ入れます。 

 その「本願」は、衆生にしあわせをもたらし、祝福をもたらし、鬼神にも打ち勝つ勇気を与えようという願いです。 

 すべての生類の生きる道を浄化しようという願いです。 

 おお、衆生を慈しみたまう尊よ。愛したまう智慧の尊よ。世間を超越したもう尊よ。

 いざ、いざ、衆生を載せ運びたまえ。大菩薩よ護りたまえ。守護したまえ。絶えず注意深く見守りたまえ。必要な智慧を授けたまえ。よく見まもり智慧をたまえ。私たちの悪業を消滅させたまえ、消し去りたまえ。私たちを正しい道に引き戻したまえ。導きたまえ 

 魔障に打ち勝つ尊よ。大勝利の尊よ。真理を受け保たせたまえ。受持させたまえ。

 受持自在尊よ。奮起したまえ。奮起させたまえ。

 塵垢解脱尊よ。無垢解脱尊よ。我がもとにおいで下さい。

 塵垢解脱尊よ。無垢解脱尊よ。おいで下さい。私たちのもとにおいで下さい。

 世自在尊よ。貪欲の海の毒を飲み尽くしたまえ。怒りの毒の炎を吹き消したまえ。愚痴動揺の毒の覆いを取り去りたまえ。

 世自在尊を恐るべし、恐るべし、もろもろの塵垢どもよ。恐怖せよ、恐怖せよ、塵垢の悪神どもよ。速やかに去れ。 

 世界創造主神よ。発動したまえ。出動したまえ。濁世に止まりたまえ、止まりたまえ。

汚れた地上世界に甘露を注ぎ癒したまえ。注ぎ潤したまえ。悟りを得させたまえ。目覚めさせたまえ。速やかに悟りを成就させたまえ。 

 慈しみの心に満ちた青孔雀尊よ。私たちの汚れた愛欲を粉砕したまえ。粉砕する勇気をたまえ。

 神力発動、達成めでたし。大神力出動、達成めでたし。 

 成就禅定自在尊に祝福あれ。青孔雀尊に祝福あれ。猪の顔を持つ尊に祝福あれ。獅子の顔の尊に祝福あれ。蓮華を手にする尊に祝福あれ。投輪を持って戦う尊に祝福あれ。ホラ貝の音で衆生を目覚めさせる尊に祝福あれ。大きな棍棒を持つ尊に祝福あれ。黒色悪神に打ち勝つ尊に祝福あれ。虎の皮を着る尊に祝福あれ。 

 三宝に帰依したてまつる。聖観自在尊に帰依したてまつる。真言句成就のために祥福あれ。 大悲心陀羅尼。


1514 2025.07.12 

<摩訶般若波羅蜜多心経>玄奘三蔵(孫悟空の三蔵法師のモデルになった方)は、中国からインドへの往復の旅路で、困難に遭遇するたびに、このお経を称えて切り抜けることが出来たと、人々に称えるように勧められた。

 

摩訶般若波羅蜜多心経  

觀自在菩薩。行深般若波羅蜜多時。照見五蘊皆空。度一切苦厄。

舍利子。色不異空。空不異色。色卽是空。空卽是色。受想行識。亦復如是。

舍利子。是諸法空相。不生不滅。不垢不淨。不增不減。

是故空中。無色無受想行識。無眼耳鼻舌身意。無色聲香味觸法。無眼界。乃至無意識界。

無無明亦無無明盡。乃至無老死。亦無老死盡。無苦集滅道。

無智亦無得。以無所得故。

菩提薩埵。依般若波羅蜜多故。心無罜礙。無罜礙故。無有恐怖。遠離一切顚倒夢想。

究竟涅槃。三世諸佛。依般若波羅蜜多故。得阿耨多羅三藐三菩提。

故知般若波羅蜜多。是大神咒。是大明咒。是無上咒。是無等等咒。能除一切苦。眞實不虚。

故說般若波羅蜜多咒。卽說咒曰。

羯諦 羯諦 波羅羯諦。波羅僧羯諦。菩提娑婆訶。

般若心經。


<般若心経 現代意訳>

(経題)優れた能力と智慧と、想いを形にする自動性を保有している「心」によって、願いを叶えるための方法を伝授する経 

(本文)観音菩薩は、「想い」と「心」と「世界」の相互循環システムである「五蘊」の存在を発見し、また、その循環は改変可能である、つまり運命は変えられる、という「観自在の悟り」を得て、一切の苦悩から解放された。

 舎利弗よ。これから観音菩薩が得られた「観自在の悟り」について説こう。 

 まず、世界はナイのだと知れ。ナイからこそ、「心」の内容を変えることによって、どんな世界でも、自在に現実化することが出来るのである。

舎利弗よ。本当は何もありはしないのだ。すべてはスクリーンに映った「光」の戯れに過ぎず、本当にアルのは、君のイノチの本質である「光」だけなのだ。

 生まれ、生き、死ぬる、というのは時空のスクリーン上の映像で、本当にあるのは、そんな映像を描き出している、君の永遠生命である「光」だけなのである。

 罪も汚れも、現象として現れた映像なのであるから、スクリーンにこびりついて、いつまでも離れないなどということはない。「心」から懺悔さえすれば、すぐ罪汚れがない、真っ新な、光り輝く世界に誕生出来るのである。

 また、1円玉の映像と1億円の札束、スクリーンに描き出す手間は同じだ。実はどちらもゼロ円、ありはしないのだから、1億円貯めようと「心」に決めたら、1億円を手に入れた映像を君の世界に描き出すことが出来る。それが難しいのは、君の難しいとする想いが「心」に根付いていて、その実現を妨げているからだ。

 次に、世界は固く重いものであるという見方が、錯覚にすぎないということに観音菩薩は気づき、実はすべてが「音・響き・波動」なのだと知る「観音の悟り」を得られた。

 君が固く・重く・冷たい世界に住むのも、実は君が、君の「心」を、そんな「本音」で響かせていて、その響きが、固く・重く・冷たい世界

を、生み出しているのだ。

 観音菩薩はさらに、何も思っていない時でも「心」が絶えずふるえていることに気づいた。

 宇宙に遍満している「響き」があって、その「響き」に共振して「心」がふるえているのであった。 

 この宇宙に遍満する「響き」は、私たちを慈愛であたため、希望の光明でつつみこみ、魂の進化の道の歩みを促し、自分が自分であることに自信を持たせ、自分本来の輝きを発揮して生きるよう、勇気づけてくれる「祝福の響き」であった。

 さて、観音菩薩は、さらにその「祝福の響き」の音源を探り、ついに発見することが出来た。その「祝福の響き」の音源は、菩提樹の元で私(釈迦如来)が悟りを開いた時に叫んだ言葉であった。  

 その言葉はこうだ。「羯諦(着いた)羯諦(着いた)波羅羯諦(魂の進化のゴールに着いた)波羅僧羯諦(魂の進化のゴールに私だけでなくみんなで一緒に到達した)。菩提娑婆訶(素晴らしい達成よ、ありがたし)」

この歓喜と祝福の響きが私(シャカムニ仏)の「心」をふるわせ、その波動は時空を超えてすべての世界に送り届けられた。そして、「心」の性能である「言葉を現実化する自動性」によって、すべての人が魂の進化課程を修了する日まで作用し続けるのである。

 だから、君たちはこの「祝福の響き」の導きを信じ、その「響き」に身を任せて、人生の大道を、喜び勇んで歩んでゆけばいいのだ。


1513 2025.07.11 

<延命十句観音経> 白隠禅師が天神さまの委託を受けて弘められたお経

観世音 南無仏 与仏有因 与仏有縁 仏法僧縁 常楽我浄

朝念観世音 暮念観世音 念念従心起 念念不離心 

<延命十句観音経 現代意訳>

(経題)イノチの可能性を伸ばしてくださるお経

(本文)

観音さま!よろしくお願いします。 

私たちは仏さまの子供です。

出会う人、出会うモノ、すべて仏さまの子供たちです。 

私たちは仏さまの子供なのですから、永遠であり、喜びそのものであり、宇宙いっぱいであり、決して汚れることがない、そんな光の存在です。

観音さまは、私たちが本来「光の存在」であることに目覚させようと、たえず導いてくださっています。 

朝から晩まで観音さまの愛の光にくるまれ、あったかい御心の中に寝起きしています。

どんなことがあっても、観音さまは決して私たちを見捨てたりなさいません。

常に私たちの成長を見護ってくださっています。

観音さま、ありがとうございます。


1512 2025.07.09 

<お経を称えましょう>

① 延命十句観音経…イノチの可能性を延ばすお経(寿命を延ばす、進学、 就職、束縛からの解放、身心の病の治癒など)天神さま、白隠禅師

② 般若心経…目標を達成するためのお経

(以上2経の参考文献)『劇的に運が良くなるお経』(カドカワ)

③ (だいひしん だらに)…霊障・業障をはらうお経    

  (参考音源)音声CD <イノチをひらく お経の響き> (THD)


2025年7月31日木曜日

3970「地上の星」2025.7.31

今回は「いっぷくからのありがとう」さんの2025年07月23日の記事を紹介します。


「地上の星」


日本中あちこちに神社があります。 

そして、その一つ一つは光を放ち、かつては、地上の星となっていました。 

小さな村々では、神聖な場所、氣の良い所に、神社が立てられ、

村人たちの心のよりどころとなってきました。

何かあれば、みんなで神社に集まり、お祭りしたり、盆踊りをしたり、 

神社(産土様)を中心に、村人の心は繋がっていました。

その村のコミュニティの結束のために、神社は心のよりどころとなっていました。

また宇宙を起源とする「神々」と称される知的生命体も、 古の時代から、地球を訪れ、

石や岩、または山全体などをヨリシロとして、その神輝を放っていたと思われます。 

つまり、地上の星となって輝いていました。 

これは夢物語ではなく、かつて、アポロ14号の宇宙飛行士エドガー・ミッチェル氏が

宇宙から地球を眺めたときに「1か所ものすごく光って見える場所があった」と言って、 

その緯度・経度を計測してみたそうです。

その場所は御岩神社(茨木県日立市)だったそうです。 

神様のパワーは、人々の敬虔な祈り、神様と関わりあおうとする人間の氣によって、

維持され、増幅されていきます。

神様だけのパワーで、神社の光が維持されているわけではありません。

必ず人間側からの関わりが必要です。 

ですから、人間側から、神様へ 

・意識を向けること

・真心を尽くすこと

・感謝の気持ちを表すこと 

それは、とっても大切なことです。

ですが神々も、人間に忘れ去られた時、誰も見向きもしなくなった時、

かつて光を放っていた神社であっても、光を失い、

そこに居らっしゃった神様の氣も、枯れて消滅してしまいます。 

数年前、弥彦神社のご妻神、熟穂屋姫命から、そのお話を伺ったことがあります。   

神々からのアプローチは、どなたにも等しく、平等に降り注いでいます。 

それは、ご自分で、見ようとしなければ見えないし、聞こうとしなければ聞こえません。神さまと、触れ合おうとしなければ、決して感じることができない繊細なものです。 

神社や仏閣に行った時

・風

・水の流れ、せせらぎ

・雲

・お日様

・人々の笑い声

・虫

・動物

・花、植物、木々のざわめき

・虹 

に神経を集中させてみてください。 

神さまは、お優しい方ですから、何らかの気付きを与えてくださると思います。 

・それを無視するか、

・偶然であると片づけるか

・バカバカしいと思うのか?

ご自分の自由です。 

ですが、神さまの働きは、自分で、触れ合おう、感じようとしなければ、

決して感じることができないものです。

妻戸神社で聞きなれない言葉を聞いたことがあります。

「人々の信仰、記憶が続く限り、神々は存在する」

※これはエネルギー的な存在の事を言っています。

人々の記憶が無くなり、信仰するものが誰もいなくなったらどうなるのか?

「その時 消滅する」

エネルギー不変の法則と言うものがあります。

それとどのように整合性が取れるのかは解りません。

ただ、最近の研究ではエネルギーは無から生じ、そして無に帰ると言われています、

その無に帰ると言う事かも知れません。 

その真の意味は元々の大神様のいらっしゃる世界に戻ることかもしれません。

また、出口王仁三郎の霊界物語では、この逆パターンが描かれています。

つまり、八岐大蛇や金毛九尾の狐などと言った悪役の魂は、

元々は、人々の、不平不満悪口、恐怖、怒り、

などその様なエネルギーが段々と凝り固まって発生し、力を得て来たと。。

その反対に、人々の熱い信仰と真心、神様に通じる思いが、

こう言った神々に大きなエネルギーを与えて行ったのかもしれません。

そして、そのエネルギーの源泉が無くなった時のことを

「消滅」と言う言葉であらわしたのかもしれません。

その時「消滅」という言葉がでたので、

ちょっとショックで、人間についてお聞きしました。

私達、人間の場合はどうなるのでしょうか?

それは消滅ではなく、集合意識、もともと私達がいくつも枝分かれしてきた魂の元に合流し、その個性を失う事のようです。

決して消滅するわけでは無いようです。

それが、良いことか、悪いことかは判断できません。

魂の大本、トータルセルフと一体になることは、そう悪いことでは無いと思います。

元々私達の魂は巨大で、幾度も、分離、そして吸収、知恵や経験の攪拌をl繰り返し、

より優れたものへと進化しているからです。 

この個性は、全てそこから派生したものだからです。。

元々の地球や、宇宙を作った大神、そして私達生命を持つもの、

そして、人々の思い(生命を持つもの)から発生、進化していった生命体、

それぞれが、この宇宙には存在しています。

私たち生きている人間は、自分の力などちっぽけな物、そう考えて、 

・神々に頼ろうとするかもしれません。

・霊的に力があると吹聴する人に頼ろうとするかもしれません。 

ですが、私たち一人一人の人間の精神の力は、

神々へもパワーを供給するほどの力があります。

私たちの純朴な 

・優しさ

・思いやり

・助けい合いの心

・お互い様の心 

そういう美しい真心こそが、神々のエネルギーの源泉となり、

何時までも地上の星として輝き続け、私たちの幸せに手を貸してくださることでしょう。

その思いやりの循環こそが、私たちが地上に来た目的であり、 

地上の星となってくださった神々の願いでもあります。



2025年7月30日水曜日

3969「因果を超えて」2025.7.30

今回は「いっぷくからのありがとう」さんの2025年07月21日の記事を紹介します。


「因果を超えて」


イエスもブッダも空海も、過去の沢山の偉人達も、 

そして最近では神仕組みの元、 

・宇宙から直接来た魂や

・神々の意識のまま生まれて来た子供たちも

その全ての方々が、霊的な不思議な現象のことではなく、

地味ですが、心の持ち方について語っています。 

人々の心を整えることで、

そこから地球を良き星にしようとしています。 

全てのことが、私たち自身の心から始まります。 

決して、どこかの誰かが、 

何かをしてくれることにより、自分の運命が好転するわけではありません。 

依存する心は、却って魂の退化を招きます。 

そして最近はますます思考が現実化するのが早くなったようです。 

これは心の状態が、現実に目の前に具現化されるのが早くなったと同じ意味です。 

自分が意識するしないに関わらず、心の中の情報が、現実化します。 

ですから、テレビや本、最近ではSNSなど

自分がどのような好みで、それらの情報に触れているかによって 

否応なく、それが現実の世界で具現化して出てきます。 

ですから自分が触れる情報にも、よく注意が必要です。 

逆に言えば、 

自分の心に無いことは、

現象として発生しない・・・ と言うことになります。 

愛や、優しさや、思いやりも。 

また心の状態は、単純ではなく、

今世に置いて、自分で意識できることだけではなく、

魂は永遠ですから、

過去の色んな人生を経てきて、染みついた魂のクセ

神我(しんが)を包み隠している、

・包身(ツミ)-本来の光り輝く神様と同じ姿の自分自身を隠してしまうもの

・氣枯(ケガレ)-神様のご神気の枯渇

によって、その種子が、いつ芽を出そうかと潜んでいます。 

何か自分のやったことに対して、自分の思ったことに対して

直ぐに、しっぺ返しや、反応が現れるということは、 

それだけ、 

・現在の地球自体の波動レベルが上がり

・体主霊従から霊主体従の 魂重視の時代に変わりつつあること

・自分自身の、魂の成長が進み、因果律による反応を受け止めても、

 今の自分であれば大丈夫、 それを研ぎ石として更に、魂を輝かすことができると 

 神さまが判断して、現象を起こしてくださったからです。 

自分の魂の進化が進まないうちは、

その反応や現象、出来事に耐えられないし、 

耐えられたとしても、そこから 

・何故そうなったのか?

・自分の心のどの部分が、その現象を起こしたのか?

理解することもできないし、

そこから教訓を得ることもできないので、 

現象や反応は、まだ先延ばしにされます。 

心の状態が現実化する。 

これはブッダの説いた因果律、

まいた種は刈り取らねばならない・・ と同じことですが、 

このことは、バチでも何でもありません。

全ては神様の私たち人間に対する深い愛から発生しています。 

現象が現れた

例えそれが、自分にとっては、逃げ出したく、

できれば避けて通りたい出来事であったとしても

神様が、それを起こるのを「善し」としたから起きた出来事です。 

私たちは、そこから逃げない限り、

また一つ、ツミ(包身)を一枚、心から剥がし、 

光り輝く、もともとの神様の輝きを取り戻すことができます。 

しかし、せっかく、神様が、心の状態を現象として見せてくださっても

目をそらし、逃げたり、他人のせいにしたり、見なかったことにする、、 

そうなると、その現象は無駄になってしまいますから、 

再び、宇宙を巡り、さらに強力になり、 

再び、機が熟した時に、神様が私たちに運んできてくださることでしょう。 

自分にとって嫌な現象が現れた時は、実は大きなチャンスの時です。 

神様が、「今こそ、それに気づいて解消しなさい」

そんな時だからです。 

逃げないで、正面から受け止め、受け入れれば、 

一気に、嫌なことではなく、

魂を輝かせてくれる素敵な出来事に変わることでしょう。 

最初の一歩、

受け止める、受け入れると決心することは、

「よし、変わろう」と決心することは、

大きな勇気がいるかもしれません。 

今迄、魂にとって、そこが弱点だったから、

現象が起きているのですから。 

ですが、その時、私たちが決断することができれば、

一気に神々の喜びとともに、問題は解決してしまうことでしょう。 

神々を含め自然界から最高のサポートを得られることでしょう。

この見える世界も、見えない世界も全て

私たちの心が作り出しています。

その心が、本来の神様と同じ輝きを取り戻せることであるのなら、

神々は、どんなことをしても、

その大きな私たちの勇気ある決断を、

後押ししてくださることでしょう。

そして、その決断をした瞬間に

私たちの魂の、輝きがまた一段と増します。


2025年7月29日火曜日

3968「地獄について」2025.7.29

今回は「いっぷくからのありがとう」さんの2025年07月20日の記事を紹介します。


「地獄について」


暑い日が続いています。

夏ですので、今日は地獄について書きたいと思います。

魂の巨人、出口王仁三郎が表した「霊界物語」からご紹介します。 

出口王仁三郎の説く地獄は、

魂の浄化と成長のための場として描かれ、

仏教や神道の地獄観を基盤にしつつ、

独自の楽観的で包括的な解釈が加えられています。

地獄は暗闇や試練の場として恐ろしい側面を持ちながらも、

魂が悔い改めを通じて最終的に救済される可能性が強調されており、

単なる罰の場ではなく、霊的進化の一段階として位置づけられています。

絶望ではなく、必ず最後には誰でもが魂が浄化されて救われるという

希望が描かれています。


■地獄の具体例とエピソード

・暗黒の世界:

 罪深い魂が送られる暗闇の地獄では、光が一切届かず、

 孤独と恐怖に苛まれる様子が描かれます。

・試練の場:特定の罪(例えば強欲や暴力)に対応した地獄では、

 魂がその罪を象徴する試練を受ける。

 例えば、強欲な者は果てしない欲望の追求を強いられ、満たされない苦しみを味わう。

・指導者の存在:地獄には、魂を導く霊的な存在や神々が登場し、

 苦しむ魂に悔い改めや成長の機会を与える場面も見られます。


■地獄の描写

地獄は、物質界とは異なる霊的な次元に存在し、

そこで魂は自身の行いを振り返り、

苦しみを通じて浄化されるプロセスを経験します。

具体的な描写としては、

・暗闇に閉ざされた世界、

・極端な寒さや暑さ、

・精神的な苦痛を与える幻影や試練

・血の池

・針山 

出口王仁三郎は、地獄を単なる恐怖の場ではなく、

魂が自らの誤りを認識し、成長するための場として捉えています。

そのため、地獄での苦しみは一時的であり、永遠に続くものではないとされています。

以上が、王仁三郎が見てきた地獄の姿です。

神様は優しく、慈悲深い方ですから、神様が地獄を創ったり、

死後私たちをそこに落とすわけではありません。 

私たちの心の中には良心があります。

それは私たちの心の中にいらっしゃる神様と言い換えても同じことです。

分け御霊(わけみたま)とも言います。

神様は私たちに自由意志を与えられていらっしゃいますので、

私たちが何を考え、何をしようとを止めるようなことはなさいません。

しかし私たちの良心も、神様の性質である、愛や平和、調和。

そこから発生する、思いやり助け合い、お互い様、お陰様などの感謝の心などは、

もちろん持っていますので、

・私たちが何かした時

・何か言ったり行動したりした時

心の中の良心に照らし、もしそれがすれているのであれば、

心の中に葛藤が生じ、痛みが生じます。

もし、両親とかけ離れた言動をすれば、自分自身を許せない・・

そのような感情が起こってきます。

そのような自分の良心に反するような言動をした時に起こる心の中の葛藤は、

私たちが気づかないうちに、

どんどんどんどん私たちを苦しめてきます。

その結果、生きているうちに幸せでない状態、つまりいつも不安だったり、

自分自身を許せないなどのような地獄のような心持ちになり、

その結果、自分の周りにもそのようなひどい現象が出てきます。

空海がおっしゃるように、

即身成仏、 

つまり生きている間に私たちは成仏、

天国にも地獄にも行くことができますので、

生きているうちに、心の状態により

・天国に住むもの

・地獄に住むもの

と別れてしまいます。 

良心に反する言動した場合には、

もう生きている間から地獄に住むものとなってしまいます。

その結果、死後肉体を脱いだ後 、私たちは心つまり魂だけの状態となりますが、

そうなった時 私たちの心の状態が、そのまま周りに現実化してきます。

もし私たちが生きながらもうすでに地獄に住んでいたならば、

亡くなったらすぐに、もっともっとリアルで現実的で苦しく、暗い、

地獄の世界に直行してしまうでしょう。

それは神様が罰として私たちに与えることではなく、

私たち自身が自らの心の状態にマッチした世界に、

自ら進んで行きます。

そしてその世界は私たち自身の心が作り出した世界です。

ご自分の心を振り返ってみてください。

あなたの今の心の状態はどうでしょうか?

・今現在地獄に住んでいますか?

・それでも天国に住んでいますか?

地獄に住むとは、

自分の良心つまり私たちの中にいらっしゃる、

神様の心と離れてしまっている言動をしていることによって、

・自分自身が許せなくなり

・良心との乖離が生まれ

・自分自身が許せなくなり

・常に不安で

・心の呵責に悩まされ

今まさに地獄に住んでいるということです。

生きている間に このようにブッダ達が教えてくださった、

真理、真実に触れる機会もなかった、縁の無い方々もいらっしゃるでしょう。

これ読んでくださってる方々の中にも、 

心当たりがある方もいらっしゃる かもしれません。

人は誰でも年を取ったり、

病気や事故かあれば、肉体を離れ、黄泉の世界に移行します。

肉体を脱いだ後、私たちが行く世界を決めているのは、

今の私たちの心の状態です。

もし万が一、地獄の方に進んでしまったなら、思い出してみてください。

慈悲深いブッダはそこから抜け出す方法も教えてくださっています。

それは感謝の心を持つことです。

ありがとうという感謝の心を持った瞬間に天から光が差し込みます。

周りの地獄の景色がだんだんと薄れていきます。

ありがとうの心が進んでくれば、

だんだんだんだんと周りの霧が晴れ

そして天から手を差し伸べてくださる誰かの姿が見えてくるでしょう。 

地獄の経験も、決して私たちを破滅の淵に追いやるものではなく、

魂の浄化のために、神様の承諾の元、

物事は進んでいきます。

感謝の心は、こんな所でも、

大きな力を発揮してくれます。


2025年7月28日月曜日

3967「因果を超えて」2025.7.28

今回は「いっぷくからのありがとう」さんの2025年07月21日の記事を紹介します。


「因果を超えて」


イエスもブッダも空海も、過去の沢山の偉人達も、 

そして最近では神仕組みの元、 

・宇宙から直接来た魂や

・神々の意識のまま生まれて来た子供たちも

その全ての方々が、霊的な不思議な現象のことではなく、

地味ですが、心の持ち方について語っています。 

人々の心を整えることで、

そこから地球を良き星にしようとしています。 

全てのことが、私たち自身の心から始まります。 

決して、どこかの誰かが、 

何かをしてくれることにより、自分の運命が好転するわけではありません。 

依存する心は、返って魂の退化を招きます。 

そして最近はますます思考が現実化するのが早くなったようです。 

これは心の状態が、現実に目の前に具現化されるのが早くなったと同じ意味です。 

自分が意識するしないに関わらず、心の中の情報が、現実化します。 

ですから、テレビや本、最近ではSNSなど

自分がどのような好みで、それらの情報に触れているかによって 

否応なく、それが現実の世界で具現化して出てきます。 

ですから自分が触れる情報にも、よく注意が必要です。 

逆に言えば、 

自分の心に無いことは、

現象として発生しない・・・ と言うことになります。 

愛や、優しさや、思いやりも。 

また心の状態は、単純ではなく、

今世に置いて、自分で意識できることだけではなく、

魂は永遠ですから、

過去の色んな人生を経てきて、染みついた魂のクセ

神我(しんが)を包み隠している、

・包身(ツミ)-本来の光り輝く神様と同じ姿の自分自身を隠してしまうもの

・氣枯(ケガレ)-神様のご神気の枯渇

によって、その種子が、いつ芽を出そうかと潜んでいます。 

何か自分のやったことに対して、自分の思ったことに対して

直ぐに、しっぺ返しや、反応が現れるということは、 

それだけ、 

・現在の地球自体の波動レベルが上がり

・体主霊従から霊主体従の 魂重視の時代に変わりつつあること

・自分自身の、魂の成長が進み、因果律による反応を受け止めても、

 今の自分であれば大丈夫、 それを研ぎ石として更に、魂を輝かすことができると 

 神さまが判断して、現象を起こしてくださったからです。 

自分の魂の進化が進まないうちは、

その反応や現象、出来事に耐えられないし、 

耐えられたとしても、そこから 

・何故そうなったのか?

・自分の心のどの部分が、その現象を起こしたのか?

理解することもできないし、

そこから教訓を得ることもできないので、 

現象や反応は、まだ先延ばしにされます。 

心の状態が現実化する。 

これはブッダの説いた因果律、

まいた種は刈り取らねばならない・・ と同じことですが、 

このことは、バチでも何でもありません。

全ては神様の私たち人間に対する深い愛から発生しています。 

現象が現れた

例えそれが、自分にとっては、逃げ出したく、

できれば避けて通りたい出来事であったとしても

神様が、それを起こるのを「善し」としたから起きた出来事です。 

私たちは、そこから逃げない限り、

また一つ、ツミ(包身)を一枚、心から剥がし、 

光り輝く、もともとの神様の輝きを取り戻すことができます。 

しかし、せっかく、神様が、心の状態を現象として見せてくださっても

目をそらし、逃げたり、他人のせいにしたり、見なかったことにする、、 

そうなると、その現象は無駄になってしまいますから、 

再び、宇宙を巡り、さらに強力になり、 

再び、機が熟した時に、神様が私たちに運んできてくださることでしょう。 

自分にとって嫌な現象が現れた時は、実は大きなチャンスの時です。 

神様が、「今こそ、それに気づいて解消しなさい」

そんな時だからです。 

逃げないで、正面から受け止め、受け入れれば、 

一気に、嫌なことではなく、

魂を輝かせてくれる素敵な出来事に変わることでしょう。 

最初の一歩、

受け止める、受け入れると決心することは、

「よし、変わろう」と決心することは、

大きな勇気がいるかもしれません。 

今迄、魂にとって、そこが弱点だったから、

現象が起きているのですから。 

ですが、その時、私たちが決断することができれば、

一気に神々の喜びとともに、問題は解決してしまうことでしょう。 

神々を含め自然界から最高のサポートを得られることでしょう。

この見える世界も、見えない世界も全て

私たちの心が作り出しています。

その心が、本来の神様と同じ輝きを取り戻せることであるのなら、

神々は、どんなことをしても、

その大きな私たちの勇気ある決断を、

後押ししてくださることでしょう。

そして、その決断をした瞬間に

私たちの魂の、輝きがまた一段と増します。


2025年7月27日日曜日

3966「サイコパスかソシオパスのどちらかはともかく、マッドマンに支配され続ける世界とアメリカ」2025.7.27

今回はIn Deepさんの2025年7月17日の記事を紹介します。


「サイコパスかソシオパスのどちらかはともかく、マッドマンに支配され続ける世界とアメリカ」

https://indeep.jp/a-world-ruled-by-madmen/

「ディールの美学」

1987年に発表された『トランプ自伝 アメリカを変える男』 (The Art of the Deal)という書籍があり、Wikipedia によれば、

> 本書は『ニューヨーク・タイムズ』のベストセラーリストで48週ランクインし、そのうち13週で1位を獲得した。

という大ベストセラーとなった書籍で、これはジャーナリストのトニー・シュウォーツ氏という方が、ゴーストライターを務めた本であるのですが、今回は、このトニー・シュウォーツ氏がメディア「ミディアム」に掲載した 2020年5月の寄稿文をご紹介したいと思います。

この『トランプ自伝 アメリカを変える男』の原題は「The Art of the Deal」つまり「取引の芸術」(笑)ということで、「すべてはディールだ」と述べる大統領である今と同じようなことを数十年、連綿と続けてきたことがよくわかりますが、この 2020年5月のトニー・シュウォーツ氏の文章は、トランプ氏を詳しく取材していく中で知ったさまざまな事実の曝露と、氏の懸念でもあります。

この記事が書かれた 2020年は、アメリカ大統領選のあった年で、この年の大統領選では、バイデン翁が当選しますが、その次の昨年の選挙でトランプ氏は再び大統領となります。

 

ところで、全然関係のない話ですが、ケイトリン・ジョンストンさんが、「狂った社会から人生の生き方を教わってはいけない」という記事を寄稿していました。ケイトリン・ジョンストンさんについては、今年 3月の「アメリカはディストピア&テクノクラート国家としての未来に向かっているのだろうか」という記事で、彼女の「トランプは赤い帽子をかぶったブッシュに過ぎない」という記事をご紹介したことがあります。

そのケイトリンさんが最近投稿していた記事もまたわりと長いものですので、全体をご紹介はしないですが、文章の締めに彼女はこう書いていました。

記事「狂った社会から人生の生き方を教わってはいけない」より

…人と違っていなさい。変わっていなさい。変人になりなさい。すべてを間違ったやり方でやりなさい。両親を失望させなさい。自分の可能性を十分に発揮しなさい。家訓を破りなさい。どんな神を信じるように教えられたとしても、それを怒らせなさい。

誰もやったことのすべてがうまくいったわけではない。だからこそ、踏みならされた道から外れることが必要なのです。

人類が生き方を変えない限り、世界は良くなりません。同じ失敗を繰り返し続ける限り、人類は生き方を変えることはできません。人類が生き残るには、これまでのパターンから脱却する必要があります。

もしかしたら生き残ることができるかもしれないし、生き残ることはできないかもしれない。

でも少なくとも、この素晴らしい青い世界で、狂人のルールに従って生きようとしながら、あと 1日を無駄に過ごすことから自分たちを救うことはできるのです。

caitlinjohnst.one

いやまあ、実感しますわ。もう、最近は、世界中どこを見回しても、狂人とサイコパスのオンパレードで、それは政治の中枢にいる人だけではなく、メディアに出る人や、メディアそのものもそうです。全体的な時計の基盤が狂ってる。

若い人たちにもその価値観が伝播していっているのだとすれば、今後、「世界の人たちの大半は狂人かサイコパスになる」日もないではないのかもしれません。

ともかく、トランプ氏の自伝のゴーストライターをつとめた、ジャーナリストのトニー・シュウォーツ氏の寄稿記事です。家族に関する部分など、一部、具体名が日本人にはわかりにくい部分は割愛しています。太字の部分は基本的にはオリジナル記事に準じています。

________________________________________

サイコパス最高責任者

The Psychopath in Chief

Tony Schwartz 2020/05/28

私はドナルド・トランプ氏と何百時間も一緒に過ごし、『アメリカを変える男』のゴーストライターを務めた。今では彼の行動の背後にあるより深い意味が分かる。

もし想像できるなら、想像してみてほしい。良心がない、それがまったくない、何をしても罪悪感や後悔の念を抱かない、見知らぬ人、友人、さらには家族の幸福を気遣う必要もない、そんな自分を想像してみてほしい。

どんなに利己的で、怠惰で、有害で、不道徳な行動をとったとしても、人生を通して一度も恥と闘うことがなかったら…あなたは何をしても構わない。それでも、良心によって規律を守っている大多数の人々に対するあなたの奇妙な優位性は、おそらく誰にも知られずに済むだろう。あなたはどのように人生を生きるだろうか? その大きくて秘密の優位性をどうするだろうか?

- マーサ・スタウト『隣の社会病質者』

ドナルド・トランプ氏が最も誇らしげに掲げる功績の一つは、ゴルフクラブ選手権で 18回優勝したことである。しかし、彼の主張の多くと同様に、これもまったくの虚偽だ。

スポーツライターのリック・ライリー氏が著書『ゴルフがトランプをどう説明するか』の執筆のために調査したところ、 18回の優勝のうちの 16の主張は明らかに虚偽であり、残りの 2つについては裏付ける証拠がまったく存在しないことが判明した。

ある時、トランプ氏は自身が所有するニュージャージー州ベッドミンスターのゴルフクラブで優勝したと主張したが、大会開催当日には彼はフィラデルフィアにいた。

人生のあらゆる場面で、反論されるたびに否定し、欺き、そらし、軽蔑し、さらに強硬な態度を取るような人物に、私たちはどう対処すべきだろうか? そして、もしそのような人物が、毎日何千人もの人々が命を落とし、その終息の兆しが見えない危機のさなか、自由世界の指導者でもあるとしたら、一体どのような危険をもたらすのだろうか?

最初の答えは、私たちが誰を相手にしているのかを正確に理解しなければならないということだが、私たちはそれを理解していない。なぜなら、トランプ氏の行動の動機が私たち自身の内面の経験からあまりにもかけ離れているため、私たちは永遠に困惑したままだからだ。

2016年7月、トランプ氏が共和党大統領候補に指名される直前、私はジェーン・メイヤー氏からインタビューを受けた。

その記事は後に「ドナルド・トランプのゴーストライターがすべてを語る」と題された。メイヤー氏は、記事の中で、私が『アメリカを変える男』を執筆するまでの 18ヶ月間、トランプ氏から私が経験したことを語ってくれた。執筆期間中、私は何百時間もトランプ氏と過ごした。

他の多くのトランプ批判者と同様に、私もトランプ氏は愛され、受け入れられ、称賛され、賞賛されることへの飽くなきナルシシズム的な渇望に突き動かされていると考えていた。それは一見すると真実だが、そのことが、トランプ氏をより深く突き動かすもの、つまり支配欲から目を逸らさせてしまう。

彼の最大の目標はどんな犠牲を払ってでも勝つことであり、目的は常に手段を正当化する。結局のところ、彼は他人の考えや感情など気にしない。トランプ氏にとって、支配することと愛されること、つまり自分を救うか他人を救うかという選択は、もはや争う余地のないものだ。

私の考えが変わるきっかけとなったのは、友人がワシントンD.C.を拠点とする心理学者、ヴィンス・グリーンウッド氏が書いた長文の論文を送ってくれたことだった。グリーンウッド氏は、トランプ氏がサイコパスであると詳細な臨床的根拠を示していた。サイコパスという言葉は、現在ではソシオパス (※ 反社会性パーソナリティ障害)とほぼ同義に使われている。心理学者たちは、臨床面接を行わずに、遠隔から誰かを診断することが正当かどうかについて議論を続けている。トランプ氏の場合、彼の人生は十分に記録されているため、徹底的な評価は可能と思われる。

かつて私が間近でそうしていたように、私たちは彼を毎日観察することができる。心理学者たちは、臨床面接を行わずに遠くから誰かを診断することが正当であるかどうかについて議論を続けている。

トランプ氏の行動には、どのようなサイコパス的特徴が表れているのだろうか。評価の高いヘア精神病質チェックリスト には、そのうち 20項目が列挙されている。

私の計算では、トランプ氏はそのうち 16項目を明確に示しており、その総合スコアは平均的な受刑者よりもはるかに高い。

サイコパスを最も特徴づける特徴は、良心の完全な欠如だ。つまり、トランプ氏が明らかに行っているように、罪悪感や恥の念を微塵も感じることなく、目的を達成するために嘘をつき、騙し、盗み、苦痛を与える能力だ。

トランプ氏の言葉や行動から明らかなのは、ライオンがキリンを殺すことについて罪悪感を感じないのと同様に、彼は他人を傷つけることについて罪悪感を感じていないということだ。

「正直に言おう」と、俳優でトランプ支持者のジェームズ・ウッズ氏は最近、以下のようにツイートした。

「ドナルド・トランプは粗野な人間だ。虚栄心が強く、無神経で、生意気だ」

これに対し、トランプ氏は「それは素晴らしい褒め言葉だと思う。ありがとう、ジェームズ」と軽々しく返答した。良心の欠如は、トランプ氏に独自のルールを作り、独自の現実を定義し、どんな競争でも勝利を宣言し、ほとんど何も知らない分野について自分の卓越した専門知識を主張する自由を与えている。

トランプ氏の行動を理解するのが難しいのは、私たちの大多数が当然のことと思っている規範、規則、法律、価値観から大きく外れて生きる人間を理解するように私たちの心が出来ていないからだ。

良心、共感、そして他者の幸福への配慮は、いずれも社会契約に不可欠な要素だ。トランプ氏の行動の理解に苦しむ良心そのものは、正直、公平、そして他者への思いやりを持って行動するという内なる義務感を反映しており、同時に、そうした理想に及ばない時、特に他者に害を与えてしまった場合には、悔恨の情を表明する意志も持ち合わせている。

罪を悔い改めることはあらゆる主要宗教の基本的な教義だが、トランプ氏は自分が行ったことに対して誰かに許しを求めることを断固として拒否する。

「私は神と非常に良好な関係を築いている」と彼は、2016年の大統領選キャンペーン中に CNN のジェイク・タッパー記者に語った 。

「私は善良でいることが好きだ。許しを求めるのは好きではない。そして、私は善良だ。悪いことは何もしないようにしている」

トランプ氏の動機や行動を自身のレンズを通して理解しようとする限り、永遠に途方に暮れることになるだろう。しかし、トランプ氏自身のレンズを通して見ることで、彼の行動は完全に予測可能であり、大統領就任以来、それが年を追うごとに極端になってきた理由が明らかになる。

「誰かが大統領である以上、権限は絶対的だ。そうあるべきだ。絶対的だ。絶対的だ」とトランプ氏は (2020年)4月13日に宣言した。

絶対的権限には個人の責任も伴うことが明らかになると、彼はその主張を撤回した。しかし、トランプ氏は破城槌 (※ 城門や城壁を破壊し、突破することを目的とした攻城兵器)に似ている。彼はひたすら攻撃を仕掛けてくる。彼の行動を制限する唯一のものは、自分がやろうとしていることが何であれ、それを許されると思っているかどうかだ。

2016年の大統領選以来、トランプ氏は 1万8000回以上の嘘をつき続けてきたが(ワシントンポスト紙の報道)、そのどれも認めたり謝罪したりしていない。彼の嘘の頻度は、就任 1年目の 1日 5回から、2020年には 1日 23回以上に増加している。

トランプ氏にとって嘘は第二の天性であり、事実は彼が好む虚構と矛盾する時に、単に払いのける障害物でしかない。

例えば、トランプ氏は過去 30年間で 1,500件近くの訴訟の被告となってきたことは事実だ。訴訟の被告は、彼の所有する不動産に対する未払いの税金を徴収しようとする政府機関、彼と彼の会社に提供したサービスに対する支払いを求める請負業者、そして性的暴行で彼を訴える女性たちだ。

1973年には、トランプ氏と父フレッド氏は、父フレッド氏が建設した住宅プロジェクト「トランプ・ビレッジ」において、アフリカ系アメリカ人への賃貸を拒否したとして、米国政府から訴えられた。2人のトランプ氏は 2年間この訴えと闘ったが、最終的に、差別を終わらせるための一連の措置を取ることに同意する旨の同意命令に署名した

2015年、トランプ氏はトランプ大学の学生を欺いたとして提起された 2件の集団訴訟で、2500万ドルの罰金を支払い、事業を閉鎖することで和解した。

2018年には、ニューヨーク州司法長官がトランプ氏とその上の 3人の子どもに対し「継続的な違法行為」を主張する訴訟を起こしたことを受け、トランプ氏一家は偽の財団を閉鎖し、残りの資産を裁判所が選定した慈善団体に寄付することに同意した。

トランプ氏を際立たせる二つ目の特徴は、共感力の欠如だ。COVID のパンデミックのような危機に直面した時、私たちはリーダーたちが私たちの痛みを理解し、思いやりと慰めの言葉で応えてくれることを期待する。

しかし、トランプ氏はそうではない。ワシントン・ポスト紙の報道によると、ここ 3週間で 13時間にわたりトランプ氏が行った発言のうち、メディアを含む他者への攻撃に 2時間、自身と政権への賛辞に 45分、そして COVID の犠牲者や最前線で働く人々への型通りの哀悼の意を表したのにわずか 4分半しか費やしていない。

トランプ氏は誰とも心からのつながりを築こうとしていないし、自分の目先の利益にかなう以上の人間関係を重視しているようにも見えない。

政権の交代率 --- 最初の 32 か月で 85% --- は、直近の前任者 5名の最初の任期全体の交代率をはるかに上回っている。トランプ氏は家族との関係ですら取引のように扱っている。

彼の人生でおそらく最も重要な影響を与えた父親との関係を説明する彼の方法を考えてみよう。

「他の人とは違って、私は父親にひるむことは一度もなかった」と彼は『トランプ自伝 アメリカを変える男』で私に説明した。「私は父親に立ち向かい、父親はそれを尊重してくれた。私たちの関係はほとんどビジネスライクだった。私がこれほどビジネス志向でなかったら、私たちはこんなにうまくやれただろうかと時々思う」

トランプ氏は、3番目の妻メラニア氏や、イヴァンカを除く子どもたち、孫たちについて、めったに愛情を込めて話さない。「子どもたちと過ごす時間を増やすために事業を辞める友達がいるけど、そういう人たちには『勘弁してくれ』って言うんだ」とトランプ氏はかつて説明した。

過去 4年間でトランプ氏が最も力強く愛を告白したのは、世界で最も冷酷な独裁者の一人である北朝鮮の金正恩氏だ。「私は本当にタフだったし、彼もそうだった」とトランプ氏は 2018年に語った。「そして、私たちは何度もやり取りをして、そのうち(金正恩氏と)恋に落ちた。彼は私に美しい手紙をくれた。それは素晴らしい手紙で、そのうち私たちは恋に落ちたのだ」

トランプ氏が特に称賛している権威主義的指導者、とりわけロシアのウラジーミル・プーチン大統領、中国の習近平氏、トルコのレジェップ・エルドアン氏、ブラジルのジャイル・ボルソナーロ大統領は、全員を惜しみなく称賛しているが、賞賛しているのは、その絶対的な権力を行使する能力だ。

「少しお辞儀をするのは構わない」とトランプ氏はかつて言った。「日本ではお辞儀をする。私はそれが大好きだ。日本で好きな唯一のことだ」

トランプ氏は忠誠心を期待し、要求するが、それは一方通行だ。彼の師であるロイ・コーン氏は、長年にわたり忠実に彼の弁護士を務めた。

「ロイは残酷だったが、非常に忠実な男だった」とトランプ氏は伝記作家のティム・オブライエン氏に語った。「彼は人のために残酷な仕打ちをした」。『アメリカを変える男』の中で、トランプ氏はコーン氏について「病院のベッドにいて、文字通り死ぬまで傍らにいてくれるような男だ。他の誰もが逃げ出した後もずっとだ」と私に語った。

コーン氏はトランプ氏を顧客としてだけでなく、親友の一人とも呼んでいた。しかし、1984年にコーン氏がエイズと診断されると、トランプ氏は事実上、二人の関係を終わらせた。

「ドナルドはそれを知り、まるで熱いジャガイモのように彼を捨てた」と、コーン氏の長年の秘書スーザン・ベル氏は説明した。「まるで昼と夜の違いだ」。ベル氏によると、コーン氏は驚かなかったという。「ドナルドは氷水を放尿したんだ」と、コーン氏は悲しそうに彼女に言ったという。

トランプ氏を最も特徴づける 3つ目の特徴は、支配欲と、それを行使することに明らかな喜びを感じていることだ。

「誰かに騙されたときには仕返しするのが大好きなんだ」とトランプ氏は著書『Think Big and Kick Ass』で説明している。「必ず仕返しするんだ。ビジネスをしていると、騙された人には仕返しをする必要がある。15倍も激しく仕返しする必要があるんだ」

自分の行動を方向づけ、制限する良心がないため、トランプ氏はより原始的で略奪的な衝動に陥ってしまう。彼にとって人生はゼロサムゲームだ。勝つか負けるか、支配するか服従するかだ。残酷さはトランプ氏にとって第二の天性なのだ。

トランプ氏の支配欲が最も顕著に表れているのは、おそらく女性との関係だろう。それは「アクセス・ハリウッド」の録音テープでビリー・ブッシュ氏に語った言葉に最も鮮明に表れている。

「僕が美しい女性に自然と惹かれるのは知ってるだろ? ただキスしちゃうんだ」とトランプ氏は自慢げに語った。「磁石みたいだよ。待つことなんてないんだ。それにスターなら、やらせてもらえる。何でもできる。アソコを掴んでやればいいんだよ」。現在まで に20人以上の女性がトランプ氏を性的暴行で公に告発している。

トランプ氏が権威を主張するために用いるもう一つの戦術は、事実上あらゆる分野における自身の専門知識を主張することだ。

彼は本能的に、科学者を含む専門家の知識を軽蔑し、却下し、あらゆる分野における第一人者であるかのように振る舞う。トランプ氏が「誰よりも詳しい」と主張するテーマには、ISIS、ドローン、ソーシャルメディア、選挙資金、テクノロジー、世論調査、裁判所、訴訟、政治家、貿易、再生可能エネルギー、インフラ、建設、環境影響評価、核兵器、銀行、税法、所得、通貨、経済などがある。

実際、彼は集中力を長く持続させることができないため、あらゆる分野に関する彼の知識は表面的で、著しく限定的になりがちだ。トランプ氏は、COVID 危機の間、自身のチームの医療専門家たちとさえも、遠慮なく矛盾する発言をしてきた。

特に、体内に消毒剤を注入することの治癒力の可能性について述べた際に顕著だった。「これらの医師たちは皆、『どうして(トランプ氏は)そんなに詳しいのでしょうか?』と言ったんだ。もしかしたら、私には生まれつきの才能があるのかもしれない」と彼は説明した。

では、これらの出来事は、トランプ氏の今後の行動について何を示唆しているのだろうか?

答えは単純で、悪化している。支配と権力への執着が、大統領就任以来、トランプ氏をこれまで以上に無差別に嘘をつき、自分の邪魔をする者と見なした者に対して、これまで以上に根拠のない攻撃的な反応を示すように駆り立てているのだ。

結局のところ、トランプ氏は、彼の行動は、彼が彼自身であり、不変であるがゆえに行われている。

良心の欠如に関する研究は、良心の欠如が強い遺伝的基盤、または、幼少期の逆境経験によって活性化される可能性がある。

遺伝子異常自体は、感情処理に関わる脳構造である大脳辺縁系に現れる。良心を持たない人は、扁桃体が小さかったり活動が低かったり、大脳辺縁系の灰白質が少ない場合が多いことが分かっている。

(2020年までの)4年間、私は何百万人ものトランプ批判者たちと共に、恥も共感も理解できず、自分の利益しか考えない大統領にどう対応すべきか、苦悩してきた。

こうした特性を持つ人に効果的な治療法は存在しない。たとえ治療法があったとしても、トランプ氏はそれを求めないだろう。なぜなら、彼は自分に何の問題もないと心から信じているからだ。

恐ろしい真実は、まさに彼に欠けているものこそが、良心と他者への思いやりに導かれる私たちの大多数に対して、彼に永続的な優位性を与えているということだ。

トランプ氏は注目、支配、そして残酷さを享受している。「ソシオパスはあなたを操り、支配したいのです」とマーサ・スタウト氏は説明する。「ですから、あなたが彼に怒り、混乱、傷ついた心を見せつけるたびに、結果として、あなたは彼に報い、彼を励ましているのです」

それでもなお、私たちの民主主義と共通の人間性を守るためには、トランプ氏が語るあらゆる嘘、そして彼が侵害するあらゆる法的・道徳的境界線に対して、冷静かつ粘り強く反撃することが極めて重要だ。

ハンナ・アーレント氏は、『悪の陳腐さについての報告』の中で、「非道な行為が日常化してしまうと、麻痺と正常化が容易に生じてしまう」と書いており、そして、「恐怖の状況下では、ほとんどの人たちは従うだろう」と書いた。

(※ 訳者注)ハンナ・アーレント氏は、アウシュヴィッツ強制収容所へのユダヤ人大量移送に関わったアドルフ・アイヒマンの裁判記録を著書にした方です。これは、「いつの時代でも悪の本質は《システムを無批判に受け入れること》」という記事の後半にあります。

________________________________________

思ったより長かったですが、ここまでです。


2025年7月26日土曜日

3965「闇の中」2025.7.26

今回は「いっぷくからのありがとう」さんの2025年07月19日の記事を紹介します。


「闇の中」


前ノートルダム清心学園理事長、渡辺和子さんの言葉に

「置かれた場所で咲きなさい」と言う言葉があります。

では、苦しく辛い闇の中に置かれた人はどうでしょうか?

時に神様は私達を闇の中に置き去りにしてしまわれたのか?

と思うような厳しい環境の中に置かれることもあるでしょう。

一度も闇の中に入ったことのない人、

それは幸せと言えば幸せかもしれません。

でもその幸せは、暗闇の中から一条の光を見つけた時の喜びとは比較にならないものです。

私達の内に居らっしゃる神さまは、私達にかけがえのない大切なもの

「おかげさま」の気持ち

それを忘れないように、思い出すように、

時に私達を闇の中に置かれます。

渡辺和子さんの言葉にこんなものがあります。

<引用開始>


闇の中に置かれたがゆえに、それまで知らなかった様々な

“明るさ”のありがたさがわかるのです。

それこそ「当たり前が輝いて」見えてくるのです。

私は、苦しい時には、しっかり苦しんだらいいと思っています。

「この苦しみも、神様の思し召し、愛されている証拠」などと、

一直線にありがたがってしまうと、 

せっかくの苦しみがもったいないように思うのです。

「あかりをつけたら、闇がもったいない」というのと同じです。

闇には闇の価値があるのだということ。

明るいところにしかいたことのない人に、

真の闇の暗さはわからないし、

したがって明るさのありがたさもわかりません。

闇の中に置かれたがゆえに、

それまで知らなかった様々な“明るさ”のありがたさがわかるのです。

それこそ「当たり前が輝いて」見えてくるのです。

<引用終了>

病気やケガもそうですが、

苦しみの最中は、心臓も凍結しそうなほど、息をするのも苦しいかもしれません。

布団をかぶり、声を殺して泣く日々もあるでしょう。

周りの全てが敵に見えるかもしれません。

ですが、そういった闇の経験こそが、 

・私達自身を養うための時間、

・心を練るための時間であったと

気付く日がきっと来るでしょう。

明けない夜など絶対にないからです。

闇を経験したことのない人、

孤独を味わったことのない人。

いつもケラケラとふざけて笑い、

美味しいものを好きなだけ食べ、

わがままを言い、欲しいものは何時でも手に入る豊な人生。

もしかしたら、そういう人生にあこがれるかもしれません。

ですが、果たしてそこから、

私達の一番大切な魂は、何かを得ることが出来るでしょうか?

人それぞれが選んできた人生。 

時には、何の不自由や心配のない

「休息の人生」を選択して生まれて来る人もいらっしゃるようです。

ですので、どれが良い、悪いと決めつけることはできません。

ですが もし今、闇の中に置かれた方がいらしたら、

少し考えていただきたいのです。

もしかしたら、神さまが苦しみ、悲しみの闇を、

私達の今まで知らなかった様々な“明るさ”のありがたさに気付いて欲しいと

用意して下さったものかもしれないのです。

神様は、無駄なことは決してなさいません。

決して、私達を困らせよう、破滅させようなどとは思っていません。

全ては私達の魂の喜びの為に用意なさって下さっているからです。

温かな、愛溢れた方だからです。

その神様がどなたの心の中にもいらっしゃいます。

勇気を思い出してください。

私たちは、生まれる前に、そうなることを神さまと選び、

そして必ず乗り越えて、 

魂の深みを手に入れてみせると約束して地球に生まれてきたのですから。

神さまは、どんな時も私たちの傍らから離れることは無いのですから。


2025年7月25日金曜日

3964「先祖供養、親孝行」2025.7.25

今回は「いっぷくからのありがとう」さんの2025年07月18日の記事を紹介します


「先祖供養、親孝行」


先祖供養のお話です。 

来月はお盆ですね。 

皆さんは、お墓参りをされますか? 

以前、宝徳様の神職の女性が「先祖供養」について話してくださったことがあります。 

それは、 

自分と、神さまの間に、ずらっとご先祖がいらっしゃる。

つまり、神さまと生きている私たちを繋いでくださっているのが、ご先祖 

先祖供養をすることで、

私たちまで命を繋いでくださったことに対する感謝

(どんなにか、苦労を重ね、喜び悲しみを経験し、生き抜いてくださったことでしょう)

そして、神様と私たちの、その道筋の間の、どなたも、神の光の道からそれないように、

真っすぐに神様の方向へ進めるように足元を照らすように

お祈りするのが、先祖供養です。 

そう教えていただいたことがあります。 

さて、斎藤一人さんも、先祖供養について、

いろいろ教えてくださっていますのでご紹介します。 

<引用開始> 引用元

先祖供養の本当の意味は、子孫であるその人のことを、

「いてくれてよかった」って言う人が何人いるかなんだよ。

大きな仏壇を買うことが先祖供養じゃないの。

それは仏壇屋さんや宗教をやってる人が言うこと。

さらにいえば、それって商売なの。 

仏壇に入っているのは仏様なんです。

それで30分も1時間も先祖供養のために

念仏を唱えるっていうんだけど、お経って仏様の教えなの。

仏様が教えたことを仏様に向かって30分も1時間も話すって変だよね。 

きっと仏様も、「それ、俺が言ったんだよ。

だからわかってるから、外に行って実践しな」って言うと思うよ。

お経をあげるのがいけないって言ってるんじゃないの。

あげてるあいだは無心になれるし、

そのあいだ、人の悪口とか言わないからそういう意味ではいいの。  

でも、どうせだったら、意味も知ってたほうがいいよね。 

さらに言えば、それを実践できるようにしたほうがいいよねってことなの。

だから先祖供養でいちばんいいのは、

「あなたがいてよかった」(あなたが生まれてきてくれて良かった)って言ってもらうことなの。

あなたが生まれてきたのは

ご両親がいて、そのまたご両親がいたからなの。 

先祖が誰一人として欠けても、

あなたはこの世に生まれてこなかったんだよね。 

子供をほめられたら親ってうれしいの。

だから、あなたがほめられることが、 

最高の先祖供養になるんだよ。 

<引用終了>

確かにそうかもしれませんね。 

私たちも、子供たちが、世間の皆さんに喜ばれる存在であれば

自分が褒められる以上に、とっても嬉しいと思います。 

私たちが、周りの方々に示す 

・優しさ

・思いやり

・助け合い

・お互い様、おかげ様 

の心は、自分たちだけでなく、ご先祖様を含めて

幸せにしてくれるようです。 

人に依存しない、理想的な形の先祖供養かもしれません。 

また、「親孝行」について、小林正観さんが以下のように仰っています。 

<引用開始> 引用元

親孝行とは、親が生きている間に、してあげるものではありません。

本当の親孝行とは、親が亡くなったときから始まります。

親が亡くなり、あちらの世界に行って、こちらを見ているときに、

ほら見てください。あれが私の子供です。

あんなに人に喜ばれながら、楽しそうに生きているのが、私の子供です。

と自慢できるような生き方をすることが、最大の親孝行ですよ。

親や祖父母、近親者が亡くなって、

何もしてあげれなかったと思っている人も多いようですが、

本当の孝行って今これからなんですね。

・人に喜ばれていますか?

・今を楽しんでいますか?

ご先祖様が、私たち子孫の自慢話を、

話題にできるような、生き方ができているか?

見つめ直してみましょう。 

<引用終了>

ご先祖も、両親も、そして今の家族も、みんなを幸せにするのは、 

みんなに幸せを感じていただくためには、全て、今の私たちの生き方、

心ひとつにかかっているのですね。

みんなが幸せに、笑顔で生きていけるよう、命を繋いでくださった先祖も、

神さまのもとに、真っすぐに歩みを進めて行けるように、

心を整えていきたいものですね。 

私たちの心は、本当は

・見えている世界

・見えない世界 

さえも包括する、偉大で尊く、巨大なものです。

みんな、心の鎧を脱ぎ捨ててしまえば、 

純粋で、優しく、愛に溢れた光り輝く魂を持っています。

まずは、自分の半径3m

身近な人たちからスタートですね。


2025年7月24日木曜日

3963「今日という日」2025.7.24

今回は「いっぷくからのありがとう」さんの2025年07月16日の記事を紹介します。


「今日という日」


皆さんは今

・ご家族と一緒に暮らしていますか?

・仲良くされていますか?

それとも、

・顔を見るだけで、ため息の出るような、家族もいらっしゃいますか?

・言うことを聞かない子供、

・自分勝手な旦那さまなど・・

今日は、その方のお顔を思い出して、読んでみてください。

あるご家族の娘さん(7歳)が亡くなりました。

子どもを亡くしてから一年経ってもこのご夫婦は 

「娘にもう一度会いたい」と嘆いていました。 

ある日のこと、 

水色の天使がその夫婦の前に突然に現れて言いました。 

「今、あなたの持っているすべての財産と引き換えに、

亡くなったお嬢さんと一緒に過ごせる日を 

一日だけプレゼントできますが、 どうしますか?」 

その夫婦は迷うことなくOKしました。 

そして水色の天使が続けて言いました。 

「しかし、ルールがあります。

あなた方は、プレゼントされた1日が終わるまで、今ここで約束したことや、

お嬢さんと死別したことなどの記憶は消されてしまいます。

それはまるで、過去に戻った一日を自然に過ごす感覚ですよ、それでもいいですか?」 

その夫婦はお互いに顔を見合わせて、ゆっくりとした口調で、 

「分かりました。」 と返事をしました。 

その瞬間パッと光が・・・  あっ!まぶしい・・・ 

次の瞬間には、いつも通りの朝になっていました。

ですが、夫婦は、天使と約束したこと、娘が死んでしまう事など、 

一切の記憶を無くしていました。

そうです、娘が生きていた頃の、何気ない一日の始まりでした。 

朝から「早く起きなさーい!!」妻の大きな声。

パジャマ姿で機嫌悪そうに起きてきた、髪の毛のボサボサな娘。

眠たい目をこすりながら新聞を読む夫。

貴重な貴重な一日が始まりました。 

私たちが生きている今日は、それは、いつか未来に水色の天使に 

全財産と引き換えに頂いた「今日」なのかもしれませんね。

もう一度、最初の質問をしたいと思います。

皆さんは今

・ご家族と一緒に暮らしていますか?

・仲良くされていますか?

それとも、 

・顔を見るだけで、ため息の出るような、家族もいらっしゃいますか?

・言うことを聞かない子供、

・自分勝手な旦那さまなど・・ 

その方が、明日は、いなくなってしまうかもしれません。

もし、胸がきゅんとなったのなら、今の何気ない日々の暮らしの中で、 

周りの身近な方々に、どうぞ笑顔で、優しく接してください。

今日のこの日は、永遠に続く日々ではありません。

家族もいつかは、離ればなれになってしまいます。

・手のかかる、言うことを聞かない、心配の種の子供も・・

・自分勝手な夫も

・嫌味ばかりを言う親も

明日はいないかもしれません。

いつか、別れの時が来ます。

ともに、この地球の同じ時代に生まれ、そして縁によって結ばれた家族たち。

それは、私たちの魂を、磨き合う仲間でもあります。

外見の態度や言葉で切り捨ててしまうのではなく、その心の奥にある、

魂を見つめたいものです。

私たちは、生まれる前に、その魂同士で約束してきたのですから。 

それから、今日は、もう一つテーマがあります。 

皆さんの中には、お子さんを早くに無くしてしまった方も居るかと思います。 

病気や事故、もしかしたら自死もあったかもしれません。

医療ミス、過剰な薬物投与。 

自分より先に、かわいいわが子を無くすことほど、

苦しく、辛く、悲しいことはありません。

世の中全部が敵に見えるかもしれません。 

幸福な家庭が憎くなるかもしれません。

心の中は、切なさ、後悔、やりきれなさ、憎しみで一杯になってしまうかもしれません。

ですが、ここで、少し考えていただきたいのは、先に逝ったわが子、愛しいわが子は

愛する父と母の心が、自分の死によって、そのような黒い心になってしまうことを、

望んでいるのか?

ということです。

肉体を去っても、存在が消えたわけではありません。

より自由度を増した、魂の存在として、元の世界に戻っているだけです。 

私たちも肉体を去れば、必ず会えます。

心が通じているのですから。 

その愛しい子供たちが、自分の死によって、父や母の心が黒く変わってしまったら、 

悲しむに違いないのです。 

憎しみのあるところ、幸福も、健康もありません。 

愛と許し、感謝のあるところ、神さまの光が照らします。

幸福があります。 

どうか、たとえ、愛しい子供たちが夭逝(ようせい)したとしても、

心を黒く汚すことなく、悲しみは悲しみとして、しっかり受け止めて、

そして次には、前を向いて欲しいのです。

笑顔を、周りの方々に向けて欲しいのです。 

きっと、天国の子供たちも、愛する、父や母に、

そのような神様の道を歩んで欲しいと、願っていると思うのです。


2025年7月23日水曜日

3962「冥界からの電話」2025.7.23

今回は「いっぷくからのありがとう」さんの2025年07月15日の記事を紹介します。


「冥界からの電話」


今日は生と死、肉体と魂に関して

以前載せた記事ですが、加筆して掲載したいと思います。 

最近は、本当に、さっと生まれて来た目的を果たし、 

子供の内に天に戻っていく魂が多いように感じます。 

レインボーの子供たちが増えてきたのも、同じような目的があるのかもしれません。

佐藤愛子さんの著作「冥界からの電話」に、故人中川昌蔵さんの言葉が載っています。

中川さんは、菩薩界から生まれて来た方です。

中川さんはどんな人にもわかり易く説明されます。 

波動を高めるにはどうすればいいかって? 

ちっとも難かしいことじゃありませんよ。

学問とか知識は必要ありません。

ただね、人は一人では生きられない、生かされているということをよく認識してね、

そのことに対してありがとうという感謝の気持を表せばいいんです。

感謝することで魂の波動は上ります。

実に簡単なんですよ。

死後の 世界は波動の世界ですからね。

波動の上下によって、地獄界、幽界、霊界、神界と、厳格に分けられています。

死ぬとその者の魂は、自分の波動と同じ波動の場所へ自動的に移動します。

やはり、ここでもありがとうという感謝の言葉が出てきます。

上記を踏まえたうえで、重い障害を持って生まれ、

早くに亡くなった娘さんのお話をご覧ください。 

「もう読んだよ」という方は、スルーしてくださいね。 

夭逝した、娘さんご本人の口から、重い障害を持って生まれたわけ、

を語ってくれています。 

景山民夫さんが書いた

「さよならブラックバード」と言う本からのご紹介ですが、

これから述べることは事実であるそうです。 

このお話は、お子さんが、お父さんの魂の向上のため、

敢えて不自由な身体を選び生まれ、そして早すぎる死を通じ、 

愛する父の魂を向上させるめに協力したお話です。

景山民夫さんが書いた「さよならブラックバード」という本

その後書きに、こんなお話が載っています。

<転載開始> 転載元

僕はいまから八年程前に、長女を亡くしました。

彼女は生まれたときから、重い障害をもった子供で、18年間の人生の中で

一度も自分の力で、ベッドから起き上がることが出来ない生活を送り、

そして死にました。

急な死だったために、僕があわてて病院に駆けつけたのは、

死後一時間ほどしてからでした。

娘は既に冷たくなっていて、18歳にしてはずいぶん小さな体を、

ベッドに横たえていました。

その夜、通夜が営まれ、お棺に入れられて、

祭壇に安置されている娘の遺体を目にしたとき、僕はなぜか 

「あ、もう肉体から魂が抜け出してしまっている」

と感じたのです。

ふと祭壇の上の方を見ると、そこに娘がポコンと浮かんでいました。 

それは、生前の肉体の姿ではなく、白く光る玉のように僕の目には見えました。

無事にお通夜を終え、僕は翌日の葬儀に備える為に、

教会の駐車場にあった車に戻りました。

車のエンジンをかけたときに、僕は助手席に、死んだ娘がいる事に気がつきました。

さっきと同じ光る球体のようでした。

「一緒にお家に帰るか」と僕は娘に声をかけました。

彼女は、「うん、一緒に帰る」と答えました。

不思議なことです。

生きているときは、言葉が喋れないために、一度も会話をしたことがない彼女と、

「一緒にお家に帰るか」と僕は娘に声をかけました。

彼女は、「うん、一緒に帰る」と答えました。

死んだ後では、まるで普通の人と同様に会話ができるのです。

といっても、それは鼓膜を通して伝わってくるものではなく、

直接僕の心に語りかけてくる、テレパシーのような通信手段でしたが、

それでも意思は完全に通じあっていました。

いろいろなことを語り合いながら、車を運転していくと、途中で雨が降り始めました。 

家に着いたときもまだ雨は降り続いており、 

彼女は「そうかぁ、雨ってこういうものなんだ」と感激していました。 

ずっと室内で暮らしていた彼女は、雨というものを実体験したことがなかったのです。

その後、娘は(ヘンな話ですが)自分の葬儀にも出席し、 

しばらく我が家に滞在していました。

その間に、「お前は、なんであんな不自由な身体を、選んで生まれてきたの?」 

と尋ねたことがあります。

娘の答えはこうでした。

「他の理由もあるけど、私が生まれる前のパパの心の状態のままだと、

パパは弱者に対しての優しさが持てない人になっていたかもしれないの。 

それで私は重い障害を持ってパパの娘に生まれたの」

この言葉は僕にとって、目からウロコが落ちるようなものでした。

たしかに、思い返してみれば、当時の僕にはそういった傾向があったのかもしれません。

やがて娘は 「もう天に帰るから」と言って去っていきました。

痛く、辛く、悲しい人生ではあったと思いますが、

彼女の一生は無駄でも敗北でもありませんでした。 

敢えて、障害を持つ子として生まれて、

僕に思いやりの大切さを気づかせてくれたのですから。

これはすべて本当の話です。

もう一度言います。

どんな人生でも、無駄や敗北はないのです。 

大切なのは、無駄や敗北と見えたことから、何を学び取るか、なのです。

<転載終了>


私も、人の親ですから、子供を早くに亡くす、悲しみ、苦しみ、後悔、

張り裂けそうな胸の内。想像に難くありません。

ですが、もし親が、子供の早すぎる死を、悔み、何時までも、世を憎み、人を憎み、

何時までも、いつまでも運命を呪っていたなら、この子供たちが、敢えて勇気をもって、

早くに亡くなることを選んで生まれて来た人生の目的は、どうなってしまうか?  

そう考えてしまいます。

子供たちが、親のその姿を天国から見てどう思うのか? 

何時までも、私のことを忘れずに、大切に思い、

それゆえに憎み苦しんでくれてありがとう。

そう思うのでしょうか? 

中川さんの仰るように

心の波動の上下によって、地獄界、幽界、霊界、神界と厳格に分けられてしまい、

その悲しみ、苦しみ、後悔、運命を呪う波長のゆえに、

親が自動的に、その世界に引き込まれていくことを、

この高貴な魂の子供たちは、喜ぶでしょうか?

中川さんは仰いました。 

死ぬとその者の魂は、自分の波動と同じ波動の場所へ自動的に移動します。 

この子供達の魂は、中川さんの仰る、魂の法則、類は友を呼ぶを十分知った上で、

生きている私たち お父さん、お母さんを見ています。 

大切な大切な子供たち、その子供たちの喜ぶ笑顔が見たいですね。 

子供たちは何のために、生まれて早くに亡くなったのか? 

一番影響を受ける親に何を伝えたかったのか? 

親にどう変化して欲しかったのか? 

それに気づき、お子さんたちが望んだ変化を、私達親が、

人を社会を恨むことなく成し遂げることができたら、子供たちは天国で

本当に幸せを感じることでしょう。


2025年7月22日火曜日

3961「AIとスマートフォンは「人類の知能」を大幅に低下させ続けている」2025.7.22

今回はIn Deepさんの2025年7月7日の記事を紹介します。


「AIとスマートフォンは「人類の知能」を大幅に低下させ続けている。そこから向かうイディオクラシーの未来」

AIとスマートフォンは「人類の知能」を大幅に低下させ続けている。そこから向かうイディオクラシーの未来 - In Deep


(※)イディオクラシーとは、「知的無能が指導者の資質として肯定的に評価されるような統治システムのこと。 愚者支配」という言葉だそうです。tatsuru.com

 

AIは人間の思考力を長期間にわたり弱めることが研究で判明

最近は、AI や、大規模言語モデル(LLM)についての記事を書くことが多いですが、それは、よく見る海外報道メディアに AI に関する記事が劇的に増えていることにもよります。

そして、「ほとんどが AI に批判的」な内容となっています。

毎日のように見ますね。

6月28日の WIRED では、「AIへの反発はますます強まっている」という記事が掲載され、ロシアの RT 紙なども連日のように AI に対して批判的な記事が掲載されています。

RT 紙の最新の AI に関しての記事は、「 AI は私たち全員を狂わせているのだろうか?」というタイトルの、人口知能の研究家による寄稿記事でした。この記事の内容は、先日書かせていただいた以下の記事の内容と同じようなものです。

・AIが人を狂気に陥れ、あるいは人を精神疾患に導く、そのメカニズム

 In Deep 2025年7月3日

今日ご紹介させていただくのは、

「 AI は人間の思考力を著しく弱める」

ということが書かれていたもので、マサチューセッツ工科大学 (MIT)の最近の論文を展開させた内容でした。

その記事の冒頭は、以下のように始まります。

記事「ChatGPTは思考力を弱めることがMITの研究で判明」より

MIT の新しい研究によると、ChatGPT のような大規模言語モデル(LLM)を用いてエッセイを書いた人は、使わなかった人に比べて脳の活動が著しく低下していることがわかった。

また、彼らはほんの数分前に「書いた」ことを何も思い出すことができなかった。この方法でエッセイを書くのは簡単だったが、文章は同じ論点を繰り返したものになり、創造性と批判的思考力が欠如していた。

LLM を使用した人は、本質的に脳の創造的かつ思考的な部分をオフにしていたため、エッセイを作成するときに学習したり、記憶したり、感じたりしなかった。

そして、その影響は長引いた。LLM の支援を受けられなくなった後も、以前 LLM を利用していた生徒の成績は依然として低かった。

ChatGPT を強制的に中断させられた時、脳の創造的・批判的思考の部分が活性化されるどころか、LLM が以前に書いた内容を思い出そうとする脳の活性化が顕著に表れたのだ。

研究者によると、これは教育、創造性、そして知的発達に重大な影響を及ぼす。

madinamerica.com

しばらく進みますと、以下のような部分も出てきます。

先進国ではすでに教育成果が低下しており、米国では中学 2年生の 3分の1が基礎レベルの読解力さえない。これは子どもだけでなく、大人にも当てはまる。米国の成人の半数以上が小学 6年生以下の読解力しかないのだ。

この傾向はパンデミック以前から始まっていたが、パンデミックによって悪化した可能性もある。また、スマートフォンも一因となっている可能性がある。

学校でスマートフォンを禁止した国では、生徒の学習成果が向上しており、研究はスマートフォンを身近に置くだけで注意力や集中力が低下するという考えを裏付けている。

madinamerica.com

確かに、最近のアメリカの子どもの学力の基礎レベルの低下は著しいもので、たとえば、以下は、アメリカの「教育の進歩に関する全国評価 (NAEP)」という数学と読解力の平均スコアで、以下のグラフは、2022年までのものですが、2020年から急速な低下を見せていることがわかります。

アメリカの9歳の「読解力」の平均スコアの推移

BDW

数学もほぼ同じ線を描いています。

これだけを見ますと、2020年という起点からは、パンデミックの頃の政策の悪影響(ロックダウンやマスク)も強いとは思いますが、いずれにしても、このアメリカ人の読解力が史上最大の下落を示した頃に出てきたのが、AI というのか、ChatGPT や Grok のような大規模言語モデルです。

私はスマートフォンを持たないので知らなかったのですが、最近、うちの子どもに、

「スマホで AI とか使う?」

ときくと、

「もともとスマホに Gemini (Google の AI)がついているから」

ということでした。

スマートフォンにもいろいろと種類があるだろうとはいえ、ほとんどの場合、ユーザーは AI と日常的に接していることになります。

AI を便利に使うこと自体は全然否定されることではないのですが、先ほどご紹介した記事の冒頭に、AI を使って文章を作成した人は、

> (使わなかった人と)比べて脳の活動が著しく低下していることがわかった…

とありますように、あまりにいろいろなことを AI に依存すると「脳の働きが弱まる」みたいなんですね。

これは、ある程度の青年や大人でしたら、まだいいのかもしれないですが、今は、かなり小さな子どもでもスマートフォンなどを持つ人が多いですので、「子どものうちから、何も考えなくていい環境」の中で育つというのはどんなものかなと。

今の日本の子どものスマートフォン所持率は以下(赤)のようになっていまして、13歳だと 100%に迫っている。

NST新潟総合テレビ

 

多くの論文から AI を使用した痕跡が見つかっている

7月6日の Phys.org の記事で、「大規模調査で数百万の科学論文に AI の痕跡が見つかる」というタイトルのものがありました。

つまり、多くの論文が「 AI を使用して作成されている」という可能性に言及したものです。

米国とドイツの研究者チームが 1,500万件を超える生物医学要約を分析したところ、その中の 13.5%に AI 生成コンテンツにより執筆された可能性があることを突き止めたのだそう。

これは、「 150万から 200万近くの論文が AI で生成された可能性がある」ということです。これは、生物医学関係の論文だけですけれど、他の分野を含めると、相当な数の論文が AI で生成されている可能性があります。

そして、たとえば、大学生の人たちならば、卒業論文とか、あるいはレポートだとか、そういうものを AI で作成している人も、まあ、いるでしょうし、場合によっては、もっと若い世代でも、そういう利用をしているかもしれません。

しかし、最初のほうの記事で示したマサチューセッツ工科大学の研究にあるように、

「 AI によって生成された文章の内容は脳に残らない」

ようなのです。

こういうようなことが拡大していけば、当然、「社会全体の知的水準が下がり続ける」ことにもなりかねません。いや、おそらくそれはもう始まっているのだと思います。

結果として、ますます人間は AI に依存するようになり、さらに脳の働きが弱っていくと同時に、以前の記事で書きましたように、人によっては、狂気や精神疾患に導かれてしまう可能性もあります。若ければ若いほど、その可能性はあると思われます。

やはり、どこかで、現在の AI 依存社会に歯止めをかけないと、人類社会全体がおかしくなってしまう可能性があるようには感じます。

最初にご紹介しました、マサチューセッツ工科大学の論文を取り上げていた記事はおそろしく長く、研究での実験内容を細かく分析していますが、その記事のラストのセクション「 AI は電卓のようなものだろうか?」をご紹介して、締めさせていただきたいと思います。

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ChatGPTは思考力を弱めることがMITの研究で判明

ChatGPT Weakens Your Ability to Think, MIT Study Finds

madinamerica.com 2025/06/25

AIは「電卓のようなもの」だろうか?

AI 支持者は、AI を優れた電卓のようなものだと表現する。それならば、明らかに便利なツールであり、悪影響はなかったと言えるだろう。

AI は計算プロセスを非常に容易にし、今では AI なしの生活は想像できないが、人類の発展への影響についてはほとんど懸念されていない。

しかし、電卓という比喩は、実際に AI に対しての良い比喩なのだろうか?

まず、電卓は毎回正しい答えを出すが、これは大規模言語モデル(LLM)とは大きく異なる。LLMは、政府の医療報告書や法廷といった非常に重要な場面において、偽の引用や捏造された研究など、虚偽の情報を流布することで悪名高い存在となっている。

LLM は偏見を助長し、特に医療と法律の分野では問題となり得る。AI 搭載のチャットボットは、現在でも何百万人もの人々にセラピストとして販売されているが、同時に妄想的な思考を助長し、自殺計画を支援しているのだ。

電卓が自殺を促したことはあるだろうか? 電卓が誰かを「宇宙の秘密にアクセスした」スピリチュアルな導師だと信じ込ませ、精神病院送りにしたことはあるだろうか? 電卓が、あなたが入力した数式に偽の答えをでっち上げたことはあるだろうか?

しかし、AI はこうした嘘を非常に説得力のある形で提供し、いわゆる「ごますり」でユーザーを称賛する。

危険なのは、AI が私たちの認知能力をオフロードして脳を働かせなくて済むように利用されているというだけではない。AIが、私たちが認知能力をオフロードしているわけではないと確信させているという点だ。

それは、AI 支持者たちの言葉からも見て取れる。「 AI を受動的に使えば、あなたは鈍感になる。しかし、AI を賢く使えば、あなたは超人になる」というような。

AI 推進派は、AI を「正しく」、つまり既存の思考を拡張する手段として利用していると考えている。しかし、MIT の研究結果はこの解釈に反している。

この MIT の研究結果によると、すでに成果を出した後に AI を利用したとしても、自身の成果を批判的に評価し改善し続けるのではなく、AI の汎用的で質の低い成果をコピー&ペーストする傾向があることが示されている。

そして何よりも恐ろしいのは、数分後には自分が書いたはずの文章を一行も引用できないにもかかわらず、自分が書いたと信じ続けることだ。

あなたは、それが自分の知性を超強化し、マトリックスのネオのように、幻想の先を見通せる精神的な天才に変身させると信じてしまうだろう。しかし、実際には、ありきたりで曖昧で、論理的に不十分なコンテンツを、はるかに速いペースで生み出しているだけなのだ。

ハッカーがユーザーのデータを盗むために悪用している脆弱性を知らないバイブコーダー (※ AI に依存したプログラミング手法を使う人)であろうと、依頼人の利益のために捏造した事例を挙げる弁護士であろうと、政府の政策を裏付けるために偽の推薦状リストを作成する医療管理者であろうと、依頼人に自殺を勧めるセラピストであろうと、それは問題ではない。

いずれの場合も、あなたは自分が超人になったつもりでいるだろうが、実際には人々の人生を破滅させているのだ。

AI 企業自身もこのことを承知している。自ら調査を行い、インターネット上に公開して誰もが見られるようにしている。しかし、彼ら AI 企業は、これらのことをまったく気にしていない。彼らの目標は、世界中が AI に依存し、AI なしでは生きていけないようにすることだ。無限の顧客基盤を永遠に築くことだ。AI 企業としての、その最善の戦略とは? それはタバコと同じように、若いうちから始めさせることだ。

AI に思考をアウトソーシングすればするほど、私たち自身の批判的思考能力は蝕まれていく。

批判的思考能力が蝕まれれば蝕まれるほど、AI に思考をアウトソーシングせざるを得なくなる。この再帰的なループこそが、マイクロソフト、OpenAI、そして Anthropic の夢の根底にあるものだ。人々が、このループに屈すれば、イディオクラシー(愚者支配)が現実のものとなるだろう。

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ここまでです。

民衆全体の知的能力と批判的思考能力の低下が進めば、そういうイディオクラシー的な世界も出現しそうですが、しかし、指導者自体も愚者の世界の場合、実権を握るのは AI そのものなのでしょうかね。

この人類の知能の低下の件については、進行している速度が速いですから、わりと早い段階で問題となってくるような気はします。


2025年7月21日月曜日

3960「母の涙」2025.7.21

今回は「いっぷくからのありがとう」さんの2025年07月12日の記事を紹介します


「母の涙」


今日は、お子さんを持つお母さんに書きたいと思います。

心のお話です。 

・能力ある人に頼って、助けていただくよりも

・お金をかけて沢山のセミナーに参加するよりも

・あちこちの沢山の神社仏閣を回るよりも、 

まずは、ご自分の心を祓い清め、本来の魂の輝きを取り戻すことの方が、 

何万倍も大切なことだと思うからです。

本当に素朴で純真な詩をご紹介します。

 

サトウハチローさんの、「お母さんの詩」です。

おかあさんはわたしを生んだの

それから

わたしをそだてたの 

それから

わたしをたのしみにしてたの 

それから

わたしのために泣いたの

それから

それからあとはいえないの


サトウハチローさんは、佐藤愛子さんのお兄さんです。

ハチローさんについて、愛子さんはこう書いています。

兄は「とんでもない不良で、本当にどうしようもない男です」、と。

なんとなく納得がゆく。 

「有名な『おかあさんのうた』で

善良な人たちを騙しましてね」とまで言い切る。

「けれども、彼が作った詩の中で一つだけ、

ああ、この詩はいいなあと私が思った詩があるんです。 

不良少年で父や母を苦しめた男の、こういう短い詩です」。

それが、この「おかあさんはわたしを生んだの」という一編です。

サトウハチローのお母さん、ハルは、

彼がまだ子供の頃に、父・紅緑に離縁されました。

そして若くして世を去ったのでした。

酒好き、女好きで、放蕩の青春を送った中で 

「母よゆるしたまへ/ゆるしたまへ」と・・・。 

「おかあさん」の詩を最も多く書いたと言われる詩人サトウハチロー。 

彼の素朴でやさしい詩には、ファンが多いそうです。

一見堕落したような生活を送った人ですが、 

その心の中では、早くに亡くなった母の後姿を 

いつまでもいつまでも、追いかけていたのかもしれません。 

今日は、もうひとつ、お母さんのお話をご紹介して終わります。 

同居生活の疲れからか、

いつも、ご主人やお姑さん、そして子供、更にはママ友など、  

他人の悪口ばかり口にしていたご婦人がいました。

いつものように台所に立っていると、三歳になる娘さんが寄ってきて、 

「ねえねえ、おかあさん」 と、エプロンにしがみついてきました。

まあ、いつものことですので、台所仕事を続けたまま

「何よ」と聞くと、

「あたしねえ、いま、あること思ったの。」と言います。

またか、と思い、 

「セーラームーンのおもちゃは、この間買ってあげたでしょ。もうだめよ。」とか 

「おやつの時間はまだでしょう?」とか、適当に答えていました。

すると娘は「そんなんじゃないのよ。 

あたし、あることを思ったの。

当ててよ。」と、得意そうに言います。 

「当ててよ」は、最近娘の十八番なので、少々うんざりして

適当にあしらおうとしたんですけど、

あんまりしつこいので、とうとう根負けして、

腰を屈めて娘の目の高さになって、聞いてあげました。

「なに思ったのよ。」 

「あること、思ったの。」

「何思ったの?おかあさん、降参。」

「じゃあ、教えてあげる。あたしね、こう思った。」

「何?」

「おかあさんのこと好き、って思ったの。」

「へー・・・」

「何回、思ったかわかる?」

「え?一回じゃないの?」

「ううん、もっと。」

「じゃあ、三回。」

「ううん、もっと。」

「じゃあ、五回。」

「ううん、十回。

あたし、お母さんのこと好きって、十回、思ったの。」

その日、その娘の上の5歳になる娘のあとでお風呂に入ったら、

湯気で湿った鏡に、ハートが書いてあって、 

その中に、「おかあさん、だいすき」と書かれていました。

その後、そのお母さんがどうなったか解りますか?

彼女の心を覆っていた硬い鎧に、ヒビが入りました。 

この幼い子供の愛によって。

「愛」って偉大ですね。