そんな中、16日朝、仙台空港に山元加津子(かっこちゃん)さんを迎えに行きました。15日も大雪で仙台空港は全便欠航でしたが16日は強風でしたが良い天気になり伊丹便は予定通り到着できました。ありがたいことです。仙台市内は雪で高速道路の東北道等は通行止め、JR在来線も混乱状態です。
お蔭で正午からの「僕の後ろに道はできる」の映画上映会、かっこちゃんの講演会ともキャンセルが沢山ありました。しかしその悪条件でも参加頂いた方の御蔭で少数でしたが開催出来ました。とてもアットホームな会になりました。
脳幹出血で倒れた宮田さん(宮ぷー)はかっこちゃんの元同僚で、かっこちゃんの活動を支援してくれる大切な仲間でした。この病気ではほとんどの方は亡くなり、いのちを取り留めたとしても不治の病で、意識の回復も無いままに植物状態で過ごす事になるのです。かっこちゃんの数々の献身的な看護、多くの縁者の方々の支援で現在は車椅子で外出が出来、意思伝達装置でコミュニケーションも出来るまで奇跡の回復が出来て来ています。
かっこちゃんの厳しいリハビリで日々改善して行く、その3年間にわたる素晴らしい奇跡の回復の軌跡がビデオに記録されています。植物状態であったとしても回復していくことが出来る力、前例のない未知の世界を切り開き答えを出す、かっこちゃんと宮ぷーの真剣に生きて行く姿、そこに縁する多くの方々の大きな喜びの世界です。人間としての可能性がしっかり伝わる内容で多くの感動をもたらしています。
ここでも医学、医療の常識を越える前例のない結果があります。生きる事への意味、そこへの強い意志、強い必要が不可能を可能にする実例です。しかし医学の中ではまだ理解されない分野の様です。しかしここでのひとつの答えを、いのちの大きな可能性として、今必要とする方々に情報を発信していくこと。知っている人がそれを求めている皆さんに伝える責任、義務があるとかっこちゃんは言います。
現在、宮ぷーが病院を退院して自宅で一人住まいを希望していて、その方向で準備を進めているようです。かっこちゃんの自宅との距離的な問題があり通う時間のこと、リハビリもしっかり継続し、ヘルパーさんとの連携等、更なる支援をする必要やその他諸々の事情が重なり、かっこちゃんは大きな決断をされたようです。
更に白雪姫プロジェクト(植物状態と言われる人の回復サイト)への問い合わせも多く、その方々に必要な助言をするにもかっこちゃんには多くの時間が必要になって来ている状況です。ですから養護学校の教員を継続してそれらをすることはいろいろ難しいようです。
4月からの新たな始まりは素晴らしいことですが、未知の、初めてのことで課題も多く、より困難が予想されたとしても、その道を進んで行く選択をされたようです。きっと「かっこちゃんの後ろに道ができる」でしょう。陰ながら応援して行きたいものです。
帰りは東京経由で新幹線でしたが、強風で新幹線が運転見合わせて予定の列車には乗れませんでしたがどうにか東京にはたどり着き翌朝の飛行機で無事に帰ることが出来たようです。大雪の中、ありがたい集いが出来ました。
2月8日は澤野大樹さんの講演会でしたがこの時も大雪でした。しかし「セイレーンの魔女(仮)」と題した講演の内容はスペシャルでした。とても興味深い、目から鱗の驚きの切り口、読み解きです。しかし残念ですがここではお話の内容は紹介できません。4月ごろにDVDが発売される予定ですのでINTUITIONから直接お買い求めください。
少しだけセイレーンの事を紹介しておきます。
セイレーンとは、「ギリシア神話に登場する海の怪物である。上半身が人間の女性で、下半身が鳥の姿をしているとされ、海の航路上の岩礁から美しい歌声で航行中の人を惑わし、遭難や難破に遭わせる。歌声に魅惑されて殺された船人たちの死体は、島に山をなしたという。」とのことです。
セイレーンは瀬尾律姫システムのことで、今アメリカは縄文回帰が起きて来ていて、縄文スピリットに戻って来ています。セイレーンとは精練、精錬、製錬と表記が出来て、不純物を取り除き、縄文スピリットを取り戻し、幻想をアラハバいて行くことの様です。つまりは自らの心身の不純物を取り除き、自らの中に有る原石の縄文を呼び戻すこと。反キリスト、救世主の登場です。そして仙台は将にそのセイレーンの地の様です。これからも楽しみな展開です。詳しくはDVDでご覧ください。
次回7月5日に澤野さん仙台に再登場です。楽しみに参加して下さい。
翌日は澤野さんの希望で今がシーズンの牡蠣を食べたいという事で、仙台港近くの牡蠣小屋まで出かけました。この雪でお店に電話も通じないので市内のお店を提案したのですが、前にお連れした時の感動が忘れがたいとのことで兎に角、雪の積もった道を行きました。しかし流石お店も雪に埋もれていて残念ながら閉店でした。仙台市内に戻り、2店を巡りましたがどちらも交通事情等でランチタイムは閉店でした。残念です。結局、仙台駅中の4店目の御寿司屋さんで美味しい牡蠣にあり付けました。思い残すことなくお帰り頂きました。
今年の大雪は名取農場も雪に埋まりました。11日はテンメイ恒例の味噌作り会でしたが、先ずは前日の仕込み、準備前に雪かきが大仕事でした。でんでんむしの若手社員さん2名が助っ人して下さりお蔭様で雪かきは完了できました。
御雛様も飾られて華やかな中、良い天気にも恵まれて楽しい集いに成りました。昨年の味噌は水が若干少なくて米麹が粒で残る感じでしたので、今年はしっかり水分量を確認して水加減もベストで最高の味噌作りが出来ました。各自それぞれの環境で保管して熟成を進め、果たして如何な手前味噌が出来上がるのか、1年後の賞味会が楽しみです。
大和農場は毎週雪かき三昧です。週1回程行きますが毎週末の大雪で素晴らしい世界を堪能出来ています。雪が少ない時は樹木の伐採、枝切りです。しかしここ2週間は50cm程の積雪で、雪かき、雪寄せを楽しくしていました。雪かきも回を重ねるに従い、だんだん要領を得てきて何事も熟達するものです。
雪の上に残される獣や鳥たちの足跡は素敵な情景です。汗をかき、美味しい昼食を頂き、締め括りは近くの台が森温泉でしっかり入浴して、身体が癒されるスペシャルな楽しみです。
今日21日は市内の路面の雪は融けてきましたが各所に雪は解けずに残っています。3月3日のあわ歌の儀式を大和農場の白石を中心に行いますが、果たしてこの大雪がどうなっているのか少し気がかりです。しかしこれからの天気予報では春を感じる暖かい天候になって来るそうです。一陽来復、確実に春の足音は聞こえて来ていて、明るくなって来ています。3月3日を最良な形で迎えられることを天に御願いしておきます。
ちなみに、一陽来復の意味は「冬が終わり春が来ること。新年が来ること。また、悪いことが続いた後で幸運に向かうこと。陰の気がきわまって陽の気にかえる意から。」とあります。
そんな今朝の地元紙朝刊にとても嬉しい記事が掲載されていました。私達の仲間の石巻市の佐藤造船所さんが津波の被災を受けていてこれまで私達も支援をさせて頂いてきましたが、その再建に向けてのグッドニュースです。
2011年3月11日の東日本大震災から3年を過ぎようとする今、国の再建補助金の初交付が全国で初めて決まりました。兎に角、嬉しいことです。これからが次なる頑張りどころです。
今朝、喜びのメールを送りましたが彼から頂いた返信メールです。
「おはようございます。
お陰様で直政さんを始め多くの皆様方のお力添えがあり、今日を迎える事が出来ております。まだまだこれからが正念場になってきます。想いは必ず形に成ると信じております。正々堂々、現状と向き合い最善を尽くしていきます。いつも温かい励ましをありがとうございます。文彦」
一陽来福、ここでも少しずつ春が近づいてきています。ありがたく、嬉しいことです。