神無月は10月のことですが、出雲に日本中の神々が集まり、ある儀式がなされます。ですから10月は神が居無い月で神無月と呼ばれますが、出雲では逆に神有月と呼ばれています。出雲大社の他、いろいろな神事が行われますが詳しいことは省略しますが以下のような内容です。 http://www.i-nekko.jp/gyoji/2012-100113.html
・10月1日:「神送り」出雲に出発
各家庭で、旅立つ神様にお弁当としてお餅やお赤飯を供えます。
・10月10日:「神迎え」出雲に到着
出雲の国・稲佐の浜で神様を迎え、出雲大社へ向かいます。
・10月11日~17日:「神在祭」(かみありさい)
神議(かむはかり)という会議をします。
出雲大社では、会議処である上宮で祭りを執り行います
また、神々の宿泊所となる境内の19社でも連日祭りが行われます。
そんな神送りが始まった翌10月2日から4日まで出雲の地を巡って来ました。とても良い天気に恵まれて最高の内容でいろいろな楽しみを満喫できました。今回は写真を中心にその様子を紹介します。
2日12時に出雲縁結び空港に集合しました。貸切バスで一路、鳥取県大山の中腹にある大神山神社奥宮に向かいました。大己貴神(大国主神)をお祭りする由緒ある神社で、
「偉大な神のおわす山~大神岳(おおかみのたけ)。古代の人々は大山のことをそう呼んで敬いました。その大山信仰の中心が古代より延々と続く大神山神社です。」
といわれています。
雲ひとつ無い好天で大山が綺麗に見えます。駐車場から大山寺を右にみて立派な自然石で出来た石畳の参堂を700mほど登ります。良い汗をかきました。
http://www.oogamiyama.or.jp/
次は 大山の裾野に栄えた古の文化を知らしめる弥生時代の妻木晩田(むきばんだ)遺跡です。ゴルフ場建設で造成したところ遺跡が出てきて開発が中止されたところです。綺麗に整備された芝生に四隅突出墳丘墓がそこかしこにあります。そして丘から見下ろす美保湾、弓が浜、島根半島がとても綺麗です。絶景のビューポイントです。
http://www.pref.tottori.lg.jp/mukibanda/
古代出雲王陵の丘、造山古墳は島根県安来市にあります。ここも弥生時代から古墳時代に掛けての遺跡です。小高い丘に登りそこからの景色も格別です。
http://www.yasugi-kankou.com/index.php?view=5229