「生者と死者の住む領域に境界場所があるとする神話は、三途の川などとも共通する思想であり、世界複数に見当たる。日本神話での黄泉比良坂は古墳の石造りや、棺を納めた石室に通じる道からの印象とも考えられている。」
「『古事記』や『日本書紀』に残された黄泉比良坂伝説では、かなり妖しいストーリーが展開されている。登場人物は男神イザナギと女神イザナミ。簡単に要約すると、このような内容だ。
『イザナギは亡くなった最愛の妻イザナミに逢いたくて跡を追い、死者の国である黄泉に行った。イザナギが妻を呼ぶと、「わたしも帰りたいと思います。黄泉の国の神に相談しますので、その間は決してわたしの姿を見ないでください」と言って、消えてしまった。
イザナギは待てども返事がないので、しびれを切らして辺りを見てしまった。そこには体にウジ虫がわき、ふた目と見られぬ妻の姿があった。
「あなたは、わたしに恥をかかせましたね」と怒ったイザナミ。
恐ろしくなって逃げるイザナギをイザナミが追いかけてきた。そこで、イザナギは黄泉比良坂にあった大きな岩で道をふさいでしまった。』」
果たして真偽は分かりませんが2010年の日本映画『瞬 またたき』のロケ地にもなっているようです。
縄の鳥居をくぐり、坂を上って行きました、限界と異界の間を知る事無く過ぎてしまいましたが、平行宇宙への歪、ポイントで扉が開くのかも?
http://furusato.sanin.jp/p/mysterious/matsue/8/
直ぐ近くにある揖夜(いや)神社は意宇六社の一つで由緒あるところでイザナミノミコトをお祭りしています。閑散としていますが、拝殿に置かれてある鏡が神と我の界を自覚させてくれます。
http://bell.jp/pancho/travel/izumo/iya%20jinja.htm
http://www.izumo-shinwa.com/spot_dtl_iya.html
1日目の最後の訪問先は真名井神社です。ここも意宇六社の一つで、イザナギノミコトを祀る神社です。石段の参堂を登り現われた社は大社造りのなかなかすっきりした神社です。夕闇迫る中、私たちの独占でしたがあわただしく参拝しました。
http://www.genbu.net/data/izumo/manai_title.htm
宿には18時半過ぎに着きましたが、私の勘違いで温泉のないホテルでした。宍道湖湖畔ですからてっきり温泉と思い込んで予約していました。皆さんからも大顰蹙を買ってしまいました。しかし食事会は楽しいものでした。