今回は「いっぷくからのありがとう」さんの2025年06月24日の記事を紹介します
「神様のなさり方」
私たちの本体は魂です。
神様とともに永遠の命があります。
その私たちはこの地球に、
様々な経験をし魂の経験値を上げようとして来ています。
そのためこの地球上に生きて生活していく間は
神様から肉体という入れ物をお借りしています。
この地球上では
・全ての魂の記憶が消されている
・様々な星々から色々な個性の魂がここに転生してきている
そのような環境にあるため、密度の濃い経験をすることができます。
生まれる前に予定していた経験値が得られれば、
予定していた通り、肉体を脱いでまた魂の姿へ戻るか、
または元居た星星へ戻ることになります。
この地球の仕組みは、
全て神様が魂の経験値を得るために準備してくださったシステムです。
まず、大本になる魂があり、それが一時、肉体と言う入れ物をお借りします。
つまり、魂が主であって、肉体が従となります。
このことを霊主体従(れいしゅたいじゅう)と呼びます。
私たちの地球での
・悲しみ
・苦しみ
はほとんど全て、肉体に付随するものです。
物理的な肉体で生きているため、衣食住がなければ生きていけません。
従ってこの衣 食 住 の一つでも欠けそうだったりすれば、
苦しみ、悲しみの種になります。
また病気や事故による怪我など、これらも全て肉体に付随するものです。
肉体が無ければ、魂の状態であれば、これらのことは起こりえないからです。
これら衣食住の欠如は、魂にとっては何も関係ないものです。
地球上では、衣食住の欠如は、苦しみ、悲しみの種になりますから
地球上における経験値を増やすための舞台装置となります。
親しい人や家族との死別や別れなども、肉体的な物理的な別れということですから、
これも肉体があるからこそ、経験できることです。
魂にとっては死別や別れと言うものはありません。
魂は元々、一人一人自主独立の存在ですし、
魂の状態では、思えばすぐにその相手と会うことさえ可能です。
死そのものが無いですし別れもありません。
必要な人、合いたい人には、思った瞬間に、意識が引き合い会うことが可能です。
このようなことから、地球上で私たちが経験する、
喜び、悲しみ、苦しみ、それらは全てこの地球上で肉体をまとうことで可能な、
魂の経験を豊に彩るための舞台装置であるということです
つまり、生きていく途中に出会う様々な
・嫌なこと
・苦しいこと
・悲しいこと
・悔しいこと
などは、魂の経験値を上げるために
仕組まれた、敢えて設定されたハードルであるということです。
神様が私たちに恵みを下さる時、必ず順番があります。
それは、最初に
・嫌なこと
・苦しいこと
・悲しいこと
・悔しいこと
これらのことを私たちに下さるということです。
神様は私たちに恵みをもたらそうと、
・心を変えようとする時
・心を進化させようとする時
・心を神様に近づけようとする時
最初に私たちを、苦しく悲しく、そんな環境においてくださいます。
何故なら、私たちは、そんな環境に置かれてみて初めて自分の心と対話を始めるからです。
自分の心を見つめ直そうとするからです。
宇宙最高の心理まで到達したブッダの教えは
・自分自身の置かれた環境を受け入れる事
・そして、周りに感謝すること
と言われています。
何事もなく、思った通りの人生を生き、友達や家族にも恵まれ、
健康で、金銭的に豊かな環境に置かれたら、
人は、自分の心を見つめ直そうとするでしょうか?
それはなかなかできません。
つまりは、魂にとっては、全く進化の余地のない、つまらない人生であると言うことです。
しかし逆に、人が厳しく辛い環境に置かれた時、心にどういった変化が起こるかと言えば
1. 否認
「まさか自分が・・」というような、事実を認めようとしない段階。
現実を受け入れられない状態となります。
2. 怒り
なぜ自分がこのような状況に置かれなければならないのか、という怒りや不満を感じる段階。
周囲の人や社会、そして自分自身に対して、不平不満、怒りが向けられます。
3. 取引
何とか状況を改善しようと、神仏に祈ったり、条件付きで何かを約束したりするなど、
その環境から抜け出すために取引を試みる段階。
4. 抑うつ
その辛く苦しく、悲しい現実が避けられないと強く認識し、深い悲しみや絶望感に襲われる段階。
5. 受容
その現実を最終的なものとして受け入れ、穏やかな気持ちで現実に向き合えるようになる段階です。
心はこのような段階を経て、神仏に近づいたり、そして最終的に現実を受け入れます。
ブッダの教えの
・自分自身の置かれた環境を受け入れる事
に無意識のうちに到達できます。
最初に書きましたが、
本当は、この厳しく辛い環境と言うものは、肉体がある時だけ感じられる感情です。
そしてそれは、魂を進化させるための舞台装置だったのです。
神様は、このように私たちを
物質的に、健康で経済的に豊かで、仲間や家族に囲まれ、
幸せな人生を遅らせるためではなく、心を見ています。
魂的に、心が豊かで、優しく、自律的で愛に溢れた、心に進化させるために、
本当の意味での幸せにしてくださるために、
まず、私たちを、苦しく、悲しく、辛い環境に置いて下さり、
そこから私たちの魂を救い上げて下さろうとします。
どうか今、辛い環境に置かれている皆さん、決して希望を見失わず、
かえってその環境は、神様が私たちに恵みを下さる第一段階であることを認識し、
感謝を持って日々お過ごしください。