民意を問う選挙制度ですが色々な疑念、懸念が指摘されています。以下のin Deepさんの記事を紹介します。
「2020年11月8日 選挙のミステリーは続く : アメリカ大統領選の「州ではなく郡ごとのトランプ得票率の圧倒」に見る民意と現実の乖離が招く未来は in Deep」
米大統領選の「郡」ごとの得票結果(赤がトランプ候補が勝利した郡)
大衆の民意が結果に反映されていない…
アメリカ大統領選挙は、決着がつくまではさらに揉めそうな感じではあるにしても、11月8日の時点では、元セックス・ピストルズのジョン・ライドンから「彼はアルハイマーだ」と英 BBC で暗に言われた候補のほうが勝利宣言の準備をしているというような感じらしいです。
それにしても、アメリカの大統領選のシステムというのは不思議で、細かいことはともかくとしても、州を獲ったほうが総取りというようなシステムであるということですが、今回の選挙での得票率について、
・州単位ではなく
・さらに細かい「郡単位」
で見ますと、異様な状態が浮かび上がります。
アメリカの FOX ニュースでは、リアルタイムで全米の得票率を伝えています。
日本時間の 11月8日午前の時点では、以下ような数字となり、このままで確定しますと、270人以上の州の選挙人を獲得したジョー・バイデン候補が当選となります。
そして、以下はそれぞれの候補のアメリカの州の勝利状況です。
米大統領選の「州」ごとの獲得数
バイデン候補が選挙人の多い州で勝利していることがわかるのですが、それは別としても、冒頭にも載せましたが、この FOX ニュースのリアルタイムの速報では「郡」の単位で、どちらの候補が多く票を獲得したかを見ることができます。そちらは以下のようになっています。これは昨日見た時点のものですが、確定しているものに関しては現在も同じです。
色分けは、・青 = バイデン候補・赤 = トランプ候補です。
米大統領選の「郡」ごとの得票数
色分けは、・青 = バイデン候補・赤 = トランプ候補です。
米大統領選の「郡」ごとの得票数
真っ赤なんですよね。州の結果と、小さな単位の郡のどちらが、より民意を反映しているのかということもありますけれど、こんな状況で、「青が勝利した」のです。このあたりが、先ほど「アメリカの大統領選って不思議だ」と表現した理由です。
しかし、州ごとに、さらに細かく見てみますと、ものすごい状況が浮き彫りになります。
「不思議すぎる州が多すぎる」のです。
激戦の末にバイデン候補が勝利した州を見てみますと、たとえばミネソタ州では、以下のように、バイデン候補(青)が勝利しました。ミネソタ州は、BML など暴動の発端となった場所のひとつで、「今年のアメリカの暴力の象徴」を示す場所でもあります。
ミネソタ州での選挙の結果
その「青」が勝利したミネソタ州の「郡」単位での勝利数です。
ミネソタ州のそれぞれの「郡」の選挙の結果
圧倒的に「真っ赤」であり、概算で 8割以上の郡(正確には 87郡のうち 74郡)がトランプ候補の勝利となっているのに対して、現実は「青の勝利」となっています。
「いくら何でもこれはおかしいのでは」と思いまして、もしかすると、ミネソタ州というのは郡ごとに極端に人口構成が異なるのかなとも思い、人口比を比べてみました。 圧倒的に少ない「青」の郡の人口を、ミネソタ州全体の人口から差し引けば、ある程度はわかると思われます。
ミネソタ州には、こちらのページによれば、87の郡があるということで、そのうち、バイデン候補(青)が勝利した郡は、地図で照会しますと、以下のようになります。
実に、87郡のうちの、74郡はトランプ大統領が勝利していたのですが、州としての結果は「バイデン候補の勝利」となったことがわかります。
ミネソタ州の郡でバイデン候補が勝利した郡 (87郡のうち13郡)とその人口
・クック郡 5,176人
・レイク郡 10,866人
・セントルイス郡 200,226人
・カールトン郡 330,844人
・ワシントン郡 238,136人
・アノーカ郡 35,386人
・ラムゼイ郡(州都セント・ポールのある郡) 508,640人
・ダコタ郡 398,552人
・ウィノナ郡 6,576人
・オルムステッド郡 144,248人
・ニコレット郡 32,727人
・ブルーアース郡 64,013人
・クレイ郡 58,999人
Wikipedia
州都のある郡で勝利したのが大きく貢献したようですが、ここから計算しますと、バイデン候補(青)が勝利した 13郡の人口の合計は、百人単位以下を切り捨てて大ざっぱに計算しますと、「 203万人」となりました。
ミネソタ州の人口が、560万人ほどということで、「トランプ大統領が勝利した郡の人口は 357万人」ということになります。このくらいだと、誤差の範囲なんですかね。
いずれにしましても、他の多くの州で、先ほどの全米の郡の選挙人獲得状況からも「大多数の郡がトランプ候補の勝利を示している」ことは事実のようです。
以下の記事で少しふれましたように、この選挙にはいろいろとありそうで、しかし、トランプ候補にはエリートにもメディアにも基本的に味方がいません。
アメリカ大統領選挙で「すでに死んでいるたくさんの人たちがバイデン候補に不在者投票している」ことが投票者情報と米国死亡者記録データから判明。ここまでする目的は…
投稿日:2020年11月6日
しかし、先ほどのアメリカの「郡」ごとの投票結果の地図を見ますと、結局、「コブフェフェさんの味方はアメリカの大衆だけなのかな」とも思います。
それにしても、これだけ民意と現実が乖離してしまうと、アメリカのますますの分断は避けられないのかもしれません。精神面では、もう分断自体していますけれど、「国土の物理的な分断」というようなことにも及んでいきそうです。
太陽も異様な光景に
なお、以下の記事で取りあげました「太陽黒点数」は、記事の時は 15個でしたが、現在は 35個にまで急増しています。太陽黒点の状況は、社会の暴力性とリンクします。
アメリカ大統領選挙と同時に太陽に出現した「サイクル25最大の巨大黒点群」。今後、地球に向けて強い太陽フレアを放つ可能性あり 投稿日:2020年11月5日
この黒点 AR 2781 は、非常に巨大なために、地上からも肉眼で見えるものとなっていることが、スペースウェザーによって報告されています。
11月7日には、以下のような、象徴的にも見える「真っ赤な歪んだ太陽」がイタリアで撮影されましたが、その赤い太陽の中に黒点 AR 2781 が見えています。
イタリアのスミラーゴで撮影された変形した夕陽
イタリアには現在、全土の夜間外出禁止令が出されています。
現在優勢とされるアメリカ大統領候補(青)の勝利が確定した場合には、将来的に、アメリカの各地で再度のロックダウンあるいは「永遠のマスク社会」が始まると思われます。
新しい社会主義は、ヨーロッパでおこなわれているロックダウンを見てもわかりますが、このようなものが欧米全域に拡大するのですかね。
https://indeep.jp/overwhelming-trump-candidate-vote-rate-by-county-not-state/
しかし、州ごとに、さらに細かく見てみますと、ものすごい状況が浮き彫りになります。
「不思議すぎる州が多すぎる」のです。
激戦の末にバイデン候補が勝利した州を見てみますと、たとえばミネソタ州では、以下のように、バイデン候補(青)が勝利しました。ミネソタ州は、BML など暴動の発端となった場所のひとつで、「今年のアメリカの暴力の象徴」を示す場所でもあります。
ミネソタ州での選挙の結果
その「青」が勝利したミネソタ州の「郡」単位での勝利数です。
ミネソタ州のそれぞれの「郡」の選挙の結果
圧倒的に「真っ赤」であり、概算で 8割以上の郡(正確には 87郡のうち 74郡)がトランプ候補の勝利となっているのに対して、現実は「青の勝利」となっています。
「いくら何でもこれはおかしいのでは」と思いまして、もしかすると、ミネソタ州というのは郡ごとに極端に人口構成が異なるのかなとも思い、人口比を比べてみました。 圧倒的に少ない「青」の郡の人口を、ミネソタ州全体の人口から差し引けば、ある程度はわかると思われます。
ミネソタ州には、こちらのページによれば、87の郡があるということで、そのうち、バイデン候補(青)が勝利した郡は、地図で照会しますと、以下のようになります。
実に、87郡のうちの、74郡はトランプ大統領が勝利していたのですが、州としての結果は「バイデン候補の勝利」となったことがわかります。
ミネソタ州の郡でバイデン候補が勝利した郡 (87郡のうち13郡)とその人口
・クック郡 5,176人
・レイク郡 10,866人
・セントルイス郡 200,226人
・カールトン郡 330,844人
・ワシントン郡 238,136人
・アノーカ郡 35,386人
・ラムゼイ郡(州都セント・ポールのある郡) 508,640人
・ダコタ郡 398,552人
・ウィノナ郡 6,576人
・オルムステッド郡 144,248人
・ニコレット郡 32,727人
・ブルーアース郡 64,013人
・クレイ郡 58,999人
Wikipedia
州都のある郡で勝利したのが大きく貢献したようですが、ここから計算しますと、バイデン候補(青)が勝利した 13郡の人口の合計は、百人単位以下を切り捨てて大ざっぱに計算しますと、「 203万人」となりました。
ミネソタ州の人口が、560万人ほどということで、「トランプ大統領が勝利した郡の人口は 357万人」ということになります。このくらいだと、誤差の範囲なんですかね。
いずれにしましても、他の多くの州で、先ほどの全米の郡の選挙人獲得状況からも「大多数の郡がトランプ候補の勝利を示している」ことは事実のようです。
以下の記事で少しふれましたように、この選挙にはいろいろとありそうで、しかし、トランプ候補にはエリートにもメディアにも基本的に味方がいません。
アメリカ大統領選挙で「すでに死んでいるたくさんの人たちがバイデン候補に不在者投票している」ことが投票者情報と米国死亡者記録データから判明。ここまでする目的は…
投稿日:2020年11月6日
しかし、先ほどのアメリカの「郡」ごとの投票結果の地図を見ますと、結局、「コブフェフェさんの味方はアメリカの大衆だけなのかな」とも思います。
それにしても、これだけ民意と現実が乖離してしまうと、アメリカのますますの分断は避けられないのかもしれません。精神面では、もう分断自体していますけれど、「国土の物理的な分断」というようなことにも及んでいきそうです。
太陽も異様な光景に
なお、以下の記事で取りあげました「太陽黒点数」は、記事の時は 15個でしたが、現在は 35個にまで急増しています。太陽黒点の状況は、社会の暴力性とリンクします。
アメリカ大統領選挙と同時に太陽に出現した「サイクル25最大の巨大黒点群」。今後、地球に向けて強い太陽フレアを放つ可能性あり 投稿日:2020年11月5日
この黒点 AR 2781 は、非常に巨大なために、地上からも肉眼で見えるものとなっていることが、スペースウェザーによって報告されています。
11月7日には、以下のような、象徴的にも見える「真っ赤な歪んだ太陽」がイタリアで撮影されましたが、その赤い太陽の中に黒点 AR 2781 が見えています。
イタリアのスミラーゴで撮影された変形した夕陽
イタリアには現在、全土の夜間外出禁止令が出されています。
現在優勢とされるアメリカ大統領候補(青)の勝利が確定した場合には、将来的に、アメリカの各地で再度のロックダウンあるいは「永遠のマスク社会」が始まると思われます。
新しい社会主義は、ヨーロッパでおこなわれているロックダウンを見てもわかりますが、このようなものが欧米全域に拡大するのですかね。
https://indeep.jp/overwhelming-trump-candidate-vote-rate-by-county-not-state/