今回はInDeepさんの2023年8月24日の記事を紹介します。
「だまされるということ自体がすでに一つの悪である」 …XBB対応ワクチンの過去最大の影響の可能性について考えながらこのフレーズを思い出す
In Deepさんのサイトより https://indeep.jp/here-come-the-xbb-spike/
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今回のタイトルにある「だまされるということ自体がすでに一つの悪である」は、接種キャンペーン以来、何度か抜粋させていただいたことがある戦前の映画監督の伊丹万作さんの 1946年の寄稿文『戦争責任者の問題』にある表現からいただいたものです。
この部分は、以下の記事の後半で抜粋させていただいています。一般の人々への接種キャンペーンが始まってから半年後くらいの記事ですかね。
(記事)この第三次世界大戦の責任はどこに、そして誰にあるか
In Deep 2021年11月23日
伊丹万作『戦争責任者の問題』(1946年8月)より抜粋
…だまされたということは、不正者による被害を意味するが、しかしだまされたものは正しいとは、古来いかなる辞書にも決して書いてはいないのである。
だまされたとさえいえば、一切の責任から解放され、無条件で正義派になれるように勘ちがいしている人は、もう一度よく顔を洗い直さなければならぬ。
しかも、だまされたものが必ずしも正しくないことを指摘するだけにとどまらず、私はさらに進んで、「だまされるということ自体がすでに一つの悪である」ことを主張したいのである。
だまされるということはもちろん知識の不足からもくるが、半分は信念すなわち意志の薄弱からくるのである。我々は昔から「不明を謝す」という一つの表現を持っている。
これは明らかに知能の不足を罪と認める思想にほかならぬ。つまり、だまされるということもまた一つの罪であり、昔から決して威張っていいこととはされていないのである。
もちろん、純理念としては知の問題は知の問題として終始すべきであって、そこに善悪の観念の交叉する余地はないはずである。
しかし、有機的生活体としての人間の行動を純理的に分析することはまず不可能といってよい。すなわち知の問題も人間の行動と結びついた瞬間に意志や感情をコンプレックスした複雑なものと変化する。これが「不明」という知的現象に善悪の批判が介在し得るゆえんである。
この『戦争責任者の問題』のオリジナルの全文は、こちらにあるのですが、この時代の日本語表記では、小さい「っ」が、大きな「つ」で表記されるということがあり、つまり、「〜だった」が「〜だつた」になり、実はこれはこれで今の時代では、やや読みにくい面もあり、そこを「っ」にしています。
以下の記事にも他の部分を抜粋しています。科学者の荒川央さんの「ブレーキの無いワクチン」という note 記事をご紹介させていただいているものです。
(記事)戦時下に、日本人の専門家のワクチン遺伝子配列の分析を読んで知る「スパイクタンパク質の産生を止める術がない」こと。そして「未知のタンパク」の存在
In Deep 2021年10月17日
ここで抜粋した中にも「だまされる」ということについて、以下の表現がなされています。
伊丹万作『戦争責任者の問題』(1946年8月)より抜粋
…「だまされていた」という一語の持つ便利な効果におぼれて、一切の責任から解放された気でいる多くの人々の安易きわまる態度を見るとき、私は日本国民の将来に対して暗澹たる不安を感ぜざるを得ない。
「だまされていた」といって平気でいられる国民なら、おそらく今後も何度でもだまされるだろう。いや、現在でもすでに別のうそによってだまされ始めているにちがいないのである。一度だまされたら、二度とだまされまいとする真剣な自己反省と努力がなければ人間が進歩するわけはない。
そういえば、最近、ある文章を読みました。上の伊丹万作さんは、この文章を、太平洋戦争の時の「政府や当局」ではなく「一般の日本人たち」に対して書かれたわけですが、最近読みましたのは、その太平洋戦争に「日本はなぜ突入したか」ということについて、2011年の NHK スペシャルの番組を紹介したページの文章です。
以下にページはあります。映像そのものは、NHKオンデマンドで見られるようです。
日本人はなぜ戦争へと向かったのか 第3回 "熱狂"はこうして作られた
NHKスペシャル 2011年2月27日放映
ここに以下のような説明文が書かれていました。
2011年のNHKスペシャルの説明文より
日本が戦争へと突き進む中で、新聞やラジオはどのような役割を果たしたのか。新聞記者やメディア対策にあたった軍幹部が戦後、開戦に至る時代を振り返った大量の肉声テープが残されていた。
そこには、世界大恐慌で部数を減らした新聞が満州事変で拡販競争に転じた実態、次第に紙面を軍の主張に沿うように合わせていく社内の空気、紙面やラジオに影響されてナショナリズムに熱狂していく庶民、そして庶民の支持を得ようと自らの言動を縛られていく政府・軍の幹部たちの様子が赤裸々に語られていた。
時には政府や軍以上に対外強硬論に染まり、戦争への道を進む主役の一つとなった日本を覆った“空気”の正体とは何だったのだろうか。日本人はなぜ戦争へと向かったのか。
これの「単語だけ」を編集して自分で書き直し、自分でもやや苦笑したのですが、「未来の架空の NHK スペシャル」の説明文です。
2035年頃の架空のNHKスペシャルの説明文
日本がワクチン接種キャンペーンへと突き進む中で、新聞やラジオはどのような役割を果たしたのか。新聞記者やメディア対策にあたった幹部が大規模接種中止後、接種キャンペーンに至る時代を振り返った大量の肉声テープが残されていた。
そこには、ネットメディアの台頭で部数を減らした新聞が新型コロナウイルスのパンデミックで拡販競争に転じた実態、次第に紙面を医療当局の主張に沿うように合わせていく社内の空気、紙面やラジオに影響されて過剰な予防に熱狂していく庶民、そして庶民の支持を得ようと自らの言動を縛られていく政府・保健当局の幹部たちの様子が赤裸々に語られていた。
時には政府や医療当局以上に対策強硬論に染まり、接種キャンペーンへの道を進む主役の一つとなった日本を覆った“空気”の正体とは何だったのだろうか。日本人はなぜ集団ブースター接種へと向かったのか。
「 80年前と同じということか…」と思います。
そうは思いますが…。太平洋戦争での日本人の死者数は 310万人(軍人・軍属が 230万人、民間人が 80万人)とされています。
今回の「戦争」はそれで済むでしょうか。
全体の死者数ということになりますが、2022年の日本人の死者数は、156万人を超えています。
読売新聞
2022年の超過死亡数は、国立感染症研究所などの分析では、最大 11万人くらいとなっているようですが、同時に、東京大学のある教授などは、「超過死亡は増えていない」というようなことを NHK に語ったりしていて、日本の超過死亡数については何が何やら混沌としています。
なのでまあ、「実数」として、2022年の日本の死亡者数は 156万人だったと。
今年 2023年がどうなるのかはわからないですが、厚生労働省の人口動態統計速報を見る限り、今年は、 1月だけ昨年より大幅に死亡者が多かったですが、それ以降はほぼ昨年と同じような死亡者数の推移となっています。
この数値の状態が続けば、昨年と同じ程度か、悪くて、「やや増加」といった感じになりそうです。
……って、そうなるでしょうか?
9月20日から新たなワクチン接種が始まります。
人によっては、人類未到の「 7回目」の接種です。
人類のワクチン史の中でも前例を見ない複数回投与が始まろうとしているのです。
これまでで最大の被害を警告する村上康文名誉教授
これについては、私も考えるところがあるのですが、以下の前回の記事でふれました「抗原原罪」のことなどとも関係します。
(記事)RSウイルスワクチン、そして子宮頸がんワクチン等からあふれ続けるポリソルベート80や「DNAの断片の検出」というキーワード In Deep 2023年8月23日
しかしまあ、私のような専門家ではない人間独自の考えを書いても仕方ないですので、「どうなるのかな」と思っていましたら、つい最近、東京理科大学の村上康文名誉教授が、「 9月20日から始まる XBB対応ワクチンの接種について」を語っている動画をリンクから偶然知りました。8月21日という日付けがついています。以下にあります。 nicovideo.jp
村上康文名誉教授については、以下のような記事で取り上げています。
(記事)「6回目ぐらいで全部死んでしまう」 : 村上康文 東京理科大学名誉教授の言葉から見えるブースターによる、すぐそこにある終末 In Deep 2021年12月29日
(記事)東京理科大学の村上康文名誉教授と、イタリア分子腫瘍学研究所の荒川央博士の「ワクチンの DNA 汚染をめぐる対談」から要点のピックアップIn Deep 2023年4月23日
村上名誉教授が示されたグラフは、ファイザー社のマウスの研究において、XBB 対応ワクチンでは(先に複数回接種していた場合)「 XBB 株の中和抗体がまったくできない」ことが示されています。
そして、これがどのような結果をもたらすかを村上名誉教授は述べられています。
中和抗体ができないから感染予防できないとか、そういうレベルの話ではないです。
今回その動画を文字でご説明させていただこうと思います。
ちなみに、中和抗体ができない理由として、グラフが示された図には以下のように書かれています。
武漢型スパイクの mRNA ワクチン接種によって抗原原罪(免疫のプライミング)が成立しており、XBB 対応ワクチンを接種しても、 XBB のスパイクに対する中和抗体(レベルの増加)は、ほぼ誤差範囲であり、効果はまったく期待できない。
動画で説明されている中和抗体レベルの研究は、ファイザー社によるマウスの研究で、
・最初の二回の接種
・その後、105日目にオミクロン対応ワクチンを接種
・134日目に最後の追加接種(オミクロン対応の二価ワクチン、 XBB対応一価ワクチン等)
の 16日後に測定された中和抗体レベルです。
なお、動画の前半は、グラフの手法に問題があることについてのことですが、後半が厳しい内容です。
XBB対応ワクチンに関する結論として、村上名誉教授は、以下の点を挙げています。
XBB対応ワクチンに関しての村上名誉教授の結論
・すでに行われた(複数回の)武漢型ワクチン接種により抗原原罪が成立している。
・すでに消滅した武漢型・オミクロン BA4/5型に対する中和抗体は誘導されるが XBB変異型に対する中和抗体は、まったく効果が期待できない。
・XBB対応型を接種すると既存抗体が中和できないため、その毒性を 100%発揮するスパイクタンパク質が全身にばらまかれる。
・さらに国民の多くの抗体は IgG4 化しているものと思われ、 スパイクタンパク質の毒素の血中からの除去はほとんど行われず、害は長続きするものと見られる。
まったく中和されないまま、新たなスパイクタンパク質が全身に入ってくるということのようで、そして「これまでの接種の中では、今回が、スパイクタンパク質が最大の毒性を発揮する状態となる」という可能性が、少なくとも、村上名誉教授の話からはうかがえます。
ここからご紹介させていただきます。
グラフにこちらで注釈等を入れさせていただいている部分があります。
東京理科大学の村上康文名誉教授が語る XBB 対応ワクチン
村上名誉教授:
「このグラフを見ると、オミクロンBA二価よりも、確かに XBB 一価ワクチンをブースターで打つと、(中和抗体が)増えてますよね、と思うじゃないですか。444が 1800に増えていたり。4倍ですよね」
「しかし、これはですね。グラフが対数軸だから、こう見えるだけであって、これを対数じゃないグラフにするとこうなるんです」
村上名誉教授:
「こうなるんです。これ詐欺ですよ。これって、まったく(中和抗体レベルが)上がってないというように言うべきなんです」
「ほんのちょこっと増えたかな、ようやく原点から少し上がったかな、というような感じなんです。(中和抗体レベルは)ほぼゼロですよ」
「常識的に考えると、このレベルで抗体が増えても、まったく効果なしです。不活性もできない、感染も抑えられない、一切効かない」
村上名誉教授:
「それから、もうひつの問題は、XBB単価ワクチンのスパイクというのは、古い抗体にまったく反応できないんですよ」
「ということは、XBBのスパイクが、おそらくばら撒かれるわけです、体中に。しかし、持っている(武漢型)抗体は、(XBBのスパイクタンパク質を)不活性化できないんですよ」
「XBBのスパイクを不活性化できないということは、せっかくメッセンジャーRNA ワクチンを打って、スパイクの IgG (※ 抗体の機能を持つタンパク質 / 免疫グロブリン)が作られていても、その抗体は、新たに接種した XBB のスパイクをまったく不活性化できないと」
「ということは、スパイクの毒性がもろに発揮されるということなんです」
(質問) XBB型スパイクタンパクというのは、武漢型と似たような構造なのですか?
村上名誉教授:「かなり違いますね。ほとんど似ていないです」
(質問) その毒性を調べた結果の報告はないですよね?
村上名誉教授:「毒性に関しては調べた報告はないのですけれど、もうひとつ言えるのが、ACE2 (※ スパイクタンパク質が受容する部位)という受容体がありますよね。その親和性がすごく上がっているんですよ。60倍とか 70倍上がっているんです」
(質問)つまり、ワクチンとして打ったスパイクが体中に回るけれども、その抗体ができないがために、ワクチンとして打った XBBスパイクタンパクが非常に毒性を発揮するだろうということですね?
村上名誉教授:「まったく不活性化できないまま体中を回ってしまうので、本来あるべきスパイクの毒性を 100%発揮するということが恐いわけです」
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ここまでです。