今回はいっぷくからのありがとうさんの2023年09月12日の記事を紹介します。
「冥界からの電話」
今日は生と死、肉体と魂に関して、以前載せた記事ですが、加筆して掲載したいと思います。
最近は、本当に、さっと生まれて来た目的を果たし、子供の内に天に戻っていく魂が多いように感じます。
レインボーの子供たちが増えてきたのも、同じような目的があるのかもしれません。
佐藤愛子さんの著作「冥界からの電話」に、故人 中川昌蔵さんの言葉が載っています。
中川さんは、菩薩界から生まれて来た方です。
中川さんはどんな人にもわかり易く説明されます。
波動を高めるにはどうすればいいかって?
ちっとも難かしいことじゃありませんよ。
学問とか知識は必要ありません。
ただね、人は一人では生きられない、生かされているということをよく認識してね、
そのことに対してありがとうという感謝の気持を表せばいいんです。
感謝することで魂の波動は上ります。
実に簡単なんですよ。
死後の 世界は波動の世界ですからね。
波動の上下によって、地獄界、幽界、霊界、神界と厳格に分けられています。
死ぬとその者の魂は、自分の波動と同じ波動の場所へ自動的に移動します。
やはり、ここでもありがとうという感謝の言葉が出てきます。
上記を踏まえたうえで、重い障害を持って生まれ、早くに亡くなった娘さんのお話をご覧ください。
「もう読んだよ」という方は、スルーしてくださいね。
夭逝した、娘さんご本人の口から、重い障害を持って生まれたわけを語ってくれています。
景山民夫さんが書いた
「さよならブラックバード」と言う本からのご紹介ですが、
これから述べることは事実であるそうです。
このお話は、お子さんが、お父さんの魂の向上のため、敢えて不自由な身体を選び生まれ、
そして早すぎる死を通じ、愛する父の魂を向上させるめに協力したお話です。
景山民夫さんが書いた「さよならブラックバード」という本
その後書きに、こんなお話が載っています。
<転載開始> 転載元
僕はいまから八年程前に長女を亡くしました。
彼女は生まれたときから重い障害をもった子供で、18年間の人生の中で一度も自分の力で
ベッドから起き上がることが出来ない生活を送り、そして死にました。
急な死だったために、僕があわてて病院に駆けつけたのは、死後一時間ほどしてからでした。
娘は既に冷たくなっていて、18歳にしてはずいぶん小さな体をベッドに横たえていました。
その夜、通夜が営まれ、お棺に入れられて、祭壇に安置されている娘の遺体を目にしたとき、
僕はなぜか「あ、もう肉体から魂が抜け出してしまっている」と感じたのです。
ふと祭壇の上の方を見ると、そこに娘がポコンと浮かんでいました。
それは、生前の肉体の姿ではなく、白く光る玉のように僕の目には見えました。
無事にお通夜を終え、僕は翌日の葬儀に備える為に教会の駐車場にあった車に戻りました。
車のエンジンをかけたときに、僕は助手席に死んだ娘がいる事に気がつきました。
さっきと同じ光る球体のようでした。
「一緒にお家に帰るか」と僕は娘に声をかけました。
彼女は、「うん、一緒に帰る」と答えました。
不思議なことです。
生きているときは、言葉が喋れないために一度も会話をしたことがない彼女と、 死んだ後では、まるで普通の人と同様に会話ができるのです。
といっても、それは鼓膜を通して伝わってくるものではなく、直接僕の心に語りかけてくる
テレパシーのような通信手段でしたが、それでも意思は完全に通じあっていました。
いろいろなことを語り合いながら、車を運転していくと、途中で雨が降り始めました。
家に着いたときもまだ雨は降り続いており、
彼女は「そうかぁ、雨ってこういうものなんだ」と感激していました。
ずっと室内で暮らしていた彼女は、雨というものを実体験したことがなかったのです。
その後、娘は(ヘンな話ですが)自分の葬儀にも出席し、しばらく我が家に滞在していました。
その間に「お前は、なんであんな不自由な身体を、選んで生まれてきたの?」
と尋ねたことがあります。
娘の答えはこうでした。
「他の理由もあるけど、私が生まれる前のパパの心の状態のままだと、
パパは弱者に対しての優しさが持てない人になっていたかもしれないの。
それで私は重い障害を持ってパパの娘に生まれたの」
この言葉は僕にとって目からウロコが落ちるようなものでした。
たしかに、思い返してみれば、当時の僕にはそういった傾向があったのかもしれません。
やがて娘は「もう天に帰るから」と言って去っていきました。
痛く、辛く、悲しい人生ではあったと思いますが、彼女の一生は無駄でも敗北でもありませんでした。
敢えて、障害を持つ子として生まれて、僕に思いやりの大切さを気づかせてくれたのですから。
これはすべて本当の話です。
もう一度言います。
どんな人生でも、無駄や敗北はないのです。
大切なのは無駄や敗北と見えたことから、何を学び取るか、なのです。
<転載終了>
私も、人の親ですから、子供を早くに亡くす、悲しみ、苦しみ、後悔 、張り裂けそうな胸の内。想像に難くありません。
ですが、もし親が、子供の早すぎる死を、悔み、何時までも、世を憎み、人を憎み、何時までも、いつまでも運命を呪っていたなら、この子供たちが、敢えて勇気をもって、早くに亡くなることを選んで生まれて来た人生の目的は、どうなってしまうか?
そう考えてしまいます。
子供たちが、親のその姿を天国から見てどう思うのか?
何時までも、私のことを忘れずに、大切に思いそれゆえに憎み苦しんでくれてありがとう。
そう思うのでしょうか?
中川さんの仰るように、心の波動の上下によって地獄界、幽界、霊界、神界と厳格に分けられてしまい、その悲しみ、苦しみ、後悔、運命を呪う波長のゆえに、親が自動的に、その世界に引き込まれていくことを、この高貴な魂の子供たちは、喜ぶでしょうか?
中川さんは仰いました。
死ぬとその者の魂は、自分の波動と同じ波動の場所へ自動的に移動します。
この子供達の魂は、中川さんの仰る、魂の法則、類は友を呼ぶを十分知った上で、
生きている私たち お父さん、お母さんを見ています。
大切な大切な子供たち、その子供たちの喜ぶ笑顔が見たいですね。
子供たちは何のために生まれて早くに亡くなったのか?
一番影響を受ける親に何を伝えたかったのか?
親にどう変化して欲しかったのか?
それに気づき、お子さんたちが望んだ変化を私達親が、人を社会を恨むことなく成し遂げることができたら、子供たちは天国で本当に幸せを感じることでしょう。