2025年8月3日日曜日

3973「縄文スピリッツ」2025.8.3

今回は「いっぷくからのありがとう」さんの2025年07月27日の記事を紹介します。


「縄文スピリッツ」


今世界を見渡せば、最終戦争のような様相を呈しています。

地球の進化にそぐわないものがあぶり出され、

まさに魂の振り分けが行われているような状況です。 

そのような中で、ますます希望の光となるのが、

神々が地政学的に何万年もかけて育て、

日本人のDNAの中にしっかりと根付いた「縄文スピリッツ」かもしれません。 

物理的な戦力やパワーはなくとも、 

その真の日本人の精神性は、例えば羽生選手の例のように、

世界中の人々の胸を打つものがあります。 

戦後この力を恐れた占領軍の敗戦処理によって、

日本人の精神性は一見、切断されたかのように見えますが、

1万年以上の文化に培われたそのDNAは、そう簡単に破壊することはできません。 

文化は異なっても、同じ神様からの神聖火花を頂いている人類同士、

高い倫理観と、神々とともに生きてきた、その生きざまは、 

世界中の魂の共鳴を起こすのでしょう。

今日はそんな日本人の心に眠る「縄文スピリッツ」のお話です。 

日本人には、はるか縄文の時代から、

1万年以上も続く、ものの考え方の基本があります。

自然を敬い、全ての物にスピリッツ、魂を感じ、

大切にするという、いわゆる古神道の考え方です。 

そこでは、神々はもちろん、死者でさえ敬い、

その幸せを願い、喜んでいただくことこそが、 

生きている私たちの幸せに繋がると信じられてきました。 

このような考え方、生き方こそ、私たち日本人のDNAに息づく尊いものであり、

まさにそのことにより、日本は世界のひな型と言われるようになりました。 

2011年には、神々に近い魂として、破壊の時代の予行演習がなされました。 

今の時代はまさに、 私たちのDNAの中に眠る

縄文のスピリッツの遺伝子をONにする時代が訪れています。

私たちの祖先の縄文の時代は、

1万5千年間も日本で続いた平和な時代でした。 

その時代には、争いの形跡が一切見つかっていません。

争い、いさかい、過度の所有意識が始まったのは、弥生時代からです。

つまり弥生族が大陸から、日本に渡って来てからのことになります。 

どうして縄文人は争いをしなかったのかというと、 

その理由は、

縄文人は外に「神」を作らなかったからでした。

「神」は人それぞれの「自分の中にある」と信じて、

お互いの「神」を尊重しあったからです。

自分の中の「神」が尊重されるには、

相手の中の「神」を尊重しないといけません。

このように、すべての対象のうちにある「神」を尊重しつつ、

自分のうちにある「神」に感謝した時代が縄文時代であり、 

古神道の基本的な考え方でした。

これは、まさに、ブッダグループが、人類の精神性の進化のために、

時を超え、今の時代に、取っている方法論と全く同じです。 

まさに縄文回帰、 

「縄文の心を取り戻せ」のスピリット。 

これこそが、私たちが、私たち一人一人の心の中にこそ、

神さまを見出し、お互いを尊重し認め、

助け合い、お互いさまの気持ちで生きて行く、精神的な支柱となります。 

今の時代に言われている「国常立尊の復権」とは、そう言う意味を持っています。 

地上の変化は、まず目に見えない世界で起こります。

上なる如く、下もまた然り・・です。 

そして神々は、人間の精神性の復活を通じ、この地球を変えて行きますが、 

その変化は、多くの人が期待するような

・派手で、

・ドラマチックな、

・天変地異のような 

やり方ではないと思われます。

大事な物は見えない・・・ 

いつの世でも、やり方は同じです。 

単なる好奇心を満たすような、人目を極端に引く

サーカスを見せるような方法は取りません。 

地味ですが、着実な方法です。 

私たちのハートの中には 

・先祖を大切に思う敬心

・死者の幸せさえも願う優しさ

そして、生きている人々に対する、 

・お互いさま

・お陰さまの心 

相手の個性、尊厳を大切に思う、温かな心、優しい心でありました。 

ただ、明治の文明開化、戦後の敗戦処理によって

その大切な心が強制的に、忘却させられていただけです。

その美しい神のような心を取り戻せば、 

きっと、気付いたら、いつの間にかミロクの世が始まっていた・・  

そのようになっていることでしょう。 

今は、建て替え、つまり破壊の時を過ごしていますが、 

これを耐え忍べば、いよいよ美しき世界への建て直しの時期です。 

希望を持ち、周りの人々と助け合いながら、 

笑顔と感謝の気持ちで暮らしていれば 

きっと、その美しき世で暮らすことができるでしょう。


2025年8月2日土曜日

3972「新しい地球へ」2025.8.2

今回は「いっぷくからのありがとう」さんの2025年07月24日の記事を紹介します。


「新しい地球へ」


今、本当に世界が混とんとしています。

正しい情報が隠され、プロパガンダが幅を利かせていますから,

真実を見極めるのは困難な時代です。 

今までの古い価値観に生きてきた勢力と,

新しい時代を担う勢力との大きな世代交代の時です。 

それは戦争のように目に見える形だけでなく、目に見えない形、神経戦でもあります。 

・正義の名のもとに他者を非難し攻撃したり

・肌触りの良いワードを使い、人心の分断を図ったり 

恐怖と怒りのエネルギーを増幅させようとします。

そして人々だけでなく、地球も・・・ 

地球が変わろう! 変わろう!としています。

もう少し時がたてば、それが何であったのか、誰の目にも明らかになることでしょう。

私たちが生きている、この地球には、隠されている、重大な事実があります。

それは、私たちの意識が、現実を作る、と言うことです。 

これは、神さまが人間を作った時、はじめから、私たちに与えてくださった能力ですが、

その能力は、人々を支配し、利用しようとする邪悪な意思によって隠されて来ました。 

隠す方法は簡単です。

・私たちに不安と恐怖を植えつけ、

・伸びやかな魂の活動を、阻害するだけです。  

ですが、神々の計画により、今、時の流れが変わり、

霊主体従(れいしゅ、たいじゅう)の世界、心や魂の在り方が重視され、

お金や物や、肩書などは、その次に置かれる、そんな時代になろうとしています。

国常立尊(クニノトコタチノミコト)がけん引すると言われる霊主体従(れいしゅ、たいじゅう)の世界。

地球の創生期には龍蛇族が深く関わったとされますが国常立尊も龍神です。

日本書紀では天地開闢の際、最初に現れた神様とされています。 

そして同時に変わりたくない人々は、新しい世界を拒否して、

旧態依然(きゅうたい-いぜん)として、昔ながらの、

・お金

・地位、名誉、権力

・資産(物、土地、車、家など)

に執着し、恐怖と不安を煽られ

常に戦々恐々とした世界にしがみつこうとする人もいます。

それが彼らのエネルギー源だからです。

「いやだ、いやだ」と言いながらも、

結局は、その世界が、性に合っており、心地よいからです。

魂は永遠です。

そして波長の異なる者は、同じ時間・空間を共有することができません。

ですので、それぞれの波長に合った、地球が準備されているそうです。

あの霊的な巨人、出口王仁三郎によれば、30年周期で行われる建て替え・立て直しで、

今回、神々が目指している変化は、人間の精神性の復活なのだそうです。 

恐怖や不安で、心を縛られるのではなく、安心して、伸び伸びと、、

助け合い、お互いさまで生きて行ける世界、全ては繋がっている、そう理解される世界、

そのような世が来れば、私たちは魂の持つ本来の創造性を発揮し、

必要な時に、必要なものを創造し。利用できる社会になることでしょう。 

それが、本来、私たちが持っている力だからです。

ただ、今はまだ隠されているだけです。

私は知っています。

無意識のうちに、もうその世界を、生きていらっしゃる方もいらっしゃいます。 

その方々は、 

・神さまの前に 真摯な態度です

・まわりの人に 優しくしています

・全ての行動の基準が、人が喜ぶことをする・・になっています 

そういった人々は、神さまを信じていますから、不安や取り越し苦労がありません。

自分を取り巻く状況の変化も、あるがまま、来るがままに任せ、 

それに抵抗したり、悲しんだり、過去を悔んだりしません。

その状況を呪うこともありません。 

淡々と、自分の置かれた状況を受け入れて、生きています。 

何か人より能力が飛びぬけている必要もありません。 

神々の姿が見える必要もありません。

声も聞こえる必要はありません。

神さまの前に平等である私たち人間にとって、そのような能力は、必要ないからです。 

なぜなら、霊的な現象は一般大衆にとって驚き以外の何ものでもなく、

人々はそれを引き起こす人を、

無条件に恐れ、崇(あが)める傾向を強く持っているからです。 

(教祖を頂く、新興宗教のパターンです)

ですが、その関係性こそが、依存と執着であり、今、地球という惑星が求めている、

伸びやかな魂、自立した魂とは正反対のものだからです。 

私たちが、神さまを感じるとは、周りの、普通の人々の、行動や言葉の中に、 

見えない神さまを感じる感受性を持つことこそ、 

本当に「神を見る」ということに他ならないからです。 

家族や、友人や、同僚の言葉やしぐさ、行動の中に・・ 

優しさや、思いやり、愛情を感じられたのなら・・ 

その時こそ、そこに、神さまを見た時です。 

神さまは、どこか、遠くの空の彼方に居らっしゃるのではありません。 

何気ない日々の暮らしの中にこそ、神さまは現われ、たちに宇宙の奥義、

調和された、世界の美しさを示してくださっています。

神さまは、一部の選ばれた人にだけ、現われるのではありません。 

生きている私たちは全員、神さまの前に平等に愛されています。 

私たち全員の中に神さまはいらっしゃいます。

私たちが身近に接する、 

・病気の人

・年老いた人

・子供たち

・苦悩の涙にくれている人

・罪びと

・貧困の人

全ての人の中に居らっしゃいます。 

それらの人の 口、そして行動で、私たちに、神さまの存在を示してくださっています。

もし、周りの方々の中に、神々の姿を見つけることが難しいのなら、、

まずは、ご自分の心の中を、「ありがとう」の感謝の心で満たしてみてください。

類は友を呼ぶ、波長の法則の通り、同じ波長の人が周りに集まってくることでしょう。 

もし、感謝の気持ちを持つことも、難しいのでしたら、言霊を使ってみてください。 

それは、ありがとう という言葉です。

感情を込める必要はありません。

ただ呪文のように唱え続けてください。 

それは、いつか実を結ぶ時が来ます。

涙ひとつ流れる時が来ます。

その時こそ、感謝の心を持つ時が来たことを教えてくれます。 

私たちの意識が、現実を作る、この真実をご自分の身体を使って実験してみてください。

この思い通りにならない地球で、その真実を、身を持って経験すること以上に 

大切なことは無いからです。 

私たちは平等です。 

自分たちの置かれた場所で、今、身近な周りに居らっしゃる方々に自分のできる範囲で、

優しさと、思いやり、そして笑顔を向けること、たったこれだけですが、

神々は、きっと私たちに、そうして欲しい

お互いさま、お陰さまで、助け合って、仲良く生きて欲しいと 

願っていると思うのです。 


2025年8月1日金曜日

3971「青空ひろば」2025.8.1

 今回は立花大敬さんの「大敬ワンデーメッセージ「青空ひろば」」の最新の内容を紹介します。


1515 2025.07.13 

<大悲心陀羅尼(だいひしん だらに)> 千手千眼観音さまのお経。シヴァ神の異名がたくさん本文に出てくるので、シヴァ神が仏教に取り入れられたのが千手観音だとされている。よって、とてもパワフルで、霊障や業障を打ち砕いて下さるお経。 

大悲心陀羅尼

ナムカラタンノウ。トラヤーヤー。ナムオリヤー。ボリョキーチー シフラーヤー。

フジサトボーヤー。モコサトボーヤー。モーコー キャールニキャーヤー。エン。

サーハラハーエー シュタンノウトンシャー。ナムシキリー トイモー。オリヤー。

ボリョキーチー。シフラー。リントウボー。ナームーノーラー。キンジーキーリー。

モーコーホードー。シャーミーサーボー。オートー ジョーシューベン。

オーシューイン。サーボー サートー。ノーモーボーギャー。モーハーテーチョー。

トージートー。エン。オーボーリョーキー。ルーギャーチー。キャーラーチー。

イーキリモーコー。フジサトー。サーボーサーボー。モーラ-モーラ-。

モーキーモーキー。リートーイン クーリョークーリョー。

ケーモー トーリョートーリョー。ホジャーヤーチー。モーコーホジャーヤーチー。

トーラートーラー。チリニー。シフラーヤー。シャーローシャーロー。

モーモーハーモーラー。ホーチーリー。イーキーイーキー。シーノーシーノー。

オラサン フラシャーリー。ハーザーハーザン。フラシャーヤー。

クーリョークーリョー。モーラークーリョークーリョー。

キーリーシャーローシャーロー。シーリーシーリー。スーリョースーリョー。

フジヤー。フジヤー。フドヤーフドヤー。ミーチリヤー。ノラキンジー。

チリシュニノー。ホヤモノ。ソモコー。シドヤー。ソモコー。モコシドヤー。

ソモコー。シドユーキー。シフラーヤー。ソモコー。ノラキンジー。ソモコー。

モーラーノーラー。ソモコー。シラスー オモギャーヤー。ソモコー。

ソボモコ シドヤー。ソモコー。シャキラー オシドーヤー。ソモコー。

ホドモギャ シドヤー。ソモコー。ノラキンジー ハーギャラヤー。ソモコー。

モーホリシンギャラヤー。ソモコー。

ナムカラタンノウ トラヤーヤー。ナムオリヤー。ボリョキーチー。シフラーヤー。ソモコー。シテドーモドラー。ホドヤー。ソーモーコー。

<大悲心陀羅尼 現代意訳>

(経題)大慈悲心をお持ちである千手千眼観音菩薩の出動をお願いする陀羅尼 

(本文)仏法僧の三宝に帰依します。聖観自在菩薩、大菩薩、大悲尊に帰依します。 

 充満する恐れのただ中にあって、彼の尊に帰依すれば、聖観音が出現して救って下さいます。

 青孔雀尊よ。あなたに帰依します。

 私はあなたが心の奥に秘めておられる「本源の願い」に身を投げ入れます。 

 その「本願」は、衆生にしあわせをもたらし、祝福をもたらし、鬼神にも打ち勝つ勇気を与えようという願いです。 

 すべての生類の生きる道を浄化しようという願いです。 

 おお、衆生を慈しみたまう尊よ。愛したまう智慧の尊よ。世間を超越したもう尊よ。

 いざ、いざ、衆生を載せ運びたまえ。大菩薩よ護りたまえ。守護したまえ。絶えず注意深く見守りたまえ。必要な智慧を授けたまえ。よく見まもり智慧をたまえ。私たちの悪業を消滅させたまえ、消し去りたまえ。私たちを正しい道に引き戻したまえ。導きたまえ 

 魔障に打ち勝つ尊よ。大勝利の尊よ。真理を受け保たせたまえ。受持させたまえ。

 受持自在尊よ。奮起したまえ。奮起させたまえ。

 塵垢解脱尊よ。無垢解脱尊よ。我がもとにおいで下さい。

 塵垢解脱尊よ。無垢解脱尊よ。おいで下さい。私たちのもとにおいで下さい。

 世自在尊よ。貪欲の海の毒を飲み尽くしたまえ。怒りの毒の炎を吹き消したまえ。愚痴動揺の毒の覆いを取り去りたまえ。

 世自在尊を恐るべし、恐るべし、もろもろの塵垢どもよ。恐怖せよ、恐怖せよ、塵垢の悪神どもよ。速やかに去れ。 

 世界創造主神よ。発動したまえ。出動したまえ。濁世に止まりたまえ、止まりたまえ。

汚れた地上世界に甘露を注ぎ癒したまえ。注ぎ潤したまえ。悟りを得させたまえ。目覚めさせたまえ。速やかに悟りを成就させたまえ。 

 慈しみの心に満ちた青孔雀尊よ。私たちの汚れた愛欲を粉砕したまえ。粉砕する勇気をたまえ。

 神力発動、達成めでたし。大神力出動、達成めでたし。 

 成就禅定自在尊に祝福あれ。青孔雀尊に祝福あれ。猪の顔を持つ尊に祝福あれ。獅子の顔の尊に祝福あれ。蓮華を手にする尊に祝福あれ。投輪を持って戦う尊に祝福あれ。ホラ貝の音で衆生を目覚めさせる尊に祝福あれ。大きな棍棒を持つ尊に祝福あれ。黒色悪神に打ち勝つ尊に祝福あれ。虎の皮を着る尊に祝福あれ。 

 三宝に帰依したてまつる。聖観自在尊に帰依したてまつる。真言句成就のために祥福あれ。 大悲心陀羅尼。


1514 2025.07.12 

<摩訶般若波羅蜜多心経>玄奘三蔵(孫悟空の三蔵法師のモデルになった方)は、中国からインドへの往復の旅路で、困難に遭遇するたびに、このお経を称えて切り抜けることが出来たと、人々に称えるように勧められた。

 

摩訶般若波羅蜜多心経  

觀自在菩薩。行深般若波羅蜜多時。照見五蘊皆空。度一切苦厄。

舍利子。色不異空。空不異色。色卽是空。空卽是色。受想行識。亦復如是。

舍利子。是諸法空相。不生不滅。不垢不淨。不增不減。

是故空中。無色無受想行識。無眼耳鼻舌身意。無色聲香味觸法。無眼界。乃至無意識界。

無無明亦無無明盡。乃至無老死。亦無老死盡。無苦集滅道。

無智亦無得。以無所得故。

菩提薩埵。依般若波羅蜜多故。心無罜礙。無罜礙故。無有恐怖。遠離一切顚倒夢想。

究竟涅槃。三世諸佛。依般若波羅蜜多故。得阿耨多羅三藐三菩提。

故知般若波羅蜜多。是大神咒。是大明咒。是無上咒。是無等等咒。能除一切苦。眞實不虚。

故說般若波羅蜜多咒。卽說咒曰。

羯諦 羯諦 波羅羯諦。波羅僧羯諦。菩提娑婆訶。

般若心經。


<般若心経 現代意訳>

(経題)優れた能力と智慧と、想いを形にする自動性を保有している「心」によって、願いを叶えるための方法を伝授する経 

(本文)観音菩薩は、「想い」と「心」と「世界」の相互循環システムである「五蘊」の存在を発見し、また、その循環は改変可能である、つまり運命は変えられる、という「観自在の悟り」を得て、一切の苦悩から解放された。

 舎利弗よ。これから観音菩薩が得られた「観自在の悟り」について説こう。 

 まず、世界はナイのだと知れ。ナイからこそ、「心」の内容を変えることによって、どんな世界でも、自在に現実化することが出来るのである。

舎利弗よ。本当は何もありはしないのだ。すべてはスクリーンに映った「光」の戯れに過ぎず、本当にアルのは、君のイノチの本質である「光」だけなのだ。

 生まれ、生き、死ぬる、というのは時空のスクリーン上の映像で、本当にあるのは、そんな映像を描き出している、君の永遠生命である「光」だけなのである。

 罪も汚れも、現象として現れた映像なのであるから、スクリーンにこびりついて、いつまでも離れないなどということはない。「心」から懺悔さえすれば、すぐ罪汚れがない、真っ新な、光り輝く世界に誕生出来るのである。

 また、1円玉の映像と1億円の札束、スクリーンに描き出す手間は同じだ。実はどちらもゼロ円、ありはしないのだから、1億円貯めようと「心」に決めたら、1億円を手に入れた映像を君の世界に描き出すことが出来る。それが難しいのは、君の難しいとする想いが「心」に根付いていて、その実現を妨げているからだ。

 次に、世界は固く重いものであるという見方が、錯覚にすぎないということに観音菩薩は気づき、実はすべてが「音・響き・波動」なのだと知る「観音の悟り」を得られた。

 君が固く・重く・冷たい世界に住むのも、実は君が、君の「心」を、そんな「本音」で響かせていて、その響きが、固く・重く・冷たい世界

を、生み出しているのだ。

 観音菩薩はさらに、何も思っていない時でも「心」が絶えずふるえていることに気づいた。

 宇宙に遍満している「響き」があって、その「響き」に共振して「心」がふるえているのであった。 

 この宇宙に遍満する「響き」は、私たちを慈愛であたため、希望の光明でつつみこみ、魂の進化の道の歩みを促し、自分が自分であることに自信を持たせ、自分本来の輝きを発揮して生きるよう、勇気づけてくれる「祝福の響き」であった。

 さて、観音菩薩は、さらにその「祝福の響き」の音源を探り、ついに発見することが出来た。その「祝福の響き」の音源は、菩提樹の元で私(釈迦如来)が悟りを開いた時に叫んだ言葉であった。  

 その言葉はこうだ。「羯諦(着いた)羯諦(着いた)波羅羯諦(魂の進化のゴールに着いた)波羅僧羯諦(魂の進化のゴールに私だけでなくみんなで一緒に到達した)。菩提娑婆訶(素晴らしい達成よ、ありがたし)」

この歓喜と祝福の響きが私(シャカムニ仏)の「心」をふるわせ、その波動は時空を超えてすべての世界に送り届けられた。そして、「心」の性能である「言葉を現実化する自動性」によって、すべての人が魂の進化課程を修了する日まで作用し続けるのである。

 だから、君たちはこの「祝福の響き」の導きを信じ、その「響き」に身を任せて、人生の大道を、喜び勇んで歩んでゆけばいいのだ。


1513 2025.07.11 

<延命十句観音経> 白隠禅師が天神さまの委託を受けて弘められたお経

観世音 南無仏 与仏有因 与仏有縁 仏法僧縁 常楽我浄

朝念観世音 暮念観世音 念念従心起 念念不離心 

<延命十句観音経 現代意訳>

(経題)イノチの可能性を伸ばしてくださるお経

(本文)

観音さま!よろしくお願いします。 

私たちは仏さまの子供です。

出会う人、出会うモノ、すべて仏さまの子供たちです。 

私たちは仏さまの子供なのですから、永遠であり、喜びそのものであり、宇宙いっぱいであり、決して汚れることがない、そんな光の存在です。

観音さまは、私たちが本来「光の存在」であることに目覚させようと、たえず導いてくださっています。 

朝から晩まで観音さまの愛の光にくるまれ、あったかい御心の中に寝起きしています。

どんなことがあっても、観音さまは決して私たちを見捨てたりなさいません。

常に私たちの成長を見護ってくださっています。

観音さま、ありがとうございます。


1512 2025.07.09 

<お経を称えましょう>

① 延命十句観音経…イノチの可能性を延ばすお経(寿命を延ばす、進学、 就職、束縛からの解放、身心の病の治癒など)天神さま、白隠禅師

② 般若心経…目標を達成するためのお経

(以上2経の参考文献)『劇的に運が良くなるお経』(カドカワ)

③ (だいひしん だらに)…霊障・業障をはらうお経    

  (参考音源)音声CD <イノチをひらく お経の響き> (THD)