2022年5月14日土曜日

2697「自己完結する世界」2022.5.14

 今回は「いっぷくからのありがとう」さんの2022年05月07日の記事を紹介します。


「自己完結する世界」


どんなに人格ができた人でも、時々は、人の言動に我慢できなかったり、

たまたま虫の居所が悪く、イライラしたり、

他人に対して、キツイ言葉を吐くこともあるものです。

人間はどんな聖人君子でも、肉体に付随して

「感情」を持っているのですから、それは仕方ありません。


それは、自分だけでなく、他人も同じです。

自分では覚えのないことに、理不尽に怒りをぶつけられたり、

立場を利用した幼稚な

・パワハラ

・モラハラ

・セクハラ

玉石混合の、この地球を選んで生まれて来たのですから、

本当は、覚悟のうえで、私たちは誕生してきました。

ですが、

・他人から理不尽な仕打ちや、

・他人の身勝手な態度

に対して、いちいち腹を立てたり、仕返ししようとしたり、しない方がよいようです。

仕返しではなく、人それぞれの生き方、そこから醸し出される波動・・

それらが、宇宙に広がって、必ず同じ波動が同調して、

自分自身に同じ現象が返ってくるからです。

宇宙の法則です。

このことを、「復讐するは我にあり」と言います。

我とは、自分のことではなく、神様のことです。 

自分ではジャッジしたり、手を下すな!

と言うことです。

それでは今日は、小林正観さんのお話をご紹介します。

<引用開始> 引用元


ある女性(40歳くらいの会社員)から聞いた話です。

その人には、23~24歳の後輩のOLが3人ほどいました。

春と秋には、会社の人たちとバーベキューをしにいくのが恒例になっていました。

そんなとき、いつものその3人のOLは、焼いているときは遠くでおしゃべりをし、

食べる段になると、最前列まで来て食べる。

そして片づけのころになると「用事があるので失礼します」と言って帰っていく…。

何の手伝いもしたことがない、というのです。

その女性は、「今まで、精神的なことをいろいろ学んできた結果、

イライラしたり、腹を立てることも少なくなってきました。

でも、あの3人に対しては、どうしてもイライラと腹が立つのです。

どのように解決したらいいでしょう」

と言いました。

自分が、バーベキューを手伝いたくないのなら、やらなくていいのです。

やりたければやればいいし、やりたくなければ、やらなければいい。

その結果が自分に返ってきます。それが「自己完結」です。

要領よく立ち回っているその3人のOLは3人とも、それぞれの人生で「自己完結」するはず。

 


ですから、自分の持っている価値観と他の人

(この場合は、3人のOL)のそれが違っても、論評する必要はありません。

必ずその3人には、その生き方に見合った結果が返ってきます。

必ず自己完結するのです。 

逆に、自分が他人に対して腹を立てながらいやいややっていれば、

それも「自己完結」するし、笑顔でやっていても「自己完結」します。

「頭にくるからやらない」といいうのでもいいのです。

ただ、それに対しての「自己完結」も必ずやってくる、

ということを覚えておいてください。

この話をした結果、その40歳の女性は

「気持ちがすっきりし、他の人のことが気にならなくなりました」と言いました。

それ以降は、その3人のOLが要領よく立ち回っていても、

笑顔で過ごせるようになったそうです。

 

<引用終了>


人の悪口を言う人がいます。 

また嫉妬の心や、悔しさから人の陰口を吹聴する人もいます。

また現在のようにネットが普及してくると、SNSで人の悪口や非難をする人も目にします。

もしかしたら、相手がいないところで、

自分の周りの人に、悪口を吹聴している人もいるかもしれません。

そして、それに対して、反応してしまい、今度は自分が同じようにやり返す方もいます。

ですが、それらの行為は、やめた方が良いかもしれません。

今度は言った相手ではなく、仕返しをした自分自身が同じ土俵に立ち、

同じような嫌な波動をまとい、自分自身の人生に不幸を引き寄せてしまうからです。

やられたからやり返す。 

そうしなければ、自分は正しく生きているのに、何だか負けた気になってくる。 

やられ損にはなりたくない。

ですが、その心では、必ず相手と同じ波長をまとってしまいます。

私たちの住む世界は、自分の心の状態が現実を作りますから、

その汚れた心と同じ現実が自分の周りに現れてくることでしょう。

また生きている間だけでなく、死後も、その世界に住まうことになるでしょう。

ですから例え悪口やイヤミを言われたとしても、 それを心に留めず、受け流し、受け取らなければ良いことです。

もし目の前で言われたのなら、ニッコリ笑って 

「ご忠告ありがとうございます。感謝します」と言って、離れたら、また元のように

ご自分の信念に基づき行動すれば良いだけです。

ブッダもこのような時、静かに反論せず、受け取らなければ良い・・そう仰っています。

人から根拠なき悪口やイヤミ、陰口を言われることは日常茶飯事ですので、仕返しや、反論など考えず、その後のことは神様にお任せして、自分自身の波動を、同調させないで、いつも「感謝」の心でいたいものですね。 

かなり楽に、そして幸せに生きられるかもしれませんね。

 

分裂する地球。

私たちは、今の自分の心の波動(状態)に従った世界に移行します。