2013年10月19日土曜日

245「原点1」2013,10,18

 飯島秀行さんの講演会が10月12、13日にありました。今年3回目ですが会を追うごとにお話の内容が深いものになって来ています。
 丁度仙台ではよさこい祭りの開催日に重なっていて街はお祭り気分です。色々な衣装を着飾った方々が沢山で歩いて大賑わいです。そんな浮かれた中で今回も濃厚な2日間になりました。実はもう話す事が無いので早く切り上げて帰りたい位とおっしゃいますが、実は飯島さんは現在の状況にとても危機感を抱いていました。そして強い決意と覚悟を決めて身を賭けて進むことに定めたようです。
 お話の内容を紹介します。

 
「我々は無意識で動いているが、それをどこに意識を集中して、努力をして、修正して行ったら良いのか?その事が分からないことが問題だ。真理は日常生活の仕組みそのものだ。
 宇宙法則の「出した物が返って来る」のこの意味を分かっている人はここでは誰もいない。このことで話が終わるくらい中身の濃いことだが、このたった一つのことが皆さん分からないだろう。話を聞いて理解し、本を読んで分かる事は1つもない。黙って聞いていて分かる事少ない。
 今日は参加者が少ないことは幸いだ。エネルギーは出すことで入り、聞いたままでは入らない。1+1=2は覚えるが、その人個人が分かっていても、聞いた話をあーそうかと理解し、そのことを第三者に話すことで真の理解を得ることになる。聞いたことだけでは理解していない。聞いてそういうことだと思って、試して他者に伝え、話したことで理解と成る。そのようにインプットすることでエネルギーが入る。出さないものは入らない。学校の授業が入らないのは出していないからだ。
 日常生活そのものでエネルギーの増殖をして行き、この繰り返しで向上することになり、自分のエネルギーが増えて行く。良い話しをすればそれ以上に良い話しが来る。しかし、人間は損得で動くのであまり良い話しをしない。儲かる話は結果の話しで、良い話しは原点の話し。結果の話しに花が咲いたら結果だけ。出した物が入る、うんとお金を払う人にはお金が入って来る。沢山借金したら倒産する。借金も増殖する。
 今はエネルギーが入る格好のチャンスで、この今日の講演会がチャンスの会になる。原点の話しをして行くとその会話で自分のエネルギーが高まり、どんどん湧いてくる。しかし、結果の話はエネルギーが消えて行く。天が降ろすエネルギーが栄養になる。だから原点の話しに花を咲かすことが重要だ。
 基本が出来ていないで結果に惑わされていると間違った方向に行く。原点の応用が必要だがほとんどは結果の応用でしかない。結果主義は国をもパンクさせてしてしまう。米国のオバマも形が壊れ、結果で生きている人で、結果で精算される。
 地震等が来る以前に首を吊る人がいるが、経済破綻や病気などが原因だがそれは結果主義の結果でしかない。
 真理は、「出した物が入って来る」ことの意味の奥念性だ。今は結果の話しにうつつを抜かす時期ではない。今日の仙台よさこい祭りの時に講演会に参加している事は、原点を求めている人で、そのことは天災が縮小して行く方向だ。
 生きている事で完成はない。出していく世界に終わりはない。永久に続く世界で、この考え方を法則という。そこにはいろいろな種類がある。農業ひとつ取ってもいろいろある。医学でガンを治す仕組みも同じ。その事は話して通じるはずだが今は分離している。本来は業種なく、共通点は一つに定まっている。業種を問わない進歩がある。分離の意識は恐ろしい。一体感の意味を身に沁みて、しっかり噛みしめて行き、原点に応用して行く。30回噛むと消化力増して理解深まる。仕組みは二つにあらず、一つしかない。
 色々な角度から言っているがイメージしていることは一つだ。どのようにして消化するか。
 微生物を消化すると何になるか。生命は神として存在する。神とは原点で、原因の世界を神という。言葉は結果、結果を指すのが言葉。だから釈迦は、真理は言語や文字で表せないと言った。神は原因、原点で、神以外ない。言葉巧みに言っても結果でしかない。結果を覚えて何になるか。結果だけならコンピューターの方が優れている。
 原点を理解するのが智慧。智慧は神で、原点の泉であり、全てに応用が効く。細かいレシピ、火加減、鍋、包丁の使い方の前に料理は何かが分からないとダメ。言葉の消化力が無いと分からない。このことはノーベル賞を噛み砕いて話しているようなもの。原点が1個と理解する。ノーベル賞の内容は原点。神の法則が原点で、それを理解する事。そのたった一つのことを理解する真の科学者が覚者だ。原点を知っている科学者でないと、たまたまの世界でそれは意味のないものだ。
 海から金を取り出し、ダイヤやルビーを作れる。原点を理解する力に勝てる力ない。原点に意識を向けて何かを得ようとする者が災害を止めることが出来る。
 ゲリラ豪雨は何故起きるのか。スキー覚える時に、先生の言うとおりにやってこけた。それは覚えている事で、それでこけなくなったら指導者と同じだ。徹底して基礎を学ぶこと。ボーゲンは圧力の変化で重心は中性子を安定させると方向が変わる。スキーと堆肥作りは同じで、味噌作り、挿し木も同じだ。聞いた話でなく体験してインプットしたもので、一つ一つの体験を通して場を作って行く。
 エネルギーを得るその行為が天。天国の場所があるのではなく行為そのものが天で、天国は進行形、ingで歩んで行く世界のこと。結果を見て歩く世界は地獄。肉体を持って原因を持って日常生活を生きて行く。でないと元へ行けない。死んだ世界はこの世の延長上で、ここで出来ないことはそこでも出来ない。今やって出来ないのは明日も出来ない。今出来ないのは死んでも地獄の意識だ。
 今ここに居て肉体を持った天国は、毎日が楽しくワクワクがある世界で、不安のある世界とは違う。今良ければ早く明日と思うが、今しかない。今がハッピーなら明日はハッピーで、実感の中に見出して行くもの。
 死んだらどうか、は教わるのでなく実感したらよい。死んでみたらよい。この世より良いから怖がらなくてよい。死にたくない人は死んだことのない人。イエスは肉に生きる人は死だ、と言った。一時の苦しさを紛らすために願ってはダメ。今さらけ出して楽しんでいる。皆が楽しいのになぜ毎日しないのか、毎日そう生きることが天国で、出した物に対してお返しがあって、楽しもうという共通のものがある。
 死んだ後のランクに違いがあり、卒業するか、しないかの違い。ここで人間を卒業出来ないと落第だ。卒業とは上のクラスに行く事で、天は無限で、キリのない学校だ。落第しても人間以下にいかないので今が最低のレベルで、上にあがるしかない。体験して意識して生きる。
 出すことで得るものが来ても、それを出さないと消えて行く。意識は出さないと返らない。勉強とは強く勉めて行くことで、集中して行くこと。やらないと実感がないし、自らやって理解すること。他者に頼ってはダメで、それをしていると詐欺に引っかかる。
 
 死ぬと幽界へ行く。考えることなくそこから迎えが来る。しかし霊界からは迎えが来ない。霊界は自ら能動的に歩んで行くところで、受動的な迎えは来ないところだ。
 エネルギーは出さないと入らない。やらないと霊界へ行けないのでエネルギーを出す癖を付ける。
 形に名前を付けている。形は無限に存在するが原点は一つで、たった一つの法則を覚えること。この方程式に当てはめると全部解る。何でも分かる方程式は5分でOK。天は何でも出る無限の世界で、地獄は有限性の世界。
 意識の進化の構図がある。無意識でやっているが、ご飯を食べて血肉に変化し、物質化現象と成っている。口から入る仕組みから出る仕組み迄ある。大事な事が出来るか出来ないかだけ。悟りでなく出来るまでトライする。出来るか出来ないかはその人の努力次第。死んであっちに行っても努力する。必ず出来る。生命は死なないということを理解することが悟り。永遠の自分を理解する。毎日することが大事で、やることがいっぱいある。あっちに行ってもやる、その意識が悟り。
 人間は受け身で受けて出せば良い。出さないとパンクする。脳梗塞、腎不全。身体が壊れない秘訣は出せば出すほど良い。大きいものが入ったら出す。出さないと身体壊れる。壊れたら出して直して行く。完全に成らないとしても戻って行く。
 知らぬが仏で、出さないと入らないし、その出したレベルだけ入る。それ以上を得る人には大きいことが起こる。兎に角、入ったものは出す事。
 美味しい人参を作るなら堆肥に人参を使う。人参に圧をかけて堆肥ができる。波動でDNAを構成して行く。人参に意識があり、たったひとつの法則で人間が持っている機能が全部ある。同じレベルの周波数まで戻したらテレパシーで会話できる。周波数を揃えて、犬を構成する周波数に合わせたら犬と会話が出来る。意識を合わせるのが全ての原点。
 無限性、永遠の心の意識で生きて行く。物質化現象が悟りでない。日常生活でしていること、そこに永遠のいのち、無限のいのち、安らぎがある。」