2015年1月22日木曜日

392「潮目」2015,1,20

 1月も下旬に成りましたが石油価格が暴落し株や為替の変動激しく、ファンドや企業のデフォルトが続発して経済は大混乱です。誰の目にも世界大恐慌と思える様相が顕著になって来ています。中東では戦火の中、イスラム国に日本人が人質に成ったり、世の中は増す増す渾沌として来ていて、いよいよ地獄の扉が開いたような感じすらします。

 もう1か月も前に成りますが12月22日は朔旦冬至でした。19年振りの特別なものです。朔旦とは新月の事で、冬至と新月が同時に起きた日です。
 冬至は昼が一番短く、夜が一番長い日で、太陽エネルギーが一番弱まった時です。翌日、23日から少しずつ昼の時間が長くなって行き夏至まで夜の時間が少なくなる変換点で、太陽復活の日とも言われるようです。
 そして新月は満月から欠けて来て一度姿を消して新月から復活して行きますので月の復活の日です。つまり、太陽と月の復活の日が朔旦冬至です。次回の朔旦冬至は19年後でなく38年後の2052年ですから私が丁度100才です。次の朔旦冬至は多分今の肉体で体験するのは些か難しいかもです。
 何事もこの現象界に現れる原因の世界は無形、潜象界ですので、既に大元のエネルギーは発動されていて現象化されているのでしょう。今は変換、チェンジのタイミングで大きな潮目の切り替わりでしょう。津波の時の大きな引き潮が起きて、ついで巨大津波が来襲する様な感じです。

 その朔旦冬至の翌日、潮目が変わった23日に澤野大樹さんの講演会でした。とても面白い内容で、その切り口は澤野さん独特な視点想創性でいつも感服しています。その中で意識の置き所で大事と思える個所をお伝えします。



「どんなに周囲の世の中が不穏に成ろうとも、暗い世の中にあろうとも、それを知覚して、感じて、どう見るかは私達の心の置き所一つで決まるものです。
 もし、目の前の世界が最悪に映るのであれば、それは大きく二つの理由があります。自分の人生を四半期ベースで捉えてしまうと、直近の目の前の世の中がつまらなく、最悪なものと見えてしまうことがあります。最高の眺めの山の頂上に向かう途中、足元だけ見ていれば砂利と岩だらけの苦難の道です。でもその山道はこの世のものとも思えないほどの素晴らしい景色の頂上へと続いているとしたらどうですか?ならば私達は、目の前の足元の岩場に悩んだり拘束されたりする必要などないでしょう。ですので、コツとしては、人生の中のごく一部の四半期ベースで物事を捉えない様にするということです。

 そして、もうひとつの理由は何でしょうか。それは皆さん、ご自分の人生を、ご自分が主人公として生きていますか、ということです。本当は、全員、誰でもが自分の人生を自分が主人公として生きる資格を持っています。でも、どこかで挫折したり、落ち込んだり、諦めちゃったりして、主人公の役割を降板してしまっているんです。
 するとどうでしょう、主人公不在のステージが進行してしまうのです。そして、自らを率先して脇役に追いやってしまったわけですから、その人生のステージに於いて、自分の物語と関係のないチョイ役になってしまうんです。そうなったら面白いですか。別の誰かがあなたの主人公の役割を狙って横取りしてしまうんです。そうなってしまったら、あなたは、誰かの夢の中のエキストラに埋没してしまうという人生になってしまいます。
 つまり自分の人生を誰かの夢の為に吸い取られる運命になるのです。だから猛烈につまらないのです。目の前の現実に悲観してしまえば、つい自分は役に立たない人間だとかと思ってしまいます。でも思い出して下さい。小学生のころ、子供のころ夢がありましたでしょう。その夢と言うのは、実はまだ現在進行形で思い描く事が出来るし、実現可能なんです。
 その夢というハッピーエンドを楽しみに夢見れば、目の前の現実がどんなに苦しくても、それは最高の頂上に向かう途中の山道の岩場だって直ぐに理解できるんです。その為に、いつもクリーンで精妙な意識を持っている必要があります。ネガティブな想念や社会情勢に惑わされることの無い、揺るぎ無くクリアな意識を持っていたいです。」

 将にそのように私も思いますし同感です。しかし、いつもクリーンで精妙な意識を如何にして持っている事が出来るのか、が問題です。その後のお話しで具体的な方法をお伝え頂きました、がそれは講演会に参加した方の学びでここでは紹介を控えます。

 2014年9月14日にローマ法王フランシスコはミサの中で欧州全土から訪れた数万人の巡礼者達に向けて、世界は第三次世界大戦の状態にあるとの懸念を表明したそうです。インターネットで以下の様なお言葉があったことが分かります。
「戦争は神が創造した最も素晴らしいものを破壊する。戦争は人間を殺害する。
 戦争はイディオロギーによってよく正当化されるが、実際のところ戦争は常に誰かの強い欲望や権力志向の結果である。
 二つの世界大戦後の今日でさえ、地域紛争、大量虐殺、人間の殺害、その他の侵略者やテロリストたちの犯罪の中で行われている事を第三次世界大戦である、と述べる事が出来る。」

 澤野さんは続け以下の様に語ります。
「なぜ疫病が蔓延してしまうのか?それは“社会そのものに対する警告”であると考えていいと思います。空気が汚れるということは社会の空気が澱んでいると言う事と同じです。それを吸い込んだ人達が病気になってしまう。つまり、よからぬ雰囲気に世界が満たされていると言う事です。
 じつは今、世界は第三次世界大戦にもう突入していると言われます。世界はありとあらゆる争いを包含して巨大な戦争に向かっているんです。世界中の空気が不穏な空気になっていることが誰にだって分かりますよね。この不穏な空気を何の副作用も無く浄化することが出来るのが今日話したXなんですよ。でも難しいですよね。誰もそんな古臭いと、前近代的なものに目を向けないでしょう。だから地球は身震いするのです。
 地球は、地上のごちゃごちゃで痒くてしかたないでしょう。ならば1回身震いするだけなんです。地球の運行はそれでもまったくの平常運転です。地上の人類がどうなろうと、地球は痛くも痒くも無いんです。だからといって、私達が何とかしなきゃという傲慢性を発揮してはならないのです。私達に出来ることは、元の姿に戻ること、です。縄文スピリットを思いだし、Xと・・を取り戻すことなんです。
 これは人数の多寡ではないのではないかと私は思います。世界の要所、要所、グリッドと申しましょうか、そういう拠点に成る処において、精妙な意識、あえて高い意識とは言いませんよ、そういった意識を持った人が、竹輪の様にX・・を空に放つ。これで大方の空気は浄化されてしまうのではないかと思いますよ。
 浄化してやろうとか、私が清めてやるわとか、そういうのは違うんです。一番なのは、楽しむこと、つぶさに淡々と、X・・の世界に身を委ねること。私は神、あなたも宇宙―そういったことに何の違和感も感じない境地です。
 そして、さらに大切なのは、圧倒的な人間性です。薄っぺらい、自力の善人から脱却する必要があります。私達が神の前、宇宙の前で謙虚にいる事です。そうなった時に、人は他力の悪人になります。宇宙の運行に身を委ねた、赤裸々な本能で生きるヒトです。」


 澤野さんの云う縄文スピリットは、太古の昔の縄文時代に戻る事では無く半霊半物質の世界のことです。
「かつて縄文時代は、霊性はきわめて高かったのですが、科学技術はありませんでした。そして現在は科学技術万能世界となって、iPS細胞の発明によって、人類はついに、神、創造主の領域にまで到達しました。つまり、iPS細胞の発見は、人類を神の次元に押し上げたわけです。これが明確に私は、アセンションであった、と申しているんです。そして、そんな科学技術万能の世界にあって足りないものは何か?それがXであり・・・・です。
 つまり、人の霊性を司るものが徹底的に排除されてしまった現代社会なんです。現代の科学技術万能時代に、その縄文のアイテムを通じたスピリットが加わること、それが、これまで人類が一度も経験したことの無い、科学と霊性が高度に均衡し、バランスがとれた状態と成る事ができます。
 霊性と、科学が釣り合って均衡している。つまり霊性と科学が50:50で釣り合った状態です。これをもって初めて半霊半物質の世の中と呼べるのです。是はかつての縄文時代を遙かに凌駕する、想像もつかない驚愕の世界です。私はこの様な夢の様な世界が遠い未来では決してなく、極めて近い将来に起こりうる、人類史上最大の大変革であると確信しています。
 そのためにこうして東北仙台でお話をしている訳です。縄文日高見国の拠点であったこの仙台の地は重要なんです。」

 仙台のこの地の重要性を語ってくださいました。更に続いて結びの語りです。
「これまでの弥生に支配された世の中を全て破壊して、縄文の世界に移るのではないのです。是までの弥生科学文明、つまり物質世界に、縄文の霊性世界が重なるのです。そこには時代の断絶は無いのです。但し、その時代の重なる部分に、架け橋となるべき存在が必要なんです。それが、既に弥生と縄文を融合させることの出来た、ここに居られる皆さんの様な人が必要なんです。
 あっちの世界とこっちの世界を紡ぎ合わせる、キャタライザーと成るべき人達が必要なんです。弥生だけの人でも、縄文だけの人でもダメなんです。両方を融合させる、つまり半霊半物質を身をもって体現している人でないとそれは出来ないのです。そして、それを体現し、時代の架け橋となり、前人未到の半霊半物質の世の中を将来出来る人達のことを私は救世主と呼ぶことにしています。これがまさしく救世主なんです。
 私の申し上げる救世主とは、まさか、まさかのあさっての方角から横殴りにやって来るんです。ちょうど昨日は冬至で、新月でしたね。そして今日から昼が長くなってまいります。ものすごく明るい太陽という概念、つまり三次元現実世界の物質世界を司る存在と、漆黒の闇にわずかな光を放つ月の世界、つまり多次元潜在意識世界が均衡したのが昨日と今日です。
 今日、ずっとお話しして来た内容と、今日の宇宙の運行がまったく同じなんです。ですから本当に、本当に今日は特別に貴重な日であったと確信しています。」

 とても私には共感の持てるお話をお聞き出来て、とても楽しい時間でした。その切り替わり、潮目の時にこのようなお話が仙台で伺えたこともありがたい事です。皆さんが主役となって新たな時代のスタートを切れたら嬉しいことです。
 2015年には半霊半物質、最高のバランスとキャタライザーと成れる救世主の役割の方々の登場があることと、そして各所でのグリッドの様な繋がりで、浄化の情報発信が出来る事を念願しています。