2015年9月1日火曜日

481「和賀2」2015.8.31

 そのお店から直ぐのところに幟旗が立っていて、自家製麺、ラーメン、チャーハンの表示があります。昔ながらの食堂ですが、近辺には他に食べられるところがありませんので急遽ここで食事をすることにしました。


 店の中はこじんまりしていますが、テレビで高校野球が映し出されています。その周りには沢山の写真が飾られていて、花巻東高校でしょうか、何かご縁がありそうな感じです。
 ラーメン、冷やし麺、焼きそば、チャーハンなどを注文して待つこと暫しの後に、料理が登場しました。年配のご夫婦で営まれている様ですが、奥様が料理を作るのですが手際良く、あっと言う間に出来ました。
 食べて皆さん美味しいと声を発しました。麺は細めのちじれ麺です。自家製麺とのことで、最近忘れていた昔懐かしい味です。添加物など使用せずに、素材の味を活かした調理で、驚きの遭遇、素晴らしいお店の発見です。
 9月8日の巡りの時の昼食の場所を今回の下見で決める目的もあり、何箇所か候補を挙げて来ていましたが、全員がここが良いということで、このお店でランチをすることにしました。お好みのものを頼んで頂き、自家製麺を満喫していただけそうです。当日、お店が開いていて、売り切れ御免に成らないことを願います。
 食事の間に、先ほど買い込んだ絵葉書や情報誌で検討しました。沢内地区の真昼山系の滝は素晴らしいのですが難易度が高くやはりガイドが必要です。湯田地区の女神山山系の滝は何とか行けそうです。そして女神山の白糸の滝はモンゴルのお言葉のあった大地の穴に相当するような位置になりそうです。

 時間は既に3時を過ぎています。とにかく湯田方面に県道1号線を引き返して、下前方面への分岐を西へ、女神山登山道へと進みます。暫くは舗装道路でしたが林道に入り、車が1台ようやく通れるでこぼこ道を6キロほど進みます。ナビに存在しない道ですから果たしてこれで良いのか、いささか不安がよぎります。そんな時に対向車が来てどうにかやり過ごせました。かなり長い時間走った印象です。ようやく駐車場に到着です。案内板もあり間違いなく女神山登山道、そして白糸の滝への道です。
 山道は良く整備されています。所々土砂崩れもありますが、補修されて、ロープなどで安全を配慮してくれていてありがたいことです。山道を下前川の方へとくだります。杉の造林地を抜けブナ林を暫く進むと滝の音がしてきました。念願が叶い目出度く白糸の滝とお逢いできました。


滝つぼからの川の流れは将に山の穴から吹き出てくる感じのV字形の渓谷です。滝は帽子の様に半だ円形の巨石の頭のところから白糸を沢山流したような水の流れで、白糸をぱっと拡げた感じです。白糸の滝の名の滝は他の地でもありますが、ここの白糸は特別です。そして巨石の下の部分が窪み、になっていますが、V字の渓谷全てが岩山で、地からのエネルギーが吹き出ている感じです。


 滝の水しぶきが飛散して涼しく、かつエネルギーに満ち満ちて、なんとも言えない清涼感、心身の充実感を頂けます。暫し、写真撮影とその場に浸る時間を満喫しました。

 時間はあっという間に過ぎて4時半を過ぎています。下ってきた山道を登って帰らなければ成りません。しかし、地のエネルギーに背中を押していただいている感じですいすいと登れます。

駐車場についてもう5時です。まだまだ次なる視察地点が残っています。
 林道を県道1号線まで先ずは戻ります。いつもながらのことですが、帰りはなんともスムーズで早く進んでいる感じです。さすがに夕方で対向車も無く順調に車は走ります。
 先ほど昼食を頂いたお店は既に閉店しています。今日はこの町のお盆行事、舟っこ流しがあるようで18時から県道1号線は通行止めになるようです。送り盆のお祭りで、大小様々な舟と山車が道を練り歩くようです。
 その県道を走っていると、K・Yさんが自転車に乗っている男の子を見て、「うちの学校の生徒だ!」と声を発しました。流石です。こんなところで遭遇するとは。
 
 次の目的地は弁天島です。和賀川が流れる中に小島があります。島に両岸から自動車が通れる橋が架かっています。川底が1枚の岩のようでそこに岩の小島があり、弁天様が祭られています。川は激流として弁天島に流れてきます。島には沢山の流木が乗り上げていて、さぞや大雨、洪水でもたらされたものなのでしょう。
 夕暮れであまりよく見えませんでしたが、ここも大地のエネルギーが強く現れているところのようです。本番が楽しみなところです。

 本当は田沢湖まで行って、靄森山を確認するつもりでしたがもはや無理です。後は、温泉に入って1日の疲れを癒すことにして、御所湖畔のつなぎ温泉に向かいました。陽はすっかり沈んで夕闇が山の端、そして湖面を覆います。温泉に入ってゆったりしてくつろげました。とても良い湯加減でした。
 後は盛岡方面に戻り、盛岡冷麺の有名なPP舎で美味しい食事を頂き、満ち満ちて大満足な15日を終えました。盛岡駅近くでK・Yさんとお別れして一路仙台です。今回は京都から帰省していた若者K君が同行しています。写真撮影もしてくれ、最後は運転手をしてくれて私は助手席でゆっくり出来ました。
 帰りの高速道路はお盆のUターンラッシュでかなりの渋滞がところどころあり、いつもよりも時間がかかり仙台には23時過ぎの到着でした。
 お陰さまで全てが初めてで新鮮な感動を沢山いただけ、大きな成果のあった下見でした。本番の9月8日からが楽しみです。