2016年3月13日日曜日

586「観音4」2016.3.12

 第11番札所天王寺は福島市飯坂町にある臨済宗のお寺で、聖観世音菩薩をお祀りしています。観音堂であわ歌を響かせました。その時のお言葉です。
「かく申す、この身、大いなるあわ歌持ち来たりたり。
 ここに皆々共、響き、光を送りました。
 大いなる皆、ここにて亡くなりて、この場、離れず、ただただ守らんと致す方々。
 これよりは大きな、元なる光降り来て、全てを受けて参る故、この時、ここ離れ、大きなる広きへ参りませ。歌は大きく成り響き、この地を包む光と共に参られよ。」15:18


 特別霊場3の医王寺は同じ飯坂町で5分程の近くです。特別霊場で特に観音菩薩をお祀りしているのでは無いのですが、由緒ある真言宗の大きなお寺です。
 お寺は826年に開基され、本堂には大日如来がお祀りされています。しかし奥の院薬師堂には弘法大師御作の薬師如来をお祀りして、鯖野のお役師様と呼ばれて親しまれています。
「薬師如来は別名を大医王仏と呼ばれ、身体の病を癒し、心の無明の世界から衆生を救う御誓願を抱く仏様です。薬師如来のくすりに象徴されるものは、私達が生きるために、必要に応じてこの宇宙という根源から与えられる恵みの教えがあり、生きることの中に、他からの恵みによって生かされている自分が見えてくる。」とあります。
 今回は瑠璃光殿の宝物殿の中の金の薬師如来像の前であわ歌を響かせました。室内ですのでその響きがより増して響き合い素晴らしい心地良さです。その時のお言葉です。
「あ~い~う~え~お~。
 これより参り行きます。皆々様へと、新たなるを持ち行きて。ふあ~。」15:53
 最後は言葉でない舌が絶妙な動きで音を発して続きます。






 これで予定の1日目の観音巡りは終了です。16時ですのでこれから宿泊先の宮城県松島へは1時間ほどで到着できます。明日は15時に儀式が予定されていますので可能なら明日朝1番に巡る松島の第6番札所の瑞巌寺に参拝したい旨、提案させて頂きましたところ中山さんから快諾頂きました。瑞巌寺は17時には閉門してしまいます。歌う場所は瑞巌寺の五大堂と決めて、そこを目指して車を進めました。
 瑞巌寺は臨済宗の名刹で聖観世音菩薩をお祀りしています。日本三景の松島の瑞巌寺、五大堂は観光名所で多くの参拝客で賑わいます。車は五大堂脇の駐車場に予定通り17時過ぎに到着です。五大堂に渡る橋は17時半で閉鎖されますので、滑り込みセーフです。夕暮れ時で訪れる方も少なく、あわ歌を響かせるには最適です。早々に円陣を成してあわ歌を響かせました。
 歌い終わって頂いたお言葉です。
「海へ出ずるは、これより大きなる事ごとあり。
 この地も含め、この列島の随所に沸き起こる事となる。
 開き行く行く海の底。全てを出だす時至る。
 皆々様のこの地を平安に思う力を大きく拡げませ。」17:27

 歌っている時にお堂の辺りが明るく感じたので写真をとったのですが、曇り空なのに五大堂には光が注がれているのが分かります。これから海の底から出だされることは日本列島の随所に起きるとのことです。歌い終わって集合写真を撮って17時28分です。閉門丁度に出ることが出来ました。全ては丁度良く配剤して頂き、導き動かして下さっているようです。ありがたきことです。