2023年6月26日月曜日

3104「青空ひろば」2023.6.26

 今回は立花大敬さんの「青空ひろば」から最新の記事を紹介します。


991 2023.06.01 ~ 1005 2023.06.17


最近、台風とか地震とか多いですよね。で、ゲリー・ボーネルさんて知ってます?予言者みたいな人で、日本にも時々来てるんかな。

東日本の大震災を予言したり、最近では「北海道の南部の方は地震が危ないよ、陸の孤島になるよ」っていう話をしていて、「時期はまだわからんけれど」と私が読んだボーネルさんの本には書いてあったけれど、この間実際に北海道の地震がありましたよね。そういうのを割りと当てる人みたいですね。

そして、どうしてそういう災害が多くなっているかという理由を説明しています。それは、今は「分離の時代」から「ユニティの時代」への転換期にさしかかっているからだというのです。

「分離の時代」だったのが「ユニティの時代」に移りつつあると・・・。

調和とか一体化とかそれから融合とかそういう事が「ユニティ」、いのちがひとつにまとまっていく。これまでは「分離の時代」でいのちがバラバラになってた。これも悪いことではないんです。人類の魂の進化のために必要なステージだったんです。

僕の「金平糖の進化モデル」もそうですけど、一回バラバラになってそれぞれが個性を持って成長していって、そして最終的にはそれがまた融合していってという時代に、今こっちに(分離からユニティを指して)入ろうとしてる。そやけどちょっと遅れてる。進化が・・・。

エゴが強くなりすぎて「分離の時代」から「ユニティの時代」に移り変わる事が難しくなっているので、ちょっと進化を早めようやないかと言って神様達が集まって、相談したんです。

そしてまとまった作戦は、「ちょっと環境を激しくしようよ。厳しくしようよ」という、「そういう方針でいこうや」という事になったんです。だから、今地震などの災害が頻発するんです。


竜神さんていうのが、神様の意向を受けて水と風を司り支配するんです。

金神さまていうのが神の方針のもとで土と火をコントロールするんです。

だから台風が多くなってるのは竜神さんの活動が激しくなっているからです。豪雨が多いのもそうですね。

それから、地震があったりするのは金神さんの活動が激しくなっている。それで火事になったり、温暖化とかいうことが厳しくなるのも金神さんの管轄なんですよ。

じゃあ、なんで環境を厳しくする必要があるのか。

そうすると「ユニティの時代」への進化が早くなる。なんでそうなるか、ちょっと動物の実例で説明してみましょう。

ペンギンはすごく厳しい環境の中に住んでますよね。とんでもなく寒い所にね。

南極のペンギンは、一番寒い時は集まって団子になるんだって。サル団子ってあるでしょ。あれの様に、「ペンギン団子」があるんだって。こうダァーッとかたまってこうして(ジェスチャー)寒さに耐えるんだって。

ところがね、一番外側のペンギンは寒いでしょ。この団子の状態のままジッとしてたら、一番外側のペンギンが寒くて、まず最初に死んでしまうんだって。その次に内側、二層目のペンギンが死ぬんだって。そのままだと結局全員死に絶えて全滅するんだって。

だから、どうしてるかというと、ある所まで団子になってると、何故かペンギンがウロチョロウロチョロ(ペンギン歩きの実演、会場笑顔)色んな所に動き出すんだって、バラバラに。でまたバーっと、かたまるんだって。そしたら今度は一番外側で寒かったペンギンが何故か内側におさまるんだって。そうして全体としてそういう形で何回かバラバラになってまた集まって団子になり、分裂してまたかたまって、そういう形で全員が無事に生き延びて全滅しなくて済む。本能的にそういう事が起こる、出来る訳ですよね。不思議ですよね。それがユニティの精神。そういう本能的にユニティ出来るんです。


ユニティの例で一番有名なのが雁、カリとかガンとか言いますけど、これは面白いです。渡りは何千キロも飛び続けるんですけど、一羽の雁だけじゃあ何千キロも飛べるはずが無いんですね。

では、なんで飛べるのかと言うと、雁がおったとしますよね、羽を動かしますよね。そしたら、物理的にですね、こことここのポイント(こことは羽の両側うしろの位置)には揚力(ようりょく)っていって、モノを上に押し揚げる力と、推進力といってモノを前に押し進める力が働くんだって。そうするとそういう位置に次の雁がいると、その雁はものすごく楽に飛べるんだって。だから雁はこういう斜めの隊列で飛んで行くわけです。

ところが一番先頭のリーダーの雁はその恩恵に預かれないわけです。だからしばらく飛ぶと体力を消耗して落ちるんだって、失神したようになって…。

そうすると列の二番目の雁が先頭に立ち、リーダーとなって皆を誘導して、ふらふら落ちかけてた雁が丁度最後尾の一番楽な位置に納まる様に隊列を誘導するんだって。そして順繰り順繰りにリーダーの役を交代しながら飛ぶから何千キロも飛べる。


もっと凄いのは、壮年グループの列と、幼い雁と老年グループの列が分かれているんだって。幼い雁と老年グループの列には役割交換が無いんです。風が吹いてきたら、壮年グループの列が風上に行き、幼い雁や老人グループの列が風下にくるように隊列を誘導して、激しい風が直接当らないように弱い雁たちを守るんだって。そういう事が自然に、頭の中で考えるんじゃなくて、本能的にとれるようになる時代が「ユニティの時代」。

そうなってくるんです、人類もこれから進化してね…。


禅の言葉にね、「新婦 驢に騎り 阿家牽く(しんぷ ろにのり あこひく)」ていうのがあるんです。

新婦というのはお嫁さん。お家に入ってきたお嫁さんがロバに乗ってる。そうしてお姑さんが手綱を引いて歩いている。

これが理想的な世界だというんです。なんでそれが理想的な世界かというと、私は新しく嫁入りしてきたのでお姑さんを大切にしなければならない。どんなに疲れていてもお姑さんをロバの上に乗せて私が手綱を引かねばならないんだ。そういう道徳的な世界はニセモノの世界やというんです。

そうでなくて、「今誰が一番疲れてるのかな」と直感で察知でき、その時に一番疲れてるのが私やったら、私が自然にロバの上に乗り、そうしてお姑さんは自然に手綱を取る。そうなった世界こそ本当の理想世界やというんです。それが「ユニティの世界」。ユニティの時代にはそういう世界が実現します。だんだんそうなってくる。

それからその時代になると、たとえば自然科学の研究をしていて、この研究を続けていると、人類にとって害になることが生じてしまうと自然に分かるので、その研究をストップできるようになる。

体が勝手に反応してブレーキをかけて続けさせないのです。

そういう風な時代になって来る。好奇心と探究心で盲目になって研究に没頭して、結局「原子爆弾」を作ってしまったというようなことは、「ユニティの時代」には起こらなくなるのです。

実はユニティの時代に一番近い、一番その方向に魂が進化している人間は日本人なんです。なんとなくね、日本人てね。まわりの雰囲気が読めるんです。

何か危機の状態になった時にね、うちの学校でも実際あったんですけど、ある危機的状況が発生したのに管理職がうまく指示を出せなくなったんです。

そんな時どうなったか…。うちの学校の先生方は偉いなあと思いました。管理職がうまく対応出来ないんだと分かった途端に、それぞれの先生方が勝手に動き出したんです、ペンギンの例みたいに。それぞれが自分に出来る役割をし出したんですよ。そうして、見事に事態が収拾出来ました。

ゾクゾクした、鳥肌が立った。これが日本人やなあと思った。最後になったら土壇場になったら、損得利害関係なしに、「これは私の責任ではない、担当ではない」などとか言わずにちゃんと、全体のためにふさわしい役割を果たせる様になる。これって、さっきの雁の精神と一緒でしょ。だから日本人はそういう意味では「ユニティの時代」に一番近いんですよ。


ボーネルさんの予言はもっと厳しいんですよ。北海道は沈没してしまうとか…。北部は大丈夫やけど南部はなくなるとか。でもそれほど(は)悪くなってないですね、日本は。そこまでは悪くなってない。

あの、有名なエドガー・ケーシーさん、あの人なんかもっとひどいですよ。日本は1995年に沈没するという予言をしていた。『日本沈没』という小説も出ましたね。でも沈没していないでしょ?なんでなってないのか。

それは元々そういう悲劇的な青写真はあったんでしょうね。あったんだけど、やはり日本人の魂が「ユニティの時代」に一番近い、魂がそれだけ進化してるから、そこまでいかせない。そこまで悪くならない。そこまでいかなくて済む。

ボーネルさんも書いてるけど、世界ではもっとひどいことがこれからいっぱい起こるけど、大変な被害になるけれど、そうなっても日本はなんとかうまく乗り切れるでしょうと。それはなんでか言うたら日本人には「ユニティの精神」があるからだと。

そんな厳しい時期を乗り越えて「ユニティの精神」とか、理念とか、システム、これをなんとか日本で完成しなければいけない。そんな天命を日本人は持っているんですよ。そしてそれを世界に発信して、世界人類を破局から救ってあげなければならない。

だから災害が多く発生しても、「ああ世紀末や、もうだめや」なんて決して思わないように。

 

シュタイナーさんも言ってるけど、地球は霊的には正四面体なのだそうです。三角形が4つ組合わさった形をしている。

底面の三頂点はメキシコと、ウクライナと南極なんです。そして四面体の頂点の位置に日本があるそうなんです。

シュタイナーさん1900年頃の人ですよ、日本は未だぜんぜん脚光なんか浴びていない小国だった時期なんですけど、シュタイナーさんはそういっている。

そして、世界の主な火山がこの(正四面体の底辺から頂点への各辺)稜線上に乗っている。その火山帯が全部日本に集まっている。そのように、日本は世界中のいいも悪いもすべての「気」が集まる国なんです。でまた日本から「気」が世界に発散放射されてゆく。

だから、これから日本は厳しい環境になるけれど、だからこそ「ユニティの時代」への魂の進化がさらに一番早くなる。そうしないと皆生き残れないから、ユニティの精神持っていないと。そういう面ではこれからがとても楽しみ。悪いことが起こるたびに、ヨッシャ、チャンスや!と思わねば…。


この間トータルさんの伊勢のツアー行ったでしょ、あれ、ボクにとってとってもしあわせなことやった。二つのことを学んだ。

一つは僕らの世代は神道にちょっと抵抗がある。どうしてかと言ったら、戦争に協力する様な、国粋主義の神話を教え込まれた子供達は僕らの一つ前の世代の人たちなんです。神道が復活すると、またそういう不幸な時代が再来するんじゃないかという恐れを私たちの世代の人たちもまた持っているんです。

ところが、僕に日本の神様たちから届いたメッセージと言うのは全部「ユニティの時代」への道筋なんです。

日本が世界に冠たる国になって、軍事力も増大して、そして経済力で完全に世界を牛耳ってしまう、そういう風な日本になることを日本の神様、特に天照大神さまは望んでおられるのかな?という疑問があったんですよ。


ところが、伊勢に行ったでしょ、神宮ではとても重要な役割を担っておられる神職の方にガイドして頂いたのです。その方のお話を聞かせて頂いたり、境内を歩いていたりしたら、天照大神さまの望んでいらっしゃるのはやっぱり日本が「ユニティの精神」を世界に届ける役割を担ってほしいと思っていらっしゃるんだということが確信できたのです。それが、一つ目の収穫。

二つ目は、神様の力って、神様だけでは完結できないんだと分かった。人間の力によって神様は神様になる、というのがわかった。

伊勢神宮では20年に1回遷宮をしますね。あれって物凄いことですよね。膨大なお金も掛かるし、建物をかえるだけじゃないしね。天照大神のお衣装とか、調度品とか、手鏡とか、全部そっくり作り変えるんですよ。

その時に沢山の人の伝承技術とか献身とかが全部そこに入ってくる。だから日本民族全体の敬虔な心がすべて伊勢に集まってくる。天照大神に対する敬虔な祈りが全部結集してくる。そのような「人の思い」の結集によって天照大神の神力が増える。

また、神職の人たちが、毎日毎日決められた作法を極め細かく克明にやっておられる、力まずに淡々と…。それも神様の力を着実に増やす事になる。だから人間の力によって神様は、神様としての力を持つ事になる。そういう事もわかったんです。

神は神だけで神ではない。神は人の力によって神になる。人間と神様の共同作業でいい世の中にしていく、ということも分かりました。逆もまたいえるんです。人は人だけで人ではない。人は神の力によって人になる。つまり、神と人の共同作業で、「いい国造ろう」なのです。(完)