「海神深く 海の底 ゆらゆら泳ぐ たいひらめ
鍋底向こう ほらあなに 漏れたる光 宮ありし
天ふる 真井 たつのみや かぐや 乙姫 おられたし
なんじ 来たりし いくとせや まちし 願いし いづかたや
乙姫ふるえ 鈴振りて 珠の緒ふるえ 珠ふりて
さきはえ 給う 弥栄を 願い 秘めたり 玉手箱
満ちたる時は 中今の あけたる時は 立ち花の
鶴亀統べる ひふみ世(ゆう)なぎなみ統べる みろく世(ゆう)
曙 あけて 夜明け鳥」
この歌は既に雅楽としてみゆきさんの歌でCD録音されています。初めてみゆきさんが歌われたものと様変わりで、なかなか格調高い歌です。
Sさんの新たな編曲の楽譜も出来ていますので、それをみゆきさんに差し上げたいと用意していました。天命舎に来た頂き、早々にその披露になりました。
その編曲でSさんの電子ピアノ演奏でみゆきさんに歌っていただきました。かなり現代風なメロディーで軽やかに歌われましたが、何かを呼び起こす、扉を開くような、奥深い響きです。アイリッシュハープ用の編曲もあり、Sさんがハープを演奏してそちらも聴いていただきました。
歌い終わってみゆきさんが、「金華山という言葉が来ましたが、私は分かりませんがそれは何ですか。そこの龍が現れました。」といいます。金華山は石巻市、牡鹿半島の先にある島で、龍宮城がその海にあるといわれるところです、とお伝えしました。
そしてこちらを向いて、私の顔を凝視しています。みゆきさんの後ろの方を指差して「あちらの方から、赤黒い一つ目の龍が飛んできて眉間、アジナのところから身体の中に入った。龍は頭に大きな覆いのような、兜のようなものがある。喉のところで狭くて入れなくている。」とおっしゃり私の背中に回って首の後ろ、背中を叩きました。すると腹に入った感じです。みゆきさんも腹に収まりましたね、と言います。
どんな感じかと聞かれてもなんとも変な感じです。「飛んできた方向はどこですか?」と聞かれましたので、あちらは仙台城です、と答えました。片目の龍ですから、独眼竜伊達正宗さんでしょうか。どうやらこの龍は独眼龍のようです。
「これからいろいろ動くことになるでしょう。」といいますが、あまあり自覚が乏しい私です。そして「独眼龍さんとの対話をしてみてください。」といわれました。
正宗が仙台の町を作るにあたっていろいろの仕掛けをしたようで、星の街仙台といわれて、六芒星が作られています。そして何故か、あわの里天命舎のある地はそのグランドクロスの中心に当たる場所です。そこにいてあけの歌の歌った後に起きたこの事で、これから果たして如何なるのでしょう。
いろいろ編曲など手がけてくれたSさんにみゆきさんから、お礼に差し上げたい物があるということで、バックの中を探していたら、鈴が現れました。みゆきさんいわく、どうやら物質化現象のようで、その鈴の存在をみゆきさんも知らなかったようです。
Sさんがその鈴を受け取り振り鳴らしたら、何かがぽとりと落ちました。見ると三角の形をした山の絵が描かれていています。富士山のようです。鈴には神宝神社と書かれていて、お姫様の絵もあります。どうやらかぐや姫のようです。かぐや姫がと不二の山は深いつながりがあります。鈴の中にその不二の山が納まる仕掛けです。神宝神社を調べたら、伏見稲荷の末社のようです。これからSさんに音を通してのお役目がお与えになるようです。
独眼龍とかぐや姫の世界が、明けの歌によってもたらされましたが、ここにもう一つの関連することが明らかになりました。それは野口様の天音天画に関係することです。
これまで毎年1月に野口様のその天画を私とSさんは個人的に拝受しております。今年、Sさんが頂いた絵の中に、片目の赤黒い目をした白龍が描かれてそのしっぽを握っている絵だった、ことはその時にみゆきさんへSさんからお話していました。2つの白龍がいて一つは二つ目でしっかり現れていて、もう一つは片目でまだ完全に現れ出ていないものです。私もこのことは今日のことと大きな繋がりがあると思いました。一つの龍は金華山の龍で片目は独眼龍でしょうか。
そして後で、私の頂いた絵を見て驚きです。なんとそこに記されてある言葉の最初に「神宝」の文字があるではありませんか。
「神宝(かむたから)直命(ちょくめひ)受霊(うけ)て 共鳴(なり)ひびく
虚空(こくう)の久良(くら)の 智慧宝(ちえたから)
次代(じだい)の光明(ひかり)日本(にほん)の証明(あかり)
産霊(むすび)一束(ひともと)自分道(じぶんどう)」
この天画については既に紹介していますので興味のある方は以下のブログを読んでください。
400「節入り3」2014,2,5 http://tenmei999.blogspot.jp/2015/02/400201425.html
翌日、これらの天画の絵、2枚をみゆきさんに見ていただきましたが、白龍も姿はまさに、そのままのようです。みゆきさんからすると当たり前のようで、これからどうなるか、ますます自覚を促されることになりました。
今回の現れは私にとっては驚きでした。同じような情報のソースに野口さんは今年の1月の時点で私たちを通して接続していて、そこから下ろされていた内容を絵と文字で表してくださっていました。
そしてこの6月3日、4日にそれらを現象化する要素を、あけの歌とみゆきさんの導きで具現していただいたように思えます。
独眼龍と神宝のキーワードの符合は、次元を超える、平行宇宙ともアクセスできる方々から、今ここに時空を超えて全てがあることを、今更ながら教えていただいた貴重な体験でした。
いかなる仕組みで私たちは生かされていて、この次元でいかなる役目、天命を頂いているのか、これから楽しみな展開です。私にとって改めて入れ替わり、新たな始まり、無始の体験を頂いた時でした。