2015年8月31日月曜日

48「和賀1」2015.8.30

 8月15日は終戦記念日です。しかし戦争終結のポツダム宣言に戦艦ミズーリーの艦上で調印をしたのは昭和20年9月2日です。昭和27年までこの9月2日が敗戦記念日とされていましたが,何故かそれ以降8月15日を日本は終戦記念日と定めています。
 8月15日は天皇陛下が玉音放送で日本の敗戦を宣言した日であり、正式な終戦はポツダム宣言に調印した日のようです。ですから戦勝国の米国、ソ連、中国は終戦を9月2日ないし3日にしています。
 その8月15日のお盆の日に和賀に行って来ました。岩手県の和賀は私にとってまったく初めての地です。現在の西和賀町は市町村合併して誕生していますが、旧沢内村があったところで、地域医療の先進的な取り組みをしたことを学んだことがありました。
 8月のモンゴルの巡りの時にあったお言葉、そして引き続きのみちのく光を繋ぐ旅での諸々のことを受けて、9月8~9日みちのく光を繋ぐ旅no2が予定されています。
 そのことは以下のブログに記載していますので参照下さい。
477「光を繋ぐ9」2015,8,17   http://tenmei999.blogspot.jp/2015/08/4772015817.html

 その西和賀町は奥羽山脈をなす真昼山地があり、和賀岳、真昼岳、女神山が連なり、秋田県と県境を接しています。ポイントはモンゴルであった以下のお言葉です。
「モンゴルの北の端より、南へ86KM。そこから東に13KM。
 岩山の麓に印あり。
 地下より吹き出る大きなる穴、地下の入口。」
471「光を繋ぐ3」2015,8,13
http://tenmei999.blogspot.jp/2015/08/4712015813.html
 モンゴルと岩手県は地形的に相似しています。このお言葉にある地を岩手県で当て嵌めてみると、どうやらこの西和賀町、真昼山地のどこかになりそうです。
 皆さんと巡る旅には下見は不可欠です。8月15日はその和賀を徘徊して来ましたが、想像以上の素晴らしい体験、時間になりました。

 仙台を8時前に出発して北上駅でK・Yさんをピックアップして目指すは湯川温泉です。秋田自動車道を西に進み、錦秋湖を過ぎて、ほっと湯田の駅を南下して、湯川温泉を抜けて目指すところは湯川沼です。
 湯川沼の浮島は県の天然記念物に指定されていて以下のように案内されています。
「標高570メートルの山中にある湯川沼には、岸の浮草が水位の変化や結氷の圧力で岸から離れてできた浮島が浮いています。浮島は、県の天然記念物に指定されています。
沼の周囲を周回できる歩道があり、ブナやミズナラに囲まれた四季折々の豊かな自然を見ることができます。また、8月には湖面にヒツジグサの花が咲き誇ります。
 湯川沼へのコースは、沢コースと尾根コースの2コースがあります。」
 今回の巡りのテーマは、先に6月の出羽の巡りの最後に訪れた、丸池のお言葉がキーワードになっています。
「大層な日々を送り来たりた。
 夢なる日々は、ここにありて、山を、木々を、皆共と成し、この池、深くに留まりて、天空写して、繋ぎ行き、深きこの地にありまする。
 優れたる新たなるの時にお使いなさりませ。あなたのその身へ送ります。この地の底の諸々を。
 ありがたき。共に参ろう。あ~。」2015年6月15日17:17

 それは、池であり、地の底からのもの、そしてモンゴルでのお言葉の「地下より吹き出る大きなる穴、地下の入口」です。
 この湯川沼は将にその条件を満たす場所の様に思えます。

 駐車場から沢コースを選んで、20分強ほど山道を登ります。太陽の木漏れ日は木々を生き生きと輝かせ、心地良いエネルギーに満ち満ちて、足の運びも軽快に進みます。登りきって林を抜けるとポッカリと天空に繋がる沼が出現しました。湖畔は樹木で自然の懐に抱かれた水の世界。水面のそこかしこに浮島が見られます。
 丁度、水平の虹が出ていて湖面に綺麗に写っています。ミラーレイクで人間世界と隔絶した別次元、異次元の空間です。その中にいるだけで感動していのち蘇る気持ちになります。写真を撮りますが、正直、収めきれない大きな喜びの世界でした。
 とてつもないご褒美を頂いた感じで幸せな時間を楽しみました。下山の足取りもスムーズでルンルン気分です。





 西和賀で次に目指すは、真昼山系の滝です。有名な3つの滝、真昼大滝、真昼霊泉、天空の滝があります。沢登りの必要なところですが先ずは行ける所までのつもりで山に向かって車を進めます。でこぼこの林道をかなり進み、駐車場に着きました。その先は通行止めです。
 道路から木内川の真昼本沢に降り、滝のほうを目指して進みましたが、かなりな水量の流れの速い沢登りです。私だけ行ける所まで行って見ましたが、靴はずぶぬれで、これは専門のガイドさんがいないと無理です。諦めて引き返しました。
 駐車場から少し戻って、途中のめぼしい滝をアタックしてみました。飛竜の滝です。駐車場から木内川に掛かるつり橋をゆらゆらしながら渡り、歩くこと10数分で滝が現れました。ここで良いかと逡巡する感じです。取りあえず山を下り、再度検討することにしました。


 既に昼を過ぎて2時です。まずはお腹を満たすことにして、山道から下り県道1号線の旧沢内村を北に進みました。程なくして、地場産のミニ道の駅がありました。お店の中を覗いたら地元の情報誌、そして滝の絵葉書があるではないですか。早々に買い求めたのでした。

2015年8月27日木曜日

479「神技」2015.8.27

 8月24日月曜日は明らかにブラックマンデーでした。日本の株価は大きく下げ、上海、ニューヨーク、ヨーロッパと世界に波及し、今だに乱高下しています。2008年のリーマンショックになぞらえて上海ショックといわれるかもしれません。
 8月12日に中国天津市の倉庫の大爆発は驚きの惨事でしたが、その事実が明らかになるに従い、影響は多方面に広がりバブル崩壊の引き金を引いたような感じがします。金融崩壊、経済崩壊、引いては社会システムの崩壊から新しい秩序への変換、構築へと向かうのでしょうか。地獄の扉が開いたのか、天国への扉なのか、やがて明らかになることでしょう。
 しかし、ある方の予測では、近じかに底を打って反転し、その後数ヶ月先、年内10月頃に本格的な大暴落、大恐慌の引き金が引かれるとのことです。果たして如何でしょうか。未来は神のみぞ知る世界です。

 23日の午前中に宮城真向法体操会の修練会がありました。私が指導する教室ですが30数名の方が参加して下さいました。7月26日に東京本部から佐藤良彦会長にお越し頂き行われた段級審査の免許状が届いていましたので、修練会の冒頭に参加の皆さんにお渡ししました。
(7月の審査会の内容は以下を参照下さい。 
468審査2015.7,31   http://tenmei999.blogspot.jp/2015_07_01_archive.html)

 5級から最高位の10段までです。今回10段を拝受しましたHさんは82歳でかれこれ30年の真向法の実践歴を経て晴れての授与です。誠にお目出度きことです。
 真向法の免状は各級位、段位で評価表現が異なります。これまで宮城はHさんの9段位が最高位でしたので、今回10段位の免許状を始めて読んで私からお渡ししましたが、その表記に驚きました。その内容は以下です。
「免状
10段
 H殿
貴殿は永年に亘り真向法体操を研鑽練磨され、その心技体ともに入神と認めます。
 依って頭書の段位を授与します。
 公益社団法人真向法協会
 会長 佐藤良彦」

 10段位の表記は「入神」です。将に神の領域に入るということでしょうか。
入神の意味は
「技術が上達し、人間わざとは思えない境地に達すること。」とあります。これ以上は無いというレベル、境地です。神とは摩訶不思議なことが出来る能力を持つ存在です。
 かつては10段位は90歳を越えないと受験できないものでした。平均寿命が1950年で男性55歳、女性60歳、1960年で男性65歳、女性70歳です。その当時の90歳は将に健康長寿の最高レベルであったと思われます。現在は2014年で男性は80,5歳、女性は86,8歳です。何と我が国民は長命になったことでしょうか。しかし長命で健康であることが絶対の命題です。

 80有年この娑婆世界で生きているといろいろなことに遭遇することでしょう。Hさんは福島県の南相馬市から毎月欠かさず修練会のお越しいただいています。先の東日本大震災で福島原発の事故の影響もあり苦難の時期もあり、又この8月には息子さんを癌で鬼籍へと送るという辛苦にもあっておられます。その中で福島の南相馬に真向法教室を立ち上げて、善き支援者、縁者と真向法をその地に普及する努力もして下さっています。
 そして今日はその南相馬教室の指導と審査に出向いてきました。修練会には25名程の参加で、初めての方が9名程おられました。楽しく笑いの中で真向法を指導してきました。産声を上げて3年目ですのでいろいろな課題がありますが、Hさん、Sさん等の指導者の熱意で着実に根を張りつつあります。
 Hさんにはこれから益々の研鑽練磨、精進努力をしていただき、人間としてのその道での範となることを、これまで以上に期待したいと思います。名は体を現す、と言いますが、文字通り頂いた名に甘んじる事無く、それにふさわしい生き方をされることでしょう。全ての終わりのない始まりともいえます。

 さて、私もありがたく九段位の免許状を頂きました。これまで8段位でしたが、その免状の表記は以下でした。
「貴殿は永年に亘り真向法体操を研鑽練磨され、その心技体ともに奥義と認めます。」
そして9段位は
「貴殿は永年に亘り真向法体操を研鑽練磨され、その心技体ともに神技と認めます。」
です。
 心技体の奥義を極め、神技に達したということでしょうか。それぞれの意味は以下のようです。
奥義「学問・技芸・武芸などの最も奥深い大切な事柄。極意。おくぎ。」
神技「神でなければできないような超人間的な技術・行為。かみわざ。」



私が真向法の指導者への道を歩まなければ果たしてここまで継続できていたのか分かりません。技を完全に実技が出来て、健康を獲得できていた時でピークをなして、慢心の中で他へと意識を向けていたかもしれません。真向法の審査基準の評価が実技40点、継続40点、健体康心20点は理に叶うものです。
 そして心技体の3つの真理値を得たとしても、継続には更に2つの真理値が必要です。その2つとは義務と譲でしょうか。己の人としての義務を果たし、必要な縁者に譲し、ギブし与えることでしょうか。
「学ぶ実践とは教わることでなく、教えることの中にある」
 は我が師の教えの1つであり、常に心にある言葉です。
 全ては先人の叡智を学び活かさせていただき、更なる成長、進化を出来るかにあります。
 今回「奥義」を頂いてから9年で「神技」を頂きました。かつてであれば80歳を越えて到達できる世界ですが、その称号を早くにいただけたこと、謙虚に又1歩を進ませていただきます。
 これからも協会本部の佐藤良彦会長のご指導の下、新たな気持ちで範士九段として淡々と、九識を目指して行きたいものです。
 

2015年8月22日土曜日

478「光を繋ぐ10」2015,8,19

 10日は良い天気に恵まれました。9時半に仙台駅を出発して大和のテンメイ農場に向かいます。七つ森の山々が綺麗に青空に映えます。
 農場はモンゴルに行く前に草刈をしたのですがもう凄い伸びようです。大和亭も久々で先ずは換気をして整えているうちに、あっという間に儀式の時間になりました。


畑の中の白石に11時に集合して儀式は始まりました。配置は昨日、田沢湖で成した丸に十の5人が白石を中心に立ちます。北が私で、西にK・Yさん、東にKさん、南にWさん、そして中心の白石の上にTさんです。
 11時開始であわ歌を3回響かせました。その時のお言葉です。

「大いなるかな、この地、皆々、皆々様方、晴れてこれよりの新しき仕組みへ向かうなり。
 天地結びた柱となりて、それぞれ大きな輪(和)を作り、繋がり、結び行きて、
皆々ひとつと成りて、これよりを生み出だされませ。」11:41



 燦燦と降り注ぐ太陽の光、エネルギーは強烈です。時折、心地良い涼風が吹き、天地呼応してあわ歌の響きに共振して同調しているようです。私は帽子なしでしたがOさんが日傘をさして下さりありがたく、お陰さまで最後まで発することが出来ました。


 農場の西側の沢に下りてお不動様を参拝し、そこでも「あいうえお」を響かせました。その時のお言葉です。
「そんなら申して良かろうか。
 この地の古きを心得て、水を澄ませて、流し行く大きなる場ぞ。
 これよりは、この地、この水、天地を繋ぎ、改めましてと、いでましょう。」11:55
 少し砕けた感じの口調のお言葉でしたが、いよいよです。目出度く正午前に全ては完了できました。


 大和亭で美味しいお弁当を頂き、モンゴルの旅や前日までのみちのく光を繋ぐ旅等、四方山話に華を咲かせた後、午後の時間は中山さんからお話を頂き、10月10日の時を迎える為のこれからのことお伝え頂きました。


中山さんからのお話しは以下でした。
「今回、丸に十の巡りを行いましたが、3年ほど前に青森のI・T君が絵に丸に十ばかり描いていました。縦の線は天地を繋ぐ|で、横の線は人間が東から西への一です。それが合ったところで光が出る。その縦の線を仲介するのが人間の役割です。
 天は見えざる世界で、地は物の世界で、人間はどちらへも行けます。しかし、人間は今、下ばかり見ていて、そこに囚われていて、そこを補充しようとしています。しかし、広範なその世界へ行くことがこれからの新しいことです。
 大安心国の成立へ向けて進み、安心をすることを目指すことです。北の地の巡りで完成するのですが、今回の旅でも納得して終われることが出来ています。
 人間は考えて、判断して行うという能力を持っていますが、欲の方へ行くと外れることに成ります。その欲を思いっきり大きな欲に拡げて欲しいです。人間の意識は強い力を持っているので、意識をしっかり持つと実現することが出来るのです。
 相手が喜んでくれることが自分の喜びであれば争いが起きないのです。お互いが嬉しいことが望ましいことです。そのことを伝えて行きたいと思います。揺らぐ事が無く、大丈夫と思える自分になることです。
 10月いっぱい位までに自分の中で修め、各自が大丈夫な様になることが望みです。歌うことより、自分に自信を持つことです。余分を捨てて、独りでも、どんな場面でも、淡々と出来ること。争いが無く出来る様にすること。そして引き算で生きられるようにすることです。自然が良い、とこれまで言われてきたことをするのには無理があります。自分に自信を持った生き方を10月までに確立して欲しいです。」
 
 お話の後に皆さんであわ歌を歌いました。その後のお言葉です。
「これより発するこの響き、宇宙の理、伝え行き、皆々ひとつへの道、知らせ、共に歩むを望みます。
 これよりこの身、日々発し行き、遥かへの繋ぎといたす。
 その後、皆々様への音伝える時至る。
 生まれ出でませ、それぞれの真。」14:21

 7日のあわ歌会の時に私が頂いたお言葉と絵が5枚ありました。
「迫り来たりたるその時へ向かうあなた様方の、これよりの大きなる印をお渡しいたします。それぞれの方々としっかり繋がり、ひとつと成られませ。」
 この絵の大きな印は今回、丸に十を成した方々に差し上げるのが良いとの中山さんのお言葉があり、無作為にその方々に引いて選んで頂き、残った最後を私が頂きました。


絵を5人の方にお渡ししてから、その絵を読み解いていただいた内容、意味を読み上げました。
・きのこ様の絵 2015,8,7はTさんが受け取りました
「人間に心の原子爆弾が落とされて、エゴが死んで蘇る図。
 天と地が逆になっている。現実を改めよう。」


・○、線、波等の絵 2015.8、7 はWさんが受け取りました。
「あの世とこの世。地上3次元と霊界4次元。
 縦軸のあの世を基に、この世をば立てることが大切。
 一人一人が、縦軸のあの世(天)とひとつになることが円満人生と世界平和となる。」


・斜めの線が10本位書かれている絵 2015,8,10 はK・Yさんが受け取りました
「一人一人が一点を目指して、天の絶対性に目覚めること。
 天の法則に沿った、見えない働きを大切にして、人為を越えた霊性に生きよう。」


・VとUを繋ぐコンデンサの様な絵 2015,8,7 はKさんが受け取りました。
「21世紀のに人間像は、天地逆転して真実の世となる。
 物と霊の世界は対立でなく、重なり合っていることを、正しく認識すること。
 そして目覚める。」


・一筆書きの絵 2015,8,7 は私が最後に受け取りました。
「ひと繋がりの命。天地一体の命。この世の肉体の命から霊的命へと蘇ろうよ。」

 受け取ったそれぞれの方々にその言葉の内容も丁度合うようで、全ては善き計らいで成されているようです。
 その後はモンゴルの旅の様子をO・Hさんの写真をプロジェクターで上映して旅を共に楽しみました。お互いいろいろなことをシェアして時間はあっという間に16時になり目出度く散会となりました。


仙台駅近くの居酒屋さんで7日から10日までの大いなるみちのくの光を繋ぐ集いに参加頂き、ご苦労頂いた皆様の労をねぎらい、9月8~9日のみちのく光を繋ぐ旅no2での再会を期してお別れしました。
 全ては順調に計らいの基に進んでいます。ご縁の皆様方、ありがとうございます。

2015年8月17日月曜日

477「光を繋ぐ9」2015,8,17

 呼ばれ石の手前にソフトクリームのお店、「まきばのおもてなし」があります。以前にもそこを訪れて、あずきソフトを頂きましたが皆さんに好評でした。今回も皆さんのリクエストがあり、全員でそこを訪れて、あずきソフトクリームを頂きました。お店には沢山のお客さんが来ていておばあさんとおじいさんのお二人は大忙しです。
 お店の外にもベンチがあり、そこから見渡せる風景はなんとも安らぎを頂くものです。お店のおばあさんが地元で取れた小豆を毎朝、丹精込めて煮て提供して下さるとのことですが、その味が絶妙に美味しいのです。心も身体も豊かさに満たされる、一服の幸せの時間を楽しめました。
 


大満足、満たされた後、車は岩手県の県北、二戸市の馬仙峡への長距離移動です。その車中で次のお言葉がありました。
「たんたんたんのお~ たんたんたら お~お~。
 ひむ神 生み出で、揺らぎて始め、うるうる、うらりろ。
 大きく成り行き、ただただ生み出で、広きへ散りて、放たれ来たりたこの地の皆々。
 うむうむ、うらうらいろいろ外れて、遥かへ戻れず。
 このままゆらり、大いなるへと向かう時、皆々持ち来た全てを出だし、発して参りて、変わりて生まれなさる。」15:22
 如何なる意味でしょうか。

 馬仙峡の男神岩と女神岩は国道4号線から真正面に見えます。一際、男神岩はその巨大さに目を奪われます。男神岩は川から180m、女神岩は160mで馬淵川と安比川の合流点にあり国の名勝になっています。
 男神岩の展望台まで車で登ることが出来ます。その標高250mの展望台からの景色もまた素晴らしいものです。前回訪れた時は男神岩に上り、あわ歌を歌いましたが、今回は時間もあまり無く、山道の急なところがあり、男神岩で無く展望台であわ歌を響かせました。
 その時のお言葉です。
「ありがとう 皆々様方。
 多くの方に集まり願いて、ここにあるは嬉しきなり。
 この大きなる響きと光、西へ送り、この国、広き宇宙へと発しましょうぞ。
 新たへと参り行く。」16:53


 時間はもう17時です。最後の田沢湖に急いで車を走らせました。盛岡近くになると雲行きが怪しくなり、雨が降り出しました。
 今回は田沢湖の真北で響かせる予定です。しかし果たして手ごろな場所があるのかは行って見ないと分かりません。ですから明るいうちに是非とも到着する必要があるのです。
 車を進めて仙岩トンネルを抜けると雨模様も消えて無くなり、曇りですが明るい世界が開けてきました。しかし田沢湖に着くころには夕闇が迫ってきましたが、まだ大丈夫のようです。湖畔の道を高速で車を走らせてすすみます。ほぼ真北と思えるオートキャンプ場の縄文の森たざわこを過ぎて少し行くと手ごろな空き地がありました。作業小屋があり砂利が敷かれていて駐車場があります。
 そこから20mほどで湖ですが、湖面に入る感じで、網目状の8畳ほどの鉄板が設置されてあります。船の引き込みように使う設備なのでしょうか。申し分のない、願ったり叶ったりの場所がお与え頂きました。

 夕暮れの湖面に夕映えの山々の山容、そして空と雲の白灰色と夕陽の紅色のコントラスト、なんともいえない美しさです。日暮れ前にまず集合写真を先に撮影しました。


 鉄板の上に全員が入り、5人で四方と中心に立ち、丸に十を成しました。私が真北、真西にK・Yさん、真東にKさん、南にWさん、そして中心にTさんです。残りの方々がその北側に立ち、全員が湖に向かうように配置されました。その丸に十の外側を、中山さんが北から西に、反時計回りに回りながら、皆さんであわ歌を歌いました。

 丁度、湖の向こう岸、真正面に綺麗なピラミッド様の小さな山が見えます。その山に向かって自然に響かせる感じになりました。


その時のお言葉です。
「やれ、嬉しき事なり。整いたり。
 これよりこの北の地、発し行くなり。
 西へ、南へ、東へと、大きなる力と成りましょう。
 踏みたる多くの皆々方々、手を取り、繋ぎて共々ひとつに。」19:05


全てが整ったようです。ここから北の地のエネルギーが西へ、南へ、東へと発せられ、大きな力と成ることになります。嬉しきありがたきことです。今回の巡りは初期の目的を達成することが出来たようです。
 真南に見えた山には皆さん気になっていた様です。その山の名前を調べてみると、靄森(もやもり)山という標高373mの小さな山です。しかしここはピラミッドの形をしていて何らかの霊場で祭祀に使われていたようにも言われています。

 先ずは全ての巡りが完了でき、北からのエネルギーの発信が整えられたことに感謝です。目出度く仙台への帰路に付き、無事に22時頃には仙台駅に到着できました。
 今回は2日間で走行距離1400kmでしたが、赤の999を運転して下さったIさんの運転の貢献あればこそです。黒の999の運転に必死で付いてきて下さり、こんなに1日で走行したことは無かったようで、かなりの疲労でハードな巡りでした。本当にご苦労様でした。ありがとうございました。また次回も宜しくお願いします。
 仙台駅の中華料理のお店でささやかな打ち上げ会をしましたが、充実した2日間の心地良い疲労も、貴重な体験が出来た嬉しき世界です。明日の10日の儀式に向けて23時過ぎに散会しましたが、全ては大いなる存在の計らい、援助の賜物です。

 9月8日から9日にみちのく光を繋ぐ旅no2を開催することはモンゴルから帰って決まっていましたが、今回の巡りを終えてそのストーリーの概要が見えてきました。
 スタートは田沢湖の南岸、靄森山からです。そしてモンゴルの相似形の世界、西和賀町をめぐり、最後は山形の丸池です。メインのテーマは湖沼、池、大地の穴です。既に中山さんと相談してその内容は決定しています。
「みちのく光を繋ぐ旅no2」http://genkiup.net/awa/27.09.08.pdf

 靄森山について興味深い表記がありましたので紹介しておきます。
http://blog.goo.ne.jp/tecchy_2005/e/2af41710875dfc37c4b26d0659d65739