8月15日は天皇陛下が玉音放送で日本の敗戦を宣言した日であり、正式な終戦はポツダム宣言に調印した日のようです。ですから戦勝国の米国、ソ連、中国は終戦を9月2日ないし3日にしています。
その8月15日のお盆の日に和賀に行って来ました。岩手県の和賀は私にとってまったく初めての地です。現在の西和賀町は市町村合併して誕生していますが、旧沢内村があったところで、地域医療の先進的な取り組みをしたことを学んだことがありました。
8月のモンゴルの巡りの時にあったお言葉、そして引き続きのみちのく光を繋ぐ旅での諸々のことを受けて、9月8~9日みちのく光を繋ぐ旅no2が予定されています。
そのことは以下のブログに記載していますので参照下さい。
477「光を繋ぐ9」2015,8,17 http://tenmei999.blogspot.jp/2015/08/4772015817.html
その西和賀町は奥羽山脈をなす真昼山地があり、和賀岳、真昼岳、女神山が連なり、秋田県と県境を接しています。ポイントはモンゴルであった以下のお言葉です。
「モンゴルの北の端より、南へ86KM。そこから東に13KM。
岩山の麓に印あり。
地下より吹き出る大きなる穴、地下の入口。」
471「光を繋ぐ3」2015,8,13
http://tenmei999.blogspot.jp/2015/08/4712015813.html
モンゴルと岩手県は地形的に相似しています。このお言葉にある地を岩手県で当て嵌めてみると、どうやらこの西和賀町、真昼山地のどこかになりそうです。
皆さんと巡る旅には下見は不可欠です。8月15日はその和賀を徘徊して来ましたが、想像以上の素晴らしい体験、時間になりました。
仙台を8時前に出発して北上駅でK・Yさんをピックアップして目指すは湯川温泉です。秋田自動車道を西に進み、錦秋湖を過ぎて、ほっと湯田の駅を南下して、湯川温泉を抜けて目指すところは湯川沼です。
湯川沼の浮島は県の天然記念物に指定されていて以下のように案内されています。
「標高570メートルの山中にある湯川沼には、岸の浮草が水位の変化や結氷の圧力で岸から離れてできた浮島が浮いています。浮島は、県の天然記念物に指定されています。
沼の周囲を周回できる歩道があり、ブナやミズナラに囲まれた四季折々の豊かな自然を見ることができます。また、8月には湖面にヒツジグサの花が咲き誇ります。
湯川沼へのコースは、沢コースと尾根コースの2コースがあります。」
今回の巡りのテーマは、先に6月の出羽の巡りの最後に訪れた、丸池のお言葉がキーワードになっています。
「大層な日々を送り来たりた。
夢なる日々は、ここにありて、山を、木々を、皆共と成し、この池、深くに留まりて、天空写して、繋ぎ行き、深きこの地にありまする。
優れたる新たなるの時にお使いなさりませ。あなたのその身へ送ります。この地の底の諸々を。
ありがたき。共に参ろう。あ~。」2015年6月15日17:17
それは、池であり、地の底からのもの、そしてモンゴルでのお言葉の「地下より吹き出る大きなる穴、地下の入口」です。
この湯川沼は将にその条件を満たす場所の様に思えます。
駐車場から沢コースを選んで、20分強ほど山道を登ります。太陽の木漏れ日は木々を生き生きと輝かせ、心地良いエネルギーに満ち満ちて、足の運びも軽快に進みます。登りきって林を抜けるとポッカリと天空に繋がる沼が出現しました。湖畔は樹木で自然の懐に抱かれた水の世界。水面のそこかしこに浮島が見られます。
丁度、水平の虹が出ていて湖面に綺麗に写っています。ミラーレイクで人間世界と隔絶した別次元、異次元の空間です。その中にいるだけで感動していのち蘇る気持ちになります。写真を撮りますが、正直、収めきれない大きな喜びの世界でした。
とてつもないご褒美を頂いた感じで幸せな時間を楽しみました。下山の足取りもスムーズでルンルン気分です。
西和賀で次に目指すは、真昼山系の滝です。有名な3つの滝、真昼大滝、真昼霊泉、天空の滝があります。沢登りの必要なところですが先ずは行ける所までのつもりで山に向かって車を進めます。でこぼこの林道をかなり進み、駐車場に着きました。その先は通行止めです。
道路から木内川の真昼本沢に降り、滝のほうを目指して進みましたが、かなりな水量の流れの速い沢登りです。私だけ行ける所まで行って見ましたが、靴はずぶぬれで、これは専門のガイドさんがいないと無理です。諦めて引き返しました。
駐車場から少し戻って、途中のめぼしい滝をアタックしてみました。飛竜の滝です。駐車場から木内川に掛かるつり橋をゆらゆらしながら渡り、歩くこと10数分で滝が現れました。ここで良いかと逡巡する感じです。取りあえず山を下り、再度検討することにしました。
既に昼を過ぎて2時です。まずはお腹を満たすことにして、山道から下り県道1号線の旧沢内村を北に進みました。程なくして、地場産のミニ道の駅がありました。お店の中を覗いたら地元の情報誌、そして滝の絵葉書があるではないですか。早々に買い求めたのでした。