今回は「いっぷくからのありがとう」さんの2021年10月16日「幸運は不運の顔をしてやって来る」と2021年10月17日「優しい世界」の2つの記事を紹介します
「幸運は不運の顔をしてやって来る」
明日 10/17 日曜日 竹之高地不動社 にて火渡り神事が行われます。
→火渡り神事のご案内 10月17日 午後1時~
今日も沢山の方の手によって着々と準備が進められました。
小雨決行です。 早くも多くの神々がいらっしゃっているようです。
さて今日は、「ひどい目に遭った時は、運がたまっている」というテーマで、
欽ちゃんの「心に響く言葉」よりご紹介します。
<引用開始>
■僕の書いた運の本に、女の子から手紙が来たの。
新入社員でいつも上司に怒られて会社に行くのが嫌になっていたそのとき、
たまたま僕の本を読んだんだって。
そこに「怒られるごとに、運がたまっている」とあって、今は運をためてる時期なんだと思ったら、会社が楽しくなってきたって言うの。
■僕は、ひどい目に遭ったとき、「次、でっかい運がやってくるかな」と思うんです。
現にテレビでコマーシャルの生放送を19回トチる大失敗をして、ションボリして熱海に行っていたときがそうでした。
2ヵ月たって、やり直そうと浅草の下宿に帰って来たら、その日に(坂上)二郎さんから電話があったの。それがコント55号の結成につながったのね。奇跡だね。
1日遅れて帰って来てたら二郎さんとコンビになってないんだもんね。
負けは負けのまま終わらない。人生ってうまくできているね。
■ダメなヤツは俺の仲間だと思うから、ダメなヤツほど応援したくなるね。
小堺一機は最初にテレビに出た時、ガタガタ震えていたからね。
後になって小堺が、「(欽ちゃんから)
『あがるヤツ、好きなんだよ』と言われたのが励みになった」って言ってたけど、違うの。
俺と互角のあがり症のヤツがいるんだ、スゲーッて、バカにうれしかったの。
この子がもし有名になったら、この子も俺もすごい幸せに思うだろうなあって。
だから師匠でも何でもないの。
教えたこと1回もないんだもの。
テレビに出るきっかけをつくってあげただけでね。
でも面白いよね。僕を師匠みたいに言うんだもんね。
■子どもたちに僕が言ったのは、
「みんなが右を向いていたら、とにかく1回は左を見ろ。
左にいいことがある。たくさん人が集まっているところには運がない」とね。
それと「嫌だ」と思ったことも、とりあえずやってみた。
8年前、24時間テレビでチャリティマラソンのランナーになってくれ、と言われたときも、本当はすごい嫌だったの。
66歳という年齢ではキツイよ。でも嫌なことには運がある。
『人生の流儀』新日本出版社より
<引用終了>
欽ちゃんは、「損から入ると運が貯まる」と言います。
人とつき合うときは、率先して損な役回りをすると、だれかが幸運を持ってきてくれるからだと言います。
「運は遠いところからやってくる」という欽ちゃんの言葉も同じで、まわり道が一番近かったりします。
怒られたり、ひどい目に遭ったときも、一見すると「損」のように思えるし、「まわり道」でもあります。
でも実はそういう時が一番運がたまる時。
大事なことは、怒られたり、ひどい目に遭ったときに、どんな対応をするのか。
そこで、グチや文句や泣き言を言うのか、逆に感謝したり、ありがたいと感じるのかどうか。
神様は、そういう所をよく見ていらっしゃいます。
嫌なことには運があり、ひどい目に遭ったときに運が貯まっています。
神さまは、幸運を与える前に、まず不運と見える境遇を準備してくださるようです。
この欽ちゃんの言っていることは、沢山の方が同じことを仰っています。
美輪明宏さんも「正負の法則」、小林正観さんも。。。
今、理不尽なこと、ひどいことに巻き込まれている皆さん。
どうか勇気を持って下さい。
寒くて厳しい冬の次には必ず、温かで穏やかな春が訪れます。
世の中は毎瞬毎瞬、変化を続けています。
そういう苦しい時こそ、くさらず 焦らずじっくりと、地中に根っ子を張るチャンスです。
そして、希望を持ってください。
そういう時は、もう目の前まで、春が来ているのですから。
私たちの人生は、苦しく辛く、耐えられないと思うようなものでも、必ず大丈夫なようにできています。
不運があれば、必ず同じだけの幸運が、例外なく巡ってくるようにできているのですから。
明けない夜など、ありません。
「優しい世界」
今日は竹之高地不動社で、初めての「火渡り神事」が行われました。
私も同じく燃え尽きてしまいましたので報告は後日お届けいたします。
今日は荒木忠夫さんの「こころの風景」より、ご紹介します。
<引用開始> 引用元
家族にはいろんな風景がある。
そして、それぞれの風景は、家族ひとりひとりの、心の風景でもある。
会社勤めの18年間、私はずっと人事部に所属していた。
人事部は一見、華やかそうに見えるが、実は最もつらい職場なのである。
社員のサラリーマンとしての悲しさを見るのが、人事部の仕事みたいなものである。
会社勤務の頃、5年に1回行われる会社の大運動会の会場で、私はある社員の家族の風景を見て、とても感動した。
その大運動会は、会社が大きな遊園地を一日貸切って、家族ぐるみで行われる大規模なものであった。
その遊園地の大観覧車の下で、ある社員の家族が楽しそうに弁当を広げていたのである。
両親と小学生の女の子と、幼稚園の女の子の一家四人が、楽しそうに話しながら弁当を食べていた。
実は、この父親は会社では、能力的にあまり評価されていない人だったのである。
毎年、配置転換の対象となり、人事部の私は、職場の上司に頼まれて、その人の受け入れ先を探し回ったが、なかなか受け入れてくれる職場が見つからないのであった。
とても真面目な人なのだが、仕事のスピートが遅いのであった。
その父親を囲んで、一家四人が楽しそうに弁当を食べていた。
父親はそんな子供達を見ながら、満足そうにうなずいていた。
父親が会社でどんな評価を受けていようと、そんなことは、この女の子達にとっては全く関係ないのである。そして、この子供達にとってはかけがえのない父親なのである。
私は思わす目頭が熱くなった。その時、小学生の女の子が言った。
「お父さん、今日は楽しいね。いい会社に入ってよかったね」
すると母親が言ったのである。
「そうよ、お父さんのおかげよ」私はまた、目頭を押さえていた。
そして、その場をそっと離れたのであった。
<引用終了>
皆さんの周りには、こんな方は、いらっしゃいませんか?
もしかしたら、馬鹿にしたり、低く見たりマウンティングしたりしていませんか?
ですが、どんな人にも家族があります。
奥様や、お子様 そして大切に大切に、生み、育ててくれたご両親がいらっしゃいます。
私たちは、人の表面にあらわれたほんの一面しか見ることができません。
会社組織は、エリートだけのできる集団になると何時しか自壊してしまうそうです。
どんな時も、愛すべき潤滑油のような人が必要なのだそうです。
色んな人の、いろんな個性を認めみんなで助け合い、励まし合い優しい社会を作っていきたいですね。
もう、そこには、孤独で一人涙を流す人はいなくなることでしょう。
火渡り前のご神事 |