今回は「いっぷくからのありがとう」さんの2025年02月06日の記事を紹介します。
「健康になりたかったら」
今日は健康について、私達日本人が古来から持っているDNA、
縄文の時代から続く古神道の立場から書きたいと思います。
驚くことに、小学生で山幸彦の魂を持つトキ君のお話と、全く同じです。
「健康になりたかったら」というテーマです。
尊敬する葉室頼昭さんの言葉からご紹介します。
葉室頼昭さんは、もともと形成外科医でしたが
医師として仕事をしながら神職の資格を取り、
最後は奈良・春日大社の宮司をも務めたという異色の経歴の持ち主です。
しかも、日本の形成外科の草分け的な存在として、
多くの奇形を持つお子さんの顔を傷つけることなく再生させるなど、
温かな愛情を持って、立派なお仕事をしました
また、東洋医学を尊重し、それを上手く治療方法の中に導入していました。
葉室さん、医学博士でしたが、西洋的な知識だけでなく、
ご専門の東洋医学、そして晩年、神職の最高峰まで上り詰めた神道の知識により、
彼の健康法は、簡単に言うとこうなります。
「東洋医学において、どうやったら健康になるかというのは、
西洋医学でいう健康法とは全然違うことです。
ジョギングをしたら健康になるとか、
こんな食べ物を食べたら健康になるとかいうことではなくて、
全くそんなこととは違って、
宇宙の仕組みから見て、どうやったら健康になるかということです。
だからまず第一に、生かされているということに感謝しなさい。
自分で生きていると思うから、病気するんですよ。
(中略)
だから病気は、鍼を刺したり、手術をしたら、それでいいというのではない。
まず神さま、祖先に感謝しなさい。
(中略)
人間の体はただのモノじゃないんだから、手術したら勝手に治るかというと、
治らないんです。
治すだけの力が出てこなければ治らないでしょう。
栄養を取ったってだめです。
やはり全てのものの根本となる感謝によって、
・宇宙からもらっている、
・祖先からもらっている
エネルギーを出さなければ、本当には治りません。」
誤解してはいけないのは、
「病気を治したかったら、宇宙や祖先に感謝しろ」と言っているのではない、ということ。
それは「取り引き」であって、真の謙虚さ、本物の感謝ではない。
病気を治すため、ではなく、自分が生きていること自体に感謝すること、
そうすれば、自分を生かしめているものに対する感謝の念が、自ずからあふれ出てくるし、
そうすれば結果として、人生がよくなっていくものなのだ、
と葉室さんは仰います。
私たち日本人にとって、神道とは、宗教ではありません。
日本人の美しき心そのものです。
教祖もいません、教義もありません。
心を縛る者もいません。
依存させる者もいません。
私たち日本人は、古来から、神様も祖先も、そして我々も、
一つに繋がっているという考え方をします。
日本人は神様を信じるというより、神様を敬う民族でした。
最高のもの、最上のものを、神さまに捧げるという、
素晴らしい敬神のこころを、日本の民族は持っていました。
貧しき時代には、最高のものを、神様に奉納、捧げるということは大変だったことでしょう。
でも、それを行ってきたところに、日本人の純粋さ、神を敬う心がありました。
戦後、そのような心を徹底的に破壊するために、様々な試みがなされ、
「神さま」と言っただけで、毛嫌いされる、そんな世の中になりました。
日本人の精神的な支柱を破壊する工作が、効を奏した結果です。
ですが、神さまを敬う心、自然を敬う心
そしてひいては人々を敬い、
・お陰さま
・お互いさま
そんな気持ちで生きて来た、古来からの日本人の純粋な心を、
私たち日本人は、知らなければいけないし、
そして、未来を担う子供たちに、伝えていかなければいけない、
大切な心、真心だと思います。
日本人は、西洋のように白か黒か?
神さまを信じるとか、信じないかという民族ではなく、
神さまを敬う、一体となろうとする民族だからです。
あなたの心、血は、そのような古き良き祖先たち、
私たちを生み、育ててくださった人々の
純粋なDNAを受け継いでいますか?