鐘楼と教会の建物のバランスがよく、背景の景色にも映える素敵な教会です。バルセロナのカタルーニャ美術館の至宝であるロマネスク壁画(玉座のキリスト像)はこの教会から移転されものです。現在、教会では複製が楽しめますが、今回は丁度、マッピング映像で壁画の描写、彩色の再現を映像で楽しめました。
サンクリメンの街の坂道を登った集落の中にサンタマリア教会がありました。
現在も教会として使われています。そこで次の絵を中山さんが描きました。
「元なる教え 絵→元へ帰る」12:20
あわ歌を響かせた後のお言葉です。
「留まる事なきこの宇宙を、皆々で大きく広く、嬉しきへと進めるは、この響きと共にあり。続けてひたすら参りましょう」12;30
坂を下って、サンクレメンテ教会が見える村の中のレストランでランチです。
中山さんの描かれた5枚の絵の1つに教会風のものがありました。サンクレメンテ教会の方にこんな感じのところが近くにないかと訪ねたところ、5分程車で登ったところにあるというではありませんか。ランチを済ませてそこへ向かいました。
別荘街でバスを降りて、リゾートマンションを抜けて進みますが道に迷ってしまい、戻って山道を少しすすむと林の先にサンキルク礼拝堂がありました。絵に描かれたような小さな建物で将に、目当ての場所です。なんと素晴らしいことでしょうか。
礼拝堂は自然の中に溶け込んで光を放っています。その自然の織り成す大調和、美しさに目を奪われて、自然の一こまの我を感じる、そんな感動を頂きました。建物の石組の隙間には小さなトカゲさんが沢山住んでいて、ちょろちょろして存在を明かしてくれて楽しませてくれました。
その礼拝堂であわ歌を響かせた時のお言葉です。
「改めて、大きなるこの地よありがとう。」13:19
このようなところで自然と、神と向き合う営みは如何なる精神、意識の覚醒を促すのでしょうか。遠くに牛を追う牧童の鐘か銅鑼のような音が谷にこだましていました。今回の巡りの中では1、2番の印象深い名所と思えるところでした。
中山さんの絵に符合する場所はこの礼拝堂で3ヶ所目になりました。なんと嬉しきことでしょうか。着実に旅の目的が果たされて行きます。
バスはバルセロナに向けて約300キロの道のりを進みます。車中、夕陽の素晴らしい光輝を楽しみました。
明日はいよいよサグラダ・ファミリアの見学です。楽しみに休みました。