「今のあなたの課題、状態は如何ですか。そしてこれからしていきたいことはなんですか。」についてみつゆきさんから投げかけられ、皆さんがお話して行きました。思いがけない話が聞けて面白い時間でした。最後はアンコールに応えて演奏して締め括りです。
懇親会は打ち解けて和気藹々で楽しく、食も酒も進む、みつゆきさんは終始ご満悦です。大阪では食事が不味く、食欲が湧かないようです。何度も、皆さんと食べる食事が一番美味しいと話され、笑顔が絶えません。余程、みちのくのエネルギーを渇望していた様です。
2日目の3日は朝から個人レッスンです。Kさんはじめほとんどの方は2枠を受け、さながらグループレッスンのようでした。
私はあるミッションを持って、早朝に起きて6時半に出発して一路、みちのく、縄文世界に向けて、独り車を北上させていました。5月7,8日に中山博さんのあわ歌での「陸奥戸開きの旅」の下見です。果たしてどこまで可能か、17時からの天意(あい)ヒーリングコンサートに間に合うように帰ってくる予定です。
最初の目的地は北上市の北部、花巻市との境近くにある八天遺跡です。繩文時代中期末から後期中頃までに営まれた大規模な集落跡であること分かっています。水乞山の麓、北上川の河岸近くにあるものです。ある方によると、縄文の頃の高天原であったようです。
原っぱに茅葺の小屋が1つ建っています。以前、10年ほど前に来たことがありました。
早池峰山は瀬織津姫が鎮座されていると言われています。早池峰山の登山道は4箇所あり、その登山口の麓、4箇所に早池峰神社があり、山頂に奥宮があります。これまでは南にある遠野市の早池峰神社を良く参拝していましたが、今回は花巻市大迫の北側にある早池峰神社を目指します。
宿坊がある部落の中に鳥居があり、直ぐ脇を流れる清流にお不動様が祀られています。
社殿の周りにはまだ雪が残っています。ここへは30年以上前に参拝していますが参道を登る中に、私が来るのを待っていた、という感じを抱きました。これまで遠野の早池峰神社を主に参拝していたからでしょうか。ある方によると遠野と大迫の両神社は仲が悪いとか。
「遠野と大迫の早池峰神社には、争いの歴史が刻まれている。それもこれも南部氏が盛岡に来てからだ。確かに盛岡から早池峰神社を参詣するにあたり、遠野の早池峰神社よりも大迫の方が行き易いのは確かだ。その為に南部氏は大迫の方へ多く寄進もして保護してきた。創建は遠野側が古いのであるが、時代の流れには勝てなかったのが実情だろう。~中略~
遠野も大迫も条件は同じである。違いはやはり先に述べたように、早池峰に対する愛情であると思う。大迫全体が早池峰の姫神そのものが「おらが町の氏神である。」と認識している違いだろう。
ただその大迫の早池峰神社の背後には、早池峰山は聳えていない。遠野の早池峰神社の背後には、早池峰山が聳え、早池峰を祀る神社が遠野早池峰神社というのが理解できる。では大迫の早池峰神社の背後には何があるかというと、それは遠野早池峰神社であった。自分の考えは、恐らく大迫の早池峰神社は方違えの呪法として建立されたものだろう。あくまでも早池峰は北に鎮座している存在であるから、大迫の早池峰神社に参拝する場合、その祈りは一旦遠野早池峰神社向かい、北に聳える早池峰山に向けられる為の呪法で建立されたのだと思う。つまり正統な早池峰の神社とは遠野早池峰神社である筈であるから、略」
次は青森県七戸町の見町観音です。小高い丘に尾根伝いに登る参道を進むと存在感のある観音堂がひっそりとありました。なんともいえない雰囲気の空間です。
こちらの言われは以下のようです。
「見町観音堂は、南北朝時代の南朝方最期の忠臣、南部政光によって、長慶天皇の菩提を弔うために創建されたと伝えられています。現在の建物は、延宝4年(1676)に建てられたもので、室町時代の建築様式を伝える県内では数少ない貴重な建物で、昭和60年に青森県有形文化財の指定を受けました。堂内には、絵馬や羽子板など359点が残されており、これらは平成2年、国の重要有形民俗文化財に指定されています。」
次は六戸町の鶴喰若宮八幡宮です。ここの参道、境内にある桂、サワラ、銀杏の巨木は天然記念物に指定されています。流石に立派な木々です。しかし、八幡様を見つけるのに難儀してやっと辿り着いて13時半でした。お堂の階段を昇り参拝するのは時間的に無理です。
まだ予定の箇所がありましたが、ここから仙台まで320キロですのでもう引き返すしかありません。一路、天命舎を目指して車を進めました。途中遅い昼食をささっと摂り、2回の休憩で17時丁度に辿り着きました。10分前位に天命舎からこちらの状況確認のメールを頂きましたので、到着と同時にコンサート開始できるようにスタンバイ出来ていました。1日の走行距離780キロ、10時間に及ぶみちのくの走破でしたが、元気に帰って来れました。全て天意によるありがたき導きであったようです。
天意ヒーリングコンサートは今日、1日集中でグループレッスンをされた5人の方々とみつゆきさんで6人が六芒星を成して、その中心に私が座り、アンサンブルから始まりました。昨日と全く違うレベルで素晴らしい進歩、熟達です。全身に奏でる天意、アイのしらべが満ち満ちて、心身の癒しを満喫できました。今日1日のドライブの疲れも消えてしまうそんな演奏です。引き続きみつゆきさんのコンサートでは横になって更にエネルギーを頂き、すっきりです。ありがたき、嬉しき調べ、しらべの世界です。
終わって食事会ですが、今後の新たな企画も浮かび、又みつゆきアイリッシュハープコンサート、レッスンは夏ごろ開催できそうです。何度も美味しい、皆さんと食べる料理は美味しいと喜びのみつゆきさんでした。仙台での演奏、レッスン、縁者との交流は多くの前提条件が整っていて嬉しき、楽しき、天意に満ちた時空のようです。これもまた、生体エネルギーしらべ効果でしょう。