第2部は遠藤園子さんのお話とクリスタルボウルの演奏でした。
「癒しと治癒を促進する音の力」と題して行なわれましたが、案内には以下の様に記されています。
「音は古代から様々な文明で癒しや治療に用いられてきました。ギリシャ時代には音や音楽が心身に及ぼす影響に着目したピタゴラスが「音響医学」として研究しています。
近年、心と身体の相関関係の研究が進展し、人間をエネルギーの総体として観るホリスティックな人間観が広まる中、感情や思考、身体の様々なレベルに働きかけ、回復や治癒を促進する音の力が再び注目を浴びています。
今回の講話では音楽療法の1つであるクリスタルボウルの響きを体験していただきながら、全体性の回復を促進する音の力とそのメカニズムについて、ご一緒に考えてみたいと思います。」
遠藤さんは天命塾とは10年程前から古い関係があり、私の座禅断食会にも何度か参加していました。
養護学校の先生をされていて退職し、自分探し?というか、これまで出来なかったことを体験したいとの思いで退職後海外へ向かいました。イギリスでクリスタルボウルに出会い、彼女の運命が変わった様です。それから数々の努力と精進を重ね、今はその道の第一人者の演奏家として活躍するまでになりました。
お話はその人生の軌跡、多くの出会いについて語られました。最後に演奏を披露して下さいましたが聴衆の皆さんは深くその音の響きに聞き入っておられました。
終わって彼女のCDは完売しましたのでさぞ感動的な世界を満喫されたのでしょう。今年の関西でのホリスティック協会の2000人からの大会でも出演が決まっているようです。嬉しき事です。
遠藤さんには翌日もお会いしての後日談がありますが、それは又後で紹介します。
第3部はおのころ心平さんの講演です。
「エネルギー療法と癒し」と題して映像も含めて広範囲なお話をお聞きできました。その要旨は以下の様に記されています。
「人体は物質だけでなく、ココロだけでもなく、心身共に共通して行き来するエネルギーとしての構造と機能を持っています。伝統医療や西洋伝来の各種エネルギー療法が共通して持っている人体のエネルギー観。エネルギー循環として成り立っている人体に対して、癒しとはいったい何なのか?さまざまな事例をもとに癒しの原理のお話をしていきます。
以下お話を紹介します。
「「袖触れ合うも多生の縁」です。私は淡路島に住んでいます。仕事場を神戸に持っていて、それぞれに1/3位づつ居て、残り1/3は出張しています。
仕事は、MMA、メンタリング・メディスン・アソシエーションで心と体のカウンセリングをしています。医療コーディネートをして、病気に対して如何に対処するのかの戦略を練っていて、それぞれの方の自分に合ったものを探すお手伝いをしています。
医者さんもその仕事は大変です。1日100人からの患者さんが来て、16時間くらい働いているのが現状です。ですからお医者さんは病気以外の話しを受け取る時間的余裕が無いのです。そこで私達が、患者力を上げて、各自が持つ自然治癒力を上げることを目指す、そのような患者学を進めているのです。