2020年(第47週)11/16~11/22間のインフルエンザ患者報告数
2020/11/27厚生労働省発表のインフルエンザ発症数が出ましたのでご報告いたします。
先週のインフルエンザ発症者数は全国で46人でした(^^;今年のインフルエンザはまだ流行の兆しが見えないままの状態です。この状態でインフルエンザ予防接種をするメリットってもうなくなってしまったと言っても良いと思います。そもそも前橋レポートではインフルエンザ予防接種の有効性について結構懐疑的な報告がされている点ももしお時間あれば読んでみて頂くのも良いかと思います。8以下途中略)
上記の報告は今年の週と去年の週のデータしかないので私自身でエクセルでまとめてみました。
2017年の36週(9月頃)からの週ごとの患者の発生推移になります。2017年と2018年2019年の19週まではそこそこ前年同週値と近い数値である事が分かりますが2019年36週から明らかに数字がおかしくなっていっているのが判ります。
通常インフルエンザのピークは2月頃であるのに対し、2019年の年末がピークでそれ以降減少している部分は大変興味深いと思います。コロナで騒ぎ始めたのは確か2020年2月位だったと思いますが実はもう2019年夏には日本に上陸していた?なんて考えられませんかね(^^;最初はコロナをインフルエンザと誤診し、後にインフルエンザをコロナと誤診している。数字を見る限りそう思えなくもない数字になっていると私は思います。
さぁ今年の年末にインフルエンザが無くなってしまうのか?インフルエンザなのにコロナ患者と誤って診断されているのか?どちらかはまだ判明しませんが一番良いのはインフルエンザが居なくなり、コロナはワクチンで抑え込む。これですね(^^;
https://go2senkyo.com/seijika/178787/posts/184112
以下はNHKと朝日新聞の記事です。
「インフルエンザ患者数 例年より大幅に少ない状態続く
2020年11月20日 22時15分 NHK
新型コロナウイルスとの同時流行が懸念されているインフルエンザについて、今月15日までの1週間に報告された患者の数は23人と例年より大幅に少ない状態が続いています。国立感染症研究所は、引き続き、今後の流行状況に注意するよう呼びかけています。
厚生労働省などによりますと、今月15日までの1週間に全国およそ5000か所の医療機関から報告があったインフルエンザの患者数は前の週から1人減って合わせて23人でした。
インフルエンザは、1医療機関当たりの1週間の患者数が全国で1人を超えると「全国的な流行期」入りとされていますが、今の時点では0.005人と大きく下回っています。
患者が報告された地域は前の週の11の都道府県から1増え12の都道府県となりました。
国立感染症研究所などによりますと、例年、この時期に1000人から5000人程度の報告があるということで、今月に入っても大幅に少ない状況が続いています。
ただ、インフルエンザが全国的な流行に入る時期は年によって大きく違うことから、国立感染症研究所は、引き続き、流行状況に注意するよう呼びかけています。
「コロナでインフル患者激減「同時流行はない」三つの理由」今直也
2020年11月23日 10時00分 朝日新聞デジタル
今冬は、新型コロナとインフルエンザが同時流行するのではと言われてきた。だが新型コロナ患者は急増している一方で、インフルの患者数は過去3年の平均の100分の1未満にとどまる。なぜこんなに少ないのか。専門家は「三つの理由」を挙げる。
ウイルスが干渉しあう?
厚生労働省によると、全国約5千カ所の定点医療機関から報告された11月2~8日のインフル患者数は24人。一つの医療機関の1週間あたりの患者数を示す、定点当たり報告数は0・01を下回り、流行入りの目安とされる1にはほど遠い。過去3年と比べると今年は圧倒的に少ない=グラフ。
「同時流行はないと思っています」。そう話すのは、北里大の中山哲夫特任教授(ウイルス感染制御学)だ。その理由の一つとして挙げるのが、「ウイルス干渉」だ。
ウイルスが干渉しあうとはどういうことなのか。中山さんによると、体内の細胞がウイルスに感染すると、その周りの細胞がウイルスに感染しにくくなる。そのため個人も感染しにくくなる――という仮説だ。感染しにくい人が増えると、集団レベルで感染が抑えられる可能性があるという。
新型コロナとインフルのウイルスの感染経路はほぼ同じで、主に鼻やのどから侵入する。そのため、先に新型コロナに感染していると、インフルに感染しにくくなっているという。「新型コロナとインフルの同時感染が起きないとは言えないが、同時に感染するケースは多くないだろう」と中山さんは指摘する。
実際、今年の2~3月、北半球では、新型コロナの感染が拡大し始めた頃から、インフルの感染者数が急激に減った。日本と季節が反対の南半球では例年、日本の夏にあたる時期にインフルが流行するが、今年は感染者が激減した。インフルだけでなく、RSウイルス感染症や手足口病の感染者数も大幅に抑えられている。(以下省略)
それでは例年のインフルエンザの年間死者数はどのくらい?ですが以下をご覧ください。
「2018年のインフルエンザによる死亡者数は、厚生労働省が毎年発表している人口動態統計によると3325人。この年、米国では1万人弱の死亡者数が報告されており、日本と比較すると死亡者数にかなりの差が見られます。インフルエンザによる死亡者数として発表されるこの数字には2つの種類があります。
1つは、インフルエンザに感染したことによって死亡した人、つまりはインフルエンザが直接的に死の原因となった人です。先ほどの3225人という数値はこれを意味しているものです。もう1つは、インフルエンザにかかったことによって自分が罹患している慢性疾患が悪化して死亡されたというものです。この2つをあわせた死亡率のことを超過死亡概念といい、WHOが提唱しているのですが、この数値が毎年約1万人程度と厚生労働省では発表しています。」
以下はコロナ感染者数と死亡者数です。
※「前日比」は、午前0時時点の情報との比較です。表の右上に表示された時点までの集計分です。この表は随時更新しています。
※「日本国内」は、クルーズ船(ダイヤモンド・プリンセス)の帰宅後の確認を含みます。
※ 自治体が過去の数値を修正することがあります。