今回は「いっぷくからありがとう」さんの2023年02月02日の記事を紹介します。
「神さまと感謝の心」
ここでも、何度も書いていますが、神様の恩寵は感謝を媒体として現れます。
ですから、感謝し続けていれば自分にとって悪い出来事は起こりようがありません。
逆に、憎しみの心がある限り、真の幸せは手に入りません。
憎しみを手放さない限り、周りに毒をまき散らし、ついには自分自身の精神と肉体を病ませてしまうことでしょう。
全ての出来事は、神々の許し、OKが出て初めて起こります。
その目的は、その出来事を通じ、私たちの魂を磨き、そして輝かせ、光を発しさせるためです。
憎しみの心を手放し、まずは、身近な周りの人たちに「ありがとう」、そう口にしてみてください。
その瞬間から運命が変わりだしますから。
私たち人間は、誰もかれも、みな平等に、神さまの愛と、恩寵を受けています。
ですが、それが実際に現れるか、現われないかの違いは、その本人に感謝の気持ちがあるかどうか・・
なのだそうです。
感謝がある所、それを媒介として神さまの奇跡が現れることができます。
今日はクリスチャンの立場から
・感謝
・ありがとう
について述べられている記事をご紹介します。
書いた方は、「置かれた場所で咲きなさい」で有名な、渡辺和子さんです。
ではご紹介します。
<転載開始> 転載元
「感謝なんて、とんでもない」としか思えない出来事があるものです。
私が50歳でうつ病にかかり、「神さま、なぜ、どうして」と詰め寄りたくなった時も、そうでした。
何も出来ない。死んだ方が良い」とさえ考えた私を、病院の一人部屋に置いておけないと考えたシスター達は、修道院に連れ戻してくれました。
「今まで人一倍働いたのだから、少しお休みなさい」と言ってくれました。
大学の学長と修道会の管区長の両方を兼ねていた私への優しいいたわりの言葉でした。
修道院に見舞いに来てくれた1人の精神科の医師は、
「この病気は信仰と関係ありません。きっと快くなります」と慰めてくれ、他の医師からも、
「運命は冷たいけれども、摂理は温かいものです」と言われて、うつ病になったのも、
神の摂理だと考えるように、自分に言いきかせたものです。
※注 摂理とは・・
生まれてくる前に、私たちが神様と一緒に、これから生まれる自分の人生で、
起こる出来事、交わる人々、別れる時期など細かく決めてきた内容のことです。
もとの自分に戻るのに、2年かかりました。
今でもストレスが溜まると、うつ気味になることがあります。
そんな私が、それでも感謝できるのは、病気をしたおかげで、他人に厳しかった私が、
少し優しくなれたことでした。
さらに「摂理」だったと思うのは、うつになり易い学生たちに、
「私も、うつ病になったのよ。きっと快くなるから、辛くても我慢しましょうね」と、
きれいごととしてでなく、言えるようになったことです。
「シスターもですか」と驚きながらも、安心した顔になる学生の顔を見て、
「やっぱり感謝」と言えるようになりました。
神さまに、「あの時は、お恨みしてごめんなさい」とお詫びする私になりました。
すべては恵みの呼吸なのです。
どんな不幸を吸っても、はく息は感謝であるよう心掛けたいと思います。
<転載終了>
渡辺さんは50歳を過ぎてから「うつ病」を発症しました。
それがあったからこそ、人々の苦しみ悲しみを理解することができ、感謝の心を学んだのだそうです。
そう考えれば、渡辺さんのうつ病も「あらかじめ決められた出来事」
つまり摂理であったのでしょう。
その苦難の最中は、苦しくて苦しくて、神をのろい、人をうらみ、死んでしまいたかったことでしょう、
ですが、その苦しみが、心の糧となり、深い深い愛の心の持ち主となったのかもしれません。
私たちも、もし今、悩みのふちにあり、神や世間を呪っていたとしても、きっとそれが、
晴れる時が来ることでしょう。
諸行無常、良きことも、悪きことも、全ては、刻々と変化して流れているのですから・・・
そしてその悩み苦しみも、神様とともに生まれる前、自分で決めてきた摂理なのですから。
つい愚痴が出てしまう気持ちもよくわかります。
生身の人間ですから。
ですが、どのような苦しみ、悲しみの中にいようと、私たちが、たった一人で、孤独に置かれることは一秒たりともありません。
私たちが、気付こうと、気付くまいと私たちの神さまは、必ず、傍らにいらっしゃいます。
今日の渡辺さんの記事、そのエッセンスは、私たちは温かな摂理のもとに生かされている。
そのような環境に置いてくださった、神様に感謝し、私の人生に関わってくださった周りの人々に感謝して、ありがとう・・ と敵にも、味方にも・・
そう、言うことかもしれません。
自分の心が感謝で、溶けた時、神々の恩寵が、怒涛のごとく押し寄せることになります。
現在、大和心(やまとごころ)、唐意(からごころ)の最終的な戦いの様相を呈しており、
非常に世界は混とんとしていますが、夜明けは近いです。もう少しの辛抱です。
それまで命を繋いでください。
周りの人に優しくしてください。
愛を分けてあげてください。
それが自分の身を助けることに繋がります。