今回はいっぷくからのありがとうさんの2023年09月25日の記事を紹介します。
「子供の人生は子供のもの」
もし自分が親であれば、子供たちは、
・親が守ってあげるべき
・親が正しい方向に指導すべき
・何もわからない子供に代わって、将来を見据えた道を進ませるべき
そうしなければ
・壊れてしまうかもしれない
・悪い道に進んでしまうかもしれない
・遊んでばかりいて勉強しないかもしれない
・生涯、貧乏暮らしかもしれない
・ケガをするかもしれない
などと思うかもしれません。
ですが、
・障害を持って生まれるのも、
・病気になるのも、ケガをするのも、
・第一志望を落ちて、第三志望に進むのも
・勉強嫌いだけれど、人懐っこい性格も
みんな、自分たちで、その経験がしたくて
生まれる前に、神様と相談して、そのような人生を決めてきました。
・病気になってかわいそう
・勉強ができなくてかわいそう
・早くに亡くなってかわいそう
それは、もしかしたら親の目から見た、親だけの
独りよがりの価値観の押し付けかもしれません。
子供たちは、その経験がしたくて生まれてきました。
もしかしたら、たとえ体は小さくとも親の私たちよりも、
遥かに進化した魂かもしれません。
もし、そうであるなら、親の私たちの近視眼的な価値観の押し付けで 子供たちは、
生まれて来た目的から、 はるか遠くに離され、息苦しく、生きづらく 、
魂は泣いているかもしれません。
手塚治虫さんの例をご紹介します。
小学校時代、マンガを授業中にノートに書いていた手塚さん。
母親は呼び出しを受け、先生に注意されます。
その後、母は息子のマンガを読んで、
「おもしろい第一号のファンになりました」と言って
褒めてあげたそうです。
また手塚さんが医者を続けるか、漫画家になるか悩んだ時、
母は、「あなたが選んだ方を応援します」と言って励ましてくれたそうです。
母親から、「いつも肯定されている子ども」は、自分の関心事を否定されないので、
自分の才能をスムーズに開花させることができます。
母親が「あなたは、そのままでいいのよ」と受け入れていくと、
子どもは個性的に、伸び伸びと育ちます。
次に生まれる前の記憶(中間世記憶)を持つ りお君のお話を紹介します。
<引用開始> 引用元
りお君は心臓病と喘息があり、入退院を繰り返している5歳のお子さんです。
お母さんが
「どうして心臓病を持って生まれてきたの」と聞いたところ、
「そのほうが面白いと思ったから」という唖然とする返事。
「喘息になったのはどうして?」という問いかけには
「だって、治すのが面白いから」だったそうです。
すなわち病気は自分で選んで、それを治すのが面白いから、というのです。
<引用終了>
りお君のお母さんは、こう仰っています。
「先天性の病気ということで、私は辛い気持ちを引きずっていました。
けれど、りおにそう言ってもらって、気が楽になりました。
それに、喘息も治せるはずだって、明るい気持ちになりました。
りおが病気で生まれたため、本当に大変でした。
けれど家族の支えがあったから乗り越えられましたし、
沢山の経験を積ませてもらいました。
りおのおかげで出会った、病気と共に生きる子どもたちのことを、
私は決して忘れないでしょう。
りおは、生きていること自体が奇跡なのだということ、
そして家族の大切さを、気づかせてくれました。
私たち親は、自分が苦労した道を、子供たちには歩ませたくないと
・楽な道
・人よりも優秀であること
・人よりも稼げる道
・健康であること
を良しとして、苦労させまいとします。
ですが、何も苦労の無い人生を、親の都合で無理やり過ごさせて・・
果たして、天国に帰った時、子供たちは、幸せを感じることができるでしょうか?
一見苦労に見えること、避けて通りたい経験から逃げてばかりいて、
魂は幸せを感じられるでしょうか?
苦労の末に気づいた
・何気ない日常の大切さ
・人々の優しさ、思いやり
・一緒に苦労を共に乗り越えた人々との友情
・別れの悲しさ、寂しさ
・恋した時の高揚感
・沢山の喜び悲しみを経験して培った家族の絆
・病気になったから理解できた、同じ立場の人々の心
そんなことを経験したくて、子供たちは、自分の人生のドラマの中に
沢山の、
・一見苦労に見えること、
・回り道に見えること
そんなことを仕込んできているかもしれません。
可憐なタンポポであるお子さんに、
「さぁ、バラに成りなさい」と言って、無理強いしても、
子供の心を傷つけ、萎縮させ、枯れさせてしまうだけです。
私達親にとって出来ることは唯一
成長は本人に任せ、
笑顔で、お水をあげたり、日に当ててあげることだけかもしれません。
子供の人生は、子供のもの。
私たち親は、子供たちを信じてあげたら、
干渉せずに、もうご自分の趣味や、楽しみに没頭し、
その楽しそうな後ろ姿を、子供に見せてあげることが大切なのかもしれません。