2014年6月19日木曜日

315「日本人の役割2」2014,6,18

 6月1日はみゆきさんとの日帰り旅行です。テーマは「アセンテッドの心を引き継ぐみちのくの旅」です。みゆきさんからのこの旅についてのメッセージは以下でした。

「アセンテッドとは、人間としての学びを終え、より多くの魂を導くことになった高次の霊的存在のことを言います。このたび、東北の地よりアセンテッドマスターとなった二人の先達・・・支倉常長と源義経・・・の足跡をたどりながら、その心(スピリット)に触れ、祈りと未来への提言を感じ取る旅を、ご縁のある仲間と一緒に出来たら嬉しく思っております。どうぞよろしくお願いいたします。」

 支倉常長を中心にみちのくの縄文スピリットに触れる旅です。仙台駅に朝7時に集合して、好天に恵まれたバスでの巡りは、みゆきさんならではの楽しく、多くの驚きの体験、気づきの連続でした。

 最初の訪問地は大郷町にある常長のお墓がある、支倉常長メモリアルパークです。前にお伝えした様に常長の墓は3か所ありますがその一つです。
http://hb2.seikyou.ne.jp/home/fm/osato-hase.html




8時前に到着した時は、メモリアルパークの草刈りが丁度終わった時でした。10数人の方々が草刈り機で作業をされていましたが、私達の訪問を待ち、準備を整えていて下さったようで、皆さん喜びの歓声を発していました。
 綺麗にされた歩道を10分弱、朝の太陽を浴び、花をめで、草木の活力を頂き、山を登ってお墓に到着です。

ここでのみゆきさんのお話は以下でした。  
「ここは集団の墓。キリシタン弾圧の後、常長の家来の人達、信じる者。
 我を慕うなら、いないけど、弔ってもらっているので善し。
 お墓と言うより、政教分離の時に魂を守る為にこちらに祀られた。
 ある時、英雄と祀り上げ、又罪人とする人の愚かさを嘆いている。
 どうでも良い。常長を通してゼウス様を信仰していたので善しとする。」



「私と常長とのご縁は20年になる。素敵な金縛り状態になる。
 主人の先祖が川崎町円福寺。
 常長を通して信仰していた天主様。
 キリスト教弾圧の時、ここに、彼らが墓に入った。
 きちんと弔うために隠れて建てられた。」
「けっ!
 在る時は罪人、ある時は祭り上げ、人の世の愚かさよ。
 なぜ今祀ろうか。」
「人の世の浮世に気付き、解った上で、お前達に何を創造したいのかと問われた。
 見かけだけでなく本質へ視点を向けて計画する。いのちを通して、どういのちを喜ばしたいのか。」
 みゆきさんの言葉で印象深いのは「けっ!」の言葉です。浅はかな浮世の世界、子孫、後世の人の愚かさを嘆き、蔑んでいるようです。

 次の目的地は常長がサンファンバウテスタ号で出航したと言われる石巻市の月の浦です。
 http://tenjounoao.web.fc2.com/mysite1/place/miyagi/tukinoura.html





 入り江は穏やかに海も空もキラキラ輝いています。記念碑のある高台にあってみゆきさんの「あけの歌」を皆さんで歌いました。ここではみゆきさんは常長の母の思いを語られました。
「常長の母が見送りに来ていた。その後も何度も来ている。ろくや(常長の幼少名)と子守唄聞こえてくる。まだ帰ってこないと。」
 ここから船出した人達、見送った人達の御魂の方々が同行の皆さんの中にいます。ここからの常長達の船出は想像できないほどの偉業であったように思いました。
http://kawasaki-asobi.jp/hasekura/04/




 月の浦から石巻市内に戻る途中にサンファン館(宮城県慶長使節船ミュージアム)があります。http://www.santjuan.or.jp/
 そこにはサンファンバウテスタ号が復元されて展示されています。船は路上から見下せますので、時間の都合で入館せずに、バスを降りて見学しました。3,11の震災では舟も被災してマストが折れていましたが修理されています。サンファン館も長期休業していましたが、今年春から開館出来ています。




 ほどなくして直ぐ近くの私達の仲間の佐藤造船所さんを訪問しました。






 佐藤社長に造船所内を案内して頂きました。社長には津波の被災の状況、復興の足跡、現状と今後の展望を熱く語って頂きましたが、語るも涙、聞くも涙の時間でした。確実に着実に、彼の信念に沿って道は開けてきているようです。これからも支援して行きたいと思います。
 実を言うと佐藤社長は常長さんの博物館にある写真の顔にそっくりなのです。ここではみゆきさんは言葉を発することなく涙して彼の言葉を聞いていました。言葉に出来ない何かがあったのでしょう。


 黄金山神社は涌谷町にあります。ここはかつて金山がありここで産金された金が聖武天皇の時、奈良の大仏に献上されています。  http://4travel.jp/travelogue/10221678
 涌谷万葉の里の中に有りますが神社への参道も良く整備されていた草花が目をなごませてくれます。






 次なる目的地は今回の旅でみゆきさんがもっとも興味を抱かれていた岩手県奥州市衣川区にある磐神社です。縄文からの土着神である、あらはばき大神が祀られています。
http://blog.goo.ne.jp/familyplot1976/e/f3404b80c6845b5ce0b3ef3c4e078702





 田んぼの中にポツンと鎮座しています。拝殿奥にあるご神体の巨石に上がってみゆきさんの石との対話が成されました。その時の内容は以下です。 
「縄文の中期に栄えていたエネルギーに繋がる。
すみわけ、みわけ、ありし日のまほらの地(優れた立派な場所)。喜び勇んだ、血を呼びさました。
 古代のバイブレーションと共鳴することで全身の血、細胞を反応させる。石に触りながらバイブレーションに共振する。」
 良ければ私の後について歌を歌ってほしい。
「ひと、ふた、みよ、いつむ、ななや、ここのたり、ふるべ ゆらゆらと、ふるべ、ももち、よろずにふるべ、
(「一二三四五六七八九十、布留部、由良由良止、布留部、百千万、布留部」)
 ひと、ふた、みよ、いつむ、ななや、ここのたり、ふるべ、ゆらゆらと、ふるべ、ももち、よろずにふるべ。」

「志を立てなされ。おのおのの内から立ち上がる、志を立てなされ。
 我等の御魂をそなたの内にて立ち、我等が建てた、太平の世を、そなたを通して、もう一度作りたい。と、申しておるのだが、厳しきぞ。
 穢れは要らん。真、真で進みなさん。真澄の心と共に進まぬ者は、痛い目に遭うと申しておろうが。
 集いし者たちよ、我がアラハバキの名において、あらはばきたり。
 かしこみ、かしこみ。
 各々、内なる真にて交わす、真の中に共振したい。」
「先祖、古人の思いがそう願っているので、そこに共鳴するのならば、真の思いで志を果たして、いのちに還ろうと思いますので、ふるさとの歌を、私達とこの石と、地球全て、先祖含めて届けたい。
(ふるさとの歌を皆さんで唱和)
 良い良いと言って帰られた。」
 ※「一二三四五六七八九十、布留部、由良由良止、布留部」は布瑠の言(ふるのこと)と言われ、「ひふみ祓詞」・「ひふみ神言」ともいい死者蘇生の言霊と言われます。「ふるべ」は瑞宝を振り動かすこと「ゆらゆら」は玉の鳴り響く音を表す。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%81%E7%A8%AE%E7%A5%9E%E5%AE%9D

 拝殿前に戻ってみゆきさんがここで少しゆっくり皆さんとシェアーしたいといいます。 草に皆さんで座って輪になりました。そこで以下の様なお話しがありました。
「急にボンボン来た。ものすごく古いエネルギーが来た。
 ひみこ、ももそ姫、次にアラハバキ神。何しろ真澄の心、穢れを嫌いな神で、決意表明をしろと言う。
 内なる喜びを、こうしたら嬉しい、とシェアーすると、ここに居る先人たちが喜ぶので、皆で宣言することにしましょう。」


 みゆきさんの左隣に座っていた私から決意表明がはじまりました。順番に全員が宣言をし、最後にみゆきさんも為さりました。
「古の方々達も、次のいのちの流れも、光に還った者も、皆喜んで還るのを心の奥底で感じていると思います。
 アラハバキ、縄文の真白き心、穢れ無き心達は、何を望んでいるかというと、この地球星で大いに、遊べ、と私には聞こえます。」
 この後小一時間ほど神社で童心に返って、童謡を歌い、鬼ごっこ、花いちもんめなど各種遊びに興じました。時間はあっという間に過ぎて、皆さん笑い、笑顔で素になって縄文のスピリットに共振できる身体と心に再生されたようです。いのちはこの世には遊びに来ていることを忘れてしまった、我々現代人の穢れ多き、不幸の姿を素に戻す貴重な気づきでした。


 時間が予定よりだいぶ超過してしまいました。常長と共に今回のアセンテッドのもう一人方、義経の所縁の地を短時間に成りましたが訪れ、後の予定はキャンセルして仙台空港に向かう事に予定変更しました。
 平泉町にある高舘義経堂は20分位で到着です。
http://www.do-be.jp/hiraizumi/takadachi_gikeido.html

 階段を登って義経堂を見学しました。北上川を見下ろす高台で川向こうに束稲山が見え、素晴らしい景色です。




 ここでみゆきさんは一言次の言葉を話されました。 
「何事も諦めない強さを抱く。」
「ここで義経は死んではいません。」
 義経には北帰行伝説がありますが果たしてジンギスカンになったのでしょうか?それは違う感じでした。
 
 これで今回の巡りは終了です。みゆきさんを最終伊丹便に間に合うように仙台空港に向かいます。終わってみれば盛りだくさんで内容濃い旅でした。帰りのバス車中で以下のようなお言葉を頂きました。


「皆さんは、いのちが響き合っている仲間、友だ。いのちが喜びあっている。
 何かをしてもしなくても、ここで同じ空気を吸って大切にして、感じ合っていることがパーフェクトだ。
 こんな風に生きたかった、遊んで楽しかった。きっと縄文の頃の人は、触れ合い、響かせ合っていた。戦争は無かったのは遊んでいたから。
 進化は眉間に皺を寄せて行くのではなく、大好きと思い合うリズムの中である、と感じて嬉しかったです。
 また遊びたい、ありがとうございます。
 今と言う時に出逢えた。」


 お蔭様で楽しいみゆきワールド、アセンテッドの心を引き継ぐみちのくの旅を無事に終了でき、みゆきさんを空港にお送り出来ました。次回はみゆきさんとどんな時空間を楽しめるのか楽しみです。