今回はIn Deepさんの2024年4月18日の記事を紹介します。
「総玉砕へと…:マスクに含まれる発ガン性物質と、スパイクタンパク質による「ガン抑制遺伝子の機能不全」の精妙な関係」
総玉砕へと…:マスクに含まれる発ガン性物質と、スパイクタンパク質による「ガン抑制遺伝子の機能不全」の精妙な関係 - In Deep
4年目の春に
2020年のパンデミックの最初の頃から、ずっとマスクの無効性と、そして何より有害性についてはずいぶんと書き続けてきました。
その頃は、海外のブログやメディアでも、マスクの無効性と有害性などについての意見や主張の記事が数多く見られました。少なくとも、2022年頃までは、欧米でもそういう記事を数多く見ました。
中には、マスクの害についての論文を 150以上すべてリンクして紹介したというような執念の記事も見たことがあります。以下では、そのうちの 61件の論文などを取り上げています。
・日本の社会を見ていると気が狂いそうになるので、「マスクの害」についての世界中の査読済み論文と記事61件をすべてご紹介します In Deep 2022年12月1日
しかし、2024年になった今、海外ではそういう記事は見ません。
なぜかというと、「もう海外では誰もマスクなどしていない」からです。
マスクへの批判を記事にする必要はなくなったのです。
今はおおむね「日本だけ」です。大半の人がマスクをしているのは。
タイなども今でもそこそこマスク着用率が高いようですが、日本のような国はないでしょう。
少なくとも、スーパーなどの屋内でのマスク着用率は、すさまじいものがあり、これは地域によって、あるいは人口層の年齢分布などによって異なるでしょうけれど、私の住んでいるあたりのスーパーの風景は、2021年あたりと変わりません。80%着用…場合によっては、着用率が 90%近くにも見えることもあります。
英語には What The Fuck というような格式高い表現がありますが、スーパーに行くたびに、その言葉を口ずさみます。上品な家柄の出身ですので、このあたりの口癖は仕方ないところです。それと共に、Son of a b… (下品な言葉はもういいから)。
ともかく、「なーんでこんな社会になっちゃったんだろうなあ」と思いながら、うつろな目でスーパーで買い物をするという日常です。
しかし、それと共に、つまり、時間の経過が蓄積されていくとともに、
「緩慢な大量死に向かう民族…」という概念も生じます。
マスクは、そこから最も悪い影響を受けるのが、小さな子どもたちであることは間違いないのですが、それ以外でもやはり影響は受けます。
小さな子どもの場合の悪影響は強烈で、
・二酸化炭素レベルが上昇し、脳と臓器が成長中なのに酸素不足が強制される (過去記事)
・病原体への最初のバリアである「一酸化窒素」の産生が口呼吸により抑制される(過去記事)
・顔認識と言語発達の遅延に決定的な影響を与える(過去記事)
というようなことがあり、それらの多くが不可逆的であるため(元に戻らないということ)、ずいぶんと社会は罪なことをしたと思います。
何より、「その期間が長すぎる」わけです。
マスクに何の感染予防効果もない現実はあるとして、例えば風邪かなんかで、数日間くらい(「私は風邪をひいてますよ」というジェスチャーとして)マスクを着用するだけなら何の問題もないです。
感染対策としてのマスクには何の効果もないことは、昨年のコクランの大規模な分析で明らかになっています。以下でご紹介しています。
・世界最大規模のマスクに関するコクランのメタ分析で、「コロナに対してもインフルエンザに対してもマスクはほぼまったく何の感染予防効果がない」ことが示される
In Deep 2023年2月2日
ですので、感染予防だなんだのという形而上的な思考のほうはどうでもいいんです。悪影響が問題なんです。
しかし、着用が短期間なら悪影響のほうもそれほど顕著にはならない。
ところが、3年間ですよ。状況により 4年間ですよ。
それだけの期間を、1日の大半(家にいる以外の時間)を子どもたちはマスクを着用して過ごした。
そして、この「期間」というのが、大人にも十分に問題のある期間となってきているように思います。大人の問題は、大別すれば、ガンと肺疾患に大別できます。ここではガンについて書きます。
巨大な実験
日本は、マスク着用率だけではなく、ワクチン接種率も高い国です。
この相乗効果が十分に現れるほどの期間に、そろそろ達しつつあるのではないかというような気がしているのです。あくまで「そろそろ」ということであり、実際には緩慢とゆっくりと進行していくのだと思いますが。
マスクとワクチンの共同作業として、最初に思い浮かぶのが、「ガン」です。
ワクチンとガンに関しての論文は以前から数多くありましたが、最近、非常にパワフルな論文が、日本人の研究者たちによって出されていました。比較的最近の以下の記事で取り上げています。
・2021年から、どのようなガン死がどのように増えたのか、そして「なぜ増えたのか」についての日本人医学者による渾身の論文。そして、これからはどうなるのか
In Deep 2024年4月9日
日本で増えているのは一部のガンですが、以下のようなガンが飛躍的に増加しました。
2021〜2022年に超過死亡率が増加した部位別のガン
この論文によれば、スパイクタンパク質は、いくつかの重要な「ガン抑制物質」を機能不全にすることが示されています。
特に、
・BRCA と呼ばれるガン抑制遺伝子
・p53 と呼ばれるガン抑制遺伝子
が「機能不全になる」ことが示されているということで、つまり、普通の状態ならば、これらのガンの抑制遺伝子が働いてくれるおかげで、多少なりとも、ガンの生成や増殖といったものを抑えてくれるわけです。
その「ガンのストッパー」がスイッチオフのような状態になる。
そうなりますと、どうしても、普通の状態よりも「ガンが発生しやすくなり、また、増大しやすくなる」とも言えるかもしれません。
接種者の全部の人たちにこのようなガン抑制遺伝子の機能不全が起きているということはないでしょうが、少なくとも複数回接種者の一部では、この状態が起きていた(あるいは、起きている)ことは、論文からは確実です。
それで、そういう「通常よりガンになりやすい状態」の身体に、一般的に「発ガン物質」というように分類されるようなものが入りこむと、通常の状態よりも、リスクにさらされやすくなると見られます。
では、マスクにはどんな成分が含まれているか。
これは製品によってバラバラですが、韓国の研究者たちが、複数の製品の成分を調査したことがあり、特に「使い捨てマスク」には、揮発性有機化合物(VOC)が高濃度で検出されています。
製品群によっては、飛び抜けて高濃度の VOC が見出されています。
韓国の研究による揮発性有機化合物(VOC)の検出量
これは、こちらの記事で取り上げています。
この VOC というものは、以下のようなものです。
> VOCは吸引することにより頭痛やめまいの原因になるほか、中核神経や肝臓・腎臓機能障害、発ガン性を有することが報告されています。
あと、他の研究では、
「調査したマスクの 90%からフタル酸エステル類が検出された」
という報道もありました。
フタル酸エステル類はプラスチック製品を柔らかく仕上げるために使われるもので、マスクは、まあ固いと使いづらいでしょうから、製品全般に使われています。
このフタル酸エステル類は、ガンとはそれほど強く関係しないかもしれないですが、「強力に不妊を促進する」物質であることがわかっています。
話をガンに戻しますと、次は、PFAS (ピーファス)ですね。これも、マスクに大量に含まれています。こちらの記事に、マスクに PFAS が含まれていることが確認された研究を取り上げています。
PFAS はストレートに発ガン物質であり、最近、WHO のガン研究機関が、「発ガン性の評価の引き上げを公表した」と NHK は報じていました。
あと、2021年のドイツの研究では、マスクに、その他のさまざまな発ガン物質が含まれていることを突きとめています。研究者は、「何十もの汚染物質が示された」と述べています。
・マスクを詳細に分析したドイツの著名な科学者が、そこから検出されるあまりに多い発ガン性物質や肺損傷原因物質に警告を発する In Deep 2021年4月8日
そんなわけで、大ざっぱにいえば、ここまで以下のような悪影響のあるものがマスクから検出され続けてきたわけです。
・揮発性有機化合物(VOC)
・フタル酸エステル
・PFAS
・他のさまざまな諸々
これらのような汚染物質は、現代では、確かに通常の環境中にもたくさんあります。
しかし、マスクは、「呼吸をしている口に直接装着するもの」です。
物質の吸収効率が、半端なく良いわけです。ダイレクトに入りますので。
どのような汚染物質でも、「口から入った場合は、ある程度は代謝(解毒)が行われる」のですが、「肺に入ると、基本的に解毒されにくい」のです。
以下は、マスクではなく、「消毒剤などの化学物質」についての悪影響を、三重大学の臨床環境看護学の教授が書かれた論文からです。
論文より
人体が摂取する様々な物質の割合の 79% は呼吸によるものである。
経口摂取の場合には、 嘔吐や、肝臓による解毒作用を期待できるが、吸入曝露の場合は、肺から直接に血中に流入するため、経口摂取で認められる初回通過効果(肝臓での解毒)が回避されてリスクが増大する危険性につながる。
これはこちらの記事にあります。
そして、マスクに含まれている成分の多くは、経口ではなく「吸入」で体内に入っていくはずです。
その場合、肝臓などでの解毒作用等が回避されるために、リスクがより高くなる可能性が高いのだと考えられます。
そして。「そんな日常がもう 4年目」なんです。
こんなことに耐えられるほど人体は強いでしょうか。
まあ、確かに人体は強い。
最近、「人間が強すぎることが医療過誤の拡大を助長した」なんて記事も書いていますけれど、それでも、限界はあるでしょう。
ワクチンの複数回接種により、ガンの抑制因子が大幅に機能を剥奪され、そのような体内に毎日毎日、発ガン性物質や、さまざまな汚染物質が「ダイレクトに肺に入ってくる」毎日を 4年間も送っている。
ここまで書いたことだけでも、「今、多くの日本人が向かっている先」
が曖昧でもご想像できるのではないでしょうか。
レミングの行進というような、誤っているとされている伝説が以前ありましたけれど、今の日本人の行進は、レミングよりも確実な結果に向かっていると私は考えます。
何に向かっているかを具体的に書くほど野暮ではないですが、ともかく過誤の医療観念というものが、ここまでの結果に結びついていくという人類の歴史のひとつを日々見ていることになります。