今回は立花大敬さんの大敬ワンディー・メッセージ「青空ひろば」の最新の記事を紹介します。
1428 2024.07.28 ~ 1435 2024.08.05
H.28.12.18実施「大阪の感動塾」のレジメより
テーマは「如来と菩薩との縁を楽しむ」
<人類の魂の進化モデル(金平糖大作戦)>
・大敬の「金平糖大作戦」という進化モデルの基本構造は、「一」→「多」→「一」。名付けて「ウニタイプモデル」
・ケン・ウイルバーの進化モデルは、「前個」→「個」→「超個」 これをウイルバーは「アートマン・プロジェクト」と命名している。
・ロバート・モンローの進化モデルも、「一」→「多」→「一」。名付けて「イソギンチャクタイプモデル」
<金平糖大作戦神話の概要>
① 他の星での進化過程を終え、ジャンプして地球次元に到着
② さらに一層進化する必要があると自覚(作戦を立てる)
③ 金平糖大作戦(「一(小)」→「多(個、ツノを生やす)」→「一(大)」)でゆくことに決める
④ ツノを生やしても、順調に伸びてゆかないで、すぐ本体(エデンの園)に戻ってしまう→根っこにフタをして封鎖、ケルビム(智)天使が担当
→封鎖によって、本体とツノの情報交換が困難になる
⑤ ようやく、ツノの成長が続くようになる→転生がスタート→霊界(次の生のための準備期間)が形成される
⑥ いのちの故郷(本体)を忘れ、「個(孤・粉)の自分」という錯覚
→恐怖心から生存のための争いが始まる
→罪(積み)、穢れ(気枯れ)が発生
⑦ しかし、ツノの成長とともに、ツノ同士のいのちや情報の共有が始まる(いのちの共感、思いやり、一体感)
⑧ いのちの共有化(一体化)が加速する
→いのちの共有が進んだ人ほど、高度の能力を発揮出来るようになる
→恐怖心をもととする社会システム(資本主義、共産主義など)が崩壊し、いのちの一体性に基づいた社会システムが育つ
⑨ 進化の最終ゴール(進化のゴール「ひとついのち」に、全員で到達)
<「如来」とは?>
「如来」=「一如(いのちの故郷)」から「来生(らいしょう)」した存在 私もあなたもイヌもネコも山も川も「如来」だ。
<「仏」とは?>
「仏」=「ほどけ」。自他弁別の錯覚による「囲い、仕切り」がほどけると他の存在や世界と生き通しとなる。そうなった存在が「仏」
<「菩薩」とはどんな存在か?>
自他一体の自覚を得れば、A君もBさんも、イヌ君もネコさんも山も海も川も、実はみんな自分であると気づく。だから、この世に一人でも苦悩の中にいる人がいれば、実は私が悩んでいて、私が未完成なのだから、私は何度でも地上世界に戻ってきて救済活動(実は、我が身を救い、養い、育てる活動)に務めようというのが「菩薩」。
<「自他一体の悟り」が開けるとどうなる?>
「白隠禅師坐禅和讃」で説明。
「因果一如の門ひらけ」→想いがすぐ叶うようになり
「無二無三の道なほし」→人生の進路に迷いがなくなり
「無相の相を相として」→こうでなければという意固地がなくなり
「行も帰るも余所ならず」→どこにいっても、そこが宇宙のど真ん中で
「無念の念を念として」→必要な時に必要なアイデアがやって来て
「謡ふも舞ふも法の声」→なにを言っても行動しても神ながら
<自他一体の自覚を得たらどう生きることになる?>
「三昧無礙(さんまい むげ)の空ひろく」→東西南北、生き通しのいのち
「四智円明の月さえん」
(註)四智(しち):
①大円鏡智(だいえんきょうち):世界全体が自分の身内という実感
②平等性智(びょうどうしょうち):すべての存在が、上下なく、平等に尊い「いのち」であるという実感
③妙観察智(みょうかんさつち):すべての存在が、その人(モノ)にしか歩めない、人類の進化にとって、大変重要で必要な道を歩んでいるのだという実感
④成所作智(じょうしょさち):今・ココで、自分がとるべき、人類の進化のために最適の行動を、損得利害に迷うことなく、咄嗟にとれる境地
(続く)
1435 2024.08.05 (前日の続き)
<青い鳥は、自分の中にいた!>
「此の時何をか求むべき/寂滅現前するゆゑに/當所即ち蓮華国/此の身即ち仏なり」
「蓮華国」:自他一体、「ひとついのち」の世界国が現実化する。
「此の身即ち仏なり」:ボクはボクでOKだったんだ!へたくそでも、自分の足で歩いていこう。時々、支えられたり、支えたりしながらね。(完)