今回は立花大敬さんの大敬ワンディー・メッセージ「青空ひろば」の最新記事を紹介します。
1485 2024.09.27 ~1488 2024.09.30
<「心のゴムひも法」の実践ポイント>
① 心を具体的な「ゴムのような弾性体」とイメージすること。
② 心のゴムの手を未来のこうありたいという目標のゴール地点までズーッと引き伸ばしてゆき、目標をしっかり握りしめたとイメージすること。
③ 心の手の弾力があなたを目標地点まで運んでくれている。あなたが眠っている時も、仕事の没頭している時も、心の力でドンドン運ばれてゆきつつあるなあ、有難いなあと「お任せ」のイメージをする。
<「心のゴムひも法」実践ポイント2>
こんな別のイメージも使えます。
① 心を粘土ゴムの大きな固まりとイメージして、コネコネと細工して、タクシーを作る(自分好みのボディやカラーもイメージしましょう)。
運転手も作って、運転席に座らせるのも忘れないで。
② そのタクシーに乗り込み、運転手に目的地を告げる。
③ あとは、「心の足(車輪)」に任せておればいい。居眠りしていても到着できるのだから。
④ 注意することは、この心タクシーの運転手(「心の頭」)は、道路網を熟知している超ベテランなのですから、その作戦に一切をお任せして、途中の行程のはかどり具合にイライラしたり、オロオロしたり、かんしゃく癇癪を落としたりしないこと。きっと到着できると、「心」が持つ高性能の「結びの力」を信じて、穏やかな気持ちを保つこと。
<「心のゴムひも法」実践のポイント3>
目標を定めたら、まずそのための第一歩を踏み出すこと。
ジッと念じているだけでは、心のゴムひもの弾力がはたらかない。間違った方向でもいいので、思い切って動き出すこと(静止摩擦力は動摩擦力より大きい)。
<「心のゴムひも法」実践のポイント4>
「思い」がよく叶う「心」とは、「広い心」、「明るい心」、「温かい心」、「潤いのある心」である。
1484 2024.09.26
<許しの禅とは?>
坐禅という形を全身で組めば、それが最強の「印(ムードラ)」なのだと信じて、ただその「全身印」に身を任せて、ゆったり坐ろう。頭の操作はいらない。
<許しの坐禅の効用>
① 心が穏やかになって安心できる。
② 疲労が回復する(いのちの充電)。
③ 病気が治る。
④ 人との関係性が良くなる(自分を許し、人を許し、世界を許せるようになる)。
⑤ 想いが叶いやすくなる(自然に自他一体になれるから)。
1483 2024.09.25
一番大切なことは、ありのままの自分を認め、受け入れ、許し、愛すること。
そうすれば、他の人々を許し、世界を愛することが出来るようになる。
自他を分かつ幻想の囲いがホドケ、生きることが楽になる。
1482 2024.09.24
みんな、それぞれの人生を精一杯生きることで、人類の進化のために貢献している。
君のその人生経験がなければ、人類の進化達成はないんだよ!
だから、へたくそでも、堂々と胸を張って、自分の足で歩いていこうね。
1481 2024.09.23
Q.「妙法蓮華経」は何を説く教えなのですか?
A.
「妙」:美しい
「法」:制限と制約のもとで生きているありのままの個々のいのちのこと
「蓮華」:いのちの一体性のシンボル
「経」:真理のコトバ(縦糸)
(訳)個々のイノチは、それぞれ制限と制約を持ちながら、それに逆らうことなく、持ち前のイノチを精一杯使いこなして、生き切っている。その姿が素晴らしいし、有難い。
なぜ、そんなに「美しい、有難い」と感じられるのか。
それは、それぞれのイノチが、実は連なって一体であり、それぞれの個々のイノチは、そのイノチにしか果たせない独自の役割を精一杯努めて、それによって全体のイノチのために大きな貢献をしているのだ。だから、美しくて、有難いのだ。
1480 2024.09.21
Q.なぜ「ふしあわせな人生」を生み出す「自他弁別の錯覚」が生じたのでしょうか?
A.
「一」を「多」に分裂させ、最後に、より大きく育った「一」に復帰させるのが「人類の魂」の進化作戦なのです。
ですから、進化のために必要だとして、「自他弁別」の感覚が生み出されたのです。
「自他弁別の囲い」は、「多」の状態を無事に育てるために必要である「自我を確立させる」ための「植木鉢」の役割を果たすのです。
しかし、個々の魂が大きくなって、再び「一」に融合一体化しようとする過程では、この「植木鉢」を打ち割らねばなりません。
1479 2024.09.20
Q.どこから、ふしあわせ感・しあわせ感が湧き上がってくるのでしょうか?
A.
◇ ふしあわせ感は、「自他弁別(自他を隔てる)の錯覚」から生じる
◇ しあわせ感は、「自他一体感」から生じる
◇ ゆたかとは、「一体感」のこと
◇ にぎやかとは、「連帯感」のこと
◇ 生きがいとは、「貢献感」のこと
◇ 「自他一体感」を、アドラー心理学では、「共同体感覚」と呼んでいる。
1478 2024.09.19
Q.しあわせ感とはどんなものなんでしょうか?
A.
◇ ふしあわせ感とは、まずしい・さびしい・むなしい感じ
◇ しあわせ感とは、ゆたかで、にぎやかで、生きがいがある感じ
1475 2024.09.16 ~ 1477 2024.09.18
<自分が自分であること以上に尊いことはないということを知ろう>
坐禅すれば、何か別の自分に変身できるというのではなく、『なんだ、僕は僕でよかったんだなあ』と自分に戻るだけなんです。
感情や思いやアタマの考えの包装紙が剥がれて裸の自分が姿をみせるのです。その裸の自分はなんと素晴らしいことでしょう。何と輝いていることでしょう。何と尊いことでしよう。
あなたが自身のイノチの尊さに気づいた時、他の人や他の物や、世界の尊さが見えてくるでしょう。
それぞれのモノや人の存在、そのたったワンピースが欠けただけでも、人類の魂の進化達成図は完成できない。それほど、それぞれの人やモノがここに存在するということは尊いことなんだと悟ることができるでしょう。
自分の尊さに気づいた時、尊い他者や尊い世界に包まれている、護られている自分を発見出来るでしょう。
そんな尊い人や世界が、あなたがあなたにふさわしい「役割」を果たせる、あなたのイノチが最高に輝ける場へ運んでくれるでしょう。
そのために、まずあなたは、自身の尊さを自覚しなければなりません。自分を責め、非難している限り、あなたは他人を責め、世界を非難しつづけることになります。
そして今度は他人や世界から責められることになる。この悪循環をストップすることは出来ません。
坐禅すれば、心の結ぼれがほどけて、はじめのうちは坐禅している間だけ、自身を責めることが止み、ありのままの自分をそのまま受け入れることの安楽さを自覚できるようになります。
そうして、そのうち、少しずつ自分が自分でおられる時間が増えてゆき、自分が自分にOKを出せるようになると、あなたの運命が一気に好転するのです。(完)
1473 2024.09.14 ~ 1474 2024.09.15 (前日の続き)
<リーダーシップよりメンバーシップを大切にしよう>
私たちの禅の会には指導者はいません。これまでの禅道場にように、師には絶対服従で、上下関係が厳しく、うるさいということもありません。階級はなくて、「役割」があるだけなのです。
私はこのように、皆さんにお話ししたり、文章を書いたり、相談を受けたりする役割を勤めています。タテ糸の役、悟りの役を果たしています。
しかし、それは私が悟りを所持しているということではなく、「役割」なのです。
皆さんにお話しするという舞台に上ると、その役割にふさわしい衣装が天から舞い降りてきて、それをお借りして身を包み、その役割を演じるだけなのです。お話しが終わると、お借りしていた天の衣はお返しして、普段服に着替えて普通の人に戻って生きるのです。それでいいのです。
それぞれの人が、与えられた「役割」だけを誠実に勤めてゆけばいいだけなのです。(続く)
私たちはグループ魂(類魂)で、次の生でも、また集合して活動することになります。
その時は、私は今と違う役割を勤めることになります。別の方が悟り役を勤め、私はスタッフとして通信の発送作業をしたり、道場の畑仕事に汗を流しているかも知れません。あるいは大富豪となって、グループに多額の寄付をするサポーターの役割を果たすことになるかも知れません。
そういうそれぞれの役割分担は、みんながあちらの世界にいる時に、一同に会して相談して決めるのです。私の場合は、何回かの前世で、脚光を浴びない、暗い地味な役割ばかりを続けてきたので、魂のバランスをとるために、今生では、お話し役、文章役を果たしたほうがいいよと皆さんに指名されただけなのです。(完)