今回は立花大敬さんのワンディー・メッセージ「青空ひろば」から最新のものを紹介します。
1177 2023.12.20 ~ 1178 2023.12.21
「風水」を気にされる前に、もっと大切なことがあります。それは、あなたがいま住んでいらっしゃるお家を愛して、大切に、大切にお世話してあげることです。
そのように、慈しみの念をこめて大切に扱ったモノには愛念がこもり、やがていのちが宿り、今度は、そのモノがあなたを護ってくれるようになります。「トイレの神さま」が、はじめからいらっしゃるわけではなく、丁寧にお世話したトイレには、そのあなたの愛念が籠って、ついにあなたを護る神さまとなるのです。
そのように、モノを大切にお世話してゆくと、『このモノは、ここに置いてあげたほうがいいなあ』、『ここをこう改造してあげるともっと輝くなあ』と自然に分かるようになります。モノが適切な位置を教えてくれます。そうすると、自然に風水の法則に則った配置が整ってゆくのです。
風水の法則をあまり神経質に守ろうとすると、不安の念がドンドン大きくなって、その不安の念が不幸を引き寄せるということがあります。気をつけて下さい。(完)
1174 2023.12.17 ~ 1176 2023.12.19
「瞑想」は、イメージしたり、集中したりする努力があります。その分「アタマ」がはたらいているのです。また、その「アタマ」の努力には合格があったり、不合格があったりします。思うように瞑想出来ないとイライラ自分を責めたり、不合格だと落ち込んだりしがちです。
「坐禅」は、坐禅の姿勢をとってただ坐るだけでいいのです。「カラダ」で坐るので、「アタマ」で坐るのではありません。ですから、「いい坐禅」、「悪い坐禅」という区別はありません。ただ「坐禅」という姿勢をとるだけです。
「坐禅しても雑念だらけで…」とおっしゃる方がいますが、雑念とおっしゃるのは、それがいけないと自分勝手に判断しておられるわけですね。一時間先に起こることも、千メートルで起こっていることもさっぱり分からない程度の、そんな性能が悪い「アタマ」の判断を信用してはいけません。そんなお粗末な「アタマ」をしばらくお休みにして、ただ「カラダ」に任せて坐ろうというのです。
それだけで、不思議なことには心が休まり、日常生活で消耗していたいのちが自然と充電されてゆきます。なぜか人生が好転してゆきます。なぜそうなるのかは分かりませんが、人類は六千年も前から、カラダを坐禅の形に組んで坐ってきました。効果がない姿勢なら今に伝わっているはずがありませんね。(完)
1171 2023.12.14 ~ 1173 2023.12.16
祈りの究極は、「み心のままに」だというのは確かです。私も少しずつ、そんな心境に近づいていて、そんな心境になると、「神さまの意志の流れ」というものが肌で感じられるようになります。そうすると、その「神流」に浮かんで運んでもらえるようになります。ちょっとの努力で、最大効果があがるような行動が出来るようになります。人生の関門が現れるたびに、次々自動ドアとなって開いてゆくような感じになります。フロー感覚といったり、スムージング効果といったりするそうです。私は「神流楽(かんながら)」といっています。
しかし、人は家族のこと、仕事のこと、人間関係のことなど、悩みが尽きませんし、そんな悩みを解決して下さいとお願いすることを神さまは許してくださっています。ですから、遠慮なく、どんなドロドロした願いでもいいから、神様に頼ってください。祈り、祈り、ひたすら祈るうちに、次第に心が澄み、最後は、「み心のままに」と、少しでも思えるようになった時、その願いは叶うのです。
ユリ・ゲラーのスプーン曲げの研究家によると、ゲラーが「曲げよう、曲げよう」と強く念じている間は曲がらなくて、念じるのをやめて気を抜いた瞬間からスプーンは曲がり始めるのだそうです。そこまでゆくと、後は気を散らして別のことをしていても、スプーンは自動的に曲がり続けるのだそうです。(完)
1167 2023.12.09 ~ 1170 2023.12.13
「アタマ(頭)」は「今・ココ」から漂い出してフラフラしがちですが、「カラダ(身体)」は、決して「今・ココ」から離れることはありません。ですから、不安動揺している時は、「カラダ」に戻る工夫をすればいいわけです。
よく相撲の力士や水泳の選手が最後の仕切り(スタートの直前)に、「カラダ」をバシバシたたいたりしますが、これも、不安や弱気に意識がフラフラがちなのを、「カラダ」への強めの刺激で意識を「今・ココ」に引き戻しているのです。思いの雑音が消えて、意識が「今・ココ」にあつまって、目標に向って全力投球出来るようになったら、その人は最高のパフォーマンスで行動できます。
あなたも、自分なりの「カラダ刺激」を考えて、不安やイライラの気持ちが強くなったなあと気づいたら、その動作をやってみて下さい。
私の教え子は、テスト中に時々、右手の二本指で左の手首をトントンたたいていて、「何をしているの?」と尋ねると、「こうするとミスが少なくなるのです」と言っていました。ちなみにこの生徒は東大に進学しました。
ラグビーの五郎丸選手の、キック前の一連のルーチィンワークが話題になりましたね。これは、メンタルトレーナーと相談して順序だけでなく各動作の秒数まで決まっているのだそうです。このルーチィンワークに意識を集めることによって、無心状態に戻れるようにしているわけですね。(完)
1148 2023.11.19
四弘誓願文(しく せいがん もん)
衆生無辺誓願度
煩悩無尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成
(称え方は禅の会に参加しておぼえてください)
四弘誓願文(口語訳)
生ある者たちは限りありませんが、ことごとく幸せにしてみせます
生ある者たちの煩悶苦悩は限りありませんが、すべて解消してみせます
世をしあわせにするために学ぶべきことがらは限りありませんが、すべて学び尽くしてみせます
進化のゴール(仏となる)に到達するまでの道のりは、はるかに遠いですが、皆共に手を携えて歩みきり、必ずゴールインしてみせます
1149 2023.11.20
懺悔文(さんげもん)
我昔所造諸悪業
皆由無始貪瞋癡
従身口意之所生
一切我今皆懺悔
懺悔文(口語訳)
私が過去(過去世も含む)に造ってしまった悪業は、ことごとく「貪り」か「怒り」か「無知」のいずれかが原因です。
それらの悪業は「身」か「口」か「心(思い)」から生まれます。それらの悪業をすべて人やモノのせいにせず、一切を私が犯したものとして認め、今ここで仏様に向って懺悔したいと思います。
どうか私の懺悔の気持ちを受け取ってくださり、悪業を解消してくださいますように。
1165 2023.12.06
延命十句観音経(えんめい じっく かんのんぎょう)
観世音 南無仏
与仏有因 与仏有縁
仏法僧縁 常楽我浄
朝念観世音 暮念観世音
念念従心起 念念不離心
延命十句観音経(口語訳)
「いのち」を伸ばしてくださるお経
観音さま、仏さま、私たちは仏さまの子供です。
出会う人、出会うモノ、すべて仏さまの子供です。
私たちは仏さまの子供なのですから、永遠であり、喜びそのものであり、
宇宙いっぱいであり、決して汚れる(けがれる)ことがない、そんな存在です。
朝から晩まで観音さまの愛の光にくるまれ、あったかい御心(みこころ)の中(うち)に寝起きしています。
どんなことがあっても、観音さまは決して私たちを見捨てたりなさいません。
常に私たちの成長を見護って下さっています。
観音さま、ありがとうございます。
1166 2023.12.08
普回向(ふえこう)
願わくは この功徳を以って 普く一切に及ぼし
我等と衆生と皆共に仏道を成ぜんことを
十方三世一切仏 諸尊菩薩摩訶薩 摩訶般若波羅密
普回向(口語訳)
願うことは、この読経や行の功徳を自分だけで独り占めせず、
如来・菩薩・諸天・善神・鬼神・亡者・諸精霊・衆生のすべてに手向けたいと思います。
我も人も、もろともに順調に仏の道を歩み、無事に魂の進化過程を終えてゴールイン出来ますように。
三世十方の仏様よ 諸尊や菩薩様方よ 偉大な般若の智慧力よ われらを護り、導きたまえ