2017年2月11日土曜日

847「頌年1」2017,2,11

 2017年1月22日、今年も恒例の栃木県小山市の根本道場で信念新年会を開催しました。 杉浦清始宇宙僧による頭をとるイキワクセミナーです。
 杉浦清始導師は仙台天命塾の育ての親で20年前からご指導いただき、天命塾の基礎を作ってくださった方です。宗門から破門されたり、死を宣告され癌から甦るなど、稀有な体験、人生を歩んでこられた宇宙僧です。
 そしてお導師に葬式をしていただくと死後硬直が起きずにあの世へ還れるのです。新生祭という生前葬も行なっていますが、生きながら実存的転換機序というのでしょうか、大きな気づき、意識変容をもたらすもので、チャレンジPPKでは毎年11月に新生祭を行なっていて、仲間が生きて生まれ変わりを体験しています。

 小山駅に10時半に集合してタクシーに乗り合わせで道場に向かいました。丁度1年ぶりの道場です、国道から曲がる道路が新しく出来ていて、周辺は様変わりです。
 道場ではお導師が迎えてくださり、皆さんで道場内の掃除、乾拭きをして、外回りの枝葉を集めの清掃奉仕です。30分ほどの清掃作業を終えて信念新年会セミナーの開始です。




 お導師は今年80歳を迎えます。今年初めてお会いしましたが、少し目が見えなくなって来ているようで、少し足元も不安げです。


 冒頭に杉浦宇宙僧からお話がありました。
「皆さん明けましておめでとうございます。お陰様で今年も生きていました。もうそろそろお迎えが来るかと思ったのですが、今年も恒例の新年会で皆さんにお目にかかれて光栄です。
 今日、正月22日から功徳を積みに道場の来られてありがたいことです。根本道場の掃除、外回りの枯葉などの掃除をして頂きありがたいことです。
 功徳とは人に施すことで、功徳の功は、己に帰する徳となすことです。人に施すだけでなく、自分に帰って来る事が功徳です。
 清掃して綺麗にして頂いきましたが、世間ではその行為にお金で返ってくるのです。世間はそれで成り立っていますが、それでは面白くない。今日は10時半過ぎから掃除をして頂いたが、何の見返りも無いのです。ところが、それは大事なことで、目に見えないところで返ってくるのです。
 徳を積むことが、皆さんの幸せ、喜びで返ってくるのです。労働ではお金が入りますが、それは本当の徳ではない。偽物の徳で、何も見えない所でするのが本当の徳なのです。それが生きている証であり、その人の一生が宇宙エネルギーから見守られていて、上手く行くことになっているのです。今日は無限の功徳をいただけた。そのことで大きい顔をして楽しんでいただき、豊かに一生を楽しんでいただけるのです。

 今年は私の創作では「頌年(しょうねん)」です。
 公の頁と書いて、しょうと読みます。その意味は、今までは人を見て比較して自分を褒め称え、人を貶すのが世の常です。その意識で満足して生活を送っているのですが、「今年は、人を褒め、讃える年にしよう。」と言うことです。
 人のことを褒める人は少ないです。自分が有利だとOKのパターンを返上して、人を見たら良いところを見て、褒める訓練をしよう、という年です。
 先駆けて皆さんは、今日ここで、今年1年の自分の自分の在り様を宣言し、その宣言をすることで、その内容のバージョンで1年を送れます。これからお屠蘇を頂いた後、皆さん一人ひとりに宣言をしてもらいます。
 その宣言の内容として、歴史上の人や、現実の人でも素晴らしい人と思えることを引っ張りだして、尊敬し、愛している人、楽しい人を見つけ出す様なバージョンにしてもらいます。そして自分はその人の様になりたい、という宣言をしてもらいます。
 人を貶しても、褒めることをしない昨今、人を褒め、こういう素晴らしい人になる、を実現する、その練習の為の新年会にしたいと思います。
 皆さんの宣言を宜しくお願いします。」

 今年、年頭に杉浦導師から頂いたお手紙の中に「頌年」について以下の様に記されていました。
「酉年は「頌年(しょうねん)」
 今年一年は他人(ひと)を純粋に褒めて、褒めて、褒め称える年です。
 貶す暇があったら、褒めることに使いましょう。」

 人はこの世に魂の浄化の為に生まれて来て、生きている。魂の浄化とは、また別な言い方をすると魂の進化、向上して、より自由な生き方をすることでもある。」



 いよいよ皆さんの宣言の時になりました。
 お屠蘇を頂き、宣言をする順序は、お導師から皆さんへ差し上げるカードに記した名前を私が適当にシャッフルしてアトランダム選んで決めることになりました。名を呼ばれた方が前に出てきて、お屠蘇を頂き、その後で宣言をしました。
 皆さんそれぞれ個性豊かなお話、宣言お聞かせいただき面白き時間となりました。


お導師の指示で、私が最後に、皆さんのお話を纏めるようなお話をして、宣言した皆さんの中から1名、自分に響いた方に杉浦先生が書かれた色紙の「頌年」を差し上げることになりました。