2017年2月12日日曜日

848「頌年2」2017,2,12

 私もお話をしました。



 杉浦宇宙僧とは20年来の互師互弟のお付き合いをさせていただいて、天命塾創生のころからご指導いただき、この道場完成時から毎年参拝させて頂くご縁に先ずもって、感謝です。
 私は傍目と異なり、あまり考えずに、行き当たりばったりで流されるように生きてきているのですが、この様な善きご縁に恵まれ、健康で元気にこの年を迎えられたことは、ひとえに両親の徳あればで、先祖の諸々のご加護をいただけることに感謝です。
 是までいろいろな素晴らしい方々と縁して来た中で、尊敬できる方はやはり我が両親です。私は若い頃から、インドの四住期という哲学、生き方に惹かれるところがありました。是までの人生を振り返ってみると既に、学童期、家住期、林住期を経て来た様な気がします。そして今年65歳を迎えいよいよ遊行期の感じです。今年、天命塾20年、NGO仙台テンメイが10年を過ぎ、更なる次のステージへ入って行くような感じがします。
 O農場長も農作業10年継続して活動してきて、昨年、善き後継者にも恵まれ、バトンタッチをしながら後継を育成の楽しみの時期に入ってきています。果たしてこれから如何成るか楽しみです。
 農場長の話しにあったように、船を出す時には「山を立てる」ことが大事だと言います。目標を定めて置かないと船は潮の流れ、風等天候状況によって方向を見失うことになります。その目印のなる山を決める、目標を定め、そこに向かう中で安心してその航海を楽しむ。
 人生も同じでは無いでしょうか。各自の役割、使命、天命に応じて己の山を立て、価値観を共有出来る縁者と支え合い、協力、切磋琢磨して、楽しき、目出度きゴールへ辿り着きたいものです。淡々と、淡々と、しかしこれはという時には真価を発揮して生きる。最後はPPKで安らかに還る。
 今年も皆さんと価値観を共有できる場を作り、安心、安全、安らぎの心地良い中で必要な事、医食住の向上、継続出来る様に、後継者を見出し、育成継承出来る様にして行きたいものです。
 最後に、いよいよ誰に色紙を差し上げるかですが、Sさんにお渡しすることにしました。


 Sさんを選ばせていただきましたが、中年男性の褒め落としのプロといわれる彼女ですが、95歳の実のお父さんと同居していて、可愛い父をお世話できて幸せだといいます。そして尊敬できるのはご両親だそうです。考えすぎの自分で、能天気な夫の生き方と正反対なのに、夫のすることで答えが出ていて、今こうして生活できていることも幸せだそうです。
 杉浦導師から色紙を差し上げて頂きました。後で彼女曰く、「私が選ばれる」と思って居たそうです。流石、私の心はお見通しだったようです。

 13名の方々のお話、宣言であっという間に時間が過ぎて13時です。今年はお題目を唱和することも無く、最後に、真言を皆さんで唱えて信念会はおわりました。
 お待ちかねの新年会の食事会の準備です。料理は宇都宮の仲間のTさんのスペシャルな手作り、精進料理です。彼女は東城百合子さんのお弟子さんです。東城百合子さんは自然療法、食事法の大家で、90歳を越えても現役で講演会、実践指導している、知る人ぞ知るお方です。お元気に活躍していた東条さんですが、昨年後半は帯状疱疹を患い少しお休みになって、今また元気に活動しているようです。
 91歳を過ぎて帯状疱疹を与えて頂きありがたかった、と言う東条さんにTさんは改めて師の大きさに感動したと話していました。
 Tさんの料理に先ず驚きの声が、そして今年のスペシャルプレゼントを引き当てたSさん手製の梅酒で乾杯です。乾杯の音頭はお導師自ら発して頂きましたが、恒例のお言葉です。

「人に後ろ指を指されることを恐れること無く、これからも犯すであろう我々の数々の過ちに乾杯」




 和気藹々の食事会で楽しき新年会でした。杯が進み、楽しい会話が弾みます。1年に1度、この会でお会いする方も居ますが、この集いをとても楽しみに、大事にしてくださっています。
 そんな中、Fさんは天命塾発足の当時から杉浦先生とご縁して、自分も仕事を始めて順調に推移し、お子様も独立し、お孫さんもお元気で全て想いが叶う、豊かで自由な人生を楽しんで居られます。その彼女ですが昭和29年1月22日が誕生日なのでした。そして、今日の新年会が平成29年1月22日で全てが重なりスペシャルな誕生会になったのです。
 宇都宮で農業をしているSさんは生体エネルギー仲間でかつては、いちご栽培をしていました。とても美味しいいちごです。しかしある事情で5年以上前に栽培を止めていました。この会で再会し、最近のいちごの不味さを話して是非とも再度、栽培をして頂けるように強くお願いしました。苗は保存していると言うことなのできっと栽培してくださることでしょう。楽しみです。

 宴たけなわですが今年は3時過ぎに片付けに入って早めの店じまいです。3時半に集合写真を撮って新年会はお開きです。


お導師始め、宇都宮の皆さん達と来年の再会を約束してお別れです。4時に迎えのタクシーで小山駅に戻って、新幹線の時間まで駅のコーヒーショップでお話をしてすごしました。
 全てが善き流れで、予定の16時54分発やまびこ213号で座れて、ほろ酔い加減の私はゆっくり休んでありがたいことでした。無事に仙台に18時23分着で帰って来ましたが、お陰様の嬉しき、楽しき新年会でした。