9時半には全員が揃って農場長から説明を受けて作業開始です。農場長は前日から仕込みに大活躍です。
石巻の木村農園さんのご縁の方が栽培した良質の無農薬有機栽培大豆30キロを水に浸して16時間置きます。水は中山歯科の生体エネルギー新次元水誘導翻訳装置きわみの水、別名「中山水」100リットリを運んでいます。
麹30キロは当日朝に木村農園さんが運んで来て下さっています。木村さんの無農薬有機栽培米の自家製米麹で、年々素晴らしい出来栄えの麹です。
8時半ころから既に大きな寸胴で大豆を茹でていて、6キロ、9キロ、6キロ、9キロに分けて進めます。かれこれ1時間半ほどで茹で上がり、良い感じの柔らかさに成ったら、笊に取り、後はミンチ機械で潰して行きます。私は主に、煮る役目を楽しみました。
皆さんと四方山話、会話を楽しみながらミンチ作業を交代でしますが、結構な力仕事です。
そんな作業をしていると鶴と思える鳥の飛行隊が綺麗な列をなして頭上を飛んで行きました。丁度、日輪も出ています。
出来た大豆を少し冷まして麹と塩、大豆の煮汁の種水を混ぜ合わせます。その割合は、大豆6キロ、麹6キロ、塩2,4キロ、種水3カップの割合です。この作業を4回行ないます。4回目が出来上がった後に、全員が揃ってこれまで混ぜた全て、100キロの味噌を混ぜるのです。そこに生体エネルギーのスペシャルな阿無の塩を混ぜます。何度も何度も入れ替え、混ぜ合わせて完成です。後は5キロで計量してブロックに分けて、各自でそれぞれを樽詰め作業です。
樽をアルコールで消毒して空気を入れないように、味噌玉を投げつけるようにして樽に詰めていきます。最後は表面を平らにしてその上をラップで覆い、その上に熱取り用の塩を置いて樽詰めは完了です。
予定より1時間超過しましたが13時半に全て終えることが出来ました。初参加の子供さん達も好奇心旺盛でいろいろ手伝ってくれましたが、一人が朝ごはんで納豆を食べて来たので、大豆と麹を混ぜる作業場には立ち入り禁止です。何故なら、納豆菌は麹菌より強烈で麹菌が負けてしまい、味噌に成らないのです。
今回は大豆を水に漬けるのも煮るのも全て中山水で出来ました。大豆と米麹、塩を混ぜる時の種水の量も全て基本量でぴったり丁度で、最後の仕上げの混ぜ具合も凄く良い加減で、是まででベストの出来栄えでした。きっと来年1月の味噌賞味会はとても楽しみなことになるでしょう。後は如何に工夫して保管して、熟成を促すか、各自の腕の見せ所です。
部屋を片付けて遅い昼食を皆さんで頂きました。手際良いSさんの手料理の取れたて野菜の味噌汁と天ぷらや炒め物、サラダなど美味しく頂きました。Wさんの差し入れの巨大ないちご、べにほっぺとドラ焼きもうれしき、ありがたいものです。
食事を終えて皆さんで自己紹介を兼ねて今日の感想をお話して頂きました。
このような心地良い、安心して安らげる雰囲気、皆さんと集えて楽しみを分かち合える場がいつもあることがありがたい、と仰っていただきました。しかしこの様な場も一朝一夕で出来る訳でありません。年々進化し進展していける、価値観、理念を共有出来る仲間の協力が不可欠です。
仙台テンメイの活動も10年の節目を過ぎて、更なる歩みが着実に為されていけるような、そんな期待も抱ける集いでした。
味噌は麹菌による大豆の発酵ですが、私たちも天命菌による各自の発光が楽しみなこれからです。お陰様で、節分も明けて2017年丁酉のスタートを楽しく出来ました。