2017年2月19日日曜日
855「干支易2」2017,2,19
山の上空の雷のように、自分だけがお高く留まって、自身の正義を、下界の人たちに声高に主張しても、誰も耳を傾けてくれないでしょう。
たとえば、訴えたいことがあっても、上司に直接訴えるというのではなく、その上司に強い結びつきがある人にまず話を聞いてもらい、その人から上司に話が伝わるという風に計る。
そのように、今はずいぶん気を配って行動すべき時期なのです。
その人から上司に話がうまく伝わっていかなかったとしても、二度も三度も、手を変え品を変え、訴え続けるというようなことはしてはいけません。
一度声をかけてみて、それでうまくいかなかったら、その人を恨んだり、憤ったりするのではなく、やるだけはやったと、そのことはきれいさっぱりと忘れてしまいましょう。
また、「小さい者たち」がはびこる時ですから、あなた(陽の人、「大なる者」)が、普通にふるまっているだけで、あなたを憎み、敵対してくる人も出てくるかも知れません。
ですから、度が過ぎるくらい注意して行動し、出来るだけ目立つような振る舞いをせず、人の言われない中傷、非難を防がねばなりません。
密雲はすでに垂れ込めているのですが、今か今かと待っても、なかなか慈雨が降り出さぬという状態にあなたはいるのです。
しかし、遠からず潤いの雨になるのは、決まったことなのですから、あせる必要はありません。
また、よくよく反省してみてください。
今の自分と仲間たちの現状で、もし発展期をむかえたとしても、果たして各部署に必要な人材が十分にそろっているのでしょうか。
おそらく、今のあなたの周囲には、まだまだ必要な人材や能力が不足しているはずです。
この『いのちの充電の時期』には、来る『いのちの発展期』に必要な人材を発掘し集めるための貴重な時期となります。
あなたがまだ出会えていない、穴の中にひっそり潜んでいるような状態の「すぐれた人材」が、日本の各地にいらっしゃいます。
その人たちを、穴から引き出して、本来の才能を発揮して活躍できるようにしてあげられるような場を提供出来なければなりません。
さて、今年は、以上の『小過』の状態からスタートしますが、年の後半になると、『小過』から『澤山咸(かん)』へと状態が変化してゆきます。
この『咸』は、図4のような構成の卦です。
『咸』は、「感じあうこと」で、陰と陽が感じあい、引き合うのです。
一番下の一爻目の陰が、四爻目の陽と互いに引き合い、二爻の陰も五爻目の陽と心通わせ引き合い、三爻の陽は六爻目の陰と感じ合い、引き合います。
また、上卦は「若い女性」を表し、下卦は「若い男性」を表しています。
男性がひざまずいて、女性にプロポーズしている「象」なのです。 実は、この『咸』の卦は、「恋愛成就」の卦として知られています。
このように、お互いが感じあい、思いやり、心を通わせ、そして新しいものを生み出してゆくというのが、この『咸』なのです。 個人のことでは、私達の仲間のうちで、結婚されるという方が増えるということでしょう。
易経本文には、『女を娶るは吉なり』とあります。
道の仲間のことでいうと、私達の志に共鳴して、新たにグループに加わって下さる方が増え、それらの方々が、発展期に、どうしても必要になる役割を務めて下さることになるのでしょう。 」
如何でしょうか。この1月20日に世界のリーダーの米国大統領にトランプさんが就任して1ヶ月です。大きな変化に世界中が翻弄されています。この時こそ、己の山を立てて、しっかり力を貯めて、楽しく舵取りして生きて行きたいものです。
神人さんの2017.1.27 〜幸せな気持ちになれる方法〜 に以下の様にありました。
「人生はバランスが大切である 右手ばかりでも 左手ばかりでも
右足ばかりでも 左足ばかりでも 偏った生き方は 偏った因果が必ず顕れるもの
宇宙の全てはバランスが欠けると 必ず苦しみとなる仕組みである
健康 仕事 恋愛 家族 友人 趣味 貢献 … 出来るだけ全てに意識を手向けながら
バランスの良い人生を歩むことが望ましい
だから 焦らなくていい 競わなくていい ゆっくりでいい
周りをひとつずつ大切にしながら 喜びとなるバランスを感じながら
自分らしく笑って生きて行けばいい 」